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リチャード・ハル

LV2「他言は無用」

リチャード・ハル著/越前敏弥訳/創元推理文庫/600円

他言は無用
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いわゆる英国紳士の社交場ともなっている「クラブ」。そこで起こった連続殺人事件を扱った推理小説であるが、1935年に書かれた古い作品であることもあり、今読むとちょっとイライラするくらいなのんびりさが漂っている。英国特有のシニカルな笑いと演出を余裕を持って楽しめ、その古さを味として面白がれる人でないとつらいかもしれない。
ただ、そのころのクラブの実際や、個性的でいかにもいそうな登場人物、英国的ゆったり感はそれなりに楽しめるし、現代英国でももしかしたら絶滅せず生き残っている種族の生態をかいま見られるという部分ではなかなか興味深い。つまりは英国好きならそれなりよ、というところか(ボクも英国好きなので読んだ)。

著者は技巧派推理作家として知られていたらしい。当時としては確かに技巧を凝らしてあったかもしれない。現代推理ものに比べて品はあるしのんびりさ加減も尋常じゃないし解決法も紳士的なので、ホッとする部分はあるのだが。

2002年02月01日(金) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:ミステリー

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