トップ > おいしい店リスト > さとなおの行った店リスト【東京】〜赤坂・青山・表参道・渋谷エリア
さとなおの行った店リスト 東京
赤坂・青山・表参道・渋谷エリア
このコーナーは、ボクが実際に行ったレストランを記録したものです。
個人サイトの個人的食べ歩き記録です。ガイドでも評価でもありません。
ですので、読みやすさなどを考えずざっと一覧してあります。コメントも短く散漫なものです。ご了承ください。
ただ、この記録を利用して、あなたが行った店の感想とボクの感想とを比較することができます。そうして趣味嗜好がボクと合うか合わないかを調べ、趣味嗜好が近かった方は「さとなおの好きな店リスト」をご覧ください。店の選択により便利になっています(「このコーナーの使い方」参照)。
なお、自分の好き嫌いを相対化するために、店をラブ度で表しています。ボク個人の「お気に入り度」の目安として参考にしてください(味の評価でも店の優劣でもありません)。
また、古い訪問年月日の感想も出てきます。それはその時の感想。その後、当然、店は変化しています。それはご自分でお確かめください。住所・電話・営業時間などについても変わっている可能性があります(閉店した店もあります)。ご注意ください。
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| 赤坂・麹町・一番町 |
鮨兆(赤坂)
東京都港区赤坂3-6-10 第三セイコービル3F/03-3585-7917/11.30〜14/17.30〜27(土11.30〜23.30)/日祝休
鮨。夜は行ったことないのだが(高いらしい)、ここは昼が有名。名物ランチ「おまぜ」。いわゆる「ちらし鮨」なのだが、タネを細かく切って、ご飯に混ぜ込んでいるから「おまぜ」。イクラとエビと赤身と白身とイカと玉子とキュウリとタクワンと青梅と…、と、いろんなものが彩りよく細切れになって入っていて、酢飯は全体に醤油(煮きり)味になっている。それが混ぜられている状態。で、1500円するんだけど、意外とお得感がある。大盛りをお願いするとかなりの大盛りで出てくるんだけど、値段が変わらない。そのうえ、最初に白味噌の味噌汁が出て、食べてる途中に赤だしも出てくる。味噌汁の二度攻め(おかわり自由)。これは初体験。んでもって、食べ終わるとデザート(ボクのときは葛切り)。そんで、会計時に「どらやき」のお土産までつく。これで1500円。安いなぁ。全体にもともと量が多いので、大盛りでなくても普通盛りでわりと充分。まぁちょっと味が濃すぎる部分があるのと、店が(夜は高いらしいのに)かなりごちゃついているのと、行列が激しいのが難だけど、赤坂のランチではなかなかオススメ。07年3月。
喜久好(赤坂)
東京都港区赤坂3-16-2/03-3585-2478/12.30〜13.30/17〜22/日祝休/15000円〜
鮨。無口でストイックな親方がひとりで握る。藤本繁蔵の弟子のひとりでもある。壁にかかった「握」の文字が力強く、食べているこちらも思わず姿勢を正す。そうして握られた鮨は、白身、コハダ、穴子、赤身、すべてに完成度が高い。大ぶりでタネは大きめ。多少酢飯とのバランスが悪い握りもあった。酢飯とタネの温度差があるのもあり。店は清潔だしご主人真面目で気分はよい。ただ、ボクはくつろげなかった。全体にストイックすぎるのが好みの分かれるところかもしれない。ひとりで行くとやっぱりちょっと緊張する。藤本繁蔵の弟子の中では「山路」に比較的近い握りかな。少しクラシックタイプである。95年9月。01年2月。03年11月。
楽亭(赤坂)
東京都港区赤坂6-8-1/03-3585-3743
天ぷら。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
菊の井(赤坂)
東京都港区赤坂6-13-8/03-3568-6055/17〜21/日休/"懐石コース 15750円、18900円、21000円"
割烹。京都は高台寺にある有名店の赤坂支店。門を入り暗くて細いアプローチを歩いているうちに気分は京都になっていく。この導入部分は見事。ただ、店内は照明が明るくその気分も長持ちしない。
カウンターでいただいた。料理は京都本店の村田氏の弟さんが作る。ゆず酒から始まり、盛りつけが美しい先付、焦点がきちんときている椀物、滋味溢れる八寸や炊き合わせなど、安心して食べられる懐石コースだった。印象は強くないものの、上品で美しい。ただ、格安なので望みすぎなのかもしれないが、東京で食べているだけにもう少し「京」をわかりやすく感じたい部分はあるかもしれない。
