トップ > おいしい店リスト > さとなおの行った店リスト【東京】〜銀座・神田・築地・神楽坂エリア
さとなおの行った店リスト 東京
銀座・神田・築地・神楽坂エリア
このコーナーは、ボクが実際に行ったレストランを記録したものです。
個人サイトの個人的食べ歩き記録です。ガイドでも評価でもありません。
ですので、読みやすさなどを考えずざっと一覧してあります。コメントも短く散漫なものです。ご了承ください。
ただ、この記録を利用して、あなたが行った店の感想とボクの感想とを比較することができます。そうして趣味嗜好がボクと合うか合わないかを調べ、趣味嗜好が近かった方は「さとなおの好きな店リスト」をご覧ください。店の選択により便利になっています(「このコーナーの使い方」参照)。
なお、自分の好き嫌いを相対化するために、店をラブ度で表しています。ボク個人の「お気に入り度」の目安として参考にしてください(味の評価でも店の優劣でもありません)。
また、古い訪問年月日の感想も出てきます。それはその時の感想。その後、当然、店は変化しています。それはご自分でお確かめください。住所・電話・営業時間などについても変わっている可能性があります(閉店した店もあります)。ご注意ください。
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| 銀座・有楽町・日比谷・新橋・芝 |
ヴァンピックル(銀座)
東京都中央区銀座4-3-4/03-3567-4122/18〜24/土祝16〜23/日休/6000円〜
フレンチ・バーベキューを標榜する。豊富なワインリストから選ぶワインを焼き鳥的バーベキューで楽しむ店。いや焼き鳥的というのは正しくないか。鳥ももちろんあるが、売りは豚のバーベキューなのである。どちらも香りがちゃんとあっておいしいが、まだ2000年12月に出来たばっかりというのもあるのだろう、高いレベルには行き着いていない。料理はまだまだこれから。豚の丸焼きなど面白いものもあり期待は出来る。ワインは、銀座で有名なワインレストラン「オザミデヴァン」の姉妹店だけあって、揃っている。銀座屋酒店の二階。01年1月。
久しぶりの再訪。店内ちょっと「生活感」みたいのが出ていて、ちょっと残念。もう少し清潔感を出して整理したほうがいいと思う。味は印象に特には残っていない。全体的にフレンチ・バーベキューというよりは「焼き鳥居酒屋」的になった感じ。サービスはまぁまぁいい。06年5月。
佐賀牛 季楽(銀座)
東京都中央区銀座5-4-6 ROYAL CRYSTAL GINZA 5F/03-5568-7080
肉料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
かわむら(銀座)
東京都中央区銀座7-3-16東五ビルIF/03-3289-8222
肉料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
銀座鮨処マルイ(銀座)
東京都中央区銀座2-12-10 藤ビル1F/03-3546-1701/11.30〜14/17〜22(土曜は〜20.30)/日祝・第3土休/6000円〜
鮨。丸の中に伊でマルイ。格安に新鮮なタネを握る良心的な店。ただ、ちょっと当たり外れがあるという印象だった(相当格安だから仕方がないけど)。もちろんおいしいのもあったが、全体に脂が乗っているネタを重視している模様。若者にはいいと思うが、少し年輩になると厳しいかもしれない。ただ、鮮度はいいので、鮮度重視の鮨が好きな方にはなかなかいい店だと思う。お客さんはよく入っていて人気は高い。土曜の夜はすべてのネタを一貫150円で食べられるらしい。それを狙って行くのは楽しいと思う。00年3月。
ととや(銀座)
東京都中央区銀座3-11-7/03-3543-3324
鮨。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
すきやばし次郎(銀座)
東京都中央区銀座4-2-15 塚本素山ビルB1F/03-3535-3600
鮨。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
やまいち(銀座)
東京都中央区銀座4-3-12伊藤ビル1F/03-5159-1122/日休
鮨。2005年12月開店した新しい店。茨城で鮨屋をやっていたご主人が銀座に「人生最後の勝負に来た」そうだ。銀座のド真ん中によくぞ。ただそんなに肩に力が入った感じではなく温厚でやわらかいご主人(50代か)。よくしゃべる。昔ながらの古い仕事を丁寧にやっていると聞いて伺ったが、鮨自体は「銀座では厳しいかも」という印象。様々な仕事がしてあり、煎り酒やら黒酢ヅケやら雪ヅケやらの工夫も多い。素材もなかなか。酢飯小さくタネ細長めの繊細な握りでバランスも悪くないが、いかんせん印象に残らないのが残念。そのひと手間の効果が見えにくい感じ。あ、それと訪問当日は煮切りがしょっぱすぎた。また、予約客の来店に合わせて仕事をし飯を炊くようで、途中酢飯が足りなくなったりもした。その際、客に甘えた。茨城ではそれでも通じるだろうが、銀座だと真剣な接待もあるし厳しい客も多いので気をつけた方がいいと思う。
雰囲気はよい。隠れ家のような外観、清潔な店内、タネ箱、檜のカウンター。でも立地と内装もあってか握りの質に比べてかなり高額。20000円以上は確実にかかる。自腹には向かない店。06年11月。
ほかけ(銀座)
東京都中央区銀座4-7-13/03-3564-2491/12〜14/17〜21/日祝休/15000円〜
鮨。銀座のど真ん中にして昔風木造一軒家。白い暖簾がすらりとかかる佇まいはこのまま長く保存してほしいくらい。激賞する方も多い老舗鮨屋で、雰囲気も気遣いも、江戸古式としての大ぶりな握りもそれぞれなかなかいいのであるが(コハダが特に良かった)、ボクにはちょっとタネと酢飯のバランスが悪い印象。大ぶりなのはいいが、酢飯がタネに対抗できず口の中にタネだけ残ってしまうことが多い。ボクの好みから言うとタネが勝ちすぎかなぁ。お好みでお願いしたが(お決まりだとテーブル席に通されてしまう。カウンターに座るならお好みを)、出てくる速度も目一杯速く、追い立てられるように食べて数十分で退散。これも江戸古式と言えば江戸古式。でもお酒すらまだ飲み切れていない(笑)。入店するのに勇気がいるが店自体はいたって気楽。若者向きの店ではないが、ある程度歳をとったら通ってみたい店でもある。05年6月。
二葉鮨(銀座)
東京都中央区銀座4-10-13/03-3541-5344/日祝休/8000円〜
鮨。明治初期から五代にわたって続く老舗。玄関左手に屋台鮨として使用した出窓を残す(かつて鮨は屋台で立ち食いが普通だった。その歴史が垣間見れる)、木造一軒家。その文化財のような外観にびびってなかなか入店できなかったが、思い切って入ってみるとわりと気楽で下町ちっくな落ち着ける鮨屋だった。店内は歌舞伎の舞台を意識した天井高い造り。おばあちゃんがレジ横に陣取り雰囲気抜群。つけ台も円形で独特。握りはどれも「絶品!」と唸る力強さはないものの、実に誠実で正当な江戸前。五代目ご主人はまだ若いのだが、ずいぶん落ち着いた鮨を握る。コハダ、白身などとても良い。ちょっと大きめだが、シャリとのバランスがいい握りだ。古びた内装を見回しながらゆっくり鮨をつまむと昭和、いや明治や江戸に戻ったかのよう。似たようなインテリアの鮨屋が多い中、貴重な雰囲気を醸し出している。ただし銀座なのでそれなりの値段。外観や雰囲気から考えると外国人のお客さんとかを連れて行く店のトップ候補である。銀座三原橋近く。02年9月。04年12月。その他再訪数回。
加納(銀座)
東京都中央区銀座5-4-15エフローレビル4F/03-3571-6081/20000円〜
鮨。銀座ホテル日航の近くから日動画廊の裏手(ソニービルとエルメスの間を入って20m程行った左側)に移転してきたらしい。銀座の同伴客や接待客に焦点を当てている鮨屋のようで、ボクには少し居心地悪かった。自腹で食べに行くのはあまりオススメできないかもしれない。
当日おまかせでお願いしたが、最初に数品出てくるつまみは実に美味だった。日本酒に合わせると特にチカラを発揮する料理が多く、からすみとこのわたを和えたものや塩辛などおいしい。が、握りに入るとその勢いが止まる。どってりした姿の握りで酢飯とのバランスもあまりよくなく、極私的にはあまり好みの方向性ではなかった。わりとやわらかく酢も弱め。タネはいいのだろうが活かしきれていない。サービスは接待族が喜ぶ感じだが、ボクにはあまり合わなかった。お酒は一種類だけらしいが銘柄を聞くと「なんだっけ?白鶴かな?」と答える。店を出るときお客の荷物を二度間違えたり、お酒やお茶への目配りもいまひとつだったり。ひとり2万以上する店としてはもうちょっと改善してほしいと残念に思った。04年11月。
からく(銀座)
東京都中央区銀座5-6-16 西五番館ビルB1F/03-3571-2250/12〜14/17〜23/無休/15000円〜
鮨。前は「加羅久」と書いていたが、近くの地下に移転してひらがなのみになった模様。「なか田」そして「奈可久」からの分かれのようである。氷柱のまわりにネタを並べるところに「なか田」系の流れを感じさせる。握りも大振りで「なか田」流。だが「なか田」より繊細な握りかもしれない。つまみをいただきながら握りに移行する楽しみ方がここではいいと思う。ただ、酢飯とタネの温度差が違和感を呼ぶ握りもあって惜しかった。ボクは「なか田」より好きだけど、これは好みだろう。96年9月。
新富寿し(銀座)
東京都中央区銀座5-9-17/03-3571-3456/11.30〜21/無休/8000円〜
鮨。安心できる味。老舗っぽい雰囲気も良い、上品な店である。20代に「こういう店を知っておくと箔がつく」と粋がって数度食べに行ったが、その頃は素晴らしいと思ったものの、30代後半や40代になってからの再訪ではまだ満足に至っていない。好きなタイプではあるのだが、値段のわりに普通かも。握りは小振りで固め。安定感は抜群だが打率が高いわけではない。くつろいでゆっくり食べていると意外と高くつくので注意も必要。昼から夜までぶっ続けでやっているのは助かる。というか鮨とはもともとそういうものかもしれない。歌舞伎役者などにもよく会う。90年9月初訪問。95年11月など再訪数回。
鮨好(銀座)
東京都中央区銀座5-12-8本州製紙ビルB1F
鮨。銀座で安く鮨を食おうと思ったらなかなかいいと思う。大衆的だがまともな鮨を出す。ヅケなんかも出してくれるし。ちょっとロケーションが「銀座の場末」って感じだけど。95年6月。※閉店。メールによる情報では、「鮨好」は廃業して「喜楽鮨」と合体したようだ。「喜楽鮨」は「鮨好」値段では食べられない高級鮨。97年10月。
寿司幸本店(銀座)
東京都中央区銀座6-3-8/03-3571-1968/11.30〜22.30/無休/18000円〜
鮨。明治18年開店、創業100年の老舗。 安政ニ年に木挽町に創業した大老舗「美寿志」(現在は銀座「美寿思」)の流れをくむらしい。「美寿思」もすしとワインを合わせることで有名だが、この店もワインブーム時にそのことで有名になり、いまではワイン好きもずいぶんカウンターに陣取っている。職人さんが多いのでどの人の前に座るかでずいぶん出来が違うとは思うが、ボクはたまたま店主の杉山氏の真ん前に座れた(杉山氏は2階で握る)。よく工夫されたつまみは洗練され、有機白ワインによく合った。握りに入るとリズムよく握る杉山氏のペースに巻き込まれ、どんどん行ってしまう。小振りで上品な握りは特に印象強いタイプではないが、とても安定している。失礼を承知で言うなら、会話を邪魔しない謙虚な味かも。でもインパクト強い美味もいいけど、本当の洗練はこういうところにあるのかもと思わせてくれる。
店内は有名な高級店とは思えない庶民的な造り。入り口に座っているおばあさんの感じとか、テレビがついていたりする感じとか、かなーりカジュアル。高級店だと緊張して入った方は拍子抜けだろうが、一方でとてもうれしくもある。サービスは親切。丸ビルに店を出してしまい、今後どう変わるかちょと不安。お土産用のばらちらしは名物。とてもうまい。03年6月。
