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山形浩生

LV5「コンピュータのきもち」

山形浩生著/アスキー/1500円

新教養としてのパソコン入門 コンピュータのきもち
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副題「新教養としてのパソコン入門」。
帯には「なぜパソコンはこんなに世話がやけるのか? コンピュータには使い方の知識だけでは片付かないもっと大事な考え方があります。それがコンピュータのきもちです」。うしし。コンピュータのきもちだって…‥おたく臭っ。だいたい入門書なんていまさら読むかいな。などと思いつつ、なぜか本屋で手にとり、ちょっと立ち読みし、すっとレジに持っていってしまったボク。

実は名著です、これ。
エッセイっぽいやさしい語り口調につられてすぅっと読みすすんでいくと、普通人でも自然とコンピュータおたくの発想法に近づけるようになっている。いや、そう、あなたはおたく発想などしたくないだろう。でも本の冒頭で「コンピュータはおたくによって作られた」という衝撃的な事実が明かされていることでわかるように、おたく発想が出来ないとコンピュータが何を考えているかがわからないのだ。永遠にコンピュータを使いこなせない。使いこなしたいなら、おたくたちがどう発想してコンピュータを作ったか、そしてどう育ってきたかを知らないといけない。知っておきさえすれば、かなりの疑問が氷解する。なかなか画期的な本なのだ。

なんつうか「アメリカ人はこういうときこういう発想をします」とかよく聞くじゃん? ボクたちはアメリカ人とつきあうとき、彼らの言語法と発想法を頭の中で整理して彼らにわかるようにコミュニケートする。そうしないと永遠にわかりあえない。それと同じような発想整理をコンピュータに対してもしてやろうということ。よりコンピュータとのコミュニケーションがスムーズになってくる。トラブル・シューティングの時にも、きっと威力を発揮する。

ええ、ボクはコンピュータ入門者ではありません。それでも、読んでいろんなことが頭の中で整理された。初心者にはもっと有用だろう。特に「コンピュータってわけわからない!」とコミュニケーションを投げてしまっているアナタ! とってもお気軽な本なので、一読をオススメします。

2002年11月01日(金) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:実用・ホビー , 評論

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