トップ > おいしい店リスト > さとなおの行った店リスト【東京】〜浅草・上野・千住・巣鴨・根津エリア
さとなおの行った店リスト 東京
浅草・上野・千住・巣鴨・根津エリア
このコーナーは、ボクが実際に行ったレストランを記録したものです。
個人サイトの個人的食べ歩き記録です。ガイドでも評価でもありません。
ですので、読みやすさなどを考えずざっと一覧してあります。コメントも短く散漫なものです。ご了承ください。
ただ、この記録を利用して、あなたが行った店の感想とボクの感想とを比較することができます。そうして趣味嗜好がボクと合うか合わないかを調べ、趣味嗜好が近かった方は「さとなおの好きな店リスト」をご覧ください。店の選択により便利になっています(「このコーナーの使い方」参照)。
なお、自分の好き嫌いを相対化するために、店をラブ度で表しています。ボク個人の「お気に入り度」の目安として参考にしてください(味の評価でも店の優劣でもありません)。
また、古い訪問年月日の感想も出てきます。それはその時の感想。その後、当然、店は変化しています。それはご自分でお確かめください。住所・電話・営業時間などについても変わっている可能性があります(閉店した店もあります)。ご注意ください。
※ 下記エリアをクリックすると各エリアにショートカットできます。
※※各エリアごとに「和食(鮨、蕎麦、居酒屋…)→洋食(フレンチ、イタリアン…)→アジア系(中国、韓国…)→その他系(南米、バー…)」の順で並んでいます。ジャンル別に見たい方はこちらに戻ってジャンル別をご利用ください。
- 浅草・駒形・蔵前・両国・錦糸町・森下・西大島エリア
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| 浅草・駒形・蔵前・両国・錦糸町・森下・西大島エリア |
紀文寿司(浅草)
東京都台東区浅草1-17-10/03-3841-0984/12.30〜14/17.30〜20.30/水休/8000円〜
鮨。この店はとても雰囲気がいい。この雰囲気というか風情を楽しみにまた行きたくなる。なんだかとても落ち着く。わりと広いのだが、適度に雑然としている感じが好きなのかもしれない。鮨はバランス的に悪いものも少しあったが、とても安定していてゆっくり楽しめる。煮物系が特にお勧め。浅草に行ったらここか「弁天山美家古」かいつも迷う。結局「弁天山」にすることが多いのだけど。95年2月。
鮨よしだ(浅草)
東京都台東区浅草2-1-14/03-3845-7557
鮨。浅草にある一見モダンな外観の店。中はとてもカジュアルで普段使いに出来る店だろう。値段も安いし敷居は低い。ご主人も気さくであった。カウンターと座敷ひとつ。地元客なのかわからないが、よく流行っていてかなり賑やかだった(行った夜は特に)。握りは鮮度重視系。比較的安めのタネがわりとおいしく、〆ものとか仕事系のタネはもう少しな印象。酢飯とのバランスよりも鮮度で勝負という感じである。ただ、鮮度重視系としてはかなりレベルが高いと思う。コストパフォーマンスもよく、ふたりで15000円弱。わりと飲んでこれだったので、ひとり5000円くらいで済ませることも可能かも。08年2月。
弁天山美家古(浅草)
東京都台東区浅草2-1-16/03-3844-0034
鮨。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
大黒屋本店(浅草)
東京都台東区浅草1-38-10/03-3844-1111/11.30〜20.30/無休/2000円〜
天ぷら。伝統的な天丼の店である。でかい海老が3尾。独特の濃いタレがかかってべとべと。黒いてんぷらなのだ。衣がべとべとなのでカラッとした歯ごたえはなく胸焼けもするが、これはこれで伝統の揚げ方なのだろう。明治20年の創業当時は蕎麦屋で、このタレはそばつゆだったらしい。なるほどね。とはいえ浅草に行くと何故か食べてしまう、癖になる味ではある。ボクにとっては浅草そのものの味なのだけど。97年3月。
並木薮蕎麦(浅草)
東京都台東区雷門2-11-9/03-3841-1340/11.30〜19.30/木休/800円〜
そば。伝統の有名店だ。「鴨ヌキ」で一杯、とかが似合いそうな店。酒は菊正宗の樽酒。雰囲気もいいし好きな店ではあるが、ここのそばが特にうまいかと言われるとそれはハテナ。雰囲気はそばの味の大きな要素なのでこの店はこれからもボクにとってはおいしい店であり続けるだろう。ただ、追加注文を認めないということに象徴される「回転率重視的考え方」は、この店をダメな店に変えていってしまうかもしれない。混雑時は作り置きしているみたいだし。つゆは東京一濃いといわれるが、少しつけて食べる分にはおいしい。前より辛くなった気がする。96年10月。
鷹匠寿(浅草)
東京都台東区雷門2-14-6
野鳥料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
ぬる燗(浅草)
東京都台東区浅草3-4-4/03-3876-1421/17.30?25.30(日祝?23)/不定休
居酒屋。雰囲気も良く、味も良く、なかなかいい小さな店。場所は雷門から見て浅草寺の裏側。言問通りからほんの少し入った路地にある。浅草という立地も、ぬる燗という店名も、ぼんやりと提灯が灯る古くさい外観も「酒好きには堪らない感じ」。そして内容もまさに堪らない感じ。
まずは日本酒の品揃えがいい。なかなか凝った品揃えで、店主のオススメとか聞きながら飲んでいるとどんどん進む。途中からはお任せにして、この店のオリジナルおちょこでぐいぐいと飲んだ。もちろんぬる燗もいいが(絶妙なつけ具合)、冷酒や常温もある。あ、焼酎とかも充実していた。
