「人がそれぞれ違う」という前提を無視する人々
2002年10月31日(木) 10:29:15
思い込みの激しい人というのがいて、その人は良かれと思って他人に何かを押しつけるのだが、その「良かれ」な部分に正義とか志とか宗教とかが入るとたちまちタチが悪くなる。もっともタチが悪いのは情が入ること。かわいそうに、みたいな情。その人たちは「人がそれぞれ違う」という前提を無視する。あなたにとっての「かわいそう」は他人にとってはそうではないかもしれない、ということを一瞬たりとも考えない。そして押しつける。本人やたらと燃え、イイコトをしている気になっている。そういう人とは話し合いも出来ない。
中島義道も書いていたが、「自分がされてイヤなことをヒトにするな」という、わりと普及しているしつけ法こそ元凶かもしれない。このしつけは「他人と自分は感じ方が一緒である」ということを前提に展開されている。裏返せば「自分がされて気持ちいいことを人にするのはいいこと」となる。思い込み激しい人のスタンスはここだ。相田みつを的思考停止。ホントは「他人と自分の感じ方は違う」という教育をまず先にすべきなのだ。
…などとNHK朝連ドラマ「まんてん」を見てて思った(笑)。毎朝「このドラマまじで最低!」という意見を娘に押しつけているボクである。いや、これは思い込みではなく批評であるからいいの。いいったらいいの。