きよ田(銀座)
東京都中央区銀座6-3-15
鮨。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
青木(銀座)
東京都中央区銀座6-7-4 タカハシビル2F/03-3289-1044/12〜14/17〜21/日休/20000円〜
鮨。先代のあとを急についだ現大将がプレッシャーにもうるさ方にも負けず、立派に銀座の真ん中でがんばっている。全体にとてもうまいと思う。最初に少し切ってもらったが、食感が違ったものを順に出してくる演出でどれも満足な味。珍味「アワビの歯」など特に忘れがたい味である。握りはどれもしっかり仕事がしてあるもので、シャリとのバランスが非常によい。まだ若いご主人だが、真面目な性格がよく握りに反映されていて気持ちがよい。まぁでも自腹族にはなかなかつらい値付けなので注意。適当に切ってもらって適当に握ってもらったりするとふたりで5万は軽く越えてしまう。すっと伸びたカウンター。清潔で無駄のない空間。気持ちのいい店であるので、お金に余裕があれば通いたいと思わせる。サービスはとても良い。00年5月。
なか田(銀座)
東京都中央区銀座6-7-19 ミクニ銀座ビル5F/03-3571-0063/12〜14.30/17〜21.30(祝日は夜のみ)/日休/15000円〜
鮨。銀座の名店として名高い。大振りの握りで酢飯は適温。口の中でほろりとほぐれるおいしい鮨だと思うが、個人的には値段のわりに満足度が低かった。相性の問題だろう。ちなみに15時頃ひとりで入ったことがある(まだ昼からぶっ続けでやっている頃)。イヤな時間だったとは思うがサービス陣の対応は見事で気持ちよかった。酒も飲まず高いネタも頼まず光り物中心に10貫ほどで9000円はちょっと高いと思うが、まぁ銀座のこの立地では仕方ない。カウンターの氷柱が「なか田」系のシンボル。夜は独特の雰囲気を醸し出す。96年10月。97年2月。※2000年2月に同じビルの2Fから5Fへ移転。近々再訪する予定。
新太郎(銀座)
東京都中央区銀座7-5-4 並木通り毛利ビルB1F/03-3574-9936/12〜14/17〜22/日祝休/15000円〜
鮨。長く神保町にあり、作家や出版社関係者に愛された店だという。壁に常連だったという開高健の「入ってきて 人生と叫び、出ていって 死と叫ぶ」という色紙が飾られている。この店のことを詠んだらしい。まぁそういう店なのだ。その握りはひと言で言うと真面目な鮨。柔らかく優しい酢飯に上質なタネを丁寧に丁寧に握る。それが口の中でそろりと崩れる様は素晴らしい。酢飯が柔らかいのはそんなに好みではないが、全体に上品で美しい鮨なのでそれなりに満足。ただ、ちょっとわさびが効き過ぎかも。
店内、実に気持ちよい清潔な空間で落ち着けるのだが、ご主人の風情がまたとてもよい。サラリーマン部長みたいな真面目さを醸し出し、客に対しても丁寧に応対。気を遣って話しかけてくれたりもする。息子さんもつけ台に立つが、5年もサラリーマンをしたあと蕎麦屋(母方の実家は神保町にある出雲蕎麦らしい)でも修行したという。サラリーマンを経験したあたりがなんだか信用できるんだよなぁ(笑)。ただドレッシングたっぷりのサラダから食事が始まるのは疑問。口がオイリーになってしまう。間の茶碗蒸しもいらないのではないかな。握りがいいので、普通に鮨だけでおまかせを構成して欲しいと個人的には思う。飲んで食べて15000円程度から。銀座ではまぁまぁ良心的。05年1月。
鮨 水谷(銀座)
東京都中央区銀座8-2-10 銀座誠和シルバービルB1F/03-3573-5258
鮨。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
寿司仙(銀座)
東京都中央区銀座8-6-9/03-3571-3288/11.30〜14/17〜21/土日祝休/15000円〜
鮨。並木通りの暗い小道(路地とも言えないような小道。「小笹寿司」もこの通り)にあるが、実に清潔な佇まいで凛としている。白いのれんも人を寄せ付けず、かなり入りにくい雰囲気。というか、銀座ということもあっていかにも高そうだし、常連相手っぽい感じがぷんぷんする。でも勇気を持って扉を開けると実はそんなことは全くなく、中に入ればとってもアットホーム。聞けば開店60余年。兄弟で握っており、ボクは奥のお兄さんの前に座った。こざっぱりシンプルな店内は感じが良く、こういう店の常連になりたいなぁと感じさせる。有名な店だけに期待は高ぶる。酒は「キクマサ」と「北の誉」のみ。魚を少し切ってもらい、すぐ握りに移行する。小振りな酢飯に大きめのタネ。姿はそんなに洗練されていない感じ。あれれ?と思っているうちにどんどん出てきて(攻めるようにどんどん出てくる)、あっという間に満腹。中では青柳がとてもよかったが、他はあんまり印象に残らなかった。お兄さんとの話もかみ合わず、弟さんはギョロリと怖いし、値段も軽く食べて15000円行っちゃったし、なんかくつろぐ間もないような握り攻撃だったし、ボクはそんなに好みではないかもしれない。なお、昼のばらちらしは名物らしい。04年5月。
小笹寿し(銀座)
東京都中央区銀座8-6-18第5秀和ビル1F/03-3289-2227
鮨。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
久兵衛(銀座)
東京都中央区銀座8-7-6/03-3571-6523/11.30〜14/17〜22/日祝休/12000円〜
鮨。昭和11年創業の有名店。鮨といえば久兵衛、とすら言われ、北大路魯山人や志賀直哉も通ったし、ウニやイクラを軍艦巻きにしたのもこの店が最初と言われる。歴史に残る名店なのは間違いない。いまでも客層はたいしたもので、各界の名士からバブリーな同伴客まで金持ちがずらっと揃う。だからかさすがに接客は手慣れたもの。どの握り手の前に座っても愛想よくくつろがしてくれて、ちょっとクラブかと思わせるような気持ちよさがある。そういう意味ではいかにも銀座な店なのだ(ただし香水プンプンの女性やタバコがんがんのお客が近くに座ってしまったら不幸である。銀座ゆえそういう危険が常につきまとう店でもある)。
ただ、難を言えば職人が多く、どの職人の前に座るかはその夜の運であることが残念。同じ値段を取るなら親方と弟子ではやはり親方に握って欲しいもの。もちろんこれだけの名店なので客側にもそれだけの格も要求されるが、ポケットマネーを握りしめて行く客は若い職人の前とかだと少し割り切れない思いになるだろう。そういう意味では親方がひとりでやっている店の方が好きだし、自腹客はそちらの方が向いているとは思う。
握りはボクの好みの大きさ。大きすぎず小さすぎず。コハダ、マグロなど、旬のものはすべてはずれなし。酢飯はちょっと酢がきつい気がするし、全体にしめすぎなところがあるのだが、これは好き嫌いの分かれるところだろう。ホテルオークラなどにも支店あり。オークラの方が客層がよく、ゆっくり食べられるかも。94年8月。97年2月ほか再訪数回。
TEN・ICHI deux(銀座)
東京都中央区銀座4-1西銀座デパート1F/03-3566-4188/11〜21.30/無休/名物天丼1600円
天ぷら。「てんいち・デュー」。つまりはあの銀座の老舗「天一」の廉価版なわけですね。天一の味をお気軽に、というコンセプト。眉に唾つけながら入店したのだが、ごま油で揚げた「名物天丼」(1600円)は意外においしくそれなりに満足。セットでついてくる赤だしもおいしい。「deuxセット」というセットもあるが、ここは名物天丼で十分かと。西銀座デパート1F。細長い店内は仕方ないとはいえ、その内装とテーブルなどの設えがちょっとだけ時代遅れかなぁ。01年4月。
近藤(銀座)
東京都中央区銀座5-5-13 坂口ビル9F/03-5568-0923/12〜13.30/17〜20.30/日・祝月休/10000円
天ぷら。もと山の上ホテルにいた近藤文夫氏の店。池波正太郎が愛した近藤さん(当時「山の上ホテル」)の料理。池波正太郎好きにはたまらない店だろう。さつまいものてんぷら(時間がかかるから先に注文しておく)と天茶が名物。他には野菜類がわりと印象的。さつまいもは分厚くほくほくでおいしいが、全体にインパクトが強い味ではなく、極めて真っ当で穏やかなもの。山の上ホテルの店と同じような印象かな。ちなみに揚げ鍋をふたつ使うことでも有名な店である。油の温度が下がらないよう、タネが浮いてきたら鍋を移す気の使いよう。丁寧な店である。95年11月。
改装して久しぶりの訪問。白木のカウンターになり清々しい。ただ奥の部屋に通されてしまい、近藤氏ではなく若手に揚げてもらうことになり、その若手もどこかおどおどしていて正直もうひとつだった。彼は頻繁に目の前からいなくなり、サービス係もめったに来ず、食事の楽しさもほとんどなかった。これで同じ料金は解せないなぁ。こぢんまりと親密な奥の部屋をわざわざ作った意味は? 夜のコース8400円から。06年11月。
あさぎ(銀座)
東京都中央区銀座6-4-13/03-3289-8188
天ぷら。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
天亭(銀座)
東京都中央区銀座8-6-3新橋会館B1F/03-3571-8524
天ぷら。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
金兵衛(銀座)
東京都中央区銀座1-6-16/03-3561-2034/12〜21/土日祝休/25000円
割烹。銀座には珍しい純和風一軒家で関西料理を食べさせる。ここで出た自家製酒盗と豚の背脂が入った沢煮が忘れられない。非常においしかった。他の料理も全体に上品で一工夫あり良質。おいしい。でも…高すぎる。立地からしてしょうがない部分もあろうが最低一人25000円くらいする。それだけの価値が個人的にあるかと言われると迷うところ。沢煮はもう一度食べたいのだけどなぁ。もっと歳をとって財布が気にならなくなったら再訪したい。97年10月。
蕪屋(銀座)
東京都中央区銀座3-2-11/03-3561-3003/17〜23(日祝17〜22)/無休/5000円〜
串焼き。かぶらや、と読む。今風の暗くてお洒落な店内。調度も凝っていて炭焼きだし雰囲気はいい。が、はっきり言ってボクは再訪しないだろう。料理はどれもハテナ。ポイントがなく焦点も来ていない。サービスもいまひとつ。ベルトコンベアーのように客に食べさせ送り出す。入店すると入り口で食べるコースを決めろといい、やっと席につけたと思えば、他の客が来たらテーブルを移動させられ、会話の途中を顧みずどんどん横から料理の説明をし、食べかけでも次々お皿を下げ……すべてが店側の論理・都合だけで成り立っている。客をどう楽しませようとかいう精神はそこにはない。客に給食よろしく順番に食べさせてなるべく早く送り出せ! それしかない。気分悪いしマズイので入り口で頼んだ一番安いコースのみで帰ろうとしたら、会計時に「突き出しが500円」とわかった。3800円のコースだったはずなのに、それじゃぁ4300円と最初から書いてほしい。あのひとかけらの突き出しが500円! 酒ちょっと飲んでふたりで13000円。ひどすぎる。青山にも支店あり。00年7月。
はち巻岡田(銀座)
東京都中央区銀座3-7-21/03-3561-0357/17〜21/日祝休/10000円〜
小料理。雰囲気、味、ともに好き。ロケーションも良く(松屋裏)、なんかやけに「銀座」を感じる店である。山口瞳をはじめ、川口松太郎、戸板康二、川端康成、歌舞伎の名優達、と、そうそうたるメンバーに愛された店だ。大人の常連さんたちを邪魔せずひっそり行きたい店。ここに行くには「品」みたいなものが必要だ。もっと歳をとり、成長しないと通ってはいけない店のような気さえする。
基本的に江戸料理で、岡田茶碗やえびあげしんじょなど、一品一品すごくびっくりすると言うわけではないが、雰囲気とともに味わうととてもうまい。安くもないしすごく印象的でもないが、明治・大正・昭和をその文化と共に味わえる店はもうここしか残っていないのかもしれない。冬の鮟鱇鍋は絶品らしいが未だ食べていない。50の声を聞いたらぜひ食べに行きたい。50でも若造かな。そんな店。二階の座敷には山口瞳の生原稿が飾ってあった。95年10月。01年11月。