次に料理がいい。食べた中では、すじ煮込み、ポテトサラダ入りだし巻き、うるめ、豚と春キャベツなんかが印象的だった。あ、それと、〆に食べた「牛すじカレー」! すじ煮込みがうまかったので「さては…」とオーダーしてみたが、結果的にはおかわりしてしまったくらい気に入った。ボクの脳内ではすでに「日本酒と牛すじカレーの店」だったりする。
雰囲気はカウンターでひとりでポツポツ飲むのに最適な感じ。高級でもなく大衆的でもなく、でも素朴さは残していて。ちょっと薄暗くて、ちょっと雑然としていて、適度に入り組んだ作りも落ち着けて。料理数品と日本酒で数十分。常連になったら楽しいだろうな。 常連になってみたい理由はもうひとつあって、それはここの店主ご夫婦(?)。超クール。笑わない。お世辞を言わない。寄ってこない。無表情で淡々と仕事をこなす。決してぶっきらぼうでも不親切でもなく、ホスピタリティはいいんだけど、外見が冷たいのである。特に着物姿の美形な女将さん(?)。笑わないんだなー。でも、よくよく観察していると、常連さん相手にたまにほんの少し口角が上がる。それがうらやましくて(笑)通いたくなる。ちなみに一見(イチゲン)差別的では全くないのでご安心を。単にご夫婦ともにシャイなんだろうと思う。なんとなく「あの女将さんから微笑みかけられてみたい」という「クエスト欲」が出る店。ボクにとって。09年5月。
ラ・シェーブル(浅草)
東京都台東区西浅草1-1-12/03-3845-1336/11.30〜14/18〜22/水休/5000円〜
フレンチ。安価でおいしいフレンチを楽しみたいなら候補に入れたい店だ。浅草の下町の「こんなところに」的シチュエーションだが、料理はかなりしっかりしている。3800円からコースが設定されているが、コストパフォーマンスはかなり高いし、よく工夫もされているので楽しいのだ。シェフと直接相談して料理を決められるのもうれしい。たくさん質問すればするほど喜んでくれる。どんどん聞いてみよう。サービスはシェフ以外の人もとても親切で、この店の姿勢が伺われる。インテリアはかなり簡素なので記念日とかには向かないかもしれないが、近くに一店こういう店があったら日常がとても豊かになる、そんな店。ワインもこの規模の店としては揃っている。ちなみに店名の「シェーブル」は山羊の意味だが、特に山羊チーズを重点的に置いているとかそういうことはないようである。98年5月。
ビストロ・モンペリエ(浅草)
東京都台東区蔵前3-16-7/03-3864-1611/11.30〜14/18〜21/日祝休
ビストロ。蔵前の路地にある小さな店。「アピシウス」出身ということで基本がしっかりした料理を出す。ポーションも大きく満足度高し。ボクは二軒目としてサッと寄り、「リエット」と「牛すじのテリーヌ」と「鴨のコンフィ・シュークルートたっぷり添え」(←シュークルートはたっぷりめでとお願いした)の三品を二人で取り、ワインをがぶがぶ飲んで三軒目に流れる、という使い方をしたのだが、「そういう使い方をされたかった。ビストロとはそういうもんです」とシェフに妙に喜ばれた。鴨のコンフィが印象的。全体にクラシカルかつどっしりした味付けで、こういう味を下町の路地で出されたら惚れちゃうよなぁという感じ。コストパフォーマンスもいい。またゆっくり来てみたい。06年1月。
大宮(浅草)
東京都台東区浅草2-1-3/03-3844-0038/11.30〜14/17〜20.30/月・第3火休/8000円
洋食。洋食というよりはジャパニーズ・フレンチかな。昭和中期の古いフレンチを食べているような印象。バターがたっぷりでおいしいが、ちょっとこってり過ぎるかも。逆に今風フレンチでは味わえないクラシカルな料理が楽しめたりする。コースは5000円くらいから10000円くらいまで。一品はたとえばカレーが1000円程度なのでそういう意味では良心的。ある時フォアグラ丼をいただいたがこれはとても美味であった。96年9月。04年9月。
リスボン(浅草)
東京都台東区浅草1-25-18/03-3841-3663/12〜16/17〜21/火休/2500円
洋食。1942年オープンの老舗。趣のある店内でボリュームたっぷりの洋食が食べられる。しかも安い。いろんな意味ですごく下町っぽい洋食屋。凝った完成度はあまりないかもしれないが、店内の雰囲気も含めて「昭和のご馳走」って感じである。看板もかわいい。95年3月。
すぎ田(浅草)
東京都台東区寿3-8-3/03-3844-5529/11:30〜14:00/17:30〜21:00/木休/2300円〜
とんかつ。この頃評価の高いとんかつ屋。穏やかなとんかつだ。丁寧で上品。低温の油と高温の油を使い分けているようで、その揚げ上がりは衣が剥がれやすいのを除けばかなり完成度が高い。香りも高く歯ごたえもちょうどいい。が、僕としてはとんかつにもう少し「荒ぶる魂」を望んでしまう。上品穏やかになりすぎないで欲しいと思うのは贅沢だろうか。地下鉄銀座線田原町駅下車、国際通りの寿3丁目の交差点近く。98年1月。
ORANGE-ROOM(浅草)
東京都台東区浅草1-41-8 清水ビル1F/03-3842-5188/18〜27/無休
