ニューヨーク3泊4日無理無理ガイド --04.10.31

 

ええと、最初にお断りしておきますが、今回の日記(これは日記なのだろうか?)は、ニューヨークに興味も関心もない方にはちぃ〜〜〜っともおもしろくない内容ですだ。

なにしろニューヨーク・ガイド。まいどおいど。

なんでこんな日記(やっぱ日記ではないだろうこれは)を書く羽目になったかというと、よく見にいくサイトのひとつに海森堂というのがあり、たまに掲示板とかに書き込んでいたのだが、今度そのサイト・オーナーのkaishin(呼びつけ)がニューヨークへ行くというのである。

で、メールが届いた。以下無断晒し。

 

さとなお様

久々にメールいたします。

ええ、ええ、私がメールするときはお願いがあるときです。
そういう図々しい男です。
どうかひとつ、願いを聞いてはいただけませんか?

で。

もし、よろしかったら、ではありますが、
【ニューヨーク 3泊4日 どう過したら一番楽しい?】
を教えてください。

旅人は、
ニューヨーク3回目、でも10年ぶりなぼくと、
ニューヨーク初上陸の家人、の二人です。

・朝、昼、夜メシ、どこで何を食えばハッピー?
・押さえておくべきショーはやはり「ヘアスプレー」?

なんてなあたりを重点的に教えていただけたら感謝感激です。

無論、「おいしい店リスト」や今年の「さなメモ」を読んでますが、
なかなか3泊4日のタイトなスケジュールのなかでは

・世界一のステーキはやはり食っておかねばならないのか、
・店名が変わってしまったベトナム料理屋を探すべきか、
・ジューイッシュデリは朝食うと胃にもたれるのか、
 ・・・といった葛藤に結論がでないのです。

ちなみに、家人にどこに行きたいかを尋ねたら
「セントラルパークでお散歩」だそうです。
食いたいものは「本場のホットドッグ」だそうです。

・・・ぼくは君のそういう無欲なところが好きだ。

てなわけで、家人の分まで欲深い私に愛の手を・・・。


なるほど、ニューヨーク3泊4日を作ってみよ、とな。

確かにボクはそこそこニューヨークに詳しい。ニューヨークにはもう10回以上、のべ12ヶ月近くは行っている。今年も出張で43日間行ってきたばかりだ。NY在住経験者に比べりゃ日数や経験は少ないだろうが下手な在住経験者よりレストランなんかは多く行っていると思う。ガイドもそれなりに出来る自信はある。

でも・・・

 

すまん。この手のお願いは、ほとんどお断りしておるです。

 

 

だって・・・そういうお願いにいちいち応えていたら、いくつ身があっても足りんのだもの。わかってほしい。実にいろんなお願いがメールで届くのだ。

「東京でうまい和食に行きたいんですけどベストを内緒でいくつか教えてください」とか「結婚します。披露宴会場をレストランにしたいのですが、サジェスチョンをください。予算は○○で、○○人呼ぼうと思っています」とか「ジャニス・イアンのat seventeenの歌詞を書き写して送ってくださいませんか」とか「さぬきうどんについて卒論書いてるんですけど、香川から出たことないので大阪と東京のうどんの特徴がわかりません。簡単でいいので教えてください」とか、とかとかとか!

いざ良心的に書こうと思ったら、すげーーーーー時間かかることばかり。
(つか、歌詞教えろとか卒論に協力しろって、なぜか多いんだよね。頼むから自分で調べてくれ)

 

ボクとしては「役立つ情報は共有する」がモットーなので、自分が貴重な経験をした場合、なるべくその情報を共有できるコーナーを作るようにしている。
たとえば「さぬきうどんについてのスペシャルページ」なんかはそういう目的のもとだし、ニューヨークだって一応こういうページを用意してある(まだ今年行った分の更新はしてないが)。おいしい店リストおもしろ本だって、もともとはそういう意志から生まれた。

だけど、会ったこともない方に個人的にメールでお願いされても、この有限なる時間のなか、なかなか平等にはお応えできないのでございますよ。スマン。

 

では、なぜ、kaishinのリクエストには応えるのか・・・

 

 

それは以前、彼のサイトで「うまひゃひゃさぬきうどん」をクソミソにけなされたことがあるからである(くそ〜!)。

 

 

こうして接待しておけば、次作はきっとけなさないはず!

 

 

 

うそ。

 

実はニューヨークについてある程度まとめたファイルがすでにあるからである。

今年(2004年)の2月〜3月に43日間ニューヨーク出張をしたあと、世話になっている知り合いがニューヨークに遊びに行くことになり、頼まれたのだ。「どこで食べればいい?」「いま面白いのやってる?」と。

で、彼にはとても世話になっているので、5月だか6月だかに一度それをワードでまとめたのだ。


まぁkaishinにはとりあえずそれを読んでもらおうと最初は思ったわけである。

ただ、メシ系のことしか書いてないので、それだけでは困るだろう。
こうなったらついでである。3泊4日についてボクなりにまとめてみることにした。このページのずっと下の方にまとめてある(そこに直接行きたい方はコチラ)。イキオイで書いたので雑だが参考にはなると思う。そして次作をけなしにくくなるとも思う(しつこい)。

 

そんでもって、どうせkaishin用にそれらを開示するなら、他の読者のみなさんとも共有した方がいいだろう、ということで、ここ不定期日記上で公開してみることにしたわけですね。

 

まぁいきさつはどうでもいいか。
ちょっと長くて読みにくいかもしれないけど、とりあえず、読んでみてくだされ。

ここを読んでくださってる他の方々も、ニューヨークに行くことがあったら是非ご参考に。
ただ、あくまでも「初心者向け」に書いているので、何度もニューヨークに足を運んだ強者には物足りない部分が多いと思うのであしからず。もっとマニアックなのはまたそのうち書けたら書きます。

 

では!