樹庵(銀座)
東京都中央区銀座4-13-15
小料理。じゅあん、と読む。カウンター5.6席の小さな小さな店。昼はお茶と和菓子、夜はコース料理とお酒を楽しめる。女将さんがひとりでやっており、夜はおまかせ(1万円)しかないが、料理はどれもホッと出来る味でおいしい。コストパフォーマンスが悪い気もするが立地や規模を考えると仕方ないだろう。気持ちの良い空間だ。歌舞伎座の海側横の筋、茜屋珈琲店脇にある。00年7月。※閉店。
六雁(銀座)
東京都中央区銀座5-5-19 銀座ポニービル6F7F/03-5568-6266
割烹。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
むとう(銀座)
東京都中央区銀座6-4-16/03-3571-0723/日祝休
割烹。銀座の古い一軒家民家で、静かに落ち着いて食べられる。1階のカウンターとテーブルでは6000円からのコースが楽しめる。2階の座敷は12000円からのコース。どちらも趣よい空間で丁寧な料理が楽しめるだろう。銀座なのに高級すぎず、かといってカジュアルすぎず、古い趣もあるし、なかなか貴重な店なのである。入り口でおばあちゃんがレジを守り、女性陣も数人感じよく働いていて気持ちよい。夜のコースは〆の鯛茶が名物。どの料理も派手さはないが滋味溢れ食後感が気持ちよい。昼は日替わりだが、刺身定食(1400円)をよく利用する。ご飯と味噌汁の味がよいし、心静かに落ち着けるので、仕事にイラついた昼ご飯などに最適。こういう渋い店を一軒銀座で知っておくと便利。04年11月。
馳走そったく(銀座)
東京都中央区銀座6-7-7 2F/03-3289-8010/11.30〜13.30/17.30〜21.30/日祝休(土曜夜のみ)/10000円〜
割烹。実際には「そったく」は漢字で、口へんに卒に啄。ひと言で言うと「銀座で本格関西割烹でコース8000円でちゃんとおいしい」というお店。最初は「銀座で割烹が8000円? 近頃はやりの安い偽割烹?」と疑ったが、ちゃんとした割烹で、味も本格。どの料理もとてもおいしく、同行者と思わず「へぇ〜」と顔を見合わせた。もちろん8000円は安くない。でも銀座の真ん中でこの質でこの値段はなかなかなのだ。量的にも9品出てくるのでそこそこ。どれも基本的な技と創意工夫に満ちていておいしい。店内は狭く全部で16席ほど。だから食材を大量に仕入れて安くしているタイプではなく、少量だからこそ出来る小回りのきく工夫をしているということだろう。和服姿の女将のサービスもつかず離れず気持ちがいい。銀座も捨てたもんではないなぁと思わせる質の店。8000円以外に10000円、12000円のコースもある。女性同士でも臆せず入れる雰囲気なので、わりとオススメかも。昼は点心2000円。昼懐石5000円・7000円もある。02年12月。
嵯峨野(銀座)
東京都中央区銀座7-3-8 若竹ビル2F/03-3572-1766/17〜24/土日祝休
小料理。銀座7丁目の細い細い路地を入った右側2階にある小さな割烹。いや居酒屋に近い雰囲気の気取らない店。親父さん、お母さんを含めて、とても温かい空気が漂ういい店である。料理がどれもほっと安心できるもので、びっくりするような美味は多くないが、それぞれにふぅと疲れが抜けていくような味わい。いただいた中では「牛すじの煮込み」「鶏だんごと白菜のスープ煮」や「ポテトサラダ」、「鯨の生姜焼き」や和え物、ぬたなどがとてもうまかった。あ、はたはたのぶりっこもネバネバで実に珍味だったなぁ。全体に「嵯峨野」というだけあって京のおばんざい系。でも上品すぎず、優しく楽しい料理群になっている。煮物やおひたしがちゃんとしていて、焼き物と揚げ物のバラエティもある。きちんと仕事がしてあるけど、それを正面きって主張してない程の良さ。全体にすごく印象的という店ではないが、安心してちょっこっと飲める銀座の店の候補として持っておきたい店。カウンター8席、座敷ひとつ。05年12月。
銀座とよだ(銀座)
東京都中央区銀座7-5-4 ラヴィアーレ銀座ビル2F/03-5568-5822
割烹。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
杓庵(銀座)
東京都中央区銀座7-5-10
京都おばんざい。鼻歌まじりの元気なおばあさんともうひとりの女性ふたりでやっている小さな店だが、京都の家庭そのものの味はとても上品でおいしい。料理によってはちょっと塩がきついものもあるが、全体に薄味。炊き合わせやワカメの揚げたの、小鯛の笹漬けなど。焼き魚もいいものを揃えている。酒も八海山などなかなか。いい店なのだが資生堂の隣という場所柄かちょっと高い。銀座だし仕方ないけど。99年12月。※閉店
唐井筒(銀座)
東京都中央区銀座7-6-19 ソワレド銀座弥生ビルB1F/03-3571-0755/11.30〜13.30/17.30〜22/ 土日祝休(10〜3月は土のみ17〜 21営業)
割烹。すっぽん料理。「からいづつ」。資生堂「ロオジエ」のななめ向かいという立地にしては比較的安価に鍋が楽しめる。すっぽんコースこそ21000円するが、他の鍋は5000〜7000円くらい。上品な味付けの一品ものと組み合わせてもそんなに高くなく終えられる。丁寧できちっと焦点の来た味付けだが、多少印象が弱いか。店内はわりとカジュアルでごちゃついた印象。もう少し高級感を演出してもいいかなぁ…。
ちなみにランチがとてもいい。銀座トップクラスのコストパフォーマンス。「かれいの揚げおろし定食」が特に。でっかい切り身のかれいが揚げたてでジュージューいっているところに大根おろしとダシがかかっている。そこに小鉢がふたつ。そして漬け物とお味噌汁と大盛のご飯。んでもってぜんざいのデザートまでついて1000円。善い哉。05年5月。
きく(銀座)
東京都中央区銀座8-4-4 山田ビル2F/03-3574-7237
小料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
食坊たくみ(銀座)
東京都中央区銀座8-7-8 きゅうぺるビル3F/03-3571-0874
割烹。こぢんまりした親密な店で、料理はどれもなかなかうまい。特にじゃがいもの千切りバター炒めとまぐろのかまが名物のようで、みんな頼んでる(笑)。じゃがいもの千切りバター炒めは確かに印象的。銀座のこの手の割烹では格安め。おかみさんが愛想がいいのか悪いのか微妙な感じ。常連のオジサンたちが気持ちよく溜まってるタイプの店。05年4月。
吉宗(銀座)
東京都中央区銀座8-9-16 長崎センタービルB1F/03-3572-7686/11.30〜21/無休
長崎料理。「よっそう」と読む。長崎の有名店の銀座支店で1970年からここで営業している。長崎本店は1866年に長崎を訪れた伊予松山藩士吉田宗吉が創業したという(「よしだそうきち」だから「よっそう」なわけね)。長崎本店に行ったことがあるが、それはそれは重厚で趣のある建物でほとんど観光地。二階の大座敷の隅に座っただけでワクワクするが、銀座支店は食堂みたいであの雰囲気を一滴たりとも伝えていない。それが何より惜しい。料理は名物「茶碗蒸し」と「蒸ずし」、そして長崎ちゃんぽんと皿うどん、そして長崎でよく食べられている鯨料理などがある。初めてなら茶碗蒸しも蒸ずしのセットがいいだろう。長崎本店と同じ味だ。江戸末期から名物だった意味はわかるが、なんでもある平成の世だと普通っぽい感じは否めない。長崎出身者は本当に喜んで食べる。郷土の味なのだろう。06年10月。
銀座あさみ(銀座)
東京都中央区銀座8-16-6/03-5565-1606
割烹。2000年開店。「京味」出身のご主人が包丁をとる。檜のカウンターが気持ちがいい。強く印象に残す料理はなかったが、まぁ安定しておいしかった。八寸やお椀がもう少し立ってくるといいのだが。〆は鯛茶漬け。ランチの名物でもある。多少塩がきつい。鯛茶漬け一品ならこれでいいが、コースのラストとしては塩きつすぎ。鯛茶は、最初ゴマだれで鯛だけたべてもいいし、ご飯に載せて丼にしてもいい。そして熱いお茶をかけると鯛が表面上固くなってまた違う味が楽しめる。鯛は6〜8切れ。サービスはなかなかいい。ご主人もよい感じ。いい店なので成長を待ちたい。カウンター10席ちょい。お座敷いくつか。04年4月。
なかね(銀座)
東京都中央区銀座8-17-9/03-3541-3380/11.30〜13.30/17.30-22
小料理。居酒屋のような店内だが料理はなかなか美味しい。カジュアルで気取らない家庭料理の延長味。でもちゃんとツボを心得ていて美味しいのである。コースは5000円程度で10品くらい。築地が近いからって魚の仕入れがいいとは限らないが、刺し身はちゃんとうまい。最後の焼きおにぎりまでそこそこ楽しんだ。
この店のランチがいい。「まぐろ茶漬け」一品のみ。丼にたっぷり入ったご飯(麦入り)に味噌汁、お新香、番茶が入った急須、そしてまぐろ。まぐろは細かめな短冊状に切ってあり、ゴマダレに海苔とわさびをかけられて、わりと量多く出される。これが1セットである。まずはゴマダレとまぐろをよくかき混ぜてからまぐろをご飯に乗せて丼みたいにして食べ(茶漬けに合わせて調味してあるので多少塩辛い)、その後ご飯が2分の1ほどに減ってきたら残ったまぐろを全部乗せ、番茶をかけてまぐろ茶漬け。そう、鯛茶と同じ要領。これが人気で昼は相当行列になっている。05年8月。
三州屋銀座店(銀座)
東京都中央区銀座2-3-4/03-3564-2758
居酒屋。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
秩父錦(銀座)
東京都中央区銀座2-13-14/03-3541-4777/17〜22(土〜21)/日祝休/4000円〜
居酒屋。昭和初期に建てられたという建物を利用した店。造り酒屋風で天井が高く、お座敷は床の間や柱時計がある。カウンターは分厚い一枚板だが、年季が入ってななめにしなっている。そういう空気の中で飲めるだけでうれしくなる、いい感じの居酒屋さんだ。料理はいろいろあるが、ここならではの名物は紙カツレツとさつま揚げだろう。紙カツは薄く大きく伸ばしてある。さつま揚げは丸くボール状。ちょっと接客がぶっきらぼうだが、酒の香りが似合う雰囲気の居酒屋としては貴重かな。お酒は当然の如く「秩父錦」のみ。02年3月。
さんさく(銀座)
東京都中央区銀座2-12-5/03-3546-2548/7000円
居酒屋。旬の小料理を出す。築地の地にあってわりと普通っぽい感じではあるが地元民でそこそこ流行っている感じ。とくに驚きはないのだがまぁ標準的ないい店だ。お酒は「銀盤」。これはおいしい。刺身よりも焼物煮物の方がお勧めかも。96年6月。
ささもと(銀座)
東京都中央区銀座4-3-7/03-3564-5881/18〜26/2000円〜
串焼き。牛と豚のモツ焼き中心店である。内臓をはじめいろんな部位が揃っているのでいろいろ取って複数人で分けたいところだが、お箸が出ない(串を活用してお箸代わりにする)から分けにくいのが難。部位的に希少なものは裏メニューとしていろいろ揃ってはいるらしい。お店の人に聞いてみよう。煮込みもうまい。キャベツ煮込みが特におすすめ。ブレカラ(ブレイン唐揚げ、つまり脳の唐揚げ)、ブレサシもいい。飲み物は名物の葡萄割り(焼酎に赤ワインを少し入れた物)もあるが別にすげーうまいものというわけではない。エビスの生の方がいいかも。01年5月。
福みみ(銀座)
東京都中央区銀座5-10-9銀座YKビルB1F/03-3289-2933/4000円
串焼き。串焼きビストロを標榜する。店内煙がモーモー。おいしそうな雰囲気は漂っている。串焼きはどれもまぁまぁの味で、ガシガシ食べるにはちょうどいい感じ。そう、ここは居酒屋的にワイワイ楽しむ店だ。周りはそういう若者で溢れていて非常に活気がある。店員がやけに元気なのもよろしい。気軽に利用できる銀座では数少ない店なのかもしれない。00年11月。
佃喜知(銀座)
東京都中央区銀座6-3-7/03-3574-1589/17〜22/土日祝休/6000円〜
