ラスベガスでコムデックス・ショーを見たあと、ボクはサンタフェに向かいました。

ラスベガスから飛行機で1時間。
アルバカーキで降りてそこから車で1時間ちょいでニューメキシコ州の首都サンタフェに着きます。

サンタフェというと誰でも思い浮かべるのはあの宮沢りえの名作写真集「SANTA FE」でしょう。あの独特のアドービ建築とネイティブアメリカン(インディアン)アート。
でもこの街はヒーリングのメッカでもあるのです。

アートだってネイティブだけではありません。
まさにアメリカ中のアーティストが集まっているかのごとき様相を呈しています。どうやらここはアメリカ人にとっての「京都」なのですね。アメリカで一番古い街でもあり、アメリカ人が一番行きたい街でもあるようです(実際「世界中でどこに一番行きたいか」というアンケートをアメリカで行った結果、サンタフェが1位だったこともあるらしい。96年は3位)。

俳優などもサンタフェに住む(別荘を持つ)のがひとつのステイタスになっているようで、オンシーズンにはかなりの有名人が街に溢れるとか。
でも、そういう街だとは日本には聞こえてきていませんよね。

りえちゃんが泊まったのはエルドラド・ホテル。サンタフェ唯一の高級ホテルです。
ボクは一泊目そのエルドラドの隣のヒルトンに泊まりました。でもあまりにチェーン店すぎてサンタフェっぽくないので翌日ポサダホテルに越しました。
ここはサンタフェスタイルのコテージホテル。ファイアープレイスと日干し煉瓦(アドービ)。ここはわりとお勧め(La Posada de Santa Fe : 800-727-5276)。


ヒーリングのメッカといわれても最初はピンと来なかったのですが、かのシャーリー・マクレーンもここで前世を見てもらい、目覚めたと聞けば話は別です。
ボクはその昔、彼女の本を読んで精神世界の本に目覚め、シルバーバーチやホワイトイーグル、エドガー・ケーシーなどを読みふけった時代があるのです。
いまはちょっとお休みモードに入っているけどもともと興味津々の分野。そうか。サンタフェはそういう街なのか。次回来るときはしっかりそういう「グル」を予約して前世を見せてもらおう!と誓うのでした。

アートもメッカだけあって全体に作品が高い。ちょっといいな、とおもって値札を見ると45万円とかで、とてもじゃないけど手が出ません。
アートのギャラリーばかりが集まっているキャニオン・ロードをそぞろ歩いてひとつだけクラフトものを購入しましたが、それでも3万円。お土産には高いよね。
でも目の保養にはなります。町中にあるギャラリー(2時間も歩けば一回りできる程度の広さの街なのにギャラリーが50以上ある)も、それぞれ趣向を変えて目を楽しませてくれるのです。いいですよ。なかなか。歩いていて飽きません。

もちろんインディアンアートもいい。
写真のように道端に店広げて売っています(店を持つ資金もないらしい。店でインディアンアートを売っているのは白人資本)。

でもインディアンアートっていわゆる民芸だから、ボクは興味なく、買ってきませんでした。
あとからインディアンの暮らしを聞いて、「そうか、暮らしを助けるためにという目的でもいいから何か買えばよかったかな」とは思ったけど、気に入らなかったものはしょうがない。あ、会社のゴルフ親父たちへのお土産に、ゴルフのマーカー(グリーン上でマークするもの)を買ったな。純銀(?)のインディアンアート・マーカー。

サンタフェは西部開拓史に名を残す街だけど、まわりは日本人が想像するいわゆるサボテンとかはなくて、ピニョンという名の背の低い松がはえた砂漠があるだけ。砂漠といっても砂漠っぽくない、緑の砂漠。

ボクはコーディネーターにお願いして(サンタフェ唯一の日本人コーディネーター小林志寿子さん。夕飯や簡単な観光をつき合ってもらいました)、その砂漠の中を行く乗馬ツアーに参加させてもらいました。

乗馬は北海道のムツ牧場で何度か経験しているので(一応中標津町内競馬に出場したこともあります。速歩の部だけど……)自信たっぷり臨んだら、これがあなた、生まれて初めての「ウエスタンスタイル」。
片手でタズナもって片手は鞍から突き出た棒を持つ。これが初めてということもあって乗りにくくて乗りにくくて。
ボクが 乗馬経験者と聞いた乗馬場の先生、キャンターでどんどん先に行きます(写真参照)。いや怖いのなんの。落ちなかったけど冷や汗ダラダラで……また出直します。
※写真でピニョンが生えた砂漠の感じ、わかります?


サンタフェのおいしい店はこちらを参照していただくとして、ニューメキシカン料理について一言。

基本はチリなんですね。チリペッパー。
青と赤があって産地によって辛さが変わって季節には町中チリの匂いが充満する、などコーディネーターにはいろいろ聞かされたのですが、一見の日本人にはチリの味の違いなんてわかりません。
でも写真にあるように軒先はチリだらけ、っていう家はいっぱいあるのでした。

もうひとつニューメキシカンの主要要素にあげられるのはトウモロコシ。
この粉をつかってトルティーヤ、エンチラーダができます(トルティーヤはチャパティみたいなもの。小麦粉で出来たものはフラワートルティーヤと呼んで区別する)。

それらをテキーラ・ベースのマルガリータで胃に流し込むのがニューメキシコ料理。
メキシコ料理とは一応違うらしいけど、その違いまでは日本人にはわかりにくいですね。だってタコスも共通だし。なんか違いをコーディネーターの小林さんに説明してもらったんだけど……忘れちゃったというのが本当のところです。ゴメンなさい。小林さん。

小林さんはアリゾナからの流れ者。ものすごくかっこよい女性です。
サンタフェに行かれるときは忘れずにお願いしよう。もちろんお金はかかりますが、その分、サンタフェが自分の心の中には行ってくると思えば「安い安い」。連絡先はTEL:505-471-9022, FAX:505-474-8445。

市街地はこんな感じ。

ふつうのお家はこんな感じ。

95.12.15記(2002.9ちょっと改訂)




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