技術より大切なこと

2003年6月22日(日) 19:07:15

娘のピアノ発表会というプチブル(死語)的催しに参加。オシャレしている親御さんたちに混じってTシャツ一枚のボクはさぞや浮いていたことでしょう。会場も某有名ホールだったし。でも「ピアノ発表会にオシャレして見に行く親」という像がイヤだったのよ。許されよ。
プログラムの一番最初からちゃんと聴いた。一張羅の子供たち、次々と出てくる。楽譜通りちゃんと弾けてはいても音楽がなにも伝わってこない演奏が多い。演奏とは楽譜の再現ではないのだよ子供たち(←偉そすぎ)。つか、演奏前と後のあのブスッとした礼はなんじゃ? 照れと緊張は理解するが、とはいえそれでは音楽や気持ちが身体の中から出てこないだろう。 演奏前から気持ちを作らないと。

親バカになるが、うちの子は運指はたいしたことないが、音楽や気持ちを伝えることだけは他の子より出来ていた。というか親もそこしか要求していない。「ミスタッチやテンポの乱れを気にするな。音楽や気持ちを伝えることが一番大事」という偏った指導。基礎技術をないがしろにしているわけでもないけれど。
でも音楽にしろ文章にしろ絵にしろ写真にしろそこが本質だよねきっと。技術より伝えたいナニカが大事。 それがないと表現する意味がない。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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