大きく不満が残ったのはサービス。会話がどう盛り上がっていようが、無理矢理料理説明に割り込んでくる。これで何度会話が途切れてしまったか…。また、カウンター内の料理人が着ている白服(割烹着?)が薄汚れているのも残念。真っ白でパリッとしているだけでずいぶん雰囲気が違うと思うのだが。05年11月。
赤坂潭亭(赤坂)
東京都港区赤坂6-16-11 浜ビルB1F/03-3584-6646/12〜15/18〜23/日祝予約必要/15000円〜
沖縄懐石。「たんてい」と読む。いわゆる一般的な(そして安価な)沖縄郷土料理ではなく、沖縄の食材をふんだんに使った沖縄懐石料理。琉球料理の伝統を研究した上品で洗練された料理群である。夜の懐石コースは10500円、13650円、15750円。そう、ここは高級懐石なのだ。量もこぢんまりしているし、味もあっさりめ。普通の沖縄料理をイメージして訪れると相当印象が違うだろう。
「沖縄の光と土と水を食す」というのがコンセプト。 味だけでなくインテリアもそんな雰囲気になっていて、土壁と木の階段を下りていくアプローチからしてそれが感じられる。インテリアは落ち着いていてとてもいい。器もすべて沖縄の作家物。泡盛や料理とよく合う。料理は月変わりのコース料理。沖縄直送の島野菜(アダン、オオタニワタリ、ニガナなど)をふんだんに使った上品かつヘルシーなもの。素材の味を出来るだけ失わないようにしつつ、そこに洗練を加えている。沖縄料理独特の強い個性が活かされているというより、伝統の沖縄料理をより洗練させたという感じ。
沖縄の首里にも「潭亭」という八重山料理店がある(一回行ったことがある)。赤坂潭亭はそこに通って料理を教えてもらった女将が開いた店らしい。支店関係にないが名前をいただいた、と説明された。確かに味の方向性はずいぶん違うかも。当日、真ん中のコースをとって泡盛を入れてひとり19000円。味はとてもいいが、覚悟しないと少々高い。昼のミニ懐石が5250円、昼のコースが8400円。昼でも立派な高級懐石だ。04年6月。
まるせん(赤坂)
東京都港区赤坂1-8-6/03-5575-3060/11.30〜14/17.30〜22.30/土日祝休/5000円〜
居酒屋。ちょっとお洒落に整えた居酒屋。もともとは若夫婦が親密な空間を作り上げていたらしいが、いまやちょっとチェーン店っぽいにおいのする居酒屋になりつつあるかも。置いてある素材はまぁまぁだし、牛タンの香り煮やホヤの塩辛である「ばくらい」などは美味しかったが、創作料理系は可もなく不可もない。全体に悪くはないのだが、あまりくつろげなかったのはなぜだろう。00年8月。
赤坂 麦屋(赤坂)
東京都港区赤坂6-3-13/03-3586-9754/11.30〜14/17.30〜24/土日祝休
居酒屋。赤坂の路地にある納屋っぽい店。まぁまぁいい雰囲気。蕎麦居酒屋というスタイルらしく最後は蕎麦で〆る。料理は刺身、焼き魚、天ぷらなどの他、居酒屋系一品がズラリと並ぶ。古い民家のような雰囲気の中、わりと楽しく過ごせるかも。コースは3700円からと赤坂ではリーズナブル。入り口横に座敷がある。06年1月。
室町砂場 赤坂店(赤坂)
東京都港区赤坂6-3-5/03-3583-7670/11〜20(土〜19.30)/日祝・第三土休
そば。いわゆる「赤坂砂場」。昼下がり、オジサンやオバサンがひとりで酒を飲んで蕎麦をたぐってはサッと帰って行く。それがとても似合う小体な店。黒塗りの車を待たせて食べてる偉いさん。どっかで見た有名人など、客はやんごとない感じだが、この店の接客はどの人にも平等で飄々としており感じがいい。機械打ちの二八蕎麦だがちゃんと香りもほどよくなかなかうまい。玉子焼き。焼き鳥などの一品もうまい。夏の氷うどん、冷やししるこもよい。ひとりでちょっとだけ、という時に妙に行きたくなる店だ。建物の感じもとてもいい。02年2月。再訪数回。
やき鶏や なかいち(赤坂)
東京都港区赤坂3-18-6/03-3505-1571/17.30〜23/月休
焼き鳥。表看板には「やき鶏や」としか書いてないから正式店名はそれなのかもしれないが、名刺をもらうと「やき鶏や なかいち」とある。もともと大阪は心斎橋にあった店で赤坂に移ってきたらしい。串焼きにする焼き鳥ではなく、ガスロースターで焼肉みたいに各個人が焼くユニークな焼き鳥。鶏の各部位とキンカン(卵になる前の黄身の部分)を焼いていくのだが、焼肉より焼き方がずっと難しい。慣れないと焦がしたりレアすぎたりと失敗も多いだろう。でも肉質はとてもいいので、ちゃんと焼けるようになったら相当楽しくおいしいと思われる。基本の焼きセットで3500円。安い。とり刺(なかなか良い)とご飯もの(親子丼かカレー)までついたコースでも4800円と格安。ビールも生が550円と安いので全体に安くつく。うまく焼けさえすれば相当いい店。BGMはなぜか昭和50年代の歌謡曲である。06年12月。