バー。以前オレンジ通りでやっていたから「オレンジルーム」かと思ったら、キューブリックの「時計じかけのオレンジ」から店名を取ったらしい。いまはロックフラワー通りでやって20年近いという。コンクリート打ちっ放しの無機質な店内だが、ゆるく楕円を描くカウンター(10席)と丸いテーブル4つで丸みを出していて面白い。照明はカウンター上のみ。暗い。浅草っぽさがないのが逆に地元客に受けているようだ。「Bar Radio」出身のマスターが作るカクテルはスクエアな印象。ライブな部屋なのでBGMが強めに響く。04年11月。
あづま(浅草)
東京都台東区浅草1-13-4/03-3841-2566/16.30〜24(日祝15〜23)/水休
中国料理。昭和のラーメン屋といった風情の店。実際昔懐かしい柳麺や餃子を売りにしている街場の中華で、奥に長いカウンターの超カジュアルな店である。ちなみにビールはセルフサービス(入り口横の冷蔵庫から自分で出す)。そんな店。
この店、いくつか名物があるが、必須なのは「純レバー炒め」。純レバーの「純」はたぶん「混ぜモノなしのレバーのみ」という意味。このメニュー、この辺の他の店にも存在するようだが、同行した「純レバー好き」に言わせると「この店がダントツにしてベスト」とのこと。レバーを甘辛く炒めてネギをたっぷり載せた料理。シンプルだがクセになる系の味。レバーの臭みもあまりない。これを食べた人はみな「ご飯に合うだろうなぁ」と思うのだが、ちゃんと「純レバー丼」も用意されている。これがまたうまい。他に「あれ」という意味わからない名物メニューもある。これは鳥唐揚げをチリソースみたいので和えてネギをたっぷり載せたもの。ボクは純レバー炒めの方が好き。ちなみにラーメンは昔懐かしい系で、これも好き。
ただ、はっきり言って店に清潔感は皆無なので、「レバーみたいなものはもっと清潔な環境で食べたい」という向きには合わない店。また、ご主人も従業員もタバコ吸いながら料理する。もちろんタバコ吸いながら料理する店を、ボクはとっても嫌う。言語道断だ。でも、この店の場合、「浅草」「昭和っぽい大衆店」「オヤジの佇まいがタバコが似合う」などの記号がそれに勝ってしまう感じ。タバコは嫌いだけど、タバコを巡るタバコ周辺の文化や歴史は嫌いじゃない。この辺、わかってくれる方だけご参考にしてください。08年6月。
フラミンゴ(浅草)
東京都台東区西浅草2-1-11/03-3843-8853/18〜25/http://www.tctv.ne.jp/flamingo
バー。1962年開店。ほとんどボクと同い年なバーである。1階がカフェになっているが迷わず2階へ。実に上品な空間が迎えてくれる。ワインセラーのような造りになっているレコードセラー(?)に膨大な量のジャズLPが保存されており、マッキントッシュのアンプがアナログな深い音を提供してくれる。これだけでもわかる人にはわかる上質さだろう。天井の照明がちょっとミスマッチなのもわりといい。これで暗くてウッディだけな雰囲気にしてしまうとそれはそれでありきたりだもの。つまみも丁寧。マスターも客層も上品。浅草で落ち着きたいならココ。02年10月。
鮨 松波(駒形)
東京都台東区駒形1-9-5/03-3841-4317
鮨。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
ちゃんこ川崎(両国)
東京都墨田区両国2-13-1/03-3631-2529/17〜21/日祝休/ちゃんこ2700円
ちゃんこ鍋。昭和12年創業のちゃんこ鍋屋の草分け。古〜い家屋で雰囲気抜群。カウンターも奥の座敷もとってもいい感じ。ちゃんこ鍋と焼き鳥しかメニューになく、鍋だけなら2700円だが、焼き鳥も含めた4500円コースの方がお腹いっぱいになるだろう(ちゃんこだけだと腹が減る)。力士であった父親が開いた店を継いだというご主人のちゃんこは鶏ガラを使ったあっさりめの「そっぷ炊き」。スープは飲まずに我慢して取っておいて、最後に雑炊を食べる。この店、仲居さんがとってもせっかちで、どんどん食べないといけないのが難だが、それさえも「江戸っ子は全くもう…」と楽しんでしまえばいい感じ。このごろはみそ味だの独特のつみれなど、いろいろ工夫している店も多いが、まぁちゃんこと言うのはそんなに味が変わるものでもないので、両国でちゃんこ食べるならまずはこの両国一歴史ある店を攻略してからがいいと思う。秋冬は予約必だが予約は4人以上らしい。03年6月。
ちゃんこ巴潟(両国)
東京都墨田区両国2-17-6/03-3632-5600/11.30〜14/17〜22(土日祝11.30〜22)/無休/3500円〜/http://www.tomoegata.com/
ちゃんこ鍋。ともえがたと読む。昭和15年に引退した小結友綱が昭和51年に両国友綱部屋跡地に開店したちゃんこ屋。平成6年には真向かいに新店も出し、現在新店の方がメインにオペレーションをしているようである。イス席、座敷、個室とすべての用途に対応し、席数も多い店。ちゃんこは2940円よりあり、鍋会席の一番高いので8400円。ランチは日替わりちゃんこ定食が1155円から。まぁちゃんこはちゃんこなので周りの他店と味はそうは違わない。まずく作りようがないし、特にこの店ならではの美味も作りようがないので比べにくい。建物の趣を考えると「ちゃんこ川崎」などの方が気分かな。でも老舗なので標準的なおいしいちゃんこは食べられるだろう。敢えて言えばちょっと野菜少なめかも。04年5月。
伊せ喜(森下)
東京都江東区高橋2-5/03-3631-0005/11.30〜14/16.30〜20.20/月休/4000円〜