 

 

※以下、ニューヨークに興味ない人にはな〜んも面白くない記述がえんえんとながーく続くので、興味のない方はここでさ〜よおな〜ら〜。


 

 ニューヨーク
【おすすめレストラン短期滞在編】
2004年春現在

 

ニューヨークに久しぶりに長く滞在した感じを総括すると、911を経てなんだか街としてとてもつまらなくなっちゃったかも、というところ。普通の街になった。個性的な店が減ってチェーン店ばかり増え、危険で汚い場所が減って、キレイで無個性な街に近づいた。
というか、すべてにおいて、ボクたちがNYに期待しているトンガリがなくなってしまった感じ。中指押っ立てて迫ってくる乱暴さや活力ややんちゃさがどこにも感じられない。お行儀がよい。キレイゴトの匂いがする。もう先端発信地という役割は終わったのかとすら思った。…とはいえ東京よりずっと面白いのだけど。

まぁそんなことはいいとして、メシ問題。
食事の傾向として面白かったのはちょっと前の「フュージョン」ブームがより細分化して、たとえば「ジャパニーズ・イタリアン」(日本の影響を受けたイタリア料理)とか「キューバン・チャイニーズ」(キューバ料理の影響を受けた中華料理)とかいう料理分野が明確化されていたこと。少なくともボクはそう感じた。要はジャンルが混ざりあったあげく、ある個性を持ってきた、ということかもしれない。

たとえば、ヴィレッジの「Aki」という店は「ジャマイカン・ジャパニーズ」を出す。要するにジャマイカ料理の影響を受けた日本料理。おもろいでしょ? ジャマイカでレストランをしていた日本人がNYで店を開いたらしいのだけど、まぐろを柑橘ではさんだミルフィーユとかココナッツミルクとウニを和えた物とか出てくる。おもしろいし意外とうまい。

イタリア料理も、本場イタリア系と、アメリカンダイナー系と、ニューヨーク的オシャレ系、日本の影響を受けたちんまり完成してる系、の4つに分かれた感じ。特に「ジャパニーズ・イタリアン」は台頭していると思う。ちゃんとアルデンテでメインもちゃんとおいしいこぢんまりタイプ。
他に面白かったのは「キューバン・チャイニーズ」。これはカストロに追われてNYに集まった中国人が作るキューバ系ラテンテイストが入った中華料理。中華なんだけどラテンの味付けが色濃く残っている。独特でなんともうまい。

ということで、2004年春現在、911の影響で自由の女神を見に行けないし、MoMAが改装でクィーンズに移っているし、グラウンド・ゼロは中途半端な状態だし、観光には少し寂しい時期でもあるけど、とりあえず朝昼夜に行くといい店を書いておいたのでご参考にどうぞ。

ちなみにボクはマンハッタンに行くと「とにかく歩く」
トライベッカのあたりまで地下鉄で行って、そこからセントラル・パーク付近まで、ソーホー、グリニッチ・ビレッジ、チェルシー、マレーヒル、ミッドタウン、アッパーイーストと、歩いて上る。遠そうに思えるけど、意外と2時間もあれば歩ききれるし、マンハッタン全体像が掴めるので、これはぜひオススメ。

それと、地下鉄はいまや実に安全な乗り物ゆえご安心を。名物であるトークン(地下鉄専用コイン)がなくなったし、妙にキレイになっちゃって少し旅情(?)がなくなったけど、とても便利。
あと、タクシーも便利。乗ったら住所よりもストリート名を言う。たとえば34丁目上の5番街と6番街の間で止めてもらいたい場合は「34th street between 5th & 6th」てな感じに言う。そうでないと行ってくれないことすらある。慣れればこんなに便利なものはない。お金は多少かかっちゃうけど(日本に比べりゃずいぶん安いが)、NY観光ではお金より時間を惜しむ方がよい。
どうしても怖くて乗れない場合や、不安な地域(ハーレムとか)に行ってみたい場合、日本人が運転するタクシー(ひとりだけいる)を呼ぶ手もある。これはボクも知ってるヒトなのでもし必要なら連絡先を教えます。

ということで本題。
朝のつぶし方と朝食から。

 

●●朝のつぶし方●●

時差もあって朝早く目が覚めてどこか行きたいという場合、もしくは午後が意外とつぶれていて午前中に買い物とか済ませたい場合、「Century 21」がおすすめ。
ここはマンハッタンいちの超安売りデパートで、月火水はなんと朝7:45からやってる(土は10時〜、日は11時〜)。だから昼間に行くより早朝行って買い物するのが正解。衣料はセンスがいまいちのも多いけどなにしろ安いしたまに掘り出し物があったりする。別館のシューズは品揃えもまぁまぁ。帰る日の朝とか中途半端に時間がある午前中も活用できる。
しかも「グラウンド・ゼロ」の目の前! 観光を兼ねてどうぞ。

■Century 21(朝7:45〜、土10時〜、日曜11時〜)
22 Cortlandt Street ;between Church and Broadway/ 212-227-9092
すぐ近くに止まる地下鉄駅が閉鎖中なので注意。どこか最寄りから歩くかタクシー。

 

あと、食材屋めぐりが好きだったら(ボクの趣味)、以下の有名店も意外と早朝からやっている。

まず、この春出来たばかりのタイムワーナーセンターにあるNY1大きな話題のスーパー「Whole Foods」は必訪。ここは毎日朝8時から。
有名な「Zabar's」(ゼイバース)も朝8時から(日曜は朝9時から)。
いまさらながらではあるけど、ちょっとしたお土産にもいい「Dean & Deluca」は朝9時から(日曜は10時から)。

■Whole Foods Market(朝8時〜)
10 Columbus Circle/212-823-9600
■Zabar's(朝8時〜、日曜9時〜)
2245 Broadway (@ 80th Street)/212-787-2000
■Dean & Deluca(朝9時〜、日曜10時〜)
560 Broadway (Prince Street)/212-226-6800

 

朝メシで有名なのは「Norma's」「Sarabeth's Kitchen」。「Norma's」のエッグ・ベネディクトはNY1らしい(ちょっとくどいけど)。胃腸に余裕があったらお試しを。わりともたれ系。
胃が疲れたときの朝メシは、なんといっても「Gam Mee Ok」(カムミオ)のソーロンタン(牛おかゆ)がおすすめ。43丁目の韓国街にあり、ボクは胃腸が疲れ気味の日の朝メシによく利用した。
有名なジューイッシュ・デリ「Barney Greengrass」もいい。デリなのにザガット23点という高得点。ただ、少し独特でマニアックなので短い滞在なら街中の普通のデリでベーグルとか食べる方が気楽かもしれない。

■Norma's(ノーマズ)
Le Parker Meridien, 118 W.57th St.(6th Ave.)←もしかしたら56thからの方が入りやすいかも/212-708-7460
NY1のモーニング(or ブランチ)として有名な店。このごろいわゆる「アメリカって量が多い!」という店は極端に減ったが、ここは量が多めなので注意。パークメリディアン・ホテルの一階にあり、客層もよく、安心して朝食を楽しめる。有名店だから、話のタネに押さえておいてもいいかも。混んでいることが多いので並ぶ時間を考えて行った方がいいかも(行列するわけではなく、ロビーのイスで呼ばれるのを待つ)。エッグ・ベネディクトが有名。フルーツ系のデザートは巨大なので注意。