ル・マエストロ・ポール・ボキューズ・トーキョー(赤坂)
東京都港区赤坂1-12-32
フレンチ。サントリーホールのまん前にある、フランスの超有名店「ポール・ボキューズ」の支店。当日、ある会への参加だったので特別おまかせ料理を食べたから一般化はできないのかもしれないが、料理自体はそんなに印象に残るものではなかった。スペシャリテの雲丹卵も期待したほどではなかったし、メインの仔牛頬肉のクレピネットは臭味が悪い方に転んでいてイマイチだった。市川シェフはこれからを担う若手の有望株。もう少し印象強くメリハリのある料理を期待したい。サービスは洗練されていて感じが良い。なお、チーズの充実には目を見張るものがあった。楽しい。97年3月。
※その後、閉店。市川シェフは西麻布三丁目に「レストランW」を開いた。
レチュード(赤坂)
東京都港区赤坂2-21-10/03-3583-2121/11.30〜15/18〜21.30/無休/http://letude.com/
フレンチ。飯田橋のワイン・ビストロ「ラ・ターシュ」が赤坂に移転して「レチュード」となった。ワインが安く飲めて料理もそこそこだった「ラ・ターシュ」のコンセプトとはずいぶん違い、本格的レストランを狙っている感じ。店内は以前のカジュアルさは影を潜め、やわらかく上品な雰囲気で満たされている。なかなか美味しそうな空間だ。コースは5000円、7500円、10000円。アラカルトからセレクトできる方式。メニューはとても魅力的でどれも食べたく思い、皿数が多い7500円のにしたのだが印象に残る料理が少なかったのが残念。料理名・素材が魅力的なだけに落差が激しく感じられてしまった。みどりショップからの野菜が自慢ならもっと徹底的にそれを食べてみたいし、ジビエ類ももっと特徴を活かした強さが欲しい。新装オープンしてすぐ出かけたのでまだいろいろ落ち着いてないとは思うが、この店ならではのポイントがなく全体に印象が薄い。「ラ・ターシュ」時代は売りだったワインも、なんか普通の店っぽく平均化されてしまった印象。応援したいのだが応援するポイントが見つからず歯がゆい感じ。03年2月。
ラ・トゥール・ダルジャン(赤坂)
東京都千代田区紀尾井町4-1ホテル・ニューオータニ内/03-3239-3111/17.30〜21/月休/30000円
フレンチ。フランスの超有名店の支店。鴨料理であまりに有名だが、全体に特に強いインパクトを感じない料理だった。鴨はナンバー付きで出てくるのだが、印象に残らない味で残念。雰囲気はさすがに超豪華。エントランスの長い廊下は両側に世界の有名人のサインが貼ってあり、気分は高まるがちょっと嫌みでもある。店内は天井が高く、調度品も豪華のひと言。接客はめちゃめちゃ丁寧。志と気位が高いサービスで素晴らしい。料金的にはかなり高いので再訪意欲はなかなか湧かないが、一生に一度の記念日とかならうってつけかもしれない店。安定感あり。1994年3月。
ラ・ベル・エポック(赤坂)
東京都港区虎ノ門2-10-4 ホテルオークラ別館12階/03-3505-6073/11.30〜14/17.30〜21(土日祝は夜のみ)/月休/20000円
フレンチ。ホテルオークラのメインダイニング。びっくりするのはサービスである。丁寧親切、細かいところに実に良く気を遣ってくれ、距離感も抜群。笑顔にも溢れているし適度にカジュアルだ。久しぶりに本物のサービスに触れた気がする。よく訓練されていて、かつ「私たちは日本一のホテルのフレンチのギャルソンなのだ」という良い意味での高いプライドが感じられる。高級フレンチということでちょっと入っていた肩の力がすぅっと抜けていく。くつろがせる、とはこういうことを言うのだな。
そしてそのサービスを包み込む空間も(ここまで徹底すると)素晴らしい。アールヌーボー調で統一されたそれは、古さも味になり、悪趣味寸前とも言えるものがすべていい方に転んでいる。というか、こういう古さを維持したレストランが日本には少なすぎるのだ。バブル期に建て替えすぎたせいである。そういう意味で貴重なインテリア。広々とってあるテーブルまわりもなかなか良い。ステンドグラス状に仕切られた半個室は(ホテルの用途としてよくある)ちょっとした会合などにもちょうどいいだろう。