どじょう鍋。明治二十年創業で、趣溢れる店内。「どぜうまるなべ」が名物。名物にうまいものなしとは言うが、これはなんかホッとする旨さが漂う。ネギをいっぱい載せてごぼうをオプションで多めにもらって載せて煮るとなおうまい。夏は(冷房がない!)大汗かきながらスバスバ行こう。冬の「なまずなべ」もなかなかうまい。柳川なべもあるが、まるなべの方がオススメ。最後は鯉こく(鯉の味噌汁)をぜひ。味的には「駒形どぜう」より一枚上手と思われる。01年2月。
與兵衛(西大島)
東京都江東区大島2-24-5/03-3682-3805
鮨。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
| 上野・御徒町・湯島・鶯谷・入谷・三ノ輪エリア |
上野薮そば(上野)
東京都台東区上野6-9-16/03-3831-4728/11.30〜20.30/水休/700円〜
そば。コシのあるそばで香りも強い。つゆは濃いめの甘口。ほんの少しつけただけで香り立ついいバランス。600円と安い「せいろう」だが総合的にかなりのレベル。非常に普通っぽい店なのだが、味は期待以上。わりと好き。96年9月。
香味屋(上野)
東京都台東区根岸3-18-18/03-3873-2116/11.30〜21.30/無休/5000円
洋食。「かみや」と読む。1925年創業の老舗。広々とした空間で、気持ちよいサービスとともに、古き好き洋食が食べられる。特に2階は天井が高く、気持ちがいい。ここのメンチカツのジューシーさはすさまじい。ナイフを入れた途端ジュッと肉汁が飛び出してくる。こんなメンチカツは他にはない。シチューもいい。濃厚なドミグラスソースがさすがの味。実に柔らかく煮込んだ肉とともにバランスも最高。肉を食べ終わったらドミグラスソースにライスを混ぜて食べるという行儀悪いやり方もわりとオススメ。チキンレバーソテーやステーク、コクテル類、スパゲティ、ピラフなど、どれも懐かしく正統な味の数々。とてもおいしいし満足するのだが、いかんせんこの店は全体に高額。上記メンチも単品で2000円。ビーフカツで4800円、ハンバーグで2000円、スパゲティ・ナポリタンで1730円……と、まぁ高めのフレンチレストランくらいの値段はしてしまうのが難。ある程度歳をとり、お金に余裕が出来た人がゆっくり楽しむ店だろう。98年2月。再訪2回。
双葉(上野)
東京都台東区上野2-8-11/03-3831-6483/11.30〜14.30/17〜19.30/月木休/2800円
とんかつ。白くあげたサクサクのロースかつ。ロースなのに脂っぽくなく香りもとても強い。歯ごたえと共に絶品だ。定食屋風店内は寛げる雰囲気でご飯も味噌汁もとてもうまい。ご飯のお代わりが200円というのがガックリだがそれだけギリギリでやっているのだろうと好意的に解釈。上野御三家と言われるとんかつ屋の中では一番好きだしおいしいと思う。96年5月。
本家ぽん多(上野)
東京都台東区上野3-23-3/03-3831-2351/11〜14/16.30〜20/月休/3000円
とんかつ・洋食の名店として名高い店だが言われているほどの凄みを感じたことがない。妙に高級になってしまったからだろうか、洋食屋の心地よいさんざめきもないし。とんかつは脂を除いて低温でゆっくり揚げてあり白い。香りはほんのり程度。ジューシーではあるがアタックがない。定食で出てきたなめこの味噌汁ととんかつは合わないと思うし、きゃべつもソースもイマイチ。逆にメンチなど他の一品の方が好きかも。サービスは気持ちよい。レジが奥にあるので客の動線が混乱するのは改めて欲しいな。96年5月。
蓬莱屋(上野)
東京都台東区上野3-28-5/03-3831-5783/11.30〜13.30/17〜19.30(日祝16〜19)/水休/3000円
とんかつ。ヒレカツ。円筒形のヒレカツが茶色く薄い衣で揚がる。揚げた後、余熱で中まで熱を通す。ジューシーではないが柔らかくしっとりした肉厚のヒレカツ。脂っぽさがまるでないし、とにかく上品なまでに柔らかいのでご年配の方にはとてもいいと思う。逆にインパクトや下品な強さはないので若者は物足りないかもしれない。実際、ボクも30代のころは物足りなかった。40代中盤になってこの店の良さが見えてきた。ご飯とキャベツはおかわり自由。以前はご飯やキャベツのクオリティが低かったがいまはなかなか良い。かつの味も以前より今(2008年)の方がいいかな。店の外まで油の臭いが漂っているのはちょっと残念。1階はカウンター、2階に座敷あり。ヒレカツ定食2900円。96年3月。98年1月。03年4月。08年10月最新訪問。
とん八亭(上野)
東京都台東区上野4-3-4/03-3831-4209/11.30〜15/17〜20.30/不定休(月1〜2回)/1700円〜
とんかつ。白い衣の香り高きとんかつ。低温で10分ほどラードで揚げるそれは肉汁のうまみに満ちていて実に香ばしい。衣もはがれず、肉汁の旨みとのバランスがとても良い。肉質もいいのだろう、全体に満足度が高い店。ちなみにケチャップをはしっこにつけてくれるが、これはこのとんかつとは合わないようだ。非常に古くからやっている店のようだが、適度に下世話で適度に清潔で好ましい雰囲気。ご飯や味噌汁もうまいが、味噌汁か漬物のどちらかに化学調味料を振っているのかな、ちょっと舌に残って、それが残念。01年2月。
双葉支店(上野)
東京都台東区上野4-4-12/03-3835-2672/11.30〜15/17〜20/不定休/2600円
とんかつ。上に書いた双葉本店はロースしか出さないが、そこから分かれたこの店はヒレしかない。店に入っても油の嫌な臭いがせず「これは」と期待させたが、すぐ肉から剥がれる衣はグズグズで歯切れが悪く肉もパサパサしていて滋味にかけた。その日だけかもしれないが、再訪する気にならないほど。きゃべつの質がたいへん良かったことを除けば誉める点を探すのが難しい。ご飯もおみおつけもいまいちだったなぁ。97年7月。