居酒屋。「つくきち」と読む(「喜」は七がみっつの「き」)。創業30年以上の老舗有名店。有名だがいたってカジュアルな居酒屋でとてもくつろげる雰囲気。一見さんでも全く問題ない。おばさんと娘さんたちの4人ほどで家族的な対応をしてくれる。築地のマグロ卸「佃吉」の家の出で、関西割烹「出井」で修業したというご主人はとても丁寧かつ着実な仕事でおいしい酒の肴をいろいろ作ってくれる。仕入れが抜群の魚系は間違いなくおいしい。その日一番の仕入れ物はすぐ売り切れてしまうから、魚目当てなら開店後なるべく早く入店しないといけない。そうでないと相当くやしい思いをする。
メニューは数が多く、どれを頼むか迷う。そういう場合は店主に率直に尋ねてしまうのが一番。ちょっと怖面な方だが優しいから大丈夫。でも店主に一度聞きだすと「次は○○にしましょうかね」と笑顔でどんどん出してくれたりするので、多少財布と相談しつつ頼もう(でも銀座値段では全然ない)。刺身系はもちろん、煮物系もいい。関西割烹出身なので味は薄味だ。カウンター約10席と小上がり数テーブル。04年11月。再訪数回。
竹富島(銀座)
東京都中央区銀座6-12-13 大東銀座ビルB1F/03-5537-1293/17〜27(土日祝〜24)
沖縄料理。銀座8丁目の「リトル沖縄」や銀座3丁目の「ちゃんぷるぅ家」の系列店。赤瓦や土壁を上手に利用した店内はわりと広く使い勝手がよい。オリオン生と泡盛(品揃えはさすが)で食べる沖縄料理は標準的な感じ。特に印象的な料理はないが、どれもちゃんとはしているし、わりと珍しい素材も入れている。ごく標準的な沖縄居酒屋だと思う。04年10月。再訪1回。
七厘や(銀座)
東京都中央区銀座8-3-10/03-3572-4800/17.30〜28(月〜金)/17.30〜23(土)/日祝休/5000円〜
居酒屋。銀座の外堀通り周辺に4軒も店を展開している。ボクが行ったのはリクルートビル前。テーブルでもカウンターでも七厘が出てきて、豊富な種類が揃う魚の一夜干しや地鶏、肉、野菜などを炙って食べる。鍋も七厘で炊く。だから「七厘や」なのね。炙っては飲み、飲んでは炙る。楽しいしおいしい。それぞれの食材が珍味系も含みなかなか吟味されているのも良い。居酒屋系の一品物も充実しているので満足度は高いだろう。ちなみに種類別に書くと、漁師料理・百珍滋養料理・野鴨料理・精進料理・薬膳料理・江戸料理・せいろ蒸し料理・その他、となっている。お酒もバラエティ富むセレクト。ちょっと工夫のある充実した居酒屋として利用価値は高いかも。ただし、珍味系を炙って食べ続けていると結局かなり高めになってしまうので注意。03年4月。
リトル沖縄(銀座)
東京都中央区銀座8-7-10/03-3572-2930/17〜27(土日祝16〜24)/無休/4000円〜
沖縄料理。銀座で安くて27時までやっている沖縄料理店として知っていると便利な店。オリオンの生ビールも標準装備。泡盛も各種揃い、料理も基本的でおいしい。サーターアンダギーが自家製だったりするのもなかなかうれしい。店内は沖縄色が特に強くもなく、沖縄文化に慣れていない人でも抵抗ないだろう。ただしここ、常に満員。沖縄ブームも手伝って、非常に人気がある。飛び込みで行くなら、深夜の時間帯でないと無理かもしれない。03年5月。
藤半(銀座)
東京都中央区銀座8-5-18ソシアルビル2F/03-3574-0491/17〜27(土〜23)/日祝休
居酒屋。大井町に本店がある北海道料理店で、かなり気楽な雰囲気の居酒屋。ホッケやサケをはじめとした代表的な北海道の食材や、数々の珍味も豊富に取りそろえられている。もともと北海道料理というのは調理したものと言うより素材勝負なので、そういう意味ではよく努力されている。料理自体は焼き物がおすすめ。熱燗を頼むとオリジナルブランド酒が出てきて、これはわりと悪酔い系だ。冷酒の方がいいかもしれない。全体的に普通の居酒屋であるがよくはやっている。銀座で気楽にガハハと飲みたいならこういう店もありかな。02年1月。
居酒屋Jolly(銀座)
東京都中央区銀座7-3-15/03-3573-0424
居酒屋。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
お多幸(銀座)
東京都中央区銀座5-4-16/03-3571-0057/16.30〜22.30/日祝休/4000円
おでん。有名店。濃く色づいたタネに関東おでんの本流を見る。冬はちょっとせわしないくらい込むがなかなか雰囲気がある。熱燗におでんをハフハフ食べて額に汗をかき、サッと寒風吹きすさぶ銀座の街に出る。その気持ちよさのために今日もまた行きたくなってしまう。豆腐、大根、うまい。〆は茶めしをぜひ。ずっと食べなかったのだがこの前初めて食べて感動した。うまい。99年12月。
やす幸(銀座)
東京都中央区銀座5-4-6/03-3571-0621/16〜23/無休/8000円〜
おでん。銀座に数店店舗を構える高級おでん屋&正統派居酒屋である。白木のカウンターでおでんを中心に渋い肴を頼み、熱燗をちびちび楽しみたい感じ。肴はどれもそれなりにうまい。実に正統派なメニューと味で、気持ちがよい。おでんはあっさり味。もうちょっと濃く主張の強い味の方が好きだが、特に不満もない味。全体にいい店なのだが、欠点は(場所柄仕方ないが)高いこと。ちょいとつまんで1時間いただけで6〜8000円は軽く行ってしまう感じ。銀座の一等地だから仕方ないのだけれども。01年11月。
江戸源(銀座)
東京都中央区銀座7-2-10/03-3571-1467/17.30〜22/日祝休 /2000円〜
おでん。昭和30年から営業している老舗。木造の古い民家をそのまま使用しているので煌びやかな銀座を歩いているととても目立つ(角地だし)。店内はかなり古びていていい味だしているが、店員もかなりいい味だしている。おばあさんとおばさんとおじいさん。というか、ちょっと怖い。特におばあさんはもう怖いものなしな感じで接客してくる。おしぼりは「あちち!」と目の前に投げられたし、注文も「で、他には!」みたいな感じ。おばあさんとおばさんも口喧嘩するし、いやーそういう意味では居心地はかなり悪い。こういう雰囲気を逆に楽しめる人なら逆に楽しいかもしれない。家にいるようではあるし。とにかく笑っちゃう感じ。面白かった。おでんはおでんでぬるかったしさ(笑)。味はまぁおでんなのでまずくはないが…。カウンター6人くらいとテーブル10人くらい。2階に座敷もある。03年10月。
流石(銀座)
東京都中央区銀座1-19-12 理研ビルB1 /03-3567-0012/11.30〜14.30/17.30〜22.30/土休
そば。伊豆の修善寺では有名な蕎麦屋「朴念仁」が銀座に支店を開いた。「朴念仁」のことは高級旅館「あさば」に行った人たちから噂は聞いていた。旅館の近くにあるらしく、泊まった人が翌日食べに行くことが多いという。ボクは「あさば」も「朴念仁」も未訪だが、「あさば」と組みになって評判が高くなったと聞いて、ちょっと心配していた。だって旅の途中だし「あさば」の後だし、印象が加速度ついて高くなるに決まっている。果たして東京で単独で食べたらどうなのだろう…。と思っていたら、たまたま開店して3日目に友達に誘われ、いそいそと出かけた。んー。その心配は(開店当初に限っては)当たってしまった。地下の店だが、閉鎖的空間のわりにくつろげる感じではある。が、修善寺の有名店というにはさりげなさすぎる雰囲気。問題の蕎麦はよく言えば優しいもの。開店三日目なので仕方ないと思うが、オペレーションも悪く、一品ものもどれももう少し。とても「流石!」と驚くレベルではなかった。1年後くらいに再訪してみよう。04年5月。
宮城野(銀座)
東京都中央区銀座4-13-13/03-3543-9637/11〜16/17.30〜22/日休/900円〜
そば。歌舞伎座のすぐ近くにあり、昼は午後4時までやっているので、昼の観劇後に軽くという使い方で重宝している人も多いだろう。そばは普通っぽいといえば普通っぽいが、香りもちゃんとしていて標準的。鴨せいろが好き。歌舞伎座近くで迷ったときはわりと行くが、どの時間帯に行っても安定しておいしいので好きである。02年4月。
泰明庵(銀座)
東京都中央区銀座6-3-14/03-3571-0840
そば。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
よし田(銀座)
東京都中央区銀座7-7-8/03-3571-0526
そば。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
手打ち蕎麦 成冨(銀座)
東京都中央区銀座8-18-6/03-5565-0055
そば。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
さか田(銀座)
東京都中央区銀座1-5-13仰秀ビル2F/03-3563-7400/11.30〜15/17〜22/日祝休/700円〜
さぬきうどん。もうそろそろ「本場のおいしさに近いさぬきうどん店の東京での草分け」と呼んでもいいかもしれない。さぬきうどんブーム前から地道にがんばっている店で、初期にはちょっとムラがあったが、職人も年ごとに腕を上げてきている印象。歯ごたえ、粘り、喉越し、それぞれに良い。縦横無尽の「逃げ」がこれに加われば言うことなしのおいしさ。たまに固いだけの時もありガッカリするが、打率は高いほう。銀座近辺で本場に近いさぬきうどんが食べたい時には重宝している。メニューに「香川県出身の方へ。ひやあつ、そのまま、あります」と書いてあったりしてなかなかマニアック。99年9月。再訪多数。
寛文五年堂(銀座)
東京都中央区銀座7-6-5/03-3571-6076
うどん。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
ひょうたん屋(銀座)
東京都中央区銀座1-5-13/03-3561-5615/11〜14/17〜19.30/日祝第2.4土休/1200円〜
うなぎ。実は「さかた」でさぬきうどんを食べようと思ったのだがあまりの行列に諦め、となりにあるココにたまたま入った。結果は当たり。古ぼけた鰻屋であるが、実にツボを心得た蒲焼きを出すのである。上品すぎず下品すぎない。ボクが蒲焼きに求めている力強さ、下世話さ、ファイト一発感がここにはある。しかも安い。並が1200円。特上でも2200円。上1800円を食べたが非常にうまかった。しかもユニークなのはどうも関西風地焼き(蒸さない)のようであること。地焼き好きなボクとしてはそれも満足。店の設えも、道に漂ってくる煙と香りも、オヤジがパタパタするボロい団扇も、すべてボクのイメージする「典型的鰻屋」に近い。銀座にこんな店があるとは思わなかった。難を言えばちょっとタレが辛すぎることかな。00年6月。※銀座6丁目店もある。松坂屋の二本裏。ここも安くて良い。炭焼き。(中央区銀座6-12-15/03-3572-2511)
割烹鰻ひら井(銀座)
東京都中央区銀座3-4-18/03-3567-7001/11.30〜13.45/17.30〜20.45/日祝休/1600円
うなぎ。煉瓦亭の斜向かいの小道を入っていくと「うなぎ」ののぼりが見える。「うなとろ丼」(1370円)を名物にしている小さな店。うなとろ丼はうな丼の上にとろろと青のりとうずらの卵が乗ったもの。冷たいとろろが最初違和感があるが、食べてゆくに従ってご飯やうなぎと渾然一体となり、意外な美味に変身する。ただし夏に食べた方がいい。もちろん鰻ととろろという二大スタミナ食が合わさっているから夏バテに効くという意味もあるが、味的に冬だとちょっとしっくりこないのだ。鰻は炭火焼き。天然鰻が入ったときはそのように店前に表示がしてある。ボクが行ったときは浜名湖産が入っていて、4200円の蒲焼きがあった。天然ならこの値段も仕方ないだろう。
鰻以外にもいろんなメニューあり。くじらやフジツボ、馬刺しなどの珍味系も多い。焼酎もとても希少なものを揃えていたり、イグアナ酒や三蛇酒などの中国酒があったり、一品ものも珍しいものがあったりで、ご主人の凝り様が伺える。98年4月。再訪数回。
竹葉亭本店(銀座)
東京都中央区銀座8-14-7/03-3542-0787/11.30〜14/16.30〜20/日祝休/3000円