■Sarabeth's Kitchen(サラベス・キッチン)
423 Amsterdam Avenue (80th Street)/212-496-6280
アッパーイーストにあるブランチ屋(夜もやっている)。全体に高水準のレストランで、単純なオムレツやシザースサラダがおいしい。スコーンやマフィンもうまいが、ついてくるジャムもなかなか。オリジナルのジャムで人気らしい。店頭で売っているのでランチ時の行列におののいたら、これだけ買って帰るのも吉。 支店が増え、1295 Madison Ave.(bet.92nd & 93rd Sts.) 、 945 Madison Avenue (75th Street) 、 Chelsea Market 75 Ninth Avenue (15th Street) にもある。

■Gam Mee Ok(カムミオ)
43 W. 32nd St.(bet.Broadway & 5th Ave.)/212-695-4113
32丁目のブロードウェイ周りに広がる韓国街では一番好きな韓国料理店。この店ではソーロンタン(牛汁おかゆ)を。運ばれてきたときは無味なので自分で塩とネギで調味して食べる。ホッとする味。キムチ(ついてくる)を入れて食べてもうまい。24時間営業なので、観劇後かるーく胃に入れて眠りたい時や胃に優しい朝ご飯を食べたいときなど、なかなか重宝する。韓国街の店はいろいろ行ったけど、未だここが一番かなぁ…。ボクの朝飯の選択肢のひとつ。

Barney Greengrass(バーニー・グリーングラス)
541 Amsterdam Ave.(bet.86th & 87th Sts.)/212-724-4707
ジューイッシュ(ユダヤ人)・デリとしてニューヨーク1有名。ザガットでもデリなのに23点ついている強者。ベーグルやおかずを買って帰る利用法でもいいが、店内でも食べられる。ここのスモークサーモンはさすがに絶品。ビックリした。世界一と言ってもいいかもしれない。スモークサーモンのスクランブルエッグ、スタージェン、チョップド・レバー(チキンのレバー)もいいらしい(ボクは未食)。この店を勧めてくれたヒトに言わせると「日本の人には『な〜んだ、ベーグルにスモークサーモンのブランチなのね』とそっけなく言われてしまうようなメニューですが、こちらのジューイッシュの人にとってあのメニューは、日本人にとっての『ご飯、みそ汁、卵焼きに一夜干しの魚』って感じで限りなく奥が深いブランチメニューなのです」とのこと。まわりをユダヤ人たちに囲まれて少々身が細る思いもするが、勇気を出して食べてみよう。

 

●●ランチ●●

夜に行って食べてみたい気もするけど、夜に食べるほどでもないかなぁって店、あるよね。そういう店を中心にかるくご紹介。

■Tabla(タブラ)
11 Madison Ave.(25th St.)/212-889-0667
話題のインディアン・アメリカン。わりと旬の店のひとつ。Danny Meyerという有名シェフが作るインド風アメリカ料理で、オシャレにスパイスを効かせてあり、意外な美味。夜もいいけどランチで充分エッセンスが味わえる。ほぼ夜と同じメニューが食べられるし、窓から明るいマディソンスクエアも眺められる。夜と昼、両方経験したけど違いは客層とメニューの一部のみ。夜の方が圧倒的にオシャレだがこっちもかなりオシャレしていかないといけないし、旅行者には昼でもいいかも。一階はカフェ。ダイニングは二階。どうせなら二階を。なかなかいい雰囲気だ。サービスがわりと親切丁寧なので話し合って料理を決めるとよい。英語力低くてもなんとかなる。

■Jean Georges(ジャン・ジョルジュ)
Trump International Hotel,1 Central Park W.(bet. 60th & 61st sts.)/212-299-3900
いまやNY1の人気フレンチレストラン「ジャン・ジョルジュ」だけど、実はランチが気楽で楽しい。夜はドレスアップしないといけないしちょっと肩肘はるが、昼は実にカジュアルなのだ。店内奥の格式ばったスペースではなく、手前のカジュアル・ダイニングでセントラルパーク見ながらランチを手軽に楽しめる。NY1のシェフと言われるジャン・ジョルジュの料理は、ひと言で言えばブライトかつフルーティ。柑橘味を上手に使った底抜けに明るいフレンチなのだ。ちょっと柑橘使いすぎ!って印象があるくらい。昼のプリフィクス・コースでもいいけど、財布に余裕があったら夜と同じアラカルトを頼んでみよう。なるほどこれがNY1なのか、と話のタネに。要予約。

■NamSon(南山)
245 Grand St./212-966-6507
胃が疲れているときは是非ここでフォー(ベトナム麺)を。ここはメールで教えてもらったとてもおいしいフォーの店。メールとは店名が違ったのでとても迷って探し出した店だけど、わざわざ行った価値があった。胃が疲れた日の昼ご飯にとてもいい。行ったら「フォーの4番」を頼むといい(メールでのオススメだったしボクもそれを食べて非常に満足)。なかなか泣けるしクセになる。NY滞在が長いときは特に。

■Hangawi(ハンガウィ)
12 E.32nd St.(bet. 5th & Madison Aves.)/212-213-0077
「ザガット」で一番点が高い韓国料理店。小さい店だけど、内装もよく、オシャレでヘルシーなので人気があるのもよくわかる。ベジタリアン用の店なので、野菜中心のやさしい味。パンチはないけどホッとする。でもまぁこの店はランチで十分。ランチは美人ニューヨーカー系が集まっていて眼福にもなる。滞在が長く胃が疲れてるとき用に知っとけ、って感じの店。

■Corner Bistro(コーナー・ビストロ)
331 W 4th St.
■Paul's(ポールズ)
131 2nd Ave. ;bet. St.Mark's Place & 7th.
本場のハンバーガーをむしゃむしゃ食べたいなら、このどちらかの店で。ガイドによっていろいろなオススメを書いてあるが、5軒ほど回った中ではこの2店が双璧かなと思う。ヴィレッジにある「Corner Bistro」の古く煤けた趣のある店内はおいしいハンバーガーを食べようとする客でとても混んでいる。意外なほど安いそれ(ハンバーガーは5ドル)はとてもベーシックな味で、たぶんニューヨーカーは郷愁を感じる味なんじゃないかな。2003年のマンハッタン・ベストバーガーの第1位に輝いた店。。
イーストヴィレッジの方にある「Paul's」も昔ながらの古い店。「Corner Bistro」に比べるともっとカジュアルなダイナーで、なんだかくつろげる。ボクはどちらも好きだなぁ。ちなみに「Paul's」の数軒南の2階にフィギュアの店があり、NYオタクたちの殿堂となっている。お土産にも良い。

