「たむたむたいむ」を覚えてますか?

あれは東京地区だけなのかなぁ。
あの頃(昭和50年頃)のニッポン放送は以下のような深夜放送スケジュールだったと記憶しています(正確に言うと火曜から土曜。月曜日曜は…なにやってたっけ?)

  • 0時00分〜0時10分「あおいくんとさとうくん」
  • 0時10分〜0時30分「たむたむたいむ」
  • 0時30分〜1時00分「コッキーポップ」
  • 1時00分〜3時00分「オールナイト・ニッポン第1部」
  • 3時00分〜5時00分「オールナイト・ニッポン第2部」



ボクはその頃中学生。

「オールナイト・ニッポン」を文化放送の「セイ・ヤング」にしたり、TBSの「パック・イン・ミュージック」にしたりいろいろ曜日ごとに変えて楽しんでいたけど、1時まではだいたいニッポン放送を聞いていました。

「あおいくんとさとうくん」というなんてことない‘うだうだ話’をだらだら続けている番組を惰性で聞き(そういえばさとうくんことケメはどうしているのだ? ボクの中学高校の先輩らしいが)、そのあとタムタムの音にのって始まるのが「たむたむたいむ」。
かぜ耕士という聞きなれぬパーソナリティがやっている20分番組でした。

だいたい毎日欠かさず聞いていました。
わりと静かなしゃべりで耳に心地よかったし、ちいさ〜いジョークを時々言うのがボクの好みでした。
勉強しながら聞いていることも多かったので「ギャグ垂れ流し」的な深夜放送(例えば鶴光のオールナイトとか)は疲れるんです。たまにクスッとできる。そんな程よさがこの番組の特徴でした。

タムタムの音にのせて彼のはじめの一言が終わるとCM。
そのあと曜日にもよるけど「何でも話そう30秒」っていう聴取者が電話でいろんなことを話すコーナーや「自作自演の歌」「最後のお便り」とかいろいろコーナーがあったな。

でも一番の人気は金曜日の「お便り読みっぱなしの20分」ってヤツで、文才のある人が聴取者に多かったとみえてなかなか面白かったんです。
軽いのから重いのまで。特に重めの議論が面白かった。いじめとか差別とか教育とかそんな話題が飛び交ってました。ちょうど今のパソコン通信に感じが近いかな。みんな発言する場を得て生き生き議論してました。

それに対するかぜ耕士の意見も‘優しい目の兄貴’的で悪くなかった。
上から押しつける意見を言わないんですよ、この人。議論に対して‘いかにも’みたいな結論も出さない。ただ淡々と読んで淡々と感想言って「でもそれはあくまでもボク個人の意見だからわからないよ」って。責任ない発言のように思えるかもしれないけど、こういうスタンスってわりと難しい技だと思う。だいたい大人って自分の意見を押しつけて説教してくるパターンが多いから(ボクも気をつけよう!)、新鮮ではありました。


各駅停車の青春に 多分この番組で彼の人気はかなり上ったはずです。
写真のように、「たむたむたいむ」の単行本も二冊出てました(もちろん買いました)。題名がちょっと恥ずかしいけど、当時ってこういうノリだったよね。


かぜ耕士はもともと作詞家で、あの有名な「涙をこえて」は彼の作詞。
でもその後名前を聞かないなぁ……本に「昭和19年生まれ」と書いてあるから今年(1997年)はもう53歳。
どうしているのかなぁ。喫茶店の親父なんぞをしていたら「イメージ」なのだけど。

まぁある時期、かぜ耕士という人間と生きた時代がボクにはあったということ。毎日毎日、受験時代の悩み苦しみをそれで紛らわせていたということ。毎日20分だけだけど、大きな影響を受けたと言うこと。それだけの極私的コラムです。すいません。

でも「たむたむたいむ」の終焉をまったく覚えていないんだよなぁ。どうやって終わったんでしたっけ。どなたか御存知の方は教えてください。



P.S.
友達の松木さんが言うには「かぜ耕士はセイヤングに出ていた」ってことだけどボクには全く記憶がないのです。どなたか覚えていたらそのへんのことも教えてください。←その後解決。セイヤングどころかオールナイトにも出ていたそうです。

1997.2.20記

P.S. 2
なんと!
かぜさん本人からメールが来ました(97年7月)。
インターネットってすごいメディアだねぇ。
かぜさんのメールを読みたい方はこちらから



P.S. 3
かぜさんからメールをいただいたり、その後お会いしたり、いろんなことがありいろんな出会いがあった末に、「かぜ耕士のたむたむたいむ」がウェブで復活しています!!!

復活一度目は【confeito】にて2002年2月11日〜5月11日。
二度目【青空彷徨篇】2002年5月29日〜7月11日。

そして現在は2002年7月12日より こちらでやっています。

ボクも管理者のひとりとして協力してます。どうぞご覧ください。




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