このように、プライドと歴史を感じさせるいい店なのだが、弱点は料理である。街場のフレンチのレベルが格段に底上げされたいま、ここより刺激的で美味しい料理はちまたに溢れてしまっている。もちろん美味しくないわけではない。美味しいのだが、奔放に工夫し流行を取り入れ個性を打ち出した他のフレンチと闘うにはちょっと弱すぎる。というか、やっぱりホテルフレンチは誰にでも美味しく思われる無難さが求められるだろうから仕方がないのだ。それがちょっと気の毒に思えてくる。
でも、この店の存在意義は「このままで高レベルで安定し続けること」なのだろう。街場のフレンチは不安定だ。なくなるのも早いし味は流行によって左右されていく。でもここに来るときっと20年後でもこの味がこのまま味わえる、そんな安定感。それはそれで移り変わりが早い日本においては至極貴重。また年を取ったらゆっくりここにフレンチしに来たい。そんな想いで店を出た。01年8月。
オステルリー・スズキ(赤坂)
東京都港区赤坂5-4-17/03-3585-6080/11.30〜14/18〜22/日祝休/6000円〜
フレンチ。親密でおいしいオステルリー。Hostellerie(オステルリー)とはフランス語で田舎風高級料理店のこと。この店は別に高級店ではないが、ブルゴーニュ地方の郷土料理を中心に実直に作って出してくれるレストランである。鈴木シェフはベルナール・ロワゾーがいたころの「ラ・コート・ドール」でシェフ・ド・ポワソン(魚料理担当料理長)を務めた方で、水の料理と称された数々のスペシャリテもメニューに載っている(それだけで組み立てた8400円のコースもある)。やさしそうでいてガッツリもしていてちょうどいい感じの料理群。少し印象が弱いお皿もあるが心が温かくなるような料理である。あえて言えば店内にどこか生活感があり、ディナーのわくわくが足りないのが難点かなぁ。インテリアの問題か整理の問題か。あともう少し料理の印象が強いともっといいレストランになると思った。サービスの録澤さんの感じがとても良い。応援したくなるタイプの店。06年6月。
カナユニ(赤坂)
東京都港区元赤坂1-1/03-3404-4776
フレンチ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
グラナータ(赤坂)
東京都港区赤坂5-3-3 TBS会館B1F/03-3582-3241/11〜21.30/無休/7000円〜
イタリアン。水準的。一時期非常に通った店だ。というか、イタリアン=グラナータな青春でもあった(遠い目)。味は素朴でおいしい。ガラガラとワゴンを押してきて食材を見せてくれたりするのも当時は新しいやり方でうれしかった。イタリア人が多く来店している。楽しくくつろいでワイワイ食事できる。このレストランは味より雰囲気を食べる感じだ。魚など一匹単位でどんと頼んだ方がこの店っぽくていいと思う。96年8月。
※ボクが好きだった頃の「グラナータ」を率いた落合シェフは16年ここに勤めたあと、銀座に移り、大人気店「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」を開いた。
※TBS会館は2004年から建て直し。「グラナータ」自体は隣のビルに移っている。
グラナータ・モデルナ(赤坂)
東京都港区赤坂5-3-3 TBS会館B1F/03-3582-5891/8000円〜
イタリアン。「グラナータ」の洗練版である。ちょっとバブリーなインテリアにして若者を意識かな。こういうのが好きな女性たちで非常に流行っている。味は水準的。幾分焦点がぼけたグラナータって感じ。どっちかというと楽しい分、旧店「グラナータ」の方がすき。96年8月。
※TBS会館は2004年から建て直し。「グラナータ・モデルナ」はそれに伴い閉店か。
ルスティカネラ(赤坂)
東京都港区赤坂4-12-5/03-5549-1572/11.30〜14.30/17.30〜23(土〜22)/日休/8000円〜
イタリアン。Rusticanella。旬ごとにいろいろ工夫して仕入れをしているようなので黒板のその日のオススメを見て選んでいくか、6000円のシェフのお任せコースを頼むかするのがいいと思う。アラカルトでは、自家製パスタが充実していてよい。産直の野菜や魚もとてもいい。炙ってホロホロ鶏の白レバーと合わせた江戸前穴子や、粉ミルクで育てた鶏をレアで焼いてマスタードソースをかけたミルク鶏など、印象的なメインも揃っている。赤坂のはずれにひっそりあるロケーションもよく、なかなかいい店である。05年3月。