■Papaya King(パパヤ・キング)
179 E. 86th St.(3rd Ave.)/212-369-0648
本場のホットドッグだとココかなぁ。ホットドッグ発祥の店と言われたコニーアイランドの「Nathan's」にも行ったけど、コッチの方がうまい。でも、実は街角で1ドル程度で売っている屋台のホットドッグを食べるのが一番のオススメ。

 

●●気軽なディナー●●

カジュアル重視の夜メシはここらへんがおすすめ。タイはいらないけど、日本人特有の「スウェット&ウェストポーチ&ジーンズ」で行くのは少し恥ずかしい。まぁアレはどこでも恥ずかしいが。

■Azafran(アザフラン)
77 Warren st.(bet. Greenwich St. & West Broadway)/212-284-0578
トライベッカにあるまだ新しいスペイン料理(というかタパス)の店。うまいしオシャレ、かつカジュアル。ここのイカリングやパエジャはマジ絶品。ちょっとしっとり系のパエジャはかなりうまい。他のタパスもどれもハズレなし。ここのシェフはわりと有名らしい。サービスも気楽かつ丁寧だし、スパニッシュ・ワインやチーズも揃っているし、大勢でワイワイやるのにもなかなかよい。もちろん二人でしっぽりもオッケー。曜日によっては入り口横でライブをやっているが、うるさくはない。

■I Trulli(イ・トゥルーリ)
122E 27th st.(bet. Park & Lex.)/212-481-7372
イタリア半島のかかとの部分、プーリア地方の郷土料理。うまい。なんといっても手打ちパスタが絶品。オレキエッテ(耳たぶ型)がすごい。乳製品を使わないのがこの地方の料理の特徴だそうで、そのせいか料理のピントが酸味中心ではかられているのでゴマカシがきかない。魚や肉の焼き加減も実に見事。イタリアワインの品揃えも圧巻だが、ここは是非プーリア地方の赤を試してみて欲しい。店は広く清潔(トイレを除く)、夏は滝流れる静かなガーデンでの食事も快適。ボクのニューヨークのイタリアンに対する認識を変えた店。こういうレベルの店があるなら、他も探してみたくなった。

■Gigino Trattoria(ジジーノ)
323 Greenwich St.(bet Duane & Reade Sts.)/212-431-1112
映画「ディナー・ラッシュ」の舞台となったイタリアン。もしあれを観たなら、映画そのままなのでなかなか面白い。インテリアがなんだかくつろげる系でいいのだ。トラットリアなので料理はお気楽。でも全体にまぁまぁな味。パスタはジジーノ・オリジナルの赤いパスタが焼きそば風味でなかなかオススメ。サービスは親密。イタリアンにしてはわりと空いているし(いまどこでも混んでいる)、気軽な夜の選択肢にはいいと思う。でも映画を観てなかったら特に行かなくてもいいかも。

■Artisanal(アーティザナル)
2 Park Ave.(between Madison & Park)/212-725-8585
チーズ好きにはNY1の店かも。全体にフランスのブラッセリーみたいな雰囲気でカジュアル。でもチーズの質量はレストランとしてはNY1。レストラン内にチーズ小売店があったりして、完全にチーズ・レストランに徹している。NYにもここまでチーズが浸透してきているのか、と感慨すら覚える感じ。数年前だと考えにくかった店。チーズフォンデュか、チーズとワインがセットになったもの(フライトと名前が付いている)がオススメ。チーズの種類は圧巻。とても広い店なのにいつも異様に混んでいて、話し声でわんわんしているので、ちょっと声を高めないと同行者との話ができない感じなのが難。まぁそれも魅力と言えば魅力なのだけど。要予約。

■Blue Ribbon(ブルーリボン)
97 Sullivan St.(bet. Prince & Spring Sts.)/212-274-0404
ボクがここに行ったのは8年も前だけど、きっとまだ美味しいと思う。ソーホーにあるめちゃくちゃ美味しいアメリカ料理。予約を取らないからなるべく早めに行った方がいい。8時を過ぎると1時間くらいは待つ覚悟がいる(でも並んでいる人にお洒落な美人が多いので飽きない)。さっぱりしていてセンスのある味つけ。前菜のスペシャル各種もいいが、特に「クラムシチュー」は絶品。「鳩のロースト」も下手なフランス料理屋の数倍はうまかった。近くに同じ経営の「青結寿司」がある。こちらはいまだ雑誌のNY特集などに取り上げられているけど、味はいまひとつだと思う。

■Molyvos(モリヴォス)
871 7th Ave.(確かbet. 55st & 56st.)/212-582-7500
タラモサラタにムサカ、スベラキくらいしかしらなかったギリシャ料理だったが、この店で目覚めてしまった。本当においしいギリシャ料理はラテン系の例に漏れずめちゃうまいのだ。ベイビー・オクトパスも、地中海の魚の丸焼きも、すずきのクミン焼きも、サーディンのマリネも、子羊のロースト・・・この店はすべて炭火を使っているせいもあってか、焼き物は本当にすべてがすべてうまかった。メートルがしっかりしているから、よーくメニューを相談して(分かりやすい英語を話してくれる)、オーダーすればまずはずれはないだろう。食前酒にウーゾもぜひ。そして「ギリシャ最高の白ワイン」とメートルが胸張って勧めるLaas($36)もうまい! 食後のグリーク・グラッパもツイボウロなどまったくうまい! 店内は奥に広く、雰囲気はとてもいい。ミッドタウンの真ん中にしてはドレスコードもない。酒類を一通り頼むと$50くらいかかってしまうが、その価値はある店。おすすめ。

 

●●そこそこのディナー●●

格式ばった有名店はご存じだろうから、もう少し気楽だけどなかなか楽しめるクラスを。

■Blue Hill(ブルーヒル)
75 Washington Pl.(bet. 6th & Washington Sq.)/212-539-1776
フレンチ系フュージョン料理で、いま「IN」な店。ジャズクラブの「Blue Note」の一本裏通りにある店なので、ここの後「Blue Note」をはしごする手もある。ここはうまい。もともとはシェフのおばあさんがやっていた農園(ブルーヒルという農園)からすべての野菜を仕入れていた野菜重視のレストランで、おばあさんがなくなったあともその方針は変えていない模様。まぁフレンチとイタリアンとアメリカンと、それにちょっとジャパニーズの影響も加えたようなフュージョン系だけど、ソースのうまさ、野菜の素材のうまさ、量のちょうど良さ、その他とってもNYでトップクラスのレストラン。きちんとオシャレで、客層も上め。でも肩が凝るほどのものではない。ジーンズでは行きにくいけどタイをするほどでもない感じ。要予約。入り口が半地下になっていて少しわかりにくい。ちなみにシェフの弟は埼玉に一時住んでいたとか。

