そのカクテルは ワイルド・ターキーとタンカレーを1:1でステアする ただ、それだけのカクテル。 その名も「フランシス・アルバート」 バー・ラジオのオリジナルだそうだ。 バー・ラジオみたいに上手に出来はしないけど、 今日はちょっとナイトキャップに飲んでみたい気分なのだ。 だって、彼、フランシス・アルバートはいま危篤だっていうじゃないか。 新聞でそんな記事読んじゃったら飲まざるをえないよね。 彼が愛したバーボンとジンをミックスするだけのシンプルなカクテル。 そりゃ彼はこの2つの銘柄を愛したかもしれないけど、 だからって混ぜたってねぇ・・・ でも意外とイケルんです。思いっきりきっついけどね。 瞬間的即効的にベロベロになれる優れ物。 そこらへんが「フランシス・アルバート」というよりは 彼の親友「ディーン・マーチン」ぽいよね、このカクテル。 うーん、酔ってきた。 彼のいない世界なんて(まだ生きているって!)・・・ 7/2にジェームズ・スチュワートを失ったばかりの僕は しばらく立ち直れない気さえする。 20年後。大人になった娘に 「えぇ〜?お父さん、彼とリアルタイムなのぉ?」 なんて羨ましがられるかもしれない。 その時は思いっきり自慢するのだ。 世界がまだ詩的だった頃のお話を。 彼がいない世界なんて(だからまだ生きてるって!) なんか子供っぽいじゃないか。 陽の明るさも闇の暗さも知り尽くしている大人がどんどんいなくなる・・・ フランシス・アルバート。 芸名フランク・シナトラ。 世界がまだ「情報」に牛耳られていない頃の、 最後の、本当に最後の大スターを、いま僕らはなくそうとしているのです。 |
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