いつも少し迷いながら話す

2008年4月24日(木) 6:52:42

昨日は朝9時からずっと打ち合わせばっかりで、最後のは夜11時開始という、まさに打ち合わせ三昧の日であった。死のロード。でも、夜11時からの打ち合わせは直前で急遽中止になり、「明日も忙しいから今日は早く帰って寝よう」とさっさと帰ってきた。

帰ってボンヤリしていると、娘から悩みを打ち明けられた。お友達関係の悩み。
んー、この年代は友達関係が世の中のすべてだからなぁ。大人になって振り返るとたわいもない悩みでも、彼女らにとっては世の中が真っ黒に塗りつぶされてしまうような重大事。

いつも迷うのだけど、こういうときって、「たいしたことないよ!」といかにも取るに足らない問題であるかのように明るく導いてあげるべきか、「う〜ん、困ったねぇ、そうだなぁ…」と一緒に深刻になって対応策を考えてあげるべきか、どっちがいいのだろう?

どちらの場合も「きちんと話を聞いてあげる」のは前提。でも視点が変わる。

長い人生から見たらたいしたことないのだよ、という長期的視点を常に与えるようにするのが前者のソリューション。視野狭窄を避けることを優先とする。すぐには難しいにしても少しずつ広い視野を刷り込んでいくやり方。これはこれで人間的強さが身についていく気がする。
子どもと同じ視点に立って、物事にきちんと向き合って解決策を導き出すスタンスをとるのが後者のソリューション。冷静に問題点を抽出して複数の解決策の中から最善のものを選び出す。トラブル処理の方法や、客観的視点の獲得、論理的思考などが長い間には身についていくだろう。

どっちがいいのか、いつも少し迷いながら話す。
昨晩はなんとなくふたつの中間みたいな感じでお悩み相談を終了してしまい、ベッドに入ってから少し後悔。中途半端だったかなぁ…。もっとどっちかにきっちり寄った方がよかったかなぁ…。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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