■Dylan Prime(ディラン・プライム)
62 Laight St.(Greenwich St.)/212-334-4783
マンハッタンでいま旬のステーキ屋というとココかな。うまい。ステーキ屋ではなんといっても「Peter Luger(718-387-7400)」が世界的に有名だけど、2ヶ月先まで予約でいっぱいだし(ただし、当日電話すると「16時なら空いてる」「22時半なら空いてる」とか言ってくれることもある)、あの店はかなり遠いので、トライベッカにあるこの店でステーキを食べる方がいいかもしれない。ステーキ店では他に「Old Homestead」も有名だけど、あっちよりこっちの方がボクはずっと好き。オシャレなんだけどツボを押さえた味なのだ。

■Il Mulino(イル・ムリーノ)
86 W.Third st.(bet. Sullivan & Thompson sts.)/212-673-3783
ザガットでトップのイタリアン。予約取れたらラッキー。つか電話自体がなかなかつながらない。でも、今年六本木に東京店が出来たりして、まぁ「ボク、ニューヨーク店行ったことあるもん」と自慢するには無理矢理でも行っとこう。狭いところにテーブル詰め込んで、実にNYっぽい造りの店。オシャレなニューヨーカーたちがわいわい食べている。前菜が頼みもしないのにいろいろ出てくるのでそれらをうまいうまいと食べているとあとはパスタをふたりでシェアしてメインを少し食べれば十分な感じ。量が多いのもあってあっという間に満腹になるので注意。でも印象として残っているのはとにかく照明が暗い店ってこと。入り口も「今日は休みか?」と勘違いするほど暗く、店に入ってもめちゃ暗い。テーブルの向こうに座った同行者の目線が読めないほど。まぁそういう店作りを体験するのも面白い。

■Il Giglio(イル・ジグリーノ)
81 Warren St.(bet.Greenwich st. & West Broadway)/212-571-5555
上記イルムリーノと店の造りがとてもとても似ていて、どっちがどっちだか後から思い出すとこんがらがるほど。雰囲気は両方実にNYっぽい。ザガットではイルムリーノより1点下だけど、こっちの方がなんとなくボクは好きだし、味もおいしかった。イルムリーノは人気がありすぎて荒れてる感じ。タイプは実に似ているので、どっちかに行けばいいでしょう。こっちの方がいくぶん照明は明るい。要予約。こちらも取りにくい。

■L'Impero(リンペロ)
45 Tudor City Pl.(bet. 42nd &43rd Sts.)/212-599-5045
上のふたつに比べると、テーブルは広々とレイアウトしてあるし、オシャレなジャパニーズ・イタリアン系(つまり繊細でアルデンテでこぢんまり)だし、落ち着いて食べられると思うけど、ちょっとNYっぽくない(西海岸っぽい)感じもある。おいしさの方向が違うから比較しにくいが、上記2店より一般的にはうまいと呼べると思う。わりとオススメ。ちなみにチューダーシティは、1stか2nd Ave.。要予約。

■Megu(メグ)
62 Thomas St.(bet. West Broadway & Church St.)/212-964-7777
NYでは本格的な和食ブームなのだけど、その決定版的店かな。「あーこういう風に日本をとらえるのがスノッブなのか」がわかる感じ。恵比寿の今井屋(焼き鳥)が経営しているんだけど、とにかくよくぞここまでやった、と逆に褒めたくなる感じ。エッチに着崩した和服で迎えてくれるモデル崩れ風白人受付。階段を下がっていくと現れる体育館みたいにドでかいスペース(お客は200名くらい入れるだろう)。氷で彫った大きな仏像。天井から下がったでっかい釣り鐘。120人いるらしい従業員。それはもうスペクタキュラーな体験(笑)なのだ。味はまぁまぁ。毎日築地から空輸しているという素材類はそこそこで、料理もプレゼンテーションも工夫してある。まぁNYまで行ってそんなもの食べなくても…とは思うけど、あくまでも話のネタ&やっぱり和食が食べたいな、というときにどうぞ。

■MASA(マサ)
10 Columbus Circle, at 60th Street, Time Warner Center 4F/ 212-823-9800
2004年2月にオープンしたばかりのタイムワーナーセンターの4階にある新しい和食屋(というか寿司屋かな)。銀座「寿司幸本店」から暖簾分けされビバリーヒルズに「寿司幸」を開いた高山雅芳氏がやっていて、120坪の面積(厨房含む)に、でかいカウンター(10席)とテーブルが少しだけの贅沢な造り。カウンターはバーカウンターになっているので、軽くsakeを飲みに行くのもいいかもしれない。売りは300ドルからというコース。高いけど、話のタネとしては相当新しい。

■Sushi Yasuda(寿司安田)
204 E,43rd St (bet.2nd & 3rd Aves.)/212-972-1001
味的にはいまマンハッタンではトップの寿司屋だと思う。江戸前っぽく、東京の高級寿司屋とあんまり変わらない。そういうのが食べたくなったら是非どうぞ。内装もよくサービスも一流。大将は蒲田の天狗寿司出身らしいんだけど、きっとその後いっぱい努力したのだと思わせる。日本人にはちょっと冷たいんだけど、まぁマンハッタンの寿司屋はどこもそんな感じだし。

 

●●深夜に飲む●●

時差の関係や、ミュージカル後などで、深夜に飲んだり食べたりしたい場合もあるよね。それ用にセレクトしたけど、実はバーは今回あまり行かなかったので、旬の店はわからなかったりする。

■Bar Veroce(バー・ベローチェ)
2nd Ave and 12th St 付近
イーストビレッジにあるワインバー。カウンターのみのカジュアルな店だけど、意外とINな店らしく、いろんな客層が楽しんでいる。ミッドタウンのバーとかに飽きたらこういう店でくつろごう。渋いオジサン(厨房の奥にいる。かっこいい!)が切ってくれるサラミも実に美味。うまいっす。

■Divine Bar(ディバイン・バー)
244 E. 51st St./212-319-946
ご存じとは思いつつ…。ミッドタウンではとても重宝するワインバー。いろんなワインを試飲できるコースがあって楽しい。ちょっと騒音がやかましいのだけど。

