ボラツア:初心者や高齢者が行っても大丈夫

2011年5月31日(火) 8:00:11

昨日のボランティア・ツアー(ボラツア)について、「ツアー情報はどこを見れば?」という問い合わせが多数ありました。すいません、書き忘れたw 「助けあいジャパン」のこのページで一覧できるようになっています。

ボクが参加したのはJTB法人東京のボラツア(第一回目)。他にもたくさんいろんなのがあるので、是非参加してみてください。それぞれに少しずつ「やり方」が違うと思うので、電話等で内容を問い合わせた方がいいですね。

とか思っていたらたった今NHKの「おはよう日本」でボラツアの特集をしていたw 取り上げられていたグループはボクたちと同じ地域(東松島)に入っていたグループだと思う。見覚えあるし。


さて、ボランティア・ツアー(ボラツア)、昨日の続きで「ボラ初心者が行って迷惑にならないものか、とか、力が弱い女性だけど大丈夫か、とか、もう70歳なのだけど役に立つのか」みたいな疑問にお答えしてみたい。

まず、実際に行ってみてどうだったか。
JTBのツアーの場合どうだったか、ですね。

40人乗りのバスで行ったのだけど、初心者がほとんど。男女比は、40人中女性が4割ほど(20代〜50代)。年齢構成としては、30代が多かった印象。団塊世代(60代)が5人くらいはいたかな。団塊のちょっと下を入れた熟年系で10人くらい。学生みたいな人はいなかったと思う。みな普通の勤め人風。女性は主婦も多かったかも。東京発のツアーだけど、地方からの参加も数人いた(新幹線で東京まで来た人や、夜行バスの乗り継ぎ)。

ツアーのいいところは、事前に人数や男女別、年齢などを把握して、災害ボランティアセンター(現地のボランティア拠点)に連絡をしておけること。つまり、事前に災害ボラセンの方で「こういう年齢構成で40人来るのね」と把握できる。で、その日の需要(日々変わる)と見比べて「では、この仕事をやってもらおう」と、「ちょうどいい仕事」が割り振られるわけ。

だから無茶な仕事が割り振られない。その男女比、年齢構成に合った仕事が割り振られる。

ボクのときは30人と10人の2グループに分けられ、前者は高齢者宅の庭のヘドロ除去(泥かき)。後者は元電器店の片付け&清掃であった。

グループの中でひとりリーダーが決められ(ボランティア経験者がなる)、その人が1時間ごとの休憩とか昼飯タイムとかを決める。あとは行くお宅の方の指示などに従い、みんなで作業をするのだが、作業分担の指示は誰もしない。でも、自然とみんな分担しだす。

ボクは30人グループに入ったのだけど、本当にみんな見事だった。
さっと自分のできることを見つけ、キレイに仲良く分担していく。くりかえすがほとんどが「ボランティア初心者」である。

集合場所からお宅まで歩き、「では、やりますか!」とリーダーが言ったあとは、各自それぞれ仕事を探して一気にかかる。
玄関先の細かい清掃に入る人。庭の泥かきに汗流す人。庭の枯山水を整える人。裏庭への道をキレイにする人。などなど。自然と持ち場が決まり、分担が決まり、適当に入れ替わる。バスの中で「自分のペースで。他人のペースに惑わされずに」と何回も言われるので、誰かが少々休んでいたら別の人がそこに入って作業をしたり、と、自然と譲り合い&助けあいが起こる。

つまり、力が弱い女性でも役割があるし、ご老人でも役割がある。
女性が多いグループだと炊き出しや清掃の仕事があるだろうし、これから仮設住宅などのボランティアが増えてくると「見守り」とか「傾聴」という女性やご老人が得意な仕事も出てくると思う(これらについてはまたそのうち書きます)。

あ。用意するものについての質問もあったので簡単に。

シャベルなどの道具は現地で借りられる(持っている人は持って行くといいが、まぁ借りられる)。
個人が用意するもので絶対必要なのは、ゴム手袋(丈夫なもの)、レインスーツ、長靴、マスク。全部ドンキで買えるが、長靴は安いのを買うとなんか異様に歩きにくいし疲れるので、出来れば自分の足にあったイイモノを買うのがオススメ。晴天が続いた場合はヘドロが乾いて舞うのでゴーグルも必要。これはスキー店かな。あとは帽子やタオル、そして水。汗みどろになるので着替えも多めに。そう、意外と大荷物になる。

持って行けば良かったなぁと後悔したのはヒコーキ用の枕。あの首を挟むタイプのヤツ。夜行バスであれがあるとかなり疲れが軽減されると思う。

それと、みんなが心配するトイレ。
これは意外と完備していた(仮設トイレ含む)。ツアーだとそういうところにも気配りしてくれるので安心っす。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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