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マイケル・J・フォックス

LV5「ラッキーマン」

マイケル・J・フォックス著/入江真佐子訳/ソフトバンク・パブリッシング/1600円

ラッキーマン
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言わずと知れたハリウッド大スター、マイケル・J・フォックスの自叙伝。

まぁあれだけのスターなのだから本が売れるのはわかるが、この本がアメリカで大ベストセラーになったのには違う理由がある。著者にとって人生の頂点でもあった30歳のとき、彼はパーキンソン病に冒され、俳優生命もあと10年持たないと告知されたのである。その内情を含め、これからの人生、仕事、家族への思い、闘病生活などが彼のスターな半生とともに語られるのだもの、そりゃ売れるわ。そしてボクも買ってしまった。それほどファンでもないのに。

パーキンソン病に冒されたのに、題名がラッキーマンである理由を彼はこう言っている。
「この病気にならなければ、ぼくはこれほど深くて豊かな気持ちになれなかったはずだ。だから、ぼくは自分をラッキーマンだと思うのだ」。
思い上がっていた大スターとしての生活から一変してどん底へ。そして人生の深みを知りそれを本にする……厳しく言えばとってもありがちな本でもあるのだが、この本がそこらへんのありがちな回顧本と違うのは、文章と内省具合とその後の立ち直り、そしてパーキンソン病への理解と貢献がとてもよく書けているから。これは彼の性格の良さもあるのだろう。

2003年03月01日(土) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:自伝・評伝

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