■The Peninsula New York(ペニンシュラ)
700 Fifth Avenue at 55th Street/212-956-2888
ペニンシュラホテルの最上階(一階のではない)にバーがある。改装に入ったという噂もあるけど、改装が終わっていれば、景色(5番街の夜景)はいいし、屋上の風に当たりながら飲めるし、なかなかいいかも。

■Pravda(プラウダ)
281 Lafayette st.(bet. Houston & Prince st.)/212-965-1414
ずいぶん前から有名なウォッカ・バー。ソーホーあたりでもう一杯というときに寄ってみてもいい。キャビアとともにウォッカをがぶがぶ飲むところ。70種類のウォッカを揃えてあるらしい。カクテルも多い。広い店内はちょっとレトロでシック。ウェイトレスにロシア人系を持ってくればもっと雰囲気なのだけど。

■Sushi Seki(すし石)
1143 First Ave. (bet. 62nd & 63rd.sts.)/212-371-0238
深夜にさっぱり寿司と日本酒、というときに重宝する店。朝3時までやっているから便利。NY1だった寿司屋「寿司の雅利(がり)」の一番弟子の石(せき)さんという方がやっている。発音を聞いているとどうやら中国人系なのだけど、味は良い。トラディショナルな寿司というより、もうすでに「アメリカ料理」となった寿司なので、それを体験するなら最適。ハマチの上にハラペーニョが乗った握りとかウナギを叩いたのにアボガドをあえてある軍艦巻きとか、創作系がとてもうまい。

 

●●ジャズ●●

滞在中にどのクラブで何をやっているか、ネットで調べてプリントアウトしていくと吉。URLは以下に記しておいた。敢えてオススメするなら、毎週月曜の夜に「Iridium」でレス・ポールがライブをしている。そう、あのギターのレス・ポール・モデルのレス・ポール。これは死んじゃう前に是非、という感じ。

■Blue Note(ブルーノート)
131 W. 3rd St/212-475-8592
http://www.bluenote.net/newyork/schedule/index.shtml

■Village Vanguard (ビレッジ・バンガード)
178 7th Ave S. (at 11th St)
http://www.villagevanguard.net/html/schedule.htm

■BirdLand(バードランド)
315 West 44th street between 8th and 9th avenues/212-581-3080
http://www.birdlandjazz.com/main.html

■SMOKE(スモーク)
2751 Broadway (bet 105th & 106th Sts)
http://www.smokejazz.com/Schedule.html

■Jazz Standard(ジャズ・スタンダード)
116 E. 27th St (bet Lexington & Park Aves)
http://www.jazzstandard.net/red/secondary/jazzCalendar.html

■Iridium(イリディアム)
1650 Broadway (51st st.)/212 582 2121
月曜のみ「Les Paul and his trio」。20時、22時30分。

 

●●ミュージカル●●

いまかかっているミュージカルの代表的なやつはだいたい観たと思うけど、おすすめは「ヘアスプレー」「アベニューQ」。両方サイコー。後者は今年のトニー賞受賞作。ほやほやの旬。どっちか、と言われると迷うけど、「ヘアスプレー」かなぁ。
ミュージカル初心者なら「ライオンキング」を勧める。いろんな要素が詰まっていてミュージカルの典型が味わえるしストーリーも英語わからなくても理解できるし。人気の「シカゴ」とかはたぶん初心者には楽しめないし、「42番街」とか「ムービン・アウト」とか「レント」とか踊り系も初心者がミュージカルの醍醐味を味わうのには不適切。

オフブロードウェイなら「De La Guarda(愛称はビーシャ・ビーシャ)」「STOMP」かな。
両方とも日本公演やったけど、現地で見たら全然違う。前者は、垂直な壁を駆け上ったり、バンジー綱で空中パフォーマンスをしたりする空間アート。もし観る場合は会場に入ったら(席はない)一番奥に陣取ること。そうしないと濡れます(笑)。まさにビシャビシャになる。
「STOMP」は古いけど、見てなかったら是非。街にあるいろんな物をつかったドラミングの舞台。NYという空間で観ると感じ方が全然違うと思う。
オフでは「Blue man」も古くからのロングランだけど、これはある程度滞在が長くてアメリカ・ノリに慣れてからじゃないと乗り切れず不完全燃焼で帰るはめになるかも。

ちなみにミュージカルは「Misoppa's Band Wagon」(日本語)のサイトにくわしいレビューが載っている。ここの左側フレームの「Tittle Index -abroad-」をクリックすると詳細なレビューが読める。ここで筋と評を読んでから観るとすごく楽しめる。

 

 

以上。
ニューヨークに関心のないひとには全くつまらない日記でスマンスマン(だから絶対日記とは呼べないって)。

さっさと終わらそう。
上記を踏まえて、kaishin用にざっと3泊4日を作ってみて今回はおしまい。

以下、全体に「一般化」はしてあるけど、とりあえずkaishinと奥さんが11月12日(金)から15日(月)まで滞在するらしいから、それをもとに構成してみた。
kaishin以外の方々は、曜日進行、ミュージカルやライブのスケジュールを無視して読んでくださればだいたい一般化できると思う。


ところで。
この スケジュールを作るために、今ざっとジャズクラブのスケジュール(11/12〜15)をサイトで見てみて驚いた!

なんつうラインナップじゃ!

■Blue Note ・・・・・・Chick Corea Elektric Band
■Village Vanguard・・・Joe Lovano Nonet
■Birdland ・・・・・・・DJANGO REINHARDT NY FESTIVAL
■SMOKE ・・・・・・・Benny Golson Quartet


チック・コリアにジョー・ロバーノにジャンゴ・ラインハルトにベニー・ゴルソン!

うーん、どこを勧めようかな・・・Kaishinはどのくらいジャズが好きなんだろう・・・雰囲気が味わいたい、というレベルだったら、まぁブルーノートでチック・コリアかな・・・

 

ということで、作ってみたニューヨーク3泊4日。
全体に「初心者」である奥さんを意識した作り。3泊でニューヨーク全体像を掴んで楽しむ、という構成。泊まるホテルがわからないので、ホテルからのアクセスなどは考えずに作成した。
ただ、このスケジュール通りに動いたら疲れて死ぬかもしれぬ。旅先だと異様なほどの行動派に変身するボクを基準に作ってあるので。まぁそこらへんは各自適当に加減するように。

 

では、ゴー!

