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山口正介

LV1「親子三人」

山口正介著/新潮社/1442円

親子三人
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山口瞳ファンとしては彼の親子関係とか普段の生活は覗きみたい。息子である著者がそれを息子の視点で書いてくれるのであれば是非読みたい。絶対読みたい。ということで購入。

言いたいことはよくわかる。でも、「山口瞳の子供でいることがどれだけ辛いかわかってよ、生まれながらに小説の登場人物なんだよ、だから僕はこうなっちゃったんだ」とかきくどく‘言い訳’と‘甘え’がずいぶんつらい。山口瞳を題材にするということは、山口瞳ファンを相手にするということだ。その辺を自覚して‘言い訳’と‘甘え’を出さずにきちんと書いてほしかった。ちょっとみっともない印象を持った。

「喫茶『風琴亭』のころ」という私小説も載せているが、随所に山口瞳の世界を意識して継承しすぎている部分が見られ、これもちょっとつらかった。ちょっと古臭い構成と題材。というか、こういう風に山口瞳と比べられてしまうこと自体のつらさを書いたわけで、うん、よくわかるよ。でもその辺は読者も承知している。大変だろうなと思っている。だからちゃんと書いてほしいと願うのだ。

1997年03月01日(土) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:エッセイ , 小説(日本)

LV1「僕の父はこうして死んだ」

山口正介著/新潮社/1200円

ぼくの父はこうして死んだ―男性自身外伝
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ここでいう父とはもちろん作家・山口瞳のことである。となると山口瞳ファンとしては読まざるをえないじゃないですか。

息子として父の死を書くのがどれだけ大変なことか理解は出来るが、著者も作家のはしくれ、もう少し整理して冷徹に書いて欲しかった。そんなに著者に悲しまれては読んでいる方は入り込めない。編集者のディレクションもまずいのかもしれない。テーマが行ったり来たりするし、同じ描写が多々出てくるし最後の方なんかもうヨレヨレ。もっと時間を置いて冷静に書くべきだと思う。

1996年06月01日(土) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:自伝・評伝

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