平兵衛(上野)
東京都台東区上野6-7-13/03-3831-3873/11.30〜13.30/17.30〜20/2300円
とんかつ。「この店のとんかつは他店の物とは別物です」と入口に札がかけてある。確かに超低温で音も出さずにゆっくり30分以上揚げるとんかつは真っ白で作り方も見た目も違う。廃油も出ないらしいし素材もすごいらしい。でも味はハテナだ。閉じ込めてあるはずの肉汁・香りもイマイチ立ってこないし歯触りもイマイチ。ここを激賞した某評論家や漫画家たちが食べたときは良かったのかもしれないが、かなりイマイチ。店内もものすごく散らかっていて食欲を失う。店主も客前で従業員(母親?)を大声で叱りとばすし。なんだか店自体がおいしくない。再訪意欲出ず。96年4月。
デリー(上野)
東京都文京区湯島3-42-2/03-3831-7311
カレー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
ドランドラン(上野)
東京都台東区上野2-5-1小倉ビル1F/03-3836-3690/17〜29/17〜24(日祝)/無休
韓国料理。とてもディープな雰囲気の店で韓国語がメインな感じ(日本語も通じる)。エスニックで信頼する佐藤和佳子さんの推薦を読んでカムジャタンを食べに行った。ソウルでも食べてとても気に入っている鍋である。うまい。肉たっぷりの豚骨とほくほくのじゃがいも。マッコリ飲みながら手でつかんでむしゃぶりつく。こんなに肉たっぷりの豚骨が入ってるカムジャタンも珍しい。オモニがたまに「これはこうしろ」と指示してくるので素直に従う。連れと無言で食べまくる。〆は雑炊。これがまたうまい。他の料理もそれぞれうまい。スンデとボッサムが印象に残っている。いい意味で現地っぽい。もう少し清潔感があればいいのだが。04年6月。
LUZ(上野)
東京都台東区池之端4-16-29/03-5814-3814/19〜24/日祝休/1500円〜
バー。「ルーシュ」と読むらしい。上野高校正門前にありかなり隠れ家的。歩いている客がふらりと入ってくる立地ではない。経営がなりたつのか他人事ながら心配になるバー。レトロで暗くくすんでいる雰囲気の店で、板張りの床がちょっと教室チックでもあり、なかなかくつろげる。デートにも向くだろう。ボクが行った日は女性バーテンダーがひとりでやっていた。料理もおいしそう。カクテル二杯飲んでもチャージ入れて2000円くらいという感じで、とっても良心的。週末はジャズなどの演奏もあるようである。根津や上野方面にいて、ちょっとこういう店を知っていたら驚かれるかも。タクシーで「上野高校正門前」と言えば着くし。03年10月。
鮨 喜八(湯島)
東京都文京区湯島3-36-8/03-3837-7828/17〜23/日祝休
鮨。湯島の路地にある小さな店。ご夫婦でやっている。店内の壁のタネ札にいちいち産地が書いてある鮨屋はどうも相性が悪いのだけど、ここもあまり相性が良くなかった。産地タネ札に並んで「当店のこだわり」という札もかかっており、閖上の赤貝がどうの天然本鮪がどうのと書いてある(その辺のことは店のサイトでも読める)。んー…そんなの読みながら食べたくないなぁ(喜ぶ人もいるとは思うが)。でもまぁ店主が勉強熱心なのはよくわかる。おまかせコースが安めに設定されているのでそれをいただいた。十貫で6000円。小振りで柔らかめの酢飯。タネとのバランスは悪くないし、酢飯のほどけ方もいいのだが、もうひとつ楽しさがないのは何故だろう。スミイカ、マコガレイ、穴子塩は良かったが、トロ、甘鯛、ウニはダメだった。ご主人は寡黙。奥さんは元気でちゃきちゃきしている。感じのいい店ではある。外の看板の「小さくて あったかくて」っていうコピーのファンシーさや丸フォントがちょっとイヤ。全体に好感持てる店のはずなのに好感持てずに終わってしまった感じ。相性かな…。07年8月。
手打古式蕎麦(湯島)
東京都文京区湯島3-20-5/03-3836-5229/11.30〜14.30/18〜20.30/日・第2土休/1200円〜
そば。真っ黒な蕎麦である。甘皮も一緒に挽くからで、香りはそれだけ強いのだがモソモソ感は残る。つながりにくいらしくいろいろ蘊蓄が壁に張ってあるが、まぁ期待した半分位の味だった。つゆは大根おろし汁と生醤油のブレンドだが特にそれが効果を上げているとも思えない。蕎麦としては季節が悪い時季に行ったから申し訳ないけど、食べていて楽しくない蕎麦だった印象。97年7月。
鳥榮(湯島)
東京都台東区池之端1-2-1/03-3831-5009
軍鶏鍋。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
シンスケ(湯島)
東京都文京区湯島3-31-5/03-3832-0469/17〜22/日祝休/4000円〜
