斎藤泉さん

2006年8月30日(水) 8:28:31

毎日新聞で連載中の「となりの達人」の斎藤泉さんがスゴイ。
新幹線のカリスマ販売員と紹介されているが、東京−山形・新庄の往復7時間に車内販売員1人が売り上げる平均額が8万円のところ、斎藤さんはその4倍近い30万円を売り上げるという。定員400人の車内で片道187人分の弁当を売った「記録」も持つらしい。2人にひとりかよ!

新幹線車内を往復して乗客のニーズに応えるだけの仕事で、なぜそんなに差が出るか。
昨日の記事にも感動したが、今日の記事もまたスゴイ。販売する商品のメーカーにまで直談判するその努力。一部引用してみる。

売れ行きが悪いすき焼き弁当があった。1899年創業の老舗駅弁屋のものだったが、「プラスチックのようなにおいがする」などと乗客の評判は良くなかった。ある日、牛丼屋の商品をヒントに、デパートで買った温泉卵を試しにかけて食べてみると、思わぬ美味。「これはいける」と弁当屋に直談判した。
サラリーマンがターゲットになると見越して、黒とオレンジの力強いパッケージにすることや、「車内限定」の殺し文句を印刷することも依頼した。斎藤さんの提案はすべて反映され、月500個だった売り上げは14倍の7000個に急増した。

繰り返すけど、新幹線の車内販売員っすよ?
直談判する発想と勇気も偉いけど、他社販売員の意見を取り入れるメーカーも偉い!

彼女はきっと「ものすごく楽しく仕事をしている」だろう。
一方で、やる気なくぶつくさやっている車内販売員も多いと思う。
どんな仕事、どんな作業でも、努力と工夫でここまで伸びるしここまで楽しくなる。すげーなー。目が覚めた気分。

明日も連載が続く(最終回)。見逃せない。
というか、もう今日の時点でヘッドハンティングされちゃってるかも。彼女はどこに行っても成功するタイプの人。高い年収を保証する会社が出てきてもおかしくない。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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