うなぎ。テーブル席の入り口と座敷の入り口があるが、迷わず座敷を利用するとよい。テーブル席の方に迷い込んだら決然と「座敷の方へ」と強く言おう。2階の中庭を望む座敷は銀座にありながら静かで豊かで雰囲気最高。ふかふかの座布団に座ってゆっくりくつろいだ時間を過ごせるだろう。味はもちろん江戸を代表する味なのだが、まぁ期待以上ではない。普通においしい。満足度は高い。95年6月。
焼鳥宮川(銀座)
東京都中央区銀座1-9-5/03-3564-3978
焼き鳥。銀座1丁目にして普通の居酒屋的な造りなので、ここらへんにしてはわりと気楽にビールと焼き鳥が楽しめる。味は標準的。値段も高くない。なんというかサラリーマンの溜まりそうな店である。とはいえ、駅前焼き鳥とは一線を画す。本格的や味付けもあるし、珍味的な部位もちゃんとある。1丁目あたりで「お洒落な店はイヤだなぁ」と思ったらこういう店もいいのではないだろうか。02年7月。
鳥長(銀座)
東京都中央区銀座8-6-22/03-3571-4650
焼き鳥。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
与志万(銀座)
東京都中央区銀座3-3-6 モリタビル1F/03-3567-1767
焼き鳥。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
佐賀昇(銀座)
東京都中央区銀座7-18-15/03-3545-1233/17〜23/日祝休/8000円
ちゃんこ鍋。みっつの味がたのしめる。塩味と醤油味とチゲ風である。が、この店はだんぜん塩がおすすめ。塩ちゃんこを柚胡椒で食べるに限る。あっさりしていてコクがあり、これなら熱い夏でもいけるかも。ダシはとても良い。が、煮ていくに従ってかなり塩っ辛くなっていくので注意。一品物は自家製からすみがめちゃうまい。あとは…普通かな。銀座の新橋演舞場近く。あの「金田中」の隣という立地のせいか、ちゃんこにしてはそれなりに高いのだが、一部では日本一のちゃんことして評判らしいがボクはそこまでは思わなかった。01年10月。
パストラル(銀座)
東京都中央区銀座1-11-2ホテル西洋銀座2F
フレンチ。銀座の超高級ホテル「ホテル西洋」のメインダイニングというより、ソムリエ世界一の田崎真也氏が勤めるレストランといったほうが通りがいいかもしれない。田崎氏は超多忙ゆえやっぱりいなかったが、彼が管理しているワインリストは意外に貧相な装丁でがっかり。そろっているワインは良いものばかりだが、ほとんどが2万円以上。安くておいしいワインを紹介するのが私たちの仕事とまで言い切っている田崎氏らしくないワインリストである。若いソムリエは一所懸命ではあったがものすごく高いワインばかり勧める。4万とか7万とかのものを平気で勧める。どういう感覚なのだろう。サービスは全体になんかちぐはぐでスムーズさに欠けて感じられる。料理もちぐはぐ。工夫が随所に見られるわりにそれがインパクトにつながっていない。思い出に残る強さがないのが残念。
おしなべてこのレストランは印象が弱く中途半端だ。上品だが上級というわけでもないし、丁寧だが洗練されているというわけでもない。料理もサービスも環境もどこか腰が引けている。高い値段を取る高級店なのだからきちんとインパクトを出してほしい。なお、メニューの構成はおもしろかった。「カルト・ポーション」と「メニュー・ポーション」があり(ポーション=量)、少食の女性などはメニューポーションで構成できる。これは他店もまねしてほしいサービスだ。96年11月。※閉店
ベル・フランス(銀座)
東京都中央区銀座3-5-3銀座カネボウシグナスビル8F
フレンチ。この店のコンセプトは「繊細さ」だと思う。上品で美しい盛り付け。線が細すぎると感じることもある味付け。壊れものを扱うようにサービスする給仕人達。かゆいところに手が届きすぎるメニューとその説明…。すべて「繊細さ」を追及しているように感じる。ただそれがややもすると「弱さ」につながることがある。全体の印象、特に味の印象が「弱い」と感じた。新鮮な野菜を効果的に使った料理は歯触りもちゃんと計算してあり美味しいが、味の収束点が分散してしまっている。サービスは少々かしこまりすぎとはいえ気持ち良く優雅。もう少し砕けてくるとかなりいい。特筆すべきはデザート。「終わりよければすべてよし」、久しぶりに感動。チーズも20種類以上置いているしワインリストもなかなかのもの。繊細で美しい時間を過ごしたい大人のカップルにうってつけのレストランとしてお勧めしたい。もっとカップルが増えたらもっともっといいレストランになることだろう。96年8月。
※98年閉店。現在、シェフ、メートル共に「ラ・ロシェル南青山店」に移って元気に料理を作っている。
レカン(銀座)
東京都中央区銀座4-5-5ミキモトビルB1F/03-3561-9706/11.30〜14.30/17.30〜22/日休/20000円〜
フレンチ。8年ほど前に行った時より格段によくなった。特筆すべきはサービスで優雅だが適度にカジュアルで客を寛がせてくれる。気軽に声をかけてくれるし、こちらから声をかけやすい雰囲気なのだ。マニュアル的でないサービスも随所にみられ印象深かった。料理は力強く濃厚。かなりの美味。ただ「あ〜、うまかった!」と店は出たのだが帰りの電車で「ところで今日どんな料理食べたんだっけ」と思い出せないところがある。もうちょっと料理の印象が強いと完璧。古びて見えた内装も改善されたし、今が旬のフレンチレストランだと思う。96年7月。
ロテスリー・レカン(銀座)
東京都中央区銀座5-11-4中央区銀座5-11-4 銀座クレストビル1F/03-5565-0770/11〜23/日休/5000円〜
フレンチ。ロテスリーとは「ロースト料理専門店」のこと。高級フレンチ「銀座レカン」の姉妹店として1999年にオープンしたレストランだが、ロースト料理に的を絞り、昼から夜までぶっ通しで営業し、昼も夜も同じコース・同じ価格にし(正確に言うと昼はデザートがつくが)、と、かなり野心的かつ冒険的「志」で好ましい。高級店の二号店的に、単に値段を落とし看板で売る、みたいな店が多い中、このきちんとしたコンセプトワークは評価できるのではないだろうか(追記:このような形態を真似する店も増えた)。
料理もかなりしっかりしている。メニューは組み合わせ自由のプリフィックス・スタイルで、1皿2300円、2皿3800円、3皿5300円といった明朗な構成。2皿コースでも量は十分かもしれない。メインで選んだ「3種類の肉のロティ盛り合わせ」など、その火の通り方の完璧さにうなったほどである。高級店でもなかなかこうはいかない。2皿3800円のコースにしたが、かなり安く感じた。
サービスは「レカン」の教育の延長のような心地よさを感じた。手は足りてないようだが、捕まえさえすれば洗練された受け答えが待っている。高級すぎずカジュアルすぎず、ちょうどいい振る舞い。店内、かなり広く、開放感溢れている。全体に詰め込みすぎな感はあるが、この値段なら仕方ないだろう。ワインをコースの値段と同じくらいなものをもう少し置いてくれれば申し分ない。このような店が11時から夜11時までいつでも楽しめるようになったことに、フレンチの全体の潮流の変化を感じる。00年8月。
ビストロ・ヴォージュ(銀座)
東京都中央区銀座6-4-16花椿ビル2F/03-3574-2075/12〜14/17〜23/日祝・第2土休/5000円〜/http://vosges.cside.com/
フレンチ。2002年春に出来たばかりの小さなレストラン。カウンターとテーブルひとつしかなく12人で満席。とてもとても小さくて親密なので、わりと常連さんが陣取って居酒屋代わりに使っていたりする。料理はなかなかおいしいし、ご主人も暖かく接客してくれるので、確かに行きつけになったらとてもいい店かもしれない。スペシャリテの子羊のローストが1000円と値段も破格的に安い。ビストロだけどパスタもあったりする。わりと入り口がわかりにくいのも隠れ家風。花椿ビルの外堀通り側からは入れない。裏の数寄屋通りから入ろう。02年3月。
オストラル(銀座)
東京都中央区銀座6-8-7 交詢ビル5F
フレンチ。上質なサービスと高レベル安定型の料理、落ち着いたインテリアで、銀座で人に安心して勧められる高級レストランである。メートルの佐藤氏がいた頃の抜きんでたサービスはいまはないし、料理は悪く言えば無難に近いものだし、インテリアも豪華と言うほどではないし、すべてにおいて一時の「オストラル神話」は影を潜めているのだが、それでもやっぱり平均的に高得点なレストランであることは間違いはない。フレンチ初心者でも安心して楽しい時間を過ごせるだろう。ランチは3500円から。夜はアラカルトのみだが、ハーフポーション(値段は1/3)をオーダーできるのがうれしい。並木通り沿い。01年6月。
※バーニーズニューヨークが入っているビルの6Fに移転した。移転してからは未訪。ランチは4200円からとなった模様。
銀座ストック(銀座)
東京都中央区銀座7-2-14/03-5537-1145/11〜16/17.30〜23/日祝休
ビストロ。「野菜の晩餐」というショルダーコピーがついている小さなビストロ。2003年11月19日に閉店した伝説の名バー「クール」(最後の日、ボクも飲みに行った)の跡地に出来た店で、クールの内装とカウンタートップを残してある。「クール」の跡地はラーメン屋なども手を挙げたという中、「クール」の価値をわかっているオーナーが店を出したということで、まずは拍手。ストックという店名にも「銀座の文化を少しでもストックしたいという気持ちが込められている」とあり、この場所の意味は継承されているようだ。実際、内装の一部とカウンターは「クール」のまま残っているが、店内はまるで違う設え。もう少し雰囲気を残した方が逆に良かったとは思うが、それは勝手な願いなのだろう。料理は少し線が細く、この店ならではの特徴があまり出ていない段階。野菜の丸ごとグリルとかあって野菜にこだわっているのはよくわかるが…。「クール」の跡としてプレッシャーはあるだろうが、なんとかこの店からまた文化を発信してほしい(それにはいまのままでは弱いと思うが)。昼はカレーも出す。04年9月。
ロオジエ(銀座)
東京都中央区銀座7-5-5/03-3571-6050/12〜14.30/17〜21:30/日祝休/25000円
フレンチ。1982年のMOF(フランス国家最優秀料理人賞)を受賞しているジャック・ボリーシェフの料理が食べられる銀座の名店。でもなぜか勢いがまったく感じられず全体に古いホテルみたいな眠たい感じが漂っている。
料理は素晴らしい。穏やかで静かに主張していて上品だ。年季のなせる技か。若手のシェフには出し得ない上品さ。落ち着き。それをおとなしいと呼ぶ人もいるだろうが、ボクは好きな料理群。特に魚のメインでいただいた「甘鯛のエテュヴェ ポテトのブーランジェール風」は忘れられない味となった。舌の上で決して暴れない、だけどこんなにも力強い…名品でした。サービスはそれに比べて無難で眠たい。ホテルでよく見受けられるサービスだ。丁寧だけどビジネスライクで心が弾まない。ひとつひとつのサービスは洗練されているように思えるしお皿を出すタイミングなど文句のつけようがない。が、楽しさがなかった。そのうえ寂しかったのは出店時。いままでテーブルにあまり来なかったギャルソンがひとり仏頂面でエレベーター前に来ただけ。せめてテーブル付きの人がくるべきだ。全体に「もてなし」が感じられずがっかりした。96年10月。
※以上は資生堂パーラーのビルにあった頃の評価。99年秋に資生堂本社ビル2Fに引っ越し営業再開。かなり評判いいので再訪したい。
ラ・マリー・ジェンヌ(銀座)
東京都中央区銀座7-12-5 貝新ビルB1F/03-3545-2060/11.45〜13.30(月〜金)/18〜22.30/22.30〜24(バータイム)/日休/5000円〜/http://www.lamariejeanne.com/
