国際女性ビジネス会議に参加してきた

2010年7月25日(日) 18:13:47

「第15回 国際女性ビジネス会議」に参加してきた。@ホテル グランパシフィック LE DAIBA

分科会のパネリストとしての参加だったが、せっかくなので朝の全体講演から夜のネットワーキング・パーティまでフル参加させていただいた。朝10時から夜8時までの10時間。長丁場だなぁと少し怖じ気づいていたが実際はあっという間。とても刺激的で楽しい時間だった。

女性ビジネス会議、というと、女性の職業権利関係の話?とかウーマンリブ系?(古っ)とか思われる方もいらっしゃるだろうが、確かに働く女性を応援している側面はあるものの、内容的にはほとんど性別は関係なく、とても濃く勉強になるカンファレンスであった。全部で800人くらいの参加があったろうか。会場は女性が9割9分。男性も参加できるが、やはり圧倒的に女性参加が多い。そういう意味では、昨日書いたように「超マイノリティ」を体験できた貴重な時間でもあったな。

プログラムは主催者の佐々木かをりさんの「開会の挨拶」から始まって、林文子さん(横浜市長)、鎌田由美子さん(JR東日本)、田坂広志さん(教授)、吉田和正さん(インテル社長)、秋池玲子さん(ボストン・コンサルティング)と、知る人ぞ知る素晴らしい講師陣が次々登壇した。

初めての参加だったので、さてどんな感じのカンファレンスだろうと興味本位で(正直そんなに期待せず)聴き始めたのだが、ド頭の林さんのスピーチで姿勢を正されることになる。身になる食べ物はひと口食べれば直感的にわかるもの。このカンファレンスは身になるぞ。周りの女性たち同様、ペンを取り出してメモ魔態勢。聞き逃せない内容ばかりのすばらしい講演が続く(プログラム一覧をみるとよくわかる)

どなたのスピーチも素晴らしかったが、林さんと鎌田さん、田坂さん(自作の詩を英語朗読。内容がすばらしい)、そして吉田さんと秋池さんのスピーチが実に良かった。…って全員か(笑)。特に挙げれば田坂さんと秋池さんのが印象に残っている。

これが午前の部。濃いなぁ。メモ用紙が真っ黒だ(あまりメモ魔ではないボクにして)。

ランチはフレンチ。ホテルの大宴会場の丸テーブルに800人近く座ってのカンファレンスなので、そこにローカロリーな女性向きのフレンチがサーブされた。
そして、コーヒー飲みながらのランチョントークとして、伊勢崎賢治さん(元アフガニスタン武装解除政府特別代表)とマエキタミヤコさん(サステナ代表)のプレゼンがあった。伊勢崎さんカルテットのJAZZ演奏も楽しかったが、なによりも平和活動を紹介した内容がすばらしい。ちょっと圧倒される経験談。温室の知識ではなく野生の知恵がそこにある。そしてそれを受けてのマエキタさんの「HIKESHI」活動も実に刺激的(→興味ある方はサイトへ)

ここからが午後の部。午後の部は分科会が10本あり、最初の5本が16時まで。次の5本が18時まで。その後、ネットワーキングパーティへと続いていく段取り。

で、午後の最初の5本のうちのひとつ「ツイッターで動く消費と社会」のパネリストとしてボクも登壇させていただいた。
ファシリテーターに佐々木かをりさん(当日のブログ)。パネリストに石倉洋子さん(一橋大学教授:当日のブログ)、神原弥奈子さん(ニューズ・ツー・ユー代表:当日のブログ)、そしてボク。石倉さんはカナダからツイッター参加だったので壇上は3人。3人ともノートパソコン開いて、石倉さんのカナダからのツイートも紹介しつつ、パネルをしながらツイートしていく(#joseikaigi)という忙しいスタイル。ボクは壇上からほんの数ツイートしかしなかった(できなかった)けど、神原さんと佐々木さんはパネリストでしゃべりながら実況(いわゆる“tsudaる”)をしていた。すごいなぁ。ま、その分ボクはしゃべりを充実させようとそれなりに頑張ってみた。石倉さんもご準備が大変だったようで、上でリンクしたご自身のブログに裏話がアップされている。

話した内容などは少しずつこの「さなメモ」に書いていこうと思う。パーティで感想などをお聞きできた感じだと、まぁまぁ好評だったみたいでホッとしている。

というか、パネリストなんかで登壇しているのがもったいないくらい、他の分科会のパネリストや内容がすばらしい。プログラム一覧で確認してみるとよくわかる。たとえば藤巻幸夫さんとか福島みずほさんとか松田公太さんとかが分科会の1パネリストだもんなぁ…。「参加者の平均満足度が、1996年の第1回目から前回まで、毎回98%を超えるという類を見ない会議」とサイトに紹介されているが、さもありなん。

最後のパーティもかなり盛り上がっていた。名刺交換も100人くらいと。いろんな方とお話しできて楽しかった。

過去にカンファレンスを手伝ったりしてわかったが、女性は知らない同士でもすぐ仲良くなるので、女性が多いカンファレンスは盛り上がる。男性が多いカンファレンスはそれぞれ知らない同士牽制し合って盛り上がりに欠けてしまう。出席者の9割以上が女性というこのカンファレンスは、それはもう「あんたたち古い友人かい!」というような輪があちこちで出来るし、積極的にどんどん名刺交換なんかがされていて活気があった。女性は強し。そして勉強熱心。日本はこのパワーをもっともっと活用しないとモッタイナイ。

あと、講師控え室でお会いした講師たちがみんな「爽やか」だったのが印象的。
佐々木かをりさんの人脈がほとんどだと思うけど、みなさん「自分に爽やかに自信を持っている感」が共通していて面白かった。自分にしっかり向き合っている姿勢がそういう爽やかさを生んでいる印象。いい意味でさらけ出し、開き直っている。虚飾がない。そんな感じ。控え室で様々な方と話をさせてもらっただけでいろいろ人生を軌道修正させられた。

こういう「視点・視野を広げてくれて、その結果としてモチベーションと展望が生まれるカンファレンス」はとってもいいなぁ。講師の特典として来年もゲスト参加できるようなので、来年も聴きに行こう(実際、参加者の半数がリピーターらしい)。佐々木さん、ありがとう。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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