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マイクル・コーディ

LV5「イエスの遺伝子」

マイクル・コーディ著/内田昌之訳/徳間書店/1800円

イエスの遺伝子
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確かに新人作家とは思えない構成力とドラマタイズ。
読者は著者の思うがままに引っ張り回される。分野的には遺伝子ミステリーみたいな感じだろうか、遺伝子という切り口から見た救世主の姿がとっても新鮮だ。たぶん発想のもともとはそこだと思うが、そこからここまで楽しめるミステリーに仕立て上げるとは並々ならぬ力量だと思う。

物語半ばまではその新鮮さと筋立ての巧みさに惑わされてめちゃめちゃ楽しめる。
が、後半はちょっと疑問。まず主人公が都合よく助かりすぎるし、結末の砂糖菓子みたいな甘さも気にくわない。この甘さがあるからこそ「ディズニーで映画化決定!」となるのだろうが、なんだかJ.P.ホーガンがときおり見せるような底なしの性善説で終わっているところがいかにもアメリカ的でちょっと白けてしまう。ま、とはいえ、抜群に面白かったのですけどね。

1998年11月01日(日) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:ミステリー

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