ビストロ。2003年9月末に開店したビストロ。銀座屋酒店にいた人やオザミ・デ・ヴァンにいた人などが開いたワイン重視の格安店だ。前菜1300円。メイン2000円程度、かつワインは3900円のものが中心という野心あふれるレストランだが、単なる安い店と思って油断してると痛い目にあう。料理もサービスもなかなかのレベル。銀座で格安でおいしいディナーを食べたかったらここはおすすめ。料理は安いなりに工夫とバリエーションがあり、ちゃんと楽しめる。ただし、量は値段なりともいえるが少し少なめ。ワインが安いし、品揃えもちゃんと考えてあるし、料理もきちんとしているので、普段使いっぽく使うのが正解。グラスワインも10種ほど揃えているので、ワインバーみたいにカジュアルに一杯という手もいい。04年10月。
マルディ・グラ(銀座)
東京都中央区銀座8-6-19B1F/03-5568-0222/18〜24/6000円〜
フレンチ。銀座のワインバー「グレープ・ガンボ」で腕をふるっていた和知シェフが開いた店。「グレープ・ガンボ」でカウンターに座って彼の調理を見るのが好きだったボクとしては見逃せない店だ。
シェフのガツン系の力強い料理は健在で、前の店からあるメニュー(例えば香菜爆弾)に、タジンやクスクス、ピンチョスなど、フレンチの枠を越えたメニューが加わり、食べ好き達には応えられない「うまいもの屋」に仕上がっている。量も多い。前菜にフォカッチャとピンチョスとフライドポテトを取ったら、小食のヒトならそれでお腹いっぱいになるかもしれない。魅力的なメニューがずらりと並んでいるのでいろいろ食べたい向きはサービス人とよーく相談して決めよう。サービスは個人的にはちょっとニューヨークを感じて心地よい。ユニフォームのせいかな。狭い店なのだが食べる快感に溢れており、食べるのを楽しむ人とわいわい乱雑に食べたい感じ。ちなみにワインの品揃えは「グレープ・ガンボ」に比べると見劣りがする。選択肢がもう少しあるといいなぁと贅沢を思う。なお、マルディ・グラとは英語で言うと「Fat Tuesday」。謝肉祭の最終日のことらしい。「さぁ腹一杯食べろ!」と言わんばかりのネーミングで良いね。02年9月。
4ヶ月ぶりに訪れたら各皿の量が少しずつ減っていた。気のせいかな。ドドンと豪快に盛られているイメージがあるだけにちょっと残念。03年1月。
味的に以前の迫力が感じられない。少し残念。06年4月。
パプリカ(銀座)
東京都中央区銀座8-10-4 和孝銀座ビルB1F/03-5568-5667/18〜26/月祝休/コースは2100円から。おまかせコース6300円。
ビストロ。La Carbonade et Bar A Vin PAPRICA。誠実な炭火焼きビストロ&ワインバーで、全体に赤めのブラウンのインテリアがクラブ的なイメージを醸し出しているが、わりと落ち着く。元クラブを居抜きで借りたのかも。料理は、比内地鶏、豚肉、仔羊、魚介、有機野菜などの炭火焼きの他、クスクス、コパなども揃う。アミューズの白エビ、前菜で食べた白レバー、ブラウン・マッシュルームや塩トマト焼き、タスマニアの仔羊や比内鶏、どれもとても丁寧な調理でおいしい。炭火焼きは特に注意深く焼いているのがカウンターから見え、食欲をそそるし、料理人に対する信頼感も出る。ワインは料理に合うものがセレクトされていて、相談しながら頼むと良い感じだが、もう少し値付けが安くてもいいかもしれない(銀座という立地上仕方ないという説もある)。コの字型カウンターで全30席弱。ディナーコースはデザートつきで5000円を切り、おまかせも6000円ちょっととリーズナブル。深夜までやっているので、二軒目使いにも良い。05年1月。
マノアール・ダスティン(銀座)
東京都中央区銀座8-12-15/03-3248-6776
フレンチ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
イゾラ・ブル(銀座)
東京都中央区銀座1-13-8/03-5524-2520/11.30〜15/17.30〜23.30(木金〜26)(日11.30〜21.30)/無休/7000円〜
イタリアン。白金の人気店「ピッツェリア・イゾラ」の支店。つまりはピザが中心。白金の本店とメニューはほとんど一緒であり、ナポリの釜職人が来日して作ったという青い石釜も、本店と同じように店内(1階)にある。ナポリ系のふわふわむちむちしたピザであり、本店同様ピザはまぁまぁ。フリットなどの前菜も全体にわかりやすい味で好ましい。ただ、本店と同じく値段が割高なのがつらい。全体に2割ほど安ければ味とのバランスがよくなると思う。雰囲気はいい。隣のテーブルとの距離が近すぎ親密にはなりにくいが、こういう賑わいも銀座っぽくなくていいのではないだろうか。ワインはかなり揃っていてレアなものもちゃんとある。ワインの値付けはそれほど高くない。01年11月。
ドナステラ・クチーナ・オオサコ(銀座)
東京都中央区銀座3-4-17 銀座チェリービル2F/03-3538-6614
イタリアン。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
チョップ・アンド・スティックス(銀座)
東京都中央区銀座3-4-17 チェリービルディング2F
イタリアン。イタリアンというより洋風居酒屋的、いや、お箸を使ったワインバーか…。店名ショルダーには「Japanese Wine Bar」と記してある。広尾の「マリーエ」で評判をとり、銀座の「ラディーチェ」を開いた小林シェフプロデュースだけあって、イタリアンベースのちょっとトリッキーかつ個性的な料理が並ぶ(調理はマリーエのセカンドとか)。オーダーしてみたらそれぞれちゃんと美味しいし、工夫もちゃんと効いていて楽しい。オニオンのピザなどとても良かった。これで「ワインバー」の名に恥じない品揃えのワインがあったらもっといいのだが…。ワインの品揃えが弱い。カウンター中心の店だがテーブル席は6名で奥まっているので、ちょっとした複数の飲み会にいい感じ。01年8月。※閉店
ヴォーノ・ヴォーノ(銀座)
東京都中央区銀座4-2-15西銀座デパート2F/03-3566-4031/11.30〜23/無休/6000円〜
イタリアン。マリオン横の西銀座デパートにあり、立地的に便利なのでたまに利用する。入り口はいまひとつだが、中は思ったより広く数寄屋橋方面に窓が大きく開いているので景色もまぁまぁいい。安めの設定なので利用しやすいレストランだ。魚系を得意とするようで、三崎港から毎日届く魚の料理がいろんな調理法で楽しめる。魚のプレゼンテーションもいい。パスタは自家製らしいが、出来の良いのと悪いのが極端な気がする。立地がよく値段的にも満足感があるので、もうちょっと料理が印象的になったらもっと利用したくなるかな。00年8月。
スッラ・ターボラ(銀座)
東京都中央区銀座4-3-7銀座猿谷ビル2F/03-3564-0878/11.30〜14/18〜始発(土日祝は〜22)/無休/4000円〜
イタリアン。アドリア海沿岸地方の家庭料理、を標榜している。銀座・数寄屋橋近辺としては格安な店なので安心して飲み食いできる。ワインが主役で料理が脇役みたいな店なので、ワイン飲み屋としても利用できる。というか、そう使うのが正解だと思う。ワインはイタリアものを安いのから高いのまでそこそこ用意してあり、オススメが壁に貼ってある。料理はそれなり。ごく標準的なものだが、値段を考えるとちゃんとしている。パスタなどもしっかりした味付けで焦点は来ている。かなりカジュアルな店で客も詰め込みがちであり決してキレイだったりお洒落だったりはしないが、気楽にワインをつまみと共に一杯、というのなら銀座では知っておきたい店。なお、チーズは有名な岡山の吉田牧場の限定品を取り寄せて使っているようだ。チーズフォンデュもなかなか。00年7月。
サバティーニ・ディ・フィレンツェ(銀座)
東京都中央区銀座5-3-1 ソニービル7F/03-3573-0013/12〜14.30/17.30〜22/無休/15000円〜
イタリアン。フィレンツェの有名店(ローマのサバティーニとは関係ない)の支店で、シェフもメートルもそこから来店している。それプラス銀座ソニービル内という立地でだろう、とても高い。味や雰囲気に比べて高すぎるという印象。料理は、昭和時代だと銀座でダントツだったようだが、これだけ洗練されたイタリアンが増えた昨今、クラシカルでわりと普通っぽい感じ。フィレンツェ店とほぼ同じメニューらしいが驚きはない。どれを食べても「ふーん」程度の印象しか残らなかった。あえて言えばメインがよい。お洒落して出かけられる店だが、値段を考えると二の足を踏む。95年3月。
アクアフレスカ(銀座)
東京都中央区銀座5-4-15西五ビル7F/03-3289-0338/11.30 〜 13.30 / 17.30 〜 21.30/6000円〜/http://www.acqua-fresca.com/
イタリアン。「伊豆大島の魚とイタリア料理」と銘打っていて、新鮮でおいしい魚介類が売りのイタリアン。イタリアンというか、ちょっと創作洋食系のニュアンスが入った魚中心料理という感じ。魚のおいしさを考えて、あまり枠をはめていない印象であるが、もちろん肉や野菜料理も揃っている。全体的にインパクトが強い料理ではないが、一品一品ちゃんとおいしい。量的に少し不満が残るが、銀座にしてはコースも安く(4800円、7000円、10000円)それなりに満足できるだろう。雰囲気は屋根裏的なコージーさがあり、狭いが居心地はいい。もう少し整理されるともっといいかな。サービスは親密なもの。なにやら怪しげなビルの最上階にあるが、銀座で安めにゆったりイタリアンしたいなら、候補のひとつに持っておいてもいい店だ。03年4月。
チッチョリーナ・ピザトリア(銀座)
東京都中央区銀座7-2-22 同和ビル2F/03-3289-3555/11.30〜14.30/18〜23.30/不定休
イタリアン。チッチョリーナと言ってもイタリアのポルノ女優とは関係ないようだ。ピザトリアとはつまりピッツェリアとトラットリアの造語。銀座のコリドー街という便利な立地でいろんな客層がいろんな用途に使えることを意識した店作り。バーカウンターや個室もある。ピッツァはナポリ風で石窯で焼き上げる。ピザはなかなか。一品は普通。印象に残る店ではないが、ちょっとした小宴会だったら悪くないかも。05年2月。
ETNA(銀座)
東京都中央区銀座7-13-3/03-3541-7095/11〜21(土11〜14.30)/日祝休
パスタハウス「エトナ」。昭和のスパゲティが食べられる。ナポリタンとかガーリックエッグとか。茹でたパスタを炒めるタイプだが、炒め和えるというよりは相当しっかり炒め切る感じ。ソースとパスタの絡みはとてもいいが、ちょっと熱が通り過ぎているかも。そこまで炒めなくてもいいかなぁという感想。昼時はオジサンたちの行列ができる。なんで昭和のスパゲティ屋さんって女性は少ないのだろう。日替わり特選パスタは普通830円、中880円、大930円。他のパスタもだいたいこういう価格帯。04年8月。
vinovino(銀座)
東京都中央区銀座8-3-7/03-3571-6791/11.30〜15/17〜28/日祝休
イタリアン。リーズナブルな料理とワインが楽しめるダイナー系のレストラン。店内は広くいつも賑わっている。料理的には特に特筆すべきものはないが、居酒屋みたいにイタリアンを利用するには銀座では貴重っぽい店かもしれない。06年3月。
ケテル(銀座)
東京都中央区銀座5-5-14 秀吉ビルB1F/03-3571-4642/17〜22.15/月休/8000円〜
ドイツ料理。昭和5年創業という古ーい店。1階はビアホール。地下がレストランである。レストランに入った。コースは6000円と8000円。アラカルトの方が魅力的に見えたからアラカルトを取ったら一皿の量がかなりのものであった。ある意味「本場の量」。それなりの値段もしたが許せる量ではある(余ったら持ち帰りも可能)。ソーセージ、ハンバーグ、アイシュバイン、ウィナーシュニッツェル、タルタルステーキ、どれもきっちり実直に作ってある。面白みがないくらい実直である。それぞれおいしい。希望としては付け合わせの野菜・ポテトを多くしてほしいこと(食事が単調になりすぎる)。パンにもう少し工夫が欲しいこと。ビール、ドイツワインともにもうちょっと種類が欲しいこと。かな。70年の長きに渡って銀座でこういう真面目なドイツ料理を提供しつづけていることに敬意を表したい。00年12月。※閉店。残念!