ロスプラトス(赤坂)
東京都港区赤坂6-13-11/03-3505-5225/12〜22/"日祝休 "/8000円〜
スペイン料理。東京では老舗。店名は「たくさんの皿」という意味。雰囲気の良い店でいかにもスペインスペインしている。ただし値段は高めなので、若者同士というよりは接待系か。スペイン大使館推奨店らしいし。特筆すべき味に出会ったわけではないが、全体に楽しく食事が出来る。パエジャが飛び抜けてうまいなぁと思ったら、ここのシェフはスペインのパエジャ大会で最優秀賞を受賞したらしい。なるほど。95年2月。05年7月。
カー・ウント・カー(赤坂)
東京都港区赤坂1-4-6/03-3582-6622/11.30〜14(水木金のみ)/17.30〜21.30/日祝休/12000円〜
オーストリア料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
フリッツ(赤坂)
東京都千代田区永田町2-13-10プレデンシャルタワー1F/03-3500-3755/11.15〜15/17〜22/無休/3000円〜
洋食。フレンチの「旬香亭」系列店。正式には「洋食とんかつ フリッツ」であるが、とんかつというより揚げ物・焼き物一般の洋食屋と考えた方がいいと思う。店名は「揚げる」という意味。つまり、カツ、コロッケ、フライなどの様々なフリットを中心とした店なのだ。シェフはフレンチ出身らしいが、コース料理にとらわれず、酒と揚げ物、ステーキなどを食べた後、オムライスなどのご飯物に至るざっくばらんなメニューを楽しんで作っているように感じた。夜の「おまかせコース」は5200円と7800円で、〆に和風オムライスかカレーが選べる。これがオススメ。白を基調としたシンプルなインテリアはなかなかオシャレだが、この手の洋食の中心ファンであるオジサンたちには落ち着かないインテリアかもしれない。まぁ女性は逆に入りやすいだろう。2004年2月に赤坂(というか永田町)のプレデンシャルタワーでオープンしたばかり。04年5月。
トップス&サクソン(赤坂)
東京都港区赤坂5-3-3 TBS会館B1F/03-3582-6701/11〜21.30/無休/3000円
カレー。自由が丘のケーキ屋「トップス」が赤坂の「サクソン」というカレー屋と合併して出来た店。インド風でもなければイギリス風でもない独特のカレー。バターライスお替わり可で、薬味もいろいろついてくる。個人的にはもう少しシャバシャバのが好きだが、なぜか飽きない。95年2月。※TBS会館がなくなったと同時に閉店か(新宿ルミネ店はまだあるようだ)
メゾン・ド・ユーロン(赤坂)
東京都港区赤坂4-13-18/03-3589-3955/11.30〜15/17.30〜23/日休
中国料理。ヌーベルシノワの先駆店のひとつ。ワインの品揃えが素晴らしい中華として芸能人系を中心によく知られている店。フレンチ・レストランのような店内。懐石風のこじんまりした上品な料理。それはそれでバランスが良く、居心地は良い。料理自体はあっさりしているがちゃんとフォーカスが来ているもので、おいしい。上海系の料理が多かった気がするが、全体に地方をあまり意識していない構成。前菜のピータンから翡翠スープ、フカヒレの姿煮、〆の担々麺に至るまで隙がない味の連続。特にフカヒレの姿煮は実に印象的。もうちょっと力強さと量的満足が欲しいと思ったが、女性とかには十分かもしれない。ワインはなにが?と聞くとリストではなくボトルを3本持ってきてどれにしましょう?と聞く。どれも(ボクの感覚では)高いワインばかり。そういうあたりが「金持ち相手の店なんだな」と実感させるところ。コースも下手なフレンチよりずっと高い設定だし。自腹で行くなら少々注意が必要。日本コロムビアの横の細道を入った右側。01年2月。再訪数回。
何度目かの再訪。味は時代の変遷に乗ってヌーベルシノワから逆に本格派に戻ってきた印象。流行に乗るのがうまい店だ。阿部シェフが独立して「A-Jun」を開いて(2005年10月閉店)、必然的に変わらざるを得なかったのかもしれない。サービスは相変わらずバブリーな雰囲気だが、値段は全体に抑え気味になった印象。いま現在はヌーベルシノワと本格中国料理の間くらいなので、少々インパクトは落ちた感じ。06年1月。
赤坂四川飯店(赤坂)
東京都千代田区平河町2-5-5全国旅館会館/03-3263-9371
四川料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
星ヶ岡(赤坂)