居酒屋。湯島の老舗有名店。名刺に「楽しく酔うなら正一合の店シンスケで」とある。ビールはラガーとエビス、酒は両関のみ。本醸造から大吟醸まで揃っている。ボクは本醸造の熱燗と純米のぬる燗が料理にあってなかなかいいと思った(行ったの冬だったし)。冬は樽酒もあるという。数年前に建て替えてしまったらしく以前の趣はないようだが、オジサンたちが気持ちよさげに溜まっており、なかなか良い雰囲気。一階の長いカウンターが一番の上席かもしれない。肴としてはぬたが印象的。いわしの岩石揚げやえびしんじょうも良い。ただ、刺身系は他の一品に比べて高めな値付けであった。〆鯖1800円はこの手の居酒屋にしては高いかな。うまいけど。一階はカウンターとテーブル席、二階はテーブル席のみ。厨房の人数が少ないのか料理の出は比較的遅いが、おねえさんのサービスは気持ちよい。ただ、東京では数本の指に入る有名居酒屋店としては正直物足りないと思った。新しい店でも肴や酒のレベルが非常に高いところが増えているので老舗もうかうかしていられないだろう。歴史的名店として一度は行っておきたい店ではあるし、雰囲気もいいのだが。04年11月。
琥珀(湯島)
東京都文京区湯島3-44-1/03-3831-3913
バー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
EST!(湯島)
東京都文京区湯島3-45-3/03-3831-0403
バー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
AB..E(湯島)
東京都文京区湯島3-43-11/03-3831-5755/19〜26(土祝〜24)/日休/2500円〜
バー。「アベ」と読ませるのだろう。湯島の雑然とした歓楽街の地下にある、阿部勝康さんというバーテンダーがやっている小さなバー。小さいせいもあって、バーテンダーと客の距離が妙に近く、これが時間を経るに従ってとても気持ちよい距離感に変わっていく。阿部さんの静かな笑顔も心地よく、疲れが癒されるようなバーである。バーテンダーと対決するようなバーが増えている中、こういう古いバーはとてもうれしい。カクテルもやさしい味。いいバーだ。マッキントッシュとJBLから古いJAZZが流れる。カウンター6席と小さなテーブル席のみ。お通し3品(1500円)。カクテルは1000円から。04年11月。
鶯谷園(鶯谷)
東京都台東区根岸1-5-15/03-3874-8717
焼肉。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
| 千住・日暮里・町屋・京成線沿線(八広・京成立石…)エリア |
大はし(北千住)
東京都足立区千住3-46/03-3881-6050
居酒屋。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
バードコート(北千住)
東京都足立区千住3-68/03-3881-8818/17.30〜23/月・第2日休/5000円〜
地鶏焼。阿佐ヶ谷の有名店「バードランド」(現在は銀座に移転)で修行した職人さんがやっている焼き鳥の店。都内でも随一の焼き鳥という評判である。奥久慈軍鶏の串焼きを中心に一品物も充実。確かにうまい。焼き鶏自体は(期待しすぎて)びっくりするほどではなかったが、一品物のうまさはかなりのレベル。全体に東京一という噂ほどではないと思うが、十分にうまい。焼き物では、レバー、つくね、焼きトマトははずせない。特に焼きトマト。野菜系の串焼きはどれもうまい。一品では砂肝煮こごりやレバーパテ、そして〆には親子丼を是非。地鶏卵プリンは評判ほどではないかな。ワインもよく考えられたラインナップ。安価でとても良いものを置いている(一番安いブルゴーニュルージュがメオ・カミュゼ、とかね)。日本酒は神亀と小笹屋竹鶴の二種だけというのも渋い。基本的に2時間制。5時半からと7時半からのふたつに分けられていて、5時半からのに行かないと味わえない(売り切れる)珍しい部位の焼き鳥もある。時間を決められて食べるのは落ち着かなくて嫌いだが、人気の店なので仕方ないかな。予約必。一階はカウンターと2人用テーブルふたつ。地下に座敷(8人)がひとつある。北千住駅西口を出て、サンロード商店街を右に入りしばらく行った右側。02年4月。
久しぶりに再訪。二回転制から三回転制になっていた。5時半、7時半、9時半。人気の店だし少しでも多くの人が楽しめばいいと思うが、三回転制というのはちょっとブロイラーちっくで楽しめない。いい店だと思うが、個人的にはこういう経営は嫌い。
| 谷中・根津・千駄木・白山・本郷・駒込・巣鴨・赤羽エリア |
すし 乃池(谷中)
東京都台東区谷中3-2-3/03-3821-3922/11.30〜14/16.30〜22(日祝11.30〜20)/水休
鮨。穴子寿司で有名。近所の人用に持ち帰れるものをと始めた穴子寿司がいつの間にか有名になったらしい。羽田沖の穴子のみを使っているということである。穴子の煮汁で作ったツメで煮込んだ穴子はとろとろとろけ、なかなかの快感。ただこの手の穴子寿司も増えてきたので、名物として取り上げられるほど美味に感じるかは微妙なところ。〆鯖寿司や小肌もなかなか印象的だったが、全体的に握りは普通かな。下町谷中のいい立地にあり周りの雰囲気も外観の雰囲気もとても良いが、店内は蛍光灯がまぶしく、全体に雑然としていて落ち着けないところがある。ご主人の野池さんは日本橋吉野鮨出身。明るく優しい接客でくつろげる。もう少し整理して、蛍光灯も白熱灯にしたりしたら、ぐっといい店になると思うのだが。04年7月。
根津の甚八(根津)
東京都文京区根津2-26-4/03-5685-1387/18〜22.30/日休/5000円〜
居酒屋。俳優の根津甚八が無名時代に通い詰め、この店の名をもらってから売れたというエピソードがある有名店。その後10年間ほど店を閉めていたこともあり、幻とか伝説とか言われたが、数年前、現在のご主人が店名を引き継いで再開店したという。もともとのご主人が築100年近い家屋に惚れ込んで始めた居酒屋だけに、立地から内装から雰囲気まで完璧。狭い路地の真ん中にある赤提灯だけが目印。狭い戸をくぐると右側にカウンター。奥に座敷と個室。どこに座ってもその趣は楽しめるだろう。下町のいい雰囲気を楽しみたい方にオススメの店だ。
