蛇に噛まれた人

2007年5月15日(火) 12:21:06

友人と有楽町のスタバでアイスラテ飲んでたら娘からケータイに電話。

「お母さんが蛇に噛まれたの」

一瞬、アレ?ここドコだっけ?と混乱しつつ、なぜか川上弘美を思い出したりしつつ。蛇っていう単語があまりに突然なので絵がうまく浮かんでこない。ヘビ、というカタカナしか浮かんでこない。ヘビ。蛇。ヘビねぇ。んでもって「で?」と冷静に聞いてしまう。で?って。つか、いったい東京の真ん中でどうやったら蛇に?

妻が出る。「いや〜、買い物途中で小さな蛇見つけて『かわい〜』と手を伸ばしたらガブッてやられたの。毒、大丈夫かしら」とか、とぼけたこと言っている。どうやらグレーの細ーいヤツらしい。山道とかでたまに見るアレか。それにしたって都会ではめったに見ない。もし誰かの熱帯ペット蛇が逃げ出したのだったら毒もあり得るな。「まぁ大丈夫だと思うけどとりあえず検索しまくってみ」と言って席に戻る。他に言いようがあったかも、と思いつつ、まだ違和感から抜けられない。

「妻が蛇に噛まれたって」
「蛇?」
「そう、蛇」

普通のスタバが妙ちきりんな異空間に変わる。空気が微妙にゆがむ。あ、これって「表現」そのものだな、って思う。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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