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いやー高校生相手の授業って難しいわ @南三陸町志津川高校

2013年4月24日(水) 9:03:46

昨日は早朝から移動して宮城県の南三陸町に出かけ、県立志津川高校の情報ビジネス科3年生を相手に授業した。

地元に就職する子が多い情報ビジネス科の高校生たち。
彼らに広告コミュニケーションのいろはを教えることで、復興および地域活性化を促進しようという企画である。

広告を教える、というよりも、「広告を作るスキル」や「コミュニケーション技術」を地元での日々の業務や会社や商店のPRに活かしてほしい、という趣旨のこの企画、南三陸町と志津川高校のご協力のもと、鈴木淳さんが組織化した「一般社団法人 地域活性化コミュニケーション塾」が主体となっている。

ボクは請われて塾長となり、1年にわたり、まずは志津川高校で教えていくことになった(仲間たちと手分けして教える。ボクが現地に行くのは4回ほど)。東北だけでなく、全国の様々な地域の高校生、そして事業者などへの展開も今後は考えている。

まぁ趣旨が素晴らしいのでご協力させていただくことにしたのだけど、いざ「高校生に教える」となると途方に暮れる。

大学生相手なら経験は多少はあるが、高校生となるとノリも意欲も学力もイメージできない。ボクが担当するのはこのシリーズの総括部分なのだが、南三陸の高校の専科の生徒たちにどのあたりの基礎から話さないと伝わらないのか、全然わからん!

担当時間は80分。
普通はヒトコマ50分らしいので特別授業である。長い授業は眠くなる。当初は座学でいろいろ教えようと思ったが「こりゃすぐ寝るな」と思ったので、質問と簡単なワークショップを多く取り入れ、なるべく対話しながら進めることにした。

しーん・・・
指してもなかなか答えない子が多い。目線を合わせない。笑いもしない。それでも女子は明るく答えてくれるのだけど、男子はなぁ。。。この年代の男の子ってシャイの極みで難しいんだよなー。

思わずくじけそうになる心を奮い立たせて教えて行く。
すこーし反応が出始めたのが、授業を始めて40分くらい経ってから。

ま、ボクの教える技術が未熟だということも大きいが、悪戦苦闘の末ようやくなんとかみんなの目がイキイキとしてきたかも、って頃に時間終了であった。空気がそれなりに暖まるまでに1時間くらいはかかったなぁ。

彼ら高校3年生は震災の年に高校に入学した人たちである。
つまり、3月11日に南三陸周辺で震災を体験し、あのとてつもなくひどい状況の中、4月にそれぞれの事情を抱えつつ入学してきた人たちなのである。

そのせいなのか、団結がとても固い学年だときいた。そうだ、次回はグループ討議みたいのを取り入れてその団結力を活かしながら教えてみよう。

南三陸は、いま、桜が満開。
志津川高校の正門に向かう坂道は桜のトンネルだ。

この授業シリーズが彼らがウキウキするような思い出になるようにしないとね。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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