肴はおまかせの3000円コースがオススメ。小鉢が7.8品出てくる。「根津の甚八」というオリジナルブランドの焼酎(宮崎)があるので、それを頼むと喜ばれるし、実際食事によく合っておいしい。3000円のコースはおいしいがお腹にたまらないので、追加をいろいろするか、ハシゴするかだろうか。ボク的には早い時間にここで軽くつまんで、どこか二軒目に流れるのがオススメかな。05年10月。
駅馬車(根津)
東京都文京区根津1-5-13/03-3823-3006/17〜?/無休
居酒屋。居酒屋というより焼酎バーと言った方が雰囲気近いかもしれない。九州焼酎(珍しいものも多数ある)と泡盛(春雨を中心に数種)、それに沖縄料理を中心とした酒の肴が出るカウンター・バー。2Fでは宴会もでき、カラオケもあるらしいからやっぱり居酒屋かなぁ。そういう意味ではいろんな使い方が出来る店ではある。1Fはカウンターのみで、カウンターの上にずらりと焼酎が並び、黒っぽい木のインテリアと相まって雰囲気はとてもよい。様々な年齢層のひとり客が数杯飲んでスッと帰る感じもいい。根津の地元に密着した雰囲気。どっちかと言ったら「焼酎バー」として人に紹介したい店である。04年7月。
鷹匠(根津)
東京都文京区根津2-32-8/03-5834-1239
そば。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
はん亭(根津)
東京都文京区根津2-12-15/03-3828-1440/12〜14/17〜22(日祝16〜21.30)/月休
串揚げ。根津にある雰囲気抜群の木造三階家。立地と外観がすでにご馳走で、谷根千歩きでの食事処としてはとてもいい。ただ、中は大部屋(特に二階)で、外観ほどの雰囲気はない。味もとくに印象には残らない。創作系のちんまりした串揚げ。システムとしては2700円のコース(小さな前菜2品と串揚げ6種)を頼むのだが、それではとても足りないので次々追加していく(6種ごとに1300円)。ビールとともに結局お会計は高くなる。この店では一軒目として2700円分だけ食べて早々に二軒目に行くのがオススメかも。05年11月。
古月(根津)
東京都台東区池之端4-23-1山中旅館内/03-3821-4751/12〜15/17〜20/不定休/http://www.kogetu.co.jp/mall/
会席中国料理。千代田線根津駅からほど近いところにある山中旅館の中にある中華料理店。こう書くと旅館の中にいくつかレストランがあってそのうちのひとつという誤解されるかもしれないが、「古月」の場合はほとんど山中旅館と同体。別個にあるというより山中旅館そのもののような感じ。実際食べる場所は山中旅館の客室だし(笑)。
戦後まもなくに営業し始めた山中旅館はエントランスの雰囲気が抜群で、多くの文人の常宿として愛され続けてきた理由がよくわかる(ただし玄関を入るとありがちな和洋折衷になってしまい、近代化の失敗例を見る思いがする)。ただ、その客室でいただくと言っても、広い部屋もあるとは思うが、部屋によってはとっても狭苦しく、旅館で食べているという豪華な雰囲気は味わえない場合も多いだろう(ボクたちは閉塞感のある畳敷プレハブワンルームみたいな部屋に通された)。その点ではあまり期待しすぎない方がいい。料理は旬の食材を大切にした中華ベースの創作料理。冬瓜のスープが名物らしい。5800円からコースがあり、コストパフォーマンスはなかなかいい。ちなみに訪問したときのコースは「クジラのたたき四川風」「ロブスターの蒸し焼き」「墨イカと銀杏、栗の炒め物」「サメ軟骨のスープ上海蟹風味」「擬製豆腐とキノコの揚げ物」「鮭チャーハン又は広東産クサヤのチャーハン」「清湯スープ」「デザート」であった。薬膳コースやスッポンのフルコースもある。
サービスは当然目が届かない(旅館の一室なのでちょっと覗くということが出来にくい)。調理場の都合で進められるのが見え見えで何度かちぐはぐな場面があった。でもそういうのを差し引かないとしてもボクはあまり楽しくなかった。味も雰囲気もサービスも。有名店なのでもう少し期待したのだが。03年10月。※新宿に支店が出来た。こちらは創作ではなく伝統料理のコースを出す。とてもいい。オススメ。
五右衛門(白山)
東京都文京区駒込1-1-26/03-3811-2015/12〜14/17〜22/土祝日12〜20/日休/6000円
湯豆腐。その古い佇まいが売りの店。離れの座敷や東屋、母屋も非常に古く、冬の寒い日、座敷に座ってすきま風に凍えながらハフハフ湯豆腐を味わうと、まるで明治時代にいるようである(分厚いドテラでも着たい気分)。コースでいただくのだが、突き出しやらなにやらははっきり言って普通。最後の湯豆腐自体はうまい。かなり固めの豆腐は湯に通しても香りが消えず印象は強い。そして湯豆腐が出るまでは「全然足りないー!」と思っていたお腹にもそれなりの存在感でおさまる豆腐だ。密度が濃い感じ。ちょっと雰囲気を味わいたかったり、こじんまりとした宴会の場所を探している向きにはいいかもしれない。空いているなら離れの座敷を予約しよう。00年11月。
ヴォーロ・コズィ(白山)
東京都文京区白山4-37-22/03-5319-3351/12〜13.30/18〜21.30/月・第3日・火昼休
