ワインの鼻  --97.9.10




「ワインの鼻」って知ってますか?


え?自分の鼻指さしてなんだっつうの。(そりゃワイの鼻!)
だから、10円鼻に詰めてどうすんの。(そりゃコインの鼻!)
おいおい岡田可愛の鼻がどうしたの。(そりゃサインはVの鼻じゃぁ!ものすご遠いやんけー!)



商品名なんです。「ワインの鼻」。

原題は「Le Nez du Vin」。







前から欲しかったんですよ「ワインの鼻」。

たまたま家庭画報を読んでいたら販売の案内が載っていたから、さっそく電話して聞いてみました。8月の中旬、ちょっとした記念日が夫婦の間であったので、記念にちょうどいいな、って思ったんです。夫婦共通の趣味だし。

でも品切れ。

あきらめようかな、と一時は思いました。
だって欲しかったのはずいぶん昔の「ワイン超初心者」の頃。

フランクフルトの北村さんの家でその存在を初めて知ったときは「ほ、ほしい!」と身をよじったんですが。

あれから2年弱。
「ワインの鼻」でいまさら香りを勉強しなくても、だんだん身近な例えで香りを表現できるようになってきたから、もういらないような気もしてたんです。


でもでも、

でも、ワインの本とか読んでいると出てくる「ぼだいじゅ」とか「じゃこうねこ」とか「アニス」とか「西洋さんざし」とか「しだ」とか……

そういった香りがなんだか知りたい気持ちが高まってしまって。

ベリー系や柑橘系やお花系なんかはなんとなく嗅ぎ取れるけど、もとからしらない香りは嗅ぎ取れないし、読まされてもイメージできないからねぇ。

まぁ、香りについていちから学ぶのも悪くないな、と。

言うなればこれは「嗅覚のアルファベット」ってなところでしょうか。



幸い予約を受け付けてくれたので、予約をして待つこと1ヵ月半。
やっと先頃、着きました。
フランスのものだからちょっと時間がかかったみたい。


中身を説明すると、
要は、香りの小瓶が54種類入っています。
それとゲーム用のカード。

ワインを嗅ぎ分けるのに必要最小限の香りの種類が54らしい。




孤独に遊んでもいいし、夫婦で当てっこをしても良い。
紙片につけて鼻先で嗅ぐ。
上級者になると2.3枚重ねて嗅いで嗅ぎ分けるという訓練もするらしいのです。

まぁ基本的には訓練用なのだ。


でも、われわれ夫婦ともに訓練する気はまるでない。

ただ単に
「おー!トリュフの香りだぁ」
「おぉ、これはカカオか?」
「ん?さくらんぼうかなぁ」
「ぐお! こ、これは? え?アスファルトォ?!(本当にその小瓶がある)」
などと遊んでいるだけ。




(残念だったのは、すごく知りたかった香りが54種類の中に入っていなかったこと。 それは「火打石」の香り。想像はつくんだけど……ちょっときなくさい香りのことだよね?)
(追記:堀さんという方に火打石自体をいただきました。カン!カン!カン!お、この香りがそうか・・・なるほど・・・)




こんな遊びに35000円はちょっと高いんですけど、
2人で1回高級フレンチに行ったことにして、楽しんでいます。
高級フレンチはひと晩の楽しみだけど、
「ワインの鼻」は当分は楽しめますから。

ワイン好きのあなたなら、この気持ちわかっていただけますよね。



いやぁ、これが「じゃこうねこ」か!
お、「ゼラニウム」?ふーん。
「腐った卵」ぉ〜?! なるほどねぇ。
これって、「松」、なのかぁ…

ふんふん、これが「じゃこうしか」……。


へー「西洋さんざし」ねぇ………




ふ〜ん「かんぞう」…………








そんな香りを知ってどうする。





P.S.

いちおう入手先を書いておきます。

出水(イズミ)商事  03-3964-2272




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