ヴィラ・モウラ(銀座)
東京都中央区銀座6-2-3 ダヴィンチ銀座アネックスB1F/03-5537-3513
ポルトガル料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
バル・デ・エスパーニャ・ペロ(銀座)
東京都中央区銀座6-3-12/03-5537-6091/17.30〜27 (金〜28) (土日祝12〜22)/無休
スペイン・バル。1Fがバルで2Fがダイニング、3Fがテラスになっているが、メニューはどのフロアも一緒。軽く飲むときはバル。ちゃんと食べたい時はダイニングかテラス、という感じ。バルの雰囲気がいい。カウンターに素材がいろいろ並んでいて食欲をそそる。なんでもスペインの「ヌウ・マノリン」というバルをそのまま再現したということらしい。スタッフもその店で修行しているという徹底ぶり。なるほどメニューが魅力的なわけだ。ワインの品揃えもよく、料理・ワインともにわりと安価。料理は、期待外れのものもたまにあるものの、すべてちゃんとしている。いい感じ。深夜までやっているので銀座では貴重でもある。数々の店舗展開をするグラナダグループの一店。05年9月。
つばめグリル(銀座)
東京都中央区銀座1-8-20/03-3561-3788/11.30〜22.15/無休/1500円〜
洋食。品川、新宿、渋谷、池袋などに支店があるチェーンの銀座本店である。創業昭和5年で、当時はとてもモダンだっただろうなぁと想像される店内。ここの名物はハンブルグ・ステーキ。つまりハンバーグである。鉄板の上でアルミホイルに包まれたハンブルグステーキは幼い頃に憧れたハンバーグの味そのもの。聞けば、牛70:豚30でブレンドした合挽きを使い、挽きたてを鉄板で焼くという。香り高くおいしい。他にもいろいろメニューがあるが、ここに来るとどうしてもハンバーグを頼んでしまうなぁ。97年8月。
Repas(銀座)
東京都中央区銀座1-20-11 伊藤ビルB1F/03-3561-0366/17〜24/日祝休/3000円〜/http://homepage1.nifty.com/repas/
洋風居酒屋。「こんなかんじ de dining Repas」という店名らしい。Repas=ホパと読ませるらしい。フランス語で食事を意味するらしい……。メニューには創作料理系がたくさん並んでおり、それなりに楽しい。おすすめを店に聞いて注文するといいだろう。ただ味的にはちょいと残念な感じ。突き出しで出てくるジャンクフード系が結局ほっこりできたりして…。チーズフォンデュがあるが、それが一番まともな感じであった。全体にとても安いので別に文句はないのだが、でも料理目的で行くとがっかりさせられるかもしれない。01年10月。
あんとれ(銀座)
東京都中央区銀座2-8-15 共同ビルB1F/03-3561-3939/3000円
洋風居酒屋。洋風居酒屋としての条件をちゃんと満たしている。つまり、オヤジくさくない・料理がそこそこ・広い・明るい。女性が仕事帰りに気軽に一杯、とか。ただ上のような条件って、つまりは「普通」ってことだから期待はしてはいけない。料理がそこそこだったのと、オープンキッチンが気持ちよかったのがまぁまぁ。00年7月。
木村家(銀座)
東京都中央区銀座2-8-19/03-3561-0406/11〜19/無休
洋食。創業60年。銀座の穴場洋食で以前は高齢のおばあちゃんが店の看板としていらしたのだが、もしかしたら亡くなったのか再訪時には写真があっただけだった(間違っていたらごめんなさい)。娘さん(と言ってもそれなりに熟年)がひとりで回している。「心あたたまるハンバーグステーキ(1000円)」。卵の半熟具合が最高のハンバーグ。さりげないハンバーグながら丁寧に丁寧に作られている。ポタージュやポテサラもよい。時間がゆっくり流れるので急いでいる時には向かない。おばさんはおまけもくれたりして優しい。食後はミルクコーヒーを。もうカウンターも使っていない感じ。テーブル2つ。5席のみ。なんだか人のぬくもりを感じたい時に行きたくなる店。02年6月。06年1月。
煉瓦亭(銀座)
東京都中央区銀座3-5-16/03-3561-7258/11〜15/16.30〜21/日休/3000円
洋食。久しぶりの再訪。日本の正しい洋食屋というイメージは変わらないし、サービスは改善された気がする。明治35年に始めたという元祖オムライスがおいしかった。ケチャップライスではなく、溶き卵の中にご飯を混ぜてオムレツ形に焼いてある。西洋料理が珍しかった時代に米を野菜の一種として位置づけ、オムレツの具にしてみたのが初めだとか。ハンバーグやカツは以前の印象よりかなり「普通」になっている。他の店が工夫して追いつきだしたのだろう。冬の牡蛎フライも印象に残っている。85年ころ初訪問。再訪数回。00年7月。
みかわや(銀座)
東京都中央区銀座4-7-16/03-3561-2006/11.30〜21.30/無休
洋食。1948年創業。銀座の一等地でずっと続いている一軒家レストラン。サラダが「サラド」という表記だったりするのも走りの店っぽくて雰囲気。ものすごくアンティークな店内だが非常に清潔で気持ちよい。ふらっと入るとビックリするくらい高いメニューで、たとえば海老フライは4500円、チキンカレーで2100円、ビールカツで4500円とかする。ここは洋食屋というよりはハレの日の高級レストランという位置づけで考えたほうがよいだろう。カキフライは煉瓦亭と双へき。ビーフシチューは甘く独特なうまみ。95年3月。
銀の塔(銀座)
東京都中央区銀座4-13-6/03-3541-6395/11.30〜20.30/無休/2500円〜
洋食。シチューで有名な店。昭和28年創業で、外観店内ともにとても古く趣がある。特に夜の雰囲気が良い。もともと久保田万太郎が歌舞伎役者に肉を喰わせて元気にさせるために始まった和風シチューらしい(店名はパリの「トゥール・ダルジャン」にちなんで彼がつけたらしい。暖簾の鴨の絵はそのせい)。お箸で食べられるように非常にやわらかく煮込んであるビーフシチューやタンシチューは、さすがにうまい。ちょっと濃厚すぎるとも感じるが、ご飯と一緒に食べる(ご飯にかけるのもなかなかいい)とバランスはいい。こういう雰囲気のもとでご飯でシチューを食べていると、日本の洋食文化そのものを味わっているような気にすらなってくる。シチューが土鍋で出てくるのもなんだかいい感じ。歌舞伎座近く。シチューは4種類あって、それぞれ3品の小鉢がつく。01年5月。
YOU(銀座)
東京都中央区銀座4-13-11/03-3541-5204/8:00 ? 22:30/無休
洋食。というか、オムライスで有名な喫茶店。チキンライスを卵で包まず、ケチャップライス(バターライスにトマトソース?)の上にオムレツが載るタイプのオムライス。このオムレツの完成度がすごい。スプーンでちょっとつつくとオッパイみたいにぷるんぷるん揺れるのだ。このぷるんぷるん具合が実に心地よく、何度も何度もぷるんぷるんしてしまった。あんまりやってると変態と思われるので適当にやめてオムレツをまずちょっと食べる。中は半熟でクリーミー。香ばしく素晴らしい。チキンライスも食べてみる。薄味で上品なチキンライスだ。で、いよいよオムレツを崩してチキンライスと一緒に口に入れる。ん? あら、ちょっと弱い。チキンライスがオムレツに負けて、快感が減少してしまっている印象。惜しいなぁ。オムレツとチキンライスの完成度は高いのに、オムライスになるとちょっと弱くなる。この店のオムライスを大好きな人がいっぱいいるのもよくわかる味なのだが、ボク的にはもう少しチキンライスが強いほうが好きかも。ちなみに+200円で大盛りになるが、大盛りでもオトコには少し足りないかも。歌舞伎座の東にある。06年4月。
銀座キャンドル(銀座)
東京都中央区銀座7-3-6 有賀写真館ビルB1F/03-3573-5091
洋食。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
レストラン・ヤマガタ(銀座)
東京都中央区銀座8-5-1プラザG8 2F/03-3575-1553/11.30〜14.30/17.30〜21/土日祝休
洋食。1924年創業。洋食激戦地の銀座で3代続いている老舗。ちょっとサロンのような雰囲気で高級感あるが、料理はそんなに高いものではない。古い洋食の味をきちんと守っている感じで好ましいが、味的には特に印象に残らなかった。もっと特徴を押しだしてもいいかも。05年12月。
資生堂パーラー(銀座)
東京都中央区銀座8-8-3/03-3572-2121/11.30〜20.30/無休/3000円
洋食。全体にとても落ち着いている大人の店である。「チキンライス」「オムライス」などベーシックなものがうまい。雰囲気もご馳走のうち、な、うまさ。定食は値段のわりに当たり外れがあるので注意。96年2月。※ビル自体がなくなったので、閉店。
かつ銀(銀座)
東京都中央区銀座2-14-5 B1F/03-3543-2485/11〜14.30/17〜20.30/日祝休
とんかつ。移転する前の店の方がいかにもうまそうな雰囲気があって味も良かった。今の雰囲気は(昔に比べれば)普通っぽい。ご飯が別盛りになった「かつとじ」は全体にベチャベチャになって衣の脂っぽさが強調されてしまうのでボクはあまり好きではない。ただ、別盛りにしない丼は逆にご飯に汁が染み込んでなかなか魅力的。どうしてもこのどちらかを頼んでしまうが、牡蛎フライもうまいと聞く。96年1月。
矢場とん(銀座)
東京都中央区銀座4-10-14/03-3546-8810
味噌かつ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
とん喜(銀座)
東京都中央区銀座6-5-15 銀座能楽堂飯島ビルB1F/03-3572-0702/11.30〜15.30/17〜22(土日祝ランチのみ)/無休
とんかつ。とん喜の「喜」は七がみっつ。地下にある店だが昼時は地下への階段からも溢れだし一階の外まで行列ができる。店内に入って一口食べればその理由はすぐわかる。うまいし安いし早い。サービスのてきぱきさもいいし、厨房内の活気もいい。あぁいい店だなぁとつぶやいてしまう雰囲気がある。ボクはいつもここでかつ丼(ロース)を食べる。卵の半熟具合もよく、衣もべちゃべちゃにならず、全体のバランスが素晴らしい。定食のご飯の出来もいいのでいろいろ試したくなる。ちょっと脂を多く感じる部分があるが、店全体に漂うスピード感とワッセワッセした感じで打ち消される印象。銀座のメシ屋の名店のひとつ。03年8月。再訪多数。
梅林(銀座)
東京都中央区銀座7-8-1/03-3571-0350/11.30〜20.45
とんかつ。1927年創業の老舗。ヒレカツを世に広めた店と言われている。「珍豚美人(ちんとんしゃん)」というニックネームが有名。以前はあまりなんとも思わなかった店だが、2004年に改装した後、味がよくなった印象あり。サクサクの食感が気持ちよいヒレカツか、カツ丼がオススメ。なんか子供の頃デパートの食堂で食べたような、いい意味で庶民っぽいカツ丼が特に好きかも。92年ころ初訪問。05年8月。
ニューキャッスル(銀座)
東京都中央区銀座2-3-1/03-3561-2929
カレー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
GINZA CURRY HOUSE 1/3(銀座)
東京都中央区銀座3-13-7/03-3549-0013/11.30〜15/17.30〜22.30/土日祝休/850円〜
カレー。マガジンハウス本社の裏手にある店。明るくお洒落な店で、店員の女性たちも元気。この程度の気楽&お洒落な店って意外とないのでうれしい。もうちょっと辛い方が好きだが、おいしい。野菜カレーはちょっと揚げてあったり、ドライカレーはカレー粉で炊いたご飯にカレーがかけてあったり、工夫がきいている。ドライカレー、ちょっとくどいが好き。01年9月。
グリルスイス(銀座)
東京都中央区銀座3-5-16/03-3563-3206/11〜15/17〜21/月休/元祖カツカレー1300円
カレー。昭和22年開店で、その翌年、カツカレーを発明した店として有名。昭和23年、巨人軍の千葉茂が「カレーライスにトンカツをのせてくれ」と頼んで作ったのがソレ。理由は「わけて食べるのが面倒だった」ということらしい。個人的にはカツとカレーは特に相性がいいとは思えない。カツに合わせるなら、そば屋風ダシカレーの方が合うような気がするな。ただ、この店は食パンを水に浸して裏ごししてルーに加え、カツに合うように工夫しているという。その工夫のあとがよくわかる味だが、それでもやっぱりボクはカツカレーはそんなに好まないということがよくわかったです。ちなみにこの店、ハヤシライスも元祖だという。あ、それとこの店、ビーフコロッケが意外とうまいのでトライしてみてほしい。ねっとりとコクがあるコロッケで懐かしめの味だ。それらを含めて、一度は味わっておきたい老舗である。99年6月。
ラ・ソース古賀(銀座)
東京都中央区銀座6-13-7/03-6226-0671
