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和田誠

LV3「それはまた別の話」

和田誠・三谷幸喜著/文春文庫/638円

それはまた別の話
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映画ファンの中では、和田誠の対談相手といえば山田宏一と決まっていた。ベストカップル。それが今度は三谷幸喜だと言う。ま、彼も大好きだし、いい企画なので素直に喜ぶが、ボクは山田氏とのカップリングの方がやっぱり好きだな。三谷幸喜もいい味出しているけど、対等には渡り合えてなくて、わざと自分の小さなこだわりにツッコムことでなんとか自尊心を満たしている感じ。それを和田誠は微笑んで見ている感じ。

いや、三谷氏も健闘している。でももうひとつ話が膨らまないのが弱い。世代が少し違うからかな。それともこの手の「和田誠対談企画」にボクがちょっと飽きてきているのか。まぁ映画をビデオで詳細に見直せるようになってからは、和田誠の驚異の記憶力も神通力失ってきたしなぁ。
ちなみに題名はボクの口癖でもある。「あなただけ今晩は」や「ネバーエンディングストーリー」で効果的に使われていたセリフ、だよね。

2001年03月01日(木) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:映画・映像 , 対談

LV4「赤塚不二夫1000ページ」

和田誠責任編集/扶桑社/3048円

赤塚不二夫1000ページ
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なるほどー、赤塚不二夫の天才さってこういうことを言うのだなぁ!と再納得できる本。

彼のめちゃめちゃ多い作品の中から和田誠が1000ページ分選び出したもので、「おそ松くん」「もーれつア太郎」「天才バカボン」「天才バカボンのおやじ」「レッツラゴン」「ギャグ・ゲリラ」から数編ずつ収録してある。
キャラの造形力がものすごいこともあるが、なによりその思考停止的展開力が素晴らしい。なんでそうなるの?的、なにも考えてないでしょ!的、そんなハチャメチャなのアリ?的な展開に呆然とすることしきり。以降のギャグ系はすべて赤塚のマネであると言われるのが納得できるその作品力。

「おそ松くん」あたりにはさすがに古さを感じるし、超真面目な昭和時代あってこそのギャグも多いし、冗長な作品も見受けられる。そういう意味でただ赤塚賛美するものでもないが、この人の凄さにまだ触れていない人はぜひ。入門編にはいい。というか、いまから「おそ松くん」「もーれつア太郎」あたりを手に入れるのも大変だろうから、まずこれからどうぞ、ってところかな。

1999年08月01日(日) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:漫画

LV1「似顔絵物語」

和田誠著/白水社/1700円

似顔絵物語
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まぁなんというか、サラサラした本だ。まるで著者の似顔絵のようである。
山藤章二が書いたら濃厚にして毒のあるものになろうし、高橋春男が書いたら饒舌でデフォルメされたものになるだろう。そういう意味では画文一致。著者の本はほとんど読んでいるが、今回ほどそれを顕著に感じたことはなかった。

不満としては、似顔絵にまつわるいろいろをなぞっただけの内容の薄さと、挿し絵(似顔絵の例)の少なさ。著者による映画についての本などの内容の濃さ・着眼点の素晴らしさに比べるとどうしても見劣りがする。自分の本業な分だけ書きにくかったこともあろうが、もう少しつっこんで書いて欲しかった。

なお、表紙の絵はパターンを変えて5つこの本の中に出てくる。著者からのサービスですね。

1999年02月01日(月) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:エッセイ , 写真集・イラスト集

LV4「Portrait in Jazz」

和田誠・村上春樹著/新潮社/2200円

ポートレイト・イン・ジャズ
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和田誠のイラストに村上春樹の文章でジャズを描く、となれば冬の一晩を楽しく過ごせること請け合いだ。

まず和田誠によるジャズ・プレイヤーのイラストありきで、それに村上春樹がエッセイを乗せていっているのが普通の本と逆。プレイヤーの個性をつかんだ上質のイラストに刺激されて(プレイヤーの人選がまたすばらしい)、実にリズミカルにエッセイがスイングしている。村上春樹はこういう企画ものでも大変丁寧に書き込む。しかも新しい視点を各編ひとつは読者に与えてくれる。やっぱりすごい文筆家なのだなぁ。
というか、ジャズを好きに書く、という場を得て、イキイキしている感じ。すばらしい。

1998年02月01日(日) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:音楽 , 写真集・イラスト集

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