東京都千代田区永田町2-14-3赤坂東急プラザ2F/03-3581-8517/11.30〜15/17.30〜22/無休
中国料理。2006年11月で閉業してしまった伝説のホテル「キャピトル東急」にあったレストランで、12月から赤坂東急プラザに移転した。移転前のラストウィークに行ってきた。土日祝日限定の「スペシャル・トリート」。これは食べ放題のメニューオーダー式バイキング(つまりテーブルに座ったままのバイキング)。通常メニューにある約100種類の料理のどれを何品オーダーしても8500円ポッキリ(65歳以上8000円、4歳〜小学生5000円)。燕の巣とかフカヒレの姿煮とかアワビとか取ったらもう元が取れてしまう。燕の巣のスープだけでも3000円だし。味はとってもベーシック。安定しておいしい。この安定感で食べ放題8500円はお得だし、ちょっとした親戚の集まりとか宴会などに使うと豪華で楽しいしなかなかいいだろう。移転してからはまだ行っていないが、このスペシャル・トリートは引き続いてやっている。06年11月。
古家庵(赤坂)
東京都港区赤坂3-20-8 臨水ビルB1F/03-5570-2228
韓国料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
武橋洞(赤坂)
東京都港区赤坂2-17-74 2F/03-3586-6478/17〜23.30/日祝休/8000円
韓国料理。「ムギョドン」と読む。90年代頭頃によく通った老舗。当時は焼き肉で東京トップかなと個人的に思っていた。今では焼き肉や韓国料理の名店も増えたので普通っぽい店になってきたかも。全体にさりげない韓国家庭料理がよい。骨付カルビよい。チゲ鍋や韓国風お好み焼き、牛の脳味噌煮などもオススメ。それとモツ鍋もよい。接客は家庭的で意外と親密。95年1月。
ザ・タージ(赤坂)
東京都港区赤坂3-2-7/03-3586-6606/11〜14.30/17〜22.30/無休
インド料理。ムガール帝国に伝わる宮廷料理が中心で、北インド料理がメイン。インド料理も北南東でずいぶん違うようで、日本で一般的に「インド料理」と思われている料理は北インド料理だと言う。インドの中でも辛さが少なく、日本人に向くらしい。辛いのが好きなボクは南インドの方がいいのかな。ま、見慣れたメニューが多いせいか普通っぽく感じた。サービスはとても親密でよい。96年6月。
モティ(赤坂)
東京都港区赤坂3-8-8/03-3582-3620/11.30〜22/無休/4000円
インド料理。1978年オープン。日本人にわかりやすい北インド料理を出す。「モティスペシャル・タリー」というコースがお得。安いのがうれしい。他のコースや一品も安く、全体に味が安定しているせいか、いつも混んでいる。量も多め。支店が都内に5つある。支店によって食べさせるインドの地方が違うらしい。95年2月。
HOT HOT ラポー(赤坂)
東京都港区赤坂2-18-19-B102/11〜13(水休)/17.30〜21.30(水・12月は〜21)/土日祝・第三水休/3000円〜
タイ料理。完全予約制で1年前には予約で席がいっぱいになるという小さな店。まだ初夏なのに入り口ドアには「12月末まで満卓」とか掲示してあったりする。んでもって「翌年分の予約希望を6月から8月に所定用紙(1部100円。限定枚数配布次第終了)で申し込んでいただきます。予約希望日が重複した場合は抽選(最低1ディナーは確保・設定いたします)になります」という徹底ぶり。す、すごい。
完全予約制のうえに完全セルフサービスなので、後片づけもある程度は客がやる。とても物静かな女性(石黒慧子さん)が一人でやっている店なので手が回らないのである(席は12席程度)。いろいろ条件があってややこしいが、1983年から長年毎年予約で埋まるというのだから立派である。
こういう店はえてして高いのが通例であるが、予想に反して腰抜かすほど安かった。コースが3000円なのだ。普段遣い値段じゃん! 普段遣いの店なのに年間予約制。妙にシュール。店内は古く手作り感に溢れており料理もとてもカジュアル。石黒さんも気難しいわけではなく親切丁寧(ちょっと客見知り)。素朴でなかなかおいしいが、味というよりも客はみな「一年に一回は石黒さんに会いたい」と思ってくるのではないかな。イベントと考えればとても楽しい。ちなみに一見さんがこの店に行くためには、やっぱりこの店の申込用紙を手に入れられる人を知ってないと無理かも。06年6月。
アオザイ(赤坂)
