1996年11月の中旬。
ラスベガス〜サンタフェと旅をしてきました。まぁ出張がてらなのですが。

ラスベガスでコムデックス・ショーという世界最大級のコンピューター見本市が開かれているから取材しておいで、という部長の温かいお言葉により、ニューヨーク出張から帰ってきたばかりだというのに申し訳ないと思いつつ、ウキウキと旅行代理店に電話したのです。

が、なにしろ世界最大級のショーゆえ会期中はホテルが満杯。
なんとかラスベガス・ヒルトンに1部屋とれましたがそこもたった1泊しか取れないという。
1泊だけしてショーを見てとんぼ返りしてくるのではあまりに悲しいし、第1きつい……それでちょっとサンタフェによって帰ろうかな、ということになったのでした。

さて、ラスベガス。
この街に来たのは初めて。
人間の欲望が作り上げた人工の街ラスベガス。そういった意味でこの街は人間そのもの。欲望という切り口で人間の夢をカタチにするとこの街になります。笑っちゃいます。笑っちゃうほど「浅薄」です。でもこれが人間のある面での本質なんだな、と納得させる力があります。ラスベガスには。賭け事という遊びを別にしても。

こんな街を砂漠の真ん中に作っちゃうあたり、アメリカ人は洒落が効いてるよね。
全部作り物。んー。
これをフランス人がやったら単なる皮肉。アメリカ人は大真面目でこれを作った。脱帽です。なんというか、バカを大真面目にするあたりはハリウッド映画と底流で同じ思想を感じます。ボクはアメリカ人のそこらへんのバカさ加減をバカにする反面、尊敬もしているかも。自分(日本人)にはとても出来ないという意味で。

この写真はいま話題の屋外ショー。「トレジャーアイランド」というホテルが日に4回行なうショーです。
見学は無料。
これ目当てに来た客が1Fのカジノで遊んでくれることが狙いのようです(カジノの上客は部屋も飲み物も全部ただ、というのと同じ発想ですね)。

これだってハンパじゃないです。人工の大きな池を帆船(実物大)が走って大砲を撃ち合い、人がぶっ飛び、火が上がり、最後に帆船は沈むのです(写真は帆船が火を吹き上げつつ沈んでいくところ)。なんなんだ一体……。当然観客は大興奮。こんなアトラクションが(マジックやショーやライブを含めて)いろんなホテルで毎晩行われているんですから、すごい街だよねぇ。


この写真はまだ新しいアトラクション。
フリーモント・アーケードの光のショーです。
アーケードの屋根に据えつけられた無数の電球によるショーで、時間は10分くらい。1時間おきにやっています。

これはなかなか美しく画期的。なにせ300メートルくらいあるアーケードが華やかな光の乱舞で埋まるのですから。写真は美女たちがズラッと出てきて唄い踊る場面。ゴージャスです。こういうことやらせたらアメリカ人にはかないません。
ただ、10分間とはいえ上を向きっぱなしになるので、首は痛いけどね。

コムデックスショー自体は疲れたの一言。
なにしろ晴海や幕張メッセなど及びもつかない規模なので一周するだけでくたくたでした。でも日本のショーにありがちなコンパニオンのおねぇちゃんがほとんどいないんですね、こっちのショーは。真面目なプレゼンテーションばかりで、英語が不得意なボクとしては少々退屈しました。

最後にカジノは……ボクは1人で出張したもので、バカラとかブラックジャックに入る勇気がなく、スロットマシンばかりやっていました。
それも25セント台(せこ!)。
でもね、粘って粘って、150ドル稼ぎました。25セント台で150ドルは立派でしょ。かなりせこいけど。


ということで。
サンタフェのお話はこちらに書きました。読んでみてください。

95.12.15記




satonao@satonao.com