カレー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
上海湯包(銀座)
東京都中央区銀座3-7-16 銀座NSビル1.2F/03-5524-2608/11.30〜24(土日祝〜23)/無休/2000円〜
中華料理。小龍湯包をメインの売りとした店。東海地方でチェーン展開していたらしいが銀座に店が出来た。上海・台湾の雰囲気をそのままに店舗展開しているとうたってるだけあって本場なイメージ。上海人と一緒に行ったが「味も雰囲気も現地と一緒」と言っていた。ただチェーン展開しているのでコックによって味に差があるのが玉に瑕とも言っていた。小龍湯包はさすがにうまい。中国人に作法を聞くと「歯で小さな穴を開けて中のスープをすするね。すすり終わったら黒酢につけて皮と餡を楽しむね」と教えてくれた。なるほどいままで一気に口に入れて火傷していたがこうして食べれば火傷しない。チャーハンや湯麺もまぁまぁうまく、わぁわぁ会話しながらわしわし食べると楽しい。ショッピングの後などに気軽に利用するには良い店だと思うが、行列が出来ているのでそうもいかないか。03年2月。
東京飯店(銀座)
東京都中央区銀座5-1-10/03-3572-1686/11.30〜15/16〜22/日休/7000円
上海料理。泰明小学校横にある老舗。カジュアルな雰囲気ながら味はわりといい。牛舌の煮込み、アスパラ唐揚げ、水餃子などの一品がいい。いしもちそばをはじめとした麺類もうまい。サービスはざっくばらん。街場の中華の上級版といった感じだが、なぜか好ましく、通ってしまう。95年10月。
天厨菜館(銀座)
東京都中央区銀座5-7-19銀座フォリー6F7F/03-3574-8471/11.30〜15/17〜22/無休
宮廷北京料理。「てんつうさいかん」と読む。台北の同名店の支店(今は経営が違うという情報もある)。味も内装も上品でさっぱり。量の少ないヌーベルシノワ系だがコストパフォーマンスは悪くない。名物はほうれん草炒飯。まずは昼にこれをどうぞ。ただ、最近行ったら味がちょっと…。支店が渋谷、新宿、天王洲、船橋にある。というか渋谷店が元々かも。「雪園」や「湘坊」「華湘」「木蘭」もここの経営。97年3月。05年2月。
英記茶荘(銀座)
東京都中央区銀座5-7-2三愛ビル6F/03-3289-2312/11〜22.30/無休
点心。中国茶と点心の店。神泉にある中国茶専門店の銀座店。香港の老舗らしいが、料理自体には特に驚きはない。点心もいいが、五目坦々麺がよいかも。銀座の真ん中で場所がいいので一休みにはちょうどいい。お茶はうまい。97年10月。※閉店
ニュー北京(銀座)
東京都中央区銀座5-8-13/03-3574-7117/11.30〜15/17〜22/日祝休
上海料理。創業30年弱。店名は北京なのだけど実は上海料理である。銀座のド真ん中にして街場の中華の雰囲気を醸し出している貴重な店。カジュアルな真っ赤な内装にカジュアルな接客。そのうえわかりやすくおいしい味。名物は、冬は「冬たけのこの唐揚げ」、夏は「そらまめの唐揚げ」。それと餃子。たしかに空豆のから揚げはうまかったし、ナスのピリ辛やえびもつチャーハンなどどれも美味。コースは4200円。なかなか充実した内容で安い。美人オーナーは豪快に語りかけてくる。男の扱いわかってる系。松坂屋の横の小さなビルの6階。昼は「セット」がよい。あんかけチャーハンと水餃子、スープ、杏仁豆腐がついて950円。量もたっぷり。「とり煮込みそば」(1000円)もよい。喫煙率が高いのが難。04年6月。
維新號(銀座)
東京都中央区銀座8-7-22/03-3571-4021/11.30〜21/無休
中華料理。創業1948年だからそろそろ老舗の部類。なんといっても大きな中華饅頭で有名な店である。評判が先に立ち、期待しすぎるとそんなにビックリしない饅頭だが、大きく肉がたくさん入ったそれはやはり名物なだけのことはある。わりと面白いのがやきめし。牛肉やきめしやかにやきめしもいいが、ダークホースは「青のりえびやきめし」。どれにも具だくさんのスープがついてきてお得感もある。99年1月。
孔家飯店(銀座)
東京都中央区銀座8-7-16銀座幸ビル2F/03-3574-1066/17.30〜28/日休
四川料理。こうかはんてん。「孔子の五徳」とか貼ってあるので孔家の孔は孔子の孔かも(追記:店長も孔さんらしい)。正宗四川家庭料理とあり、家庭料理で正宗って、つまりは伝統的家庭料理ということか。よくわからないままに期待したが、味はあまり印象に残らなかった。普通に辛く普通にうまい。四川鴛鴦火鍋が名物のようなので冬とか辛いものが食べたいときにはいいかも。05年1月。
萬福(銀座)
東京都中央区銀座2-13-13/03-3541-7210/11〜22(土〜20)/日祝休/650円〜
ラーメン。昭和4年から営業している老舗。もとは屋台だったらしい。いまは三代目とか。澄んだスープはあっさりした和風で昔の東京支那そばといった感じ。なるとと三角の薄焼き玉子がいい感じ。チャーシュー、メンマ、ほうれん草と並んだ姿は様式美すら感じられる。麺は細めのストレート。全体にうますぎない感じが逆にいい趣になっている印象。外観も内部もかなりレトロ。レトロな店でレトロなラーメン。ちょっと楽しい。02年1月。
屋台ラーメン山ちゃん(銀座)
東京都中央区銀座3-11-10/03-5565-1838
ラーメン。博多の長浜屋台街の一番奥に「山ちゃん」という屋台があり、博多に行ったときは通っていた。その「山ちゃん」が銀座店を開いたと聞き行ってきた。実に真っ当なとんこつラーメン。飾りも工夫もないが、わりと本当の長浜の味に近いと思う。博多に住んでいたヤツと誘い合わせていったのだが、そいつも「うん、現地の味に近い」と言っていた。がんばっちゃっているとんこつラーメンより、ボクはこういう味の方がホッとする。なお、店内の雰囲気は屋台っぽいわけではない。03年1月。
一風堂(銀座)
東京都中央区銀座3-11-14 第一中山ビルB1/03−3547−1010/11〜26/無休/http://www.ippudo.com/
ラーメン。銀座にも出来た有名ラーメンチェーン店。東京には恵比寿店、六本木店、高田馬場店、明大前店、駒沢公園店、五反田店、吉祥寺店とあるが(2001年夏現在)、恵比寿店と銀座店にしか行ったことはない。銀座店はレンゲなどをオブジェとして使ったユニークな店内。味は恵比寿店とほぼ一緒。赤味なども出来たが、やっぱり白丸が好み。一風堂のラーメンは食べ始めの勢いが最後に落ちてくるスタートダッシュ系と思う。でもスタートダッシュ的勢いは随一。なかなかうまい。01年8月。
勇(銀座)
東京都中央区銀座8-15-6/非公開/11.30〜14.30/17.30〜21/土日祝休/800円〜
ラーメン。透明なだしの塩ラーメンが代表的メニュー。「がんこ系」出身らしく、がんこ特有のしょっぱい味。丸鶏にするめなどを使ったスープは食べた途端「これは確実に身体に悪い」と確信するくらい塩辛い。ただ、癖になりそうな味ではあり、こういうスープを好む人がたくさんいるのはうなずける。揚げネギやとろけるチャーシュー、味の染みこんだ煮タマゴもうまい。麺は黄色い縮れ麺。なかなかだ。ただ、店主に非常に癖&気分ムラがあり嫌う人は嫌うだろう。決してくつろいで味わえるという雰囲気ではなく、機嫌が悪い時だと客は全員緊張して食べることになる。基本的に「私はこだわってます」というのを前面に押し出した店が嫌いなボクとしては嫌いな部類。自分のためにこだわるのか、客のためにこだわるのか(こだわり、という言葉も嫌いだが)。客のためにこだわるなら店内の整理から始めてもらいたいものだ。油めんや味噌ラーメンも日によってある。昭和通りと首都高が交差する所からほど近い。01年11月。
思案橋(銀座)
東京都中央区銀座8-15-2/03-3541-3785/11〜15/17〜21.30/日祝休/"長崎チャンポン800円、長崎皿うどん800円"
長崎ちゃんぽんの店(分類上ラーメンに入れている)。皿うどんや長崎丼もおいしい。小さい餃子もジューシーでグッド。料理人は「チューボーですよ」「どっちの料理ショー」などに登場したらしい。銀座8丁目というより汐留の横、というわかりにくい場所(ラーメン「勇」の裏)にある小さな店だが、東京で食べられるちゃんぽん(&皿うどん)としてはトップクラスという評判の店である。個人的にはこれが東京トップかと言われるとハテナ。もう少しコクが欲しいところ。本場長崎で感動した味よりコクはなくあっさりめすぎる気がする(もちろん店の個性もあるが)。もう少し甘めなコクがあった方が個人的には好き。
ちゃんぽんはどっしりした丸太麺。具だくさんで濃厚、かつ大量なわりに全く胃にもたれない優れもの。塩味の奥に豚骨とあさりが効いている上品かつ薄味な白濁スープで、テーブル上の長崎から取り寄せたソースをかけて食すと吉。皿うどんは長崎から直送した揚げ麺を使っていて食感はとてもよい。芥子とお酢で様々に調味して食べると飽きが来ない。ランチ時は長蛇の列になるので時間をずらして行った方がよいかも。04年11月。
ナイルレストラン(銀座)
東京都中央区銀座4-10-7/03-3541-8246/11.30〜21/火休/1500円
インド料理。現オーナーのナイルさんの父親でインド独立運動の活動家だったA・M・ナイル氏が1949年に開いた老舗インド家庭料理店。名物はムルギーランチ(1400円)。ターメリックライスにキャベツやジャガイモ、鶏などが添えられ、かけてくれるルーと全部混ぜて食べる。久しぶりに訪れたが味に変わりはなくおいしかった。現オーナーが言うには「目標は現状維持」とのこと。初代の味を守るのがこの店の使命だと言う。変わらない味というのはいいもの。女性客を贔屓気味なのも微笑ましい。97年5月。
アショカ(銀座)
東京都中央区銀座7-9-18 パールビル2F/03-3572-2377/11.30〜21.30/無休
インド料理。日本に出来た初めてのインド料理店だという。タンドリーチキンなどのタンドール料理を日本に紹介した店。料理はインドのムガール王朝の宮廷料理が中心だと言う。ただ、宮廷料理だけでなく、インド全土のものをバランスよく食べさせてくれる。カレーもタンドリーも安心して楽しめる味だが強く印象が残るものではないかも。店内は重厚な雰囲気。96年3月。
ダルマサーガラ(銀座)
東京都中央区銀座4-14-6 ギンザエイトビル2F/03-3545-5588
南インド料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
オザミ・デ・ヴァン(銀座)
東京都中央区銀座2-5-6/03-3567-4120/17.30〜24(土祝は12〜24)/日休/8000円〜
ワインバー。3階建で1Fはレストラン、2Fはブラッスリー、3Fはワインバーと一応なっているが料理・ワインともに共通らしい(コース料理は1Fのみ)。ワインの品揃えはさすがなもの。値段も抑えてあり気軽にいいワインが飲める。またオススメもコメントとともに充実しているから初心者でも楽しめるだろう。料理もよくまとまっていて、なかなかおいしい。ただ雰囲気そしてサービスがもうひとつなのが残念。全体に椅子を詰め込みすぎているかも。1Fは特にスペースが小さいので、料理がアラカルトでいいのなら3Fを希望し、カウンターでゆっくり飲んだほうが楽しいと思う。99年9月。
カーブ・ド・ヴィーニュ(銀座)
東京都中央区銀座4-13-15成和銀座ビルB1F/03-3549-6181/18〜26/日休/6000円〜
ワイン・バー。フレンチの「マノアール・ダスティン」や「アンフォール」を経営する五十嵐シェフのワインバー。歌舞伎座の海側横の筋にありこじんまりして親密だ。良いワインが多くそろい、料理もなかなか本格的。ブーダンノワールや田舎風テリーヌなどの定番もおいしいし、オリジナルっぽい洋食的フレンチもそれぞれかなりなもの。まぁ場所柄か量に比べて値段は割高めだがそこは銀座ということで割り切るしかないだろう。味も楽しめるワインバーとしてはとてもいいのではないだろうか。ボクは好き。ワインリストに4〜6000円台の「逃げ道」が用意してあるともっとうれしい。会社帰りの遅い時間に数人で軽く一本、って感じの利用が可能になるとうれしいから。00年5月。
J.B.A.BAR SUZUKI(銀座)
東京都中央区銀座5-4-15 西五ビル4F/03-3572-0546/18〜24(金・祝前〜25.30)/無休/2000円〜
バー。JBAとは旧日本バーテンダー協会の頭文字(いまはNBAらしい)。創業昭和42年の古いバー。バーテンダー協会を代表する存在であった鈴木バーテンダーも今は亡く、いまでは3代目のバーテンダーが仕切っているようだ。昔は行列が出来るバーとして有名だったらしいが、いまでは普通に混んだ店。長いカウンターはサラリーマンが気楽につながって飲んでおり、気取ったバーよりよっぽど落ち着ける部分はある。酒の数もかなりいい。銀座にしては安いし。たまに利用する。01年6月。
バー・ルパン(銀座)
東京都中央区銀座5-5-