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森下賢一

LV5「不肖の息子」

森下賢一著/白水社/1900円

不肖の息子―歴史に名を馳せた父たちの困惑
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副題が「歴史に名を馳せた父たちの困惑」。
偉大な父と、そういう父を持ってしまった息子(たいていがしょーもない)の人生を集め、ざっと鳥瞰した構成だ。

「ジョー・ケネディとその息子エドワード」「エジソンと息子トーマス・ジュニア、ウィリアム」「カポネと息子ソニー」「ヘミングウェイと息子グレゴリー」「ロックフェラーと息子ネルソン」……。
著者は淡々と必要最低限の事実を並べて父と息子の人生を追うのだが、それが実にいいリズムとペーソスを生んでいる。いろいろ突っ込みたくなる出来事満載なのだが、中途半端に突っ込まない態度がこの本をいいものにしている。すごすぎる父を持った息子の人生、というとなんか特殊な例のようだが、これだけまとめてそういう例を読んでいくと、人の生のある普遍が見えてくるのもおもしろい。

2002年07月01日(月) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:ノンフィクション , 自伝・評伝

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