 

 


  ニューヨーク
【おすすめ無理無理3泊4日編】
2004年秋現在

 

 

■1日目(金)〜午前中にマンハッタンに着くと仮定。ダウンタウン歩き尽くし〜

昼:マレーヒル〜ダウンタウンを歩き尽くす

地下鉄でマジソン・スクエア・パーク(ガーデンではない)へ行き(フラットアイアンビルも見られる)、「Tabla」で気楽かつちょっとオシャレにランチ。NYの食事の流行の一端に触れる。
食後ブロードウェイを南に歩き、ユニオン・スクエア・パークを過ぎ、そのまま1kmほど歩いてNOLITA(ノリータ)地区へ。ノリータとはNOrth of Little ITAlyの略で、ソーホーがブルジョア化した今はこっちの方がまだおもしろいしとんがっている。バッグや小物など、見ていても楽しい。
ノリータの西側がすぐSOHO(ソーホー)なので、そこをぐるぐるぐるぐるいろんなブランド店を見て歩くと特に女性は喜び勇む。隅から隅まで歩いたら半日かかるけど、まぁ3時間くらいでざっと見る感じで。できればノリータかソーホーでお土産も買ってしまうとあとあと楽。ノリータからソーホーに向かうプリンス通り沿いに「MoMA Shop」(ニューヨーク近代美術館ショップ)が出来たので、そこでお土産を済ますのもなかなか良い。
で、そのまま北に上がるとワシントン・スクエアがある。名曲「ワシントン広場の夜はふけて」で有名。サントリーオールドの曲として有名なアレね。そこを見てから直角に左(真西)に行き、アメリカ街(6th Avenue)を越えると、そこがグリニッチ・ビレッジ。独特の雰囲気の町並みを歩き回ろう。面白い店が多い。

夜:ハンバーガーとブロードウェイ

いい加減疲れているだろうから、18時前にはビレッジにある「Corner Bistro」でビールとハンバーガーで軽く夜飯。ミュージカルに備えて早めに取るのだ。近いしとてもカジュアルなダイナーなのでグダーッとできる。本場で人気があるハンバーガーの味も体験できるし。
食べ終わったら、最寄りの「West 4th St.」駅から地下鉄で「42 St.」まで上がり、タイムズスクエアへ。
余力が残っていたらミュージカルが始まる前に観光だ。ミュージカルは(平日は)たいてい20時からなので、それまで有名なタイムズスクエアを散策。時間があまったら「トイザラス」に入るといい(意外と面白いしお土産の宝庫でもある)。
で、20時から、ミュージカル(「HairSpray」が取れたらそれ。取れなかったら「Avenue Q」でも「ライオン・キング」でも「美女と野獣」でもなんでも。ストーリーがわかりやすいのがいいと思う。疲れているし単純明快なのが一番。英語が不得意な場合は特に)
一杯飲んで寝たいということなら、タクシーでイーストビレッジまで飛ばして(10ドルくらいかな)「Bar Veroce(バー・ベローチェ)」へ。もしくはホテルのバーでいっぱいだけ。
もし、余力と時間があったら(ないと思うが)、24時までエンパイア・ステートビルに上れるので、マンハッタンの夜景を楽しみに行っても良い。もちろんこれは明日からのどの夜にも言えること。

 

■2日目(土)〜セントラルパークで遊んで自然史博物館で感動する〜

昼:アップタウン & セントラルパーク散歩。そして自然史博物館

朝はごゆっくり。前日の疲れを癒そう。
で、11時前に出て、まず地下鉄の「59 St.」から百貨店「Bloomingdale's」へ。買い物に興味あるならどうぞ。そのまま「Barney's NewYork」もハシゴするとNYの最新ファッションの一端はだいたいわかる。ファッション好きならそのままマディソン・アベニューを北に70th St.あたりまで歩けばだいたい満足できるのではないかな。
バーニーズを出て西に数十秒歩けば、目の前にセントラルパークがあり、プラザホテルも左に見え、5番街の賑わいも左手に見える地点に立つ。そのままセントラルパークへ。中をゆっくりゆっくり歩いて緑や景色や人を楽しもう。土曜なのでいい感じに賑わっていると思う。
まずは池など見ながら真西に歩いていき、パークを突っ切って南西角のトランプ・タワーへ。ここの1階の「Jean Georges」でランチ(要予約)。汚いスニーカーやスウェットなどは避けたいけど、オシャレならジーンズでもオッケー。どうせならNYで話題の店をランチで味わってしまおう。ランチとはいえフレンチなんかイヤという場合は、街角の屋台でホットドッグ買って、セントラルパークのベンチで食べるのもなかなかオツ。
食後、セントラルパークに戻って、そのまま北へ。しばらく北に行くとストロベリーフィールズに入り、ジョン・レノンが住んでいてこの玄関のところで射殺されたことで有名なダコタ・ハウス(西72丁目とセントラルパーク・ウェストの角)が左側に見える。そのままダラダラと北に数百メートル歩いていくと左側に大きな建物が見える。それが自然史博物館。ここだけは見逃せないNYの白眉たる博物館だ。
何時にここに辿り着いたかにもよるが、本当なら丸1日かけたい場所。18時くらいまであいている。まぁ駆け足なら3時間で見られるかな。駆け足でもいいから、ここは見逃すな!という感じ。つか、ボクはメトロポリタン美術館より好き。美術好きならメトロポリタンに行く手もある(セントラルパーク東側)。

夜:記憶に残るNYディナーを

疲れていたら一度ホテルに帰って休む。2時間くらい眠っちゃってもいい。
ただしあらかじめディナーを21時とかから予約しておく。こっちでは全然遅くない時間なのだ。
オススメは「Blue Hill」。疲れた胃でも食べられる優しい系で、ちゃんとおいしいし雰囲気もよい。ジャケットくらいは着ていきたい。「L'Impero」「Il Giglio」「Il Mulino」「Blue Ribbon」「Dylan Prime」などでもいい。ゆっくり飲んで食べて、腹一杯になってタクシーで帰って寝る。ぐー。

 

 

