この続きは六本木で  --97.11.26




まいった。

あれから5日も経つのに、まだ酒を見るのもイヤだ。

昔はかなり飲める方であった。
一番強かったのは20台後半かな。
バーボンをボトル1本くらいは、まぁ楽にあけた。
一晩じっくり粘っていいのなら2本ぐらいいけたかもしれない。

だいぶ弱くなったこの頃でもワインならボトル1本は、まぁ軽い。
2本も、まぁこなせると思う。体調によっては3本くらい……試したことないが、まぁ味がわからなくなるのでもったいないから試していない。

それにこの歳(36)くらいになると、量を飲めるからって偉くないことが
まぁわかってくるしね。

え?
そ、そう。もっと早くわかる人の方が多いです。
そういう意味で僕は「おくて」なのかも。(なにがじゃ)




そんな僕だけど、とにかく先週はきつかったなぁ……

15日の土曜日から21日の金曜日まで。

22日からの3連休はお酒を抜いたけど、25日の今日になってもまだなんだか本調子に戻らない。

アア、キツ。




まず15日(土)16日(日)は、ワイン会のハシゴ。

これは「WINE'S ROOM」というインターネット・ワイン掲示板のオフライン・ミーティング(略してオフミ)だったのだが、15日が東京オフミ。16日が関西オフミ。
そんなもん連チャンする人なんかいないのである。
最初は冗談で言っていたんだけど、本当にハシゴするはめになって……

まぁ言い訳はイイや。
15日は10種類、
16日は12種類のワインを飲んだ。
グラス一杯強ずつとはいえ、新幹線でのビールも入れればまぁ肝臓はアルコール漬である。

「よし今日は酒を抜こう!」と誓った月曜日(17日)は夜遅くまで残業となり、流れで同僚とバーに行ってしまった。バーボンソーダを10杯くらい飲んでしまう。家に帰ったのは夜の2時。

「あぁしんど」と会社に行った火曜日(18日)も深夜まで残業。
で、帰りになんとなく飲みたくなってしまい、昔よく行ったバーにひとりでふらっと行ってしまった……CCの水割りをどんどこカカカン!家に帰ったのがこれまた2時。

「もう許して!」の水曜日(19日)。
東京から仕事仲間が打ち合わせに来阪。お誘い断れず、スポンサーも含めて痛飲。
小料理屋でビール3杯に熱燗をひとりで3/4升くらい。その後バーに流れてバーボンをストレートで6杯くらい。家に帰ったのは朝の4時。

「だ、だめ……死んじゃう」と這うように会社に行った木曜日(20日)。
こういう時に限って仕事は忙しく、半休も取れない。朝10時出社。
でもこの日は帰った。飲まずに家に帰った。でも家でワインを飲まないといけなかったのだ。
そう、この日は11月第3木曜日。ボジョレー・ヌーボー解禁の日である。
インターネット界のスター・吉田裕一さんと僕とで共同主催している「チャットワイン会」がある日なのである。
はっきり言ってもうワインですら見たくなかった僕であるが、主催であるからしょうがない。 デュブッフのヴィラージュを空けて優子と乾杯。
その後、カルバドスを少々すすって、この日はわりと平和に就寝。12時くらい。


そしてそして、21日の金曜日。
この日がめちゃめちゃすごかったんである。

この日は東京からジバランのメンバーのアレックさんが仕事で大阪に来ているので会おう、と前から決めていた日なのであるが、まさかあんなことになろうとは……であった。

会社を19時くらいに出て前から「関西にいるなら一度は」と思っていた有名な割烹に一緒に行った。
「神*川本店」。鉄人にもひんぱんに出演している関西料理界のドンの店である。

はっきり言って「激まず」とまでは言わないが(全然はっきり言ってない)、あの値段でこの味なら二度と行かない。最低。なにが「料理は心」じゃぁ!温泉旅館レベルであった。

絶対自腹で行ってはいけない店であった。が、まぁそれはまた別のお話だ。

そこでは金箔入り(お酒を頼むと金箔がもれなく入ってくる。下品)の冷酒をひとり3合ずつ。 その後ミナミのバーに流れる。そこはイラストレーター黒田征太郎さんゆかりの店である。

僕は黒田征太郎さんと一緒にNYに行ったりいろいろ仕事をしたりして、わりと親しくしていただいているのでマスターにそのことを話したら

マスター「いやぁ今朝の10時半まで一緒に飲んでいましたよ」
さとなお「え?征太郎さん、いま大阪に来ているの?(普段はNY)」
マスター「来ている来ている!相変わらず元気なオッサンでな……」

などと征太郎さんのウワサなどをしていたら、なんとご本人からマスターに電話があったのである。



「***にいるから、飲みに来い!」



僕もノコノコついていったのは言うまでもない。

僕は征太郎さんをものすごく尊敬している。そこらへんのことはまたそのうち書こうと思う。 とにかく会う度にものすごいパワーをくれる人なので基本的には再会はうれしいのである。

が、
征太郎さんは、飲み始めると、とにかく、長い。

以前も六本木で朝11時まで飲んだことがある。
おかげでだいじな仕事をすっぽかして大目玉をくったりしたのだが、それもまたいい思い出だ。ハハハハハハha、h……ハァ

でも前日にマスターと10時半まで飲んでいたのなら、まぁ今日はそんなに長くならないだろう……と踏んだのだが、

「いや〜!さとうさん!なんでこんなところにいるの!
 久しぶりだねぇ!
 よーし!今日はとことん行こう !!







あとは断片的なキオクのみ。





NYに一緒に行ったときの思い出を話したり


ミナミの危ない地区を奇声を上げながら走ったり


肩くんでロシア民謡歌いながら、怪しいウオッカをイッキしたり


人生について、なんだか学生のように語ったり





いったい何軒行ったのか。いったい何杯飲んだのか。
そうそう、そういえばジバランの仲間はいつ帰ったのか(アレックさんごめんね)。

とにかく一軒行ったら、その店のマスターを引き連れて次の店に流れる、ということの繰り返しなので、どんどん人数がふえていったことだけは覚えている。





もうだめ。


翌日から3連休とはいえ「ぜ〜んぶ出社しかも深夜作業確実」だったので、さすがのぼくも身の危険を感じだした。

もうだめだ。
なんちゅう一週間だ。
これでは過労死してしまう。
いや、溺死か?





朝8時。(もう13時間飲み続け)

まだまだ絶好調の征太郎さんがトイレに行った。

トイレでパワフルにジョジョジョッとしている。(こんなところもパワフルだ、この人)

いまなら動けない状態。



そっと後ろに近より、

「じゃ、征太郎さん、また!」
「え? あ、さ、さとう! 逃げるのかぁ! ジョジョジョ




逃げるわい!




この続きは六本木で。

ね、征太郎さん。




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