東京都港区赤坂5-4-14/03-3583-0234/11.30〜15/17.30〜23(土16〜22.30のみ)/日祝休
ベトナム料理。日本のベトナム料理の草分けとも言われる店だが、とっても素直な味で良い。今風の洗練はあまりないが、安心してベトナム料理を楽しめる。オシャレ度は低いので、若い女性たちというよりは男の方が似合う店かもしれない。この店はマダム(?)にいろいろ任せると吉。張り切って推薦してくれる。名物の生春巻きはもちろん良かったし、ナマズも良かった。ナマズはいくつか料理の種類があるが、どれもこれもマダムが大オススメしてくれ、それぞれにうまかった。〆のフォーは鶏肉に。「鶏肉のフォーが結局一番おいしい」とマダムが言うので。確かにこのスープには牛肉などより鶏が合う。ただ「昔は珍しい料理だったのだろうな」というメニューも、今では普通になってしまっているから、そういう意味でのインパクトには全体に欠けるかも。06年6月。
はしぐち(麹町)
東京都千代田区麹町5-7 紀尾井町タワービル2F/03-5275-5877
鮨。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
一番町吉田(麹町)
東京都千代田区一番町15-15/03-3234-9948/11.30〜14/17.30〜20.30/日祝・第1.3.5土休/1000円〜
そば。趣ある店内。つまみにお酒で昼間っから粘りたい、そんな蕎麦屋だ。蕎麦自体もおいしいが、鴨の味つけが最高。「鴨せいろ」を是非。全体的に蕎麦より料理な店なのかもしれない。もっと何度も行ってみたいがあまり行動範囲ではないので。96年7月。
AJANTA(麹町)
東京都千代田区二番町3番地11/03-3264-6955/24時間/無休
インド料理。1957年創業。南インド料理を食べさせる。レッドペッパーをたっぷり使うので相当辛い。スパイシーな料理が多く、辛いもの好きには(インド料理の中でも)ここがいいかもしれない。カレーなどの他には、ドーセイというクレープのような料理がおいしかった。96年5月。
オー・バトー・イーヴル(一番町)
東京都千代田区一番町23-2/03-3261-0400/12〜14/18〜21.30/日祝休/10000円
フレンチ。外観、内装共にパリのビストロの趣。広い店ではないが雰囲気はなかなかいい。料理も丁寧で工夫があり、フランス人の常連が多いのもうなずける。その日食べた料理の中では、クスクスを上手に付け合わせた仔羊がおいしかった。こんなさりげない店がどんどん増えると東京という街も魅力的になるなぁ。95年6月。
| 青山・外苑・千駄ヶ谷 |
すし昴(青山)
東京都港区南青山2-2-15 ウィン青山103号/03-5411-1420
鮨。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
海味(青山)
東京都港区南青山3-2-8/03-3401-3368/18〜24.30〔土〜23)/日祝休/20000円
鮨。「うみ」と読む。威勢のいい大将が元気に仕切る、カウンター9席テーブル2つの小さなお店。なにしろこの大将、楽しそうに美味しそうに握ること日本でもトップクラスと思われる。つまみを少しもらい握りにしたが、つまみ系はどれもこれも非常に素材がよく、旬のものをストレートに出してくる。「今日はお客様に是非食べていただきたいものがいっぱいあるんです!」と一見客にも楽しそうに言い、旬のおいしいつまみを次々に出してくれる。工夫の効いたお皿もあるが、基本的にはストレート技で、どれも印象的だった。
大声で薦めるだけあって産地も素材も吟味してある。聞けば築地だけでなく産地から直送で取り寄せているものも多いようだ。勉強熱心なのだろう。相対的に握りの印象が少し弱いかな…。丁寧な握りなのだが、大将の「美味しいでしょ〜!」という迫ってくるような迫力がつまみに比べて足りない気がする。酢飯とのバランスももうひとつ。ただウニを軍艦ではなく握ったりするあたりは良い。普通の鮨屋では握らないタネも工夫して握ってくれるし。
全体的に、大将が必要以上に大声で話すので静かに食べたい向きは面食らうだろう。個人的には元気過ぎるのが玉に瑕だが、客を元気にしてくれるという意味では希有な店。お酒はひと目惚れと辛口と鯉川だったかな。青山三丁目(ベルコモンズの交差点)を西麻布方面に3分ほど歩いた右側。02年3月。
おけいずし(青山)
東京都渋谷区神宮前2-3-26/03-3405-4611/13〜23/月休/12000円〜