■3日目(日)〜オフブロードウェイとジャズを両方体験する〜

昼:ミッドタウンとオフブロードウェイ

日曜ということでブランチを食べてもいいし、疲れていたら朝飯は抜いて午前中寝ていてもよい。
ブランチ食べるなら「Norma's」(「Sarabeth's Kitchen:4支店ある」でもよい。その場合はタクシーで行って食後に5番街にタクシーで帰ってくる)に10時すぎに行く。アメリカンなブレックファストはお腹がつらい、という場合は韓国街の「Gam Mee Ok」へ。
ただ、どっちの店に行ったかでその後の行動は少し変わる。「Norma's」の場合、56丁目にいるので、そのまま真東に歩いて5番街に出てタラタラと南へ散歩。ブランドショップとかブランドショップとかブランドショップとか(奥さん連れの場合はかなり危険)。ロックフェラーセンターとかサックス・フィフスアベニューもチェック。途中、余裕があったらニューヨーク市立図書館の手前の角を左(東)に曲がってグランド・セントラル駅に行くのも良い。改装してしまって昔の趣はないが、巨大かつ独特な雰囲気のある駅で電車好きの人にはたまらない。ボクはとても好き。
ダラダラと5番街を南へ下がるとエンパイア・ステートビルに辿り着く。日曜だと上にあがるのに行列してると思うけど、上がって昼のマンハッタンを眺望したい人はどうぞ。
朝メシを抜いた場合、ぜひタイムワーナーセンター(セントラルパーク南西角)の「Whole Foods」へ。NYいちのスーパー。旅先で必ずスーパーを見たい向きには絶対。ここは朝8時からやっているので、ブランチ前に見る手もある。入り口横の寿司コーナーや野菜類のディスプレイ、チーズコーナーや総菜コーナーなど、ボクはここで3時間遊べる。

で、14時15時あたりになったらオフブロードウェイを観劇。
オフブロードウェイというのは地名ではなく、ブロードウェイにかからない劇の総称。オンブロードウェイも含めて、日曜はマチネー(昼公演)がある劇場が多いのだ。限られた夜をミュージカルでつぶしてしまうのがもったいない向きには、このマチネー利用がオススメだ。いろいろオフブロードウェイがある中でも初心者へのオススメは「STOMP」(Orpheum劇場:126 2nd Ave.)。2番街の8丁目あたりで日曜は15時からやっている。要予約。タクシーで行こう。このチケットが取れなかったら「De La Guarda」か「Blueman」かな。
見おわったらホテルに帰って少し休むか、「STOMP」やっている劇場のはす向かいあたりに「フィギュア小物専門店」があってここが実におもしろいので寄るのもよい。店名は忘れたが、上の方で書いたハンバーガーの「Paul's」の数軒南の二階。細い階段を上がっていくとオタクの殿堂のような店がある。

夜:カジュアル・ディナーとJAZZで最後の夜を

イタリアンなら気楽でおいしい「I Trulli」か、もっと気楽な「Gigino Trattoria」。スパニッシュならタパスが楽しい「Azafran」。ステーキならオシャレでおいしい「Dylan Prime」あたりでディナー。なぜカジュアル系を選んだかというと、この後、22時30分の回のライブを聴くから。時間のかかるコース料理は遅れそうで落ち着かない。
2時間弱でサッと食べて、タクシーで移動。21時45分には「Blue Note」に入っていよう。有名ミュージシャンだと混む可能性がある(予約も可能だったと思う)。11月14日の場合は「Chick Corea Elektric Band」。ラッキーだね。飲みつつジャズに酔って、ホテルに帰って寝よう。明日は移動だからパッキングもあるし。

 

 

■4日目(月)〜午後いちには出発と仮定して、早朝に買い物 & グラウンド・ゼロ〜

朝:「Century 21」とグラウンド・ゼロ

朝7時45分には「Century 21」が開いているので早朝から地下鉄に乗って行って買い物するといい。品揃えはイマイチだけど、掘り出し物もある。
お腹が空いている場合は、その前に韓国街に寄ってソーロンタンを食べる手もあるし、月曜の朝の街角のカフェを体験するのもいい。段取りがわからなくてオロオロするとは思うけど、周りをよく観察すればオーダーの仕方はわかるはず。アレとソレ、とか指さして受け取って、商品持ってレジに並ぶという方式が多い。これが意外と思い出に残るようで、うちの娘など他のいろんな高い店を差し置いて「あのデリにまた行きたい!」とかほざきよる。
「Century 21」を出たら、入り口の真ん前が「Ground Zero」なので、しばし黙考。
その後、もし時間があったらトリニティ教会やウォール街(「Century 21」から数ブロック)なんかを見て、もっと時間あったらマンハッタンの南端のバッテリーパークまで歩いていって遠く自由の女神像を望むのも手。

 

 

だいたいここらでお昼になると思うので、一応このガイドはおしまい。

本当はニュージャージー側まで行ってマンハッタンを外から見て欲しいし、メトロポリタン美術館やホイットニー美術館、グッゲンハイム美術館、そしてこぢんまり美しいフリック美術館なんかも見て欲しいし、動物園も意外といいし、カーネギーホールでクラシック聴いて欲しいし、ハーレムもちらっとのぞいて欲しいし、自由の女神像だって登って欲しい。シーズンなら野球だって楽しんでほしい。夜間に船やヘリからマンハッタンの夜景を見るオプションも素晴らしい。

 

でも。
まぁ3泊4日でNYをいちから体験するなら、上記スケジュール(かなりタイト)がいいところかなと思う。
ブロードウェイもオフブロードウェイもジャズも体験できて、ダウンタウンとミッドタウンはだいたい掴める。セントラルパークでも遊べる。一流のディナーからハンバーガーまで一通り食べられる・・・

 

もう少し一般化するなら、上記スケジュールに「MoMA(Museum of Modern Art:ニューヨーク近代美術館)」は絶対入れたいところ。
11月20日まで改装のためクィーンズに引越をしているので、今回は涙をのんだけど、これがミッドタウンに戻ってきている場合は3日目の昼間に絶対行きたい。あそこは是非。どっちかというとメトロポリタン美術館をはずす、というのがボクのオススメ。メトロポリタンは時間がかかりすぎるし、ボクはポロック好きなのでMoMAははずせないのだ。

なお、お土産は、ノリータかソーホーで小物を探すか、タイムズスクエアの「トイザラス」で小物を探すか、5番街やバーニーズでブランド物を探すか、ジャズクラブで記念品を買うか、ミュージカル見た後Tシャツでも買うか、MoMA Shopで買うか、かな。
J.F.ケネディ空港の免税店はたいして品揃えよくないので、その前にいろいろ買っておくように。

 

以上! ・・・あ〜疲れた。よい旅を。


※追伸

 kaishinの「さとなおの言うとおり行ってみてどうだったか」がアップされています。こちら
 また、kaishinのコーディネーターとして出かけたふらカナさんも感想を書いています。このサイトの2004年11月22日を探して見てください。詳しく書いてあります。

 


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