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松浦理英子

LV3「裏バージョン」

松浦理英子著/筑摩書房/1300円

裏ヴァージョン
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期待高まる松浦理英子7年ぶりの新作。

「親指Pの修業時代」以来待ちこがれていたが、結果は、うーむ、期待しすぎたかしら、であった。
いや、構成的には斬新・新鮮・血も踊るである。でも斬新な仕掛けには斬新な結末を期待してしまうのが読者の常。導入の第一章の一番最後の行を読んで「おや?」となり、章を追うに従ってどんどん「おお?」が広がり、構成の妙が理解できてきた途端に爆発する結末への知的期待…。

うーむ。結果的に、構成の新しさのみ印象に残ってしまったのがこの本の弱いところ。感心はするが感動はしない感じ。望みすぎなのはわかっている。感心するだけで充分かもしれない。でもなぁ…。惜しいところ。

2000年12月01日(金) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:小説(日本)

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