イタリアン。代々木上原で「ブォナ・ヴィータ」という店をやっていた西口シェフの店。イタリアに修行に出て、向こうで店を任されて、その後帰ってきてオープンした店、ってことらしい(受け売り)。行ってみてビックリ。そうか「ベルドジュール」のあとにできたのかー。しかも居抜きなので、あのアールヌーボー系の雰囲気が色濃く残っていて懐かしい。思ったよりずっとクラシックで背筋が伸びる。もう少しクラシックな格好していけば良かったなと後悔する感じ。とてもいい雰囲気。
で、料理はというと、んー、西口シェフの評判があまりに高いので、期待が高くなりすぎたかも。個人的には、強く印象に残るというよりは、安心して楽しく食事ができる、という感じだった。盛りつけもキレイで味もいいけど、長く印象に残る料理には残念ながら出会えなかった。いや、ちゃんとおいしいんだけど、もうちょい衝撃的な美味かも、と期待が大きくなりすぎたのが原因。食べた中で味を覚えているのは「自家製のグリッシーニ」「ポレンタとタレッジョのラヴィオリ」「自家製コテッキーノ」。6500円の「プリフィックス・コース」はコストパフォーマンスもよく、楽しい。スペシャリテである「ラヴィオリ」とかの印象がもう少し強ければもっと良かった。あと、なんとなく、内装と料理とサービスの感じが合っていない印象も受けた。もう少しモダンな内装とサービスの方が似合う料理かもしれない。07年2月。
じねんじょ(白山)
東京都文京区白山5-36-2/03-3818-5689/11.30〜14.30/17.30〜21/月休/1500円
カレー。薬膳カレーを標榜し、いろいろ健康について蘊蓄があるカレーを出す。でも実際に出来上がったルーはそんな薬膳くささがまるでないまろやかなもの。自然薯や薬草類、柿の葉、桑の葉などが入ったそのルーは不思議においしい。ただ、特製薬膳カレーになってくると具が盛りだくさんすぎてバランスが崩れるのと、ご飯に上のクレソンなども邪魔になってくる。薬膳とはいえ、やりすぎないギリギリがあると思う。00年7月。
デュシエット・ティエンドン(本郷)
東京都文京区本郷2-2-9 センチュリータワームーンパレスB1F/03-5800-0099/11.30〜14/18〜21/土日祝休/6000円〜
ベトナム料理。ビルの地下にあるが、目立たないエントランスから階段を下りてフロアに出ると思わず声が出てしまうような広く天井の高い空間。しかも天井からは空が透けて見える。地下なのに中庭状になっているのだ。おお!という驚きとともに席に案内されるがマクロ的に見たらお洒落なこの空間もミクロ的に見るとわりとくすんでいる。汚れが目立ったり照明にポイントがなく薄暗かったり、なんだか楽しくない空間になっている。籐の椅子や高価なカトラリー、面白い演出のトイレなど、なかなかがんばっているのだが、このくすんだ感じを消すことはできないが残念。料理もいまひとつ盛り上がらない。盛りつけはキレイだが味にインパクトがなくわりと普通な印象。香草がどさっと盛られてくるのは(ボクには)うれしいが。値段的にもちょいと高め。01年4月。
八つ目や にしむら(巣鴨)
東京都豊島区巣鴨3-34-2/03-3910-1071/10.30〜19/不定休
うなぎ。鰻屋だが「八つ目うなぎ」を売りにしている。八つ目うなぎって見た目は鰻だが実は鰻の仲間ではなく、魚類ですらなく、円口類のヤツメウナギ科に分類される。3億4千年前からほとんど進化してない生きた化石らしく、こういう進化してなくて長く生き抜いてきた種というのはたいてい「健康にいい」ということになっているのだが、実際にビタミンAが豊富で「目にいい」と有名な上に(名前からもそんなイメージ)、DHAやEPAもトップクラスの含有量。体内で作れない脂肪酸も数多く含んでいるとのことで、本当に健康にいいらしい。鰻と比べても、ビタミンAで5倍、ビタミンB2で13倍もあるんだとか。ちなみに目の後ろに7対の丸いエラがあって目が8つあるように見えるから「八つ目」と言われるようになったという。
その八つ目うなぎの蒲焼きを出す店。東京でも珍しい。鰻で言ったら関西風地焼き。蒸さずに備長炭で焼き上げる(見た目は雀焼きに似ている)。食感がおもしろい。砂肝のやわらかいのみたいなプリプリ感。見た目は小さい蒲焼きなのに、口に入れるとパリパリと音がする感じ。タレも濃すぎず良い感じ。ボク的には八つ目定食の中2400円のご飯大盛り、がちょうど良いかな。小さいのが8切れ入っていて、肝吸いも漬け物もちゃんとしている。珍味系ではあるが疲れた時にはいいかも。おばあちゃんの原宿と言われる巣鴨の地蔵通り商店街にある。目黒に支店あり(目黒区下目黒3-13-10/03-3713-6548)06年1月。
すみた(赤羽)
東京都北区志茂2-52-8/03-3903-0099/11〜14/18〜21.30(土日11〜15)/月・第三日休
さぬきうどん。看板に「讃岐手打うどん酒場」と書いてある。香川の「はりや」の弟弟子がやっているということで、出来てまだ3ヶ月とは言いながらかなり香川の味を彷彿とさせるうどん。歯ごたえ、粘り、喉越し、それぞれに秀逸。固いだけの東京のさぬきうどん事情を塗り替える衝撃。突然現れていきなり東京屈指のさぬきうどんとなった。十条中央商店街の中。99年9月。再訪数回。
※10年間東十条で営業してきたが、2009年3月に赤羽に移転。移転後未訪。
スタミナ苑(赤羽・鹿浜)
東京都足立区鹿浜3-13-4/03-3897-0416
焼肉。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
@satonao310



