私の仕事  --00.08.30





前回の日記はやけに反響が大きかったな。

メールもたくさん。

あせったのは、同じ会社の人からたくさんメールをもらったこと。
がーん、知らなかった・・・こんなに日記を読まれているのか。そりゃ誰かは読んでいるだろうが、ここまでたくさんメールが来るとなると・・・


ボクは「メール=ゴキブリ説」である。
いや、あなたがくれたメールがゴキブリなのではない。「ゴキブリ一匹見つけたらその家には見えないゴキブリが100匹いる」の法則をメールにも適用しているのだ。だから「メールが一通来るとその後ろに100通のメールが隠れている」ことになる。同じような意見が100はある、という風に考えているのである。

うーん、この法則に乗っ取ると、会社内には・・・2000人規模で読者がいることになる・・・怖い、怖すぎる。

まぁ会社をネタに書いたので会社内からの反響が特別多かったのだろうが、それにしてもちょと怖い。内輪のいろんな話が書きにくい。つうか、書けん。よっぽど面白かったことなどは時期を見て書くが、当分書けん。



だってさ。

例えば会社の人からのこんなメール。
部署が違う営業局の、お会いしたことのない方からメールである。
共感と自分の体験を綴ったメールの最後に、


> 何故かうちの部長が部内回覧で「これ読め」と
> 不定期日記のprintoutを回してきたので思わずmailしちゃいました。




回すな!

そこの(お会いしたことない)営業部長、回さないでください!
いや、回されて困ることは書いてないが、なんつうか、ほら、ボクにも配属先に部内に立場というものがあって、プリントアウトみたいなことはちょっと怖すぎると言うか・・・というより、うちの部署がヘンテコ集団に思われてしまうではないか!(もう手遅れです)

うー、めちゃめちゃユニークなこととかいろいろあるのに、それを普通に書くだけで面白いのに、ちょっと書きにくくなってしまったなー。



いきなり話しかけられたこともあった。

あの日記を書いた3日後だったか、昼にひとりで昼メシ外出しようとビルの玄関を歩いていたら、真っ黒に焼けた茶髪の知らない人が「あ、さとなおさんですか? 読みましたよ、最新の日記。今日もひとりメシですか? むししし」と笑った。



笑うな!

これじゃ恥ずかしくてひとりメシも行けん。ひとりメシも行けなくなったら「餓死」だ。世の中には一食抜くと死んでしまう生き物もいるのだ。死んだらあなたのせいだ。
だいたいそこまで焼けるのは不自然だ。不自然すぎる。シャツのボタンみっつあけて金のネックレス見せるのも夏とはいえ考え物だ。だいたい乳首が見える。よせ。(←いやマジで。スポンサーに行くときはネクタイするのだろうが、社内でも乳首はちょっとと思うぞ、見知らぬ若者よ)

うー、しかし・・・社員プロフィールで顔写真みたのかなぁ? まいったな。これから昼メシはサングラスだな(ガラ悪すぎ)。 



まぁでも同じ部署の人はほとんど読んでいないだろうと思っていた。

つうか、ボクがホームページをしていることはそれほど知られていないし、知っていたとしても、あまりメシに行かない人たちがボクのレストラン中心ページを見ても仕方ないだろう、だからアクセスしないだろうとタカをくくっていたのだ。


が。


部長から唐突に、メール。


「昼食、どんどん行きましょう。今度ぼくから誘います」


・・・ひょ、ひょっとして、読んでる?


部内の若者からも「今度昼メシ誘ってください」と、メール。


・・・う、読まれてる。
(となりのとなりの席の人なのだが、やっぱりメールなのだ。もうそういう世の中なのね)。


となりの部の人も「読んで大笑いしたよ。次はまだ?」・・・と。


・・・うー、こりゃ書きにくいではないか。





でも。

こういう展開があると思って書いたのではないが、昼メシへの理解が少しは広まったかもしれない。

うん。まぁそれでいいや。

つうか、ボクがこの部にいる意味は「昼メシ普及」なのかもしれない。

そうだ。
そしてそれって仕事なんかより大事なことかもしれない。いや、間違いなく大事だ。



私の仕事は、昼メシ普及!



