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山田詠美

LV3「メイク・ミー・シック」

山田詠美著/集英社文庫/419円

メイク・ミー・シック
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時間つぶしのために書店に入り題名が気に入って買ったのだが、短編集かなと思ったらエッセイ&写真集の文庫化だった。

山田詠美ファンにはたまらないであろう写真がいっぱい入っている。
ああボクは山田詠美ファンかも、と再確認してしまった。内容的には恋愛指南的エッセイが多い。ちょっと時代的に古いのが難だが、作者がやんちゃに書いている様が匂ってきて好ましい。一般的に恋愛指南的エッセイは愚劣な物が多くほとんど読まないボクであるが、山田詠美が書くとひと味違って感じられるから不思議だなぁ。

退廃、自堕落、享楽的…、そんな生活の中でしっかり地に足が着いていて流されない生き方。恋愛指南と別の面でなんだか参考になってしまった。

1999年07月01日(木) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:エッセイ , 写真集・イラスト集

LV5「4U」

山田詠美著/幻冬舎/1400円

4U(ヨンユー)
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「ヨンユー」と読ませるらしい。「フォーユー」かと思ったよ。

ま、それはともかく、著者会心の短編集。
人間の衝動としての「ラブ」を実に丁寧にそして軽やかに描いている。設定も展開も見事。ふっと読み飛ばせる軽い短編から丹念に字を拾いたくなる 重い短編まで取り揃えてたいへん楽しいときを過ごさせてくれる。
かといってブティックのように「ラブ」をおしゃれに並べているだけではない。その底に「人生に尻軽でありたい」著者のストレートな主張が貫いているから、読む方も気が抜けない。それにしても山田詠美は現代の気分を切り取るのがうまいなぁと感心するのである。狙いが見えてしまう村上龍なんかより自然で的をついている。いや、村上龍もすごいんですけど。

1997年10月01日(水) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:小説(日本)

LV5「アニマル・ロジック」

山田詠美著/新潮社/2500円

アニマル・ロジック
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前半は大傑作、後半は普通の小説である。
一人称でも三人称でも神の視点でもない新たなる視点を創作・導入したうえに、日本人が書いたとはとても思えない(読みながら何度も「これって山田詠美の本だったよなぁ」と表紙を見直してしまった)切り口でシャープに展開していく前半部に比べて、後半はちょっと「おセンチ」になってしまったのが残念。
読者は「ここまで来たならもうどうにでもして!」ともだえているのに、妙にまとめてしまった印象。惜しいなぁ。読者はそこまで念押ししなくても理解できるんだけどなぁ。空前絶後の大傑作を目の前にしていたのに……。でもね、やっぱり三ツ星クラス。前半部を読むだけでも買い。

1996年06月01日(土) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:小説(日本)

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