そういうことに決めました。

昼メシを普及させることで仕事にメリハリをつけ、企画や作業の能率を向上させ、人とコミュニケーションすることを日常化し、くだらない話から生まれるアイデア発想に寄与し、部員各人のナレッジを共有化させ、うまいものを食べて満腹になることでイライラ感を解消させ、ついでに街を歩くきれいなお姉さんやお兄さんを見て動物本能を回復させ、走る車や自転車をよけながらレストランに向かうことで運動能力まで思い出させ・・・



おお、はかりしれぬ効果がそこに!

これって、仕事の質を高めるのに必須のことばかり!




そう。私の仕事は、昼メシ普及。

大役なので、他の仕事は適度・適当、ということで。
部長、もし読んでおられるのなら、よろしくお願いします(業務連絡)。






p.s.

転勤前に同じ部だった大阪の戸田さん(東京から大阪へ転勤)が、昼メシに行かない、という話を聞いてこんなメールをくれました。
面白かったので無断掲載。


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Subject: 寂しいさとなおさま

こないだ、

深夜残業で、

タクシーで帰ったんやけど、


この運ちゃんがボケじいさんで・・・


「鳴尾行ってください。」
「鳴尾ゆうたら、甲子園の手前やね。」
「そうそう、高速乗って、武庫川で降りて」
「はぁ」
「そんで寝るから武庫川近づいたら起こしてな」
「はぁ」
「Zzz Zzz」
「お客さんお客さん」
「うー、あれ、ここどこ?」
「芦屋ですわ」
「ですわて、おっちゃん!」
「Uターンしますか?」
「しますかて、おっちゃん!!」
「あとで精算しますから」
「おっちゃん、、なんで武庫川で降りひんかったん?」
「あッ!武庫川か!お客さん最初に鳴尾言いはったから、鳴尾いう降り口さがしてた。」
「そやから武庫川てなんどもいうとるがな!」
「・・・・」(耳が遠なっとる)

で、家に着いておっちゃんは電卓だして計算しだしたんやけど・・・

「えー、あー、うー、往復やからうーうー、」
「おっちゃん、どないしたん?」

そんな悩む計算やない。メーターは¥8970 高速代¥700で¥9670 
ここから 芦屋でUターンしてから家までの料金は¥1700で、
往復やから ¥3400を引けばいい。

「えーえーうー」

『おっちゃん、ど・な・い・し・た・ん?』

『うーうーうーあーーーーっ ¥13840!』

『ななんでやー!?増えとるがな!』

『うーうーあー電卓やらどんならん!そろばんないか?』

『そろばん!』(物置探したらあるかもしれんけど・・・)

「おっちゃん、電卓貸し、ぼくがやる!
 えーとメータが¥8970で、高速代¥700足すわな。」
「そうそう高速代」
「・・¥9670っと。ここから¥1700×往復で¥3400引くと・・・」
「ちゃう!」
「え?」

『¥3400ちゃう!¥3440や!』

「その40円てなに?1700×2やで、¥3400やん」

『ちゃう¥3440!これは最初にわしが計算したから絶対や!自信ある!』

『あのな、おっちゃん 落ち着いてよう考えや。これは引く分やで。 
 おっちゃん損する分やで。』
『そんな問題とちゃうッ!』

(じゃ、どんな問題やねん?!鳴尾の件といい、どうもこのおっちゃんには
 最初に思ったことが絶対という大原則があるらしい。というか、それしか覚えとらん!)

「まー、おっちゃんがそれでエエんやったら・・・¥3440引くと¥6230やね。
 えーと6千と、あ230円あるわ」

『ちゃうあと700円』
『ええっ!?』
『高速代もらわなあかん』
『高速代は最初に入れたがな!』
『高速代は 別料金やから 後なんや』

『うー、もっかい電卓貸しッ!・・・・』

タクシーが家に着いてから、降りるまで25分かかっとった。



大阪は、ええでぇ

こんど東京行ったら昼飯たべよな 

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食べましょねー。

しかし、こういうボケを笑って楽しむ感じが、東京にはほとんどないなぁ・・・。ボケても誰も突っ込んでくれないしなー。ヘタに突っ込んだら傷ついちゃうし。
メシも、なんつうか、こういう感じで楽しむんだよなー、大阪は。「懐が深いラテン系」って感じなんだよねー。



大阪はええなぁ。







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