鮨。青山三丁目からキラー通りを下がっていくと右側にある小さな店。「おけい」の文字が暗闇に浮かび上がっていてとても雰囲気がいい。この店はつまみがおいしい。創作系の突き出しや料理はとても凝っている。いろんな食材がいろんな工夫をされて出てきて、それぞれに相当うまい。が、黙っていると料理ものばかり次々出てきてなかなか握りにたどり着かない。握りにたどり着く前にお腹一杯になってしまう。実際つまみだけで帰る客もいるようだ。とはいえ、つまみがおいしいから「そろそろ握りへ」と言いにくかったりするのだが。
深く一礼して鮨を握り始めてくれるのだが、料理と比べると握りはまだまだ伸びる余地がある印象。柔らかすぎる時と固すぎる時があるし、タネとのバランスももうひとつ。ご主人、とてもがんばってはいるし、ファンも多いのだが、少し近寄りがたい雰囲気になっているのが残念。芸能人も多く派手な店になりつつある。日曜にやっているのは貴重。96年3月。
匠(青山)
東京都渋谷区神宮前3-5-1 青山351ビルB1F/03-5411-1033/11.30〜13.30/17〜23/日祝休/8000円〜
鮨。96年の夏に出来た店。開店1周年のころ、試しにとばかりに入ってみたが全体に段取り悪く、ちょっと戸惑った。盛り上がっている話におかまいなしにしつこく注文を聞いてきたり、一貫でお願いしているのに二貫出て来たり、オーダー忘れたり…。店員の変わり目だったのか、なにか事情はあったのだろうが、ちょっとネガティブな印象が残っている。いまは改善されたかもしれない。味はまぁまぁ。あ、それと、照明が明るすぎる印象も。97年9月。
寿司万(青山)
東京都渋谷区神宮前3-35-8 ハニービル青山B1F/03-3408-2285/6000円〜
鮨。カウンターの設えは気持ちいいし、大将もパキパキ仕事をこなしていて感じがいい。場所柄ちょっと高級なネタとか工夫したつまみとかも出てくるのだが、全体に握りがちょっと弱く、ボクの好みには合わなかった。くつろげるいい店だし人気もあって混んでいるのだが…。キラー通りの月星の横の地下一階。99年9月。
みや川(青山)
東京都港区南青山6-1-6パレス青山1F/03-3400-3722/11.30〜14/17〜22/日祝休/2000円〜
天ぷら。根津美術館すぐ近くにある関西天ぷらの老舗。薄い衣で白く上がった天ぷらは格安かつ安定した美味で、常連さん(一緒に行った)に言わすと「昔から味が全く変わってないところがすごい」となる。内装も「昔から全く変わってない」だろうなぁ。昭和っぽい設えの店で実に雰囲気がよい。客層も「昔から全く変わってない」感じ。初老の紳士を中心に昭和的。みな穏やかに楽しんでいる。ご主人も店員さんも昭和な感じ。表参道でこういう店は貴重である。天ぷらもちゃんとおいしい。多少油が気になる部分はあるが、この値段なら全く文句はない。ひとりでひっそり通いたい店。昼は2000円程度。夜は6〜8000円。騙しみたいな天ぷら店が多い中、とても良心的な佳店である。06年9月。
釧路(青山)
東京都渋谷区神宮前3-40-3/03-3401-5955/18〜/5000円〜
北海道料理。素材の仕入れが良い。だから刺身はどれもなかなかの美味。おばちゃんにお勧めをよく聞いてオーダーしよう。焼き物も煮物もすべてそれなりに美味しくハズレはない。お酒が「北の誉」だけしかないのが残念かな。おばちゃんが吉幾三の大ファンらしく店内は彼のポスターや書だらけ。ベルコモンズから月星の方に外苑西通りを入って、ワタリウムの手前を右折してちょい。98年11月。
うまいもの まつおか(青山)
東京都港区北青山2-2-5/03-03-3479-5145/6000円〜
小料理。246沿い、銀杏並木のすぐ横、一階はお煎餅屋さんである。刺身、一品物、吸物などどれをとっても高水準にまとまっていておいしい。上品すぎる部分もあるが、安心して食べられるいい店である。場所柄客層もよく、みんななんというか謙虚に静かに料理を味わっている感じが好ましい。店主のお人柄だろうか。00年7月。
みな瀬(青山)
東京都港区南青山5-9-8 青山五番館3F/03-5485-2786/11.30〜15/18〜24/無休/7000円〜
割烹。「京料理と焼酎 みな瀬」というのが正式な店名のようだ。青山のビルにあり、入り口(ちょっとわかりにくい)がかなりシャビーなわりに、店内に入るといきなり別世界が広がる。そしてシチュエーション別に、雰囲気ある暗いカウンター、奥まった暗い半個室。ビルなのに広い庭が見える明るいお座敷、と、いろんな席が選べるのもなかなか良い。そう、ビルなのにそこそこの庭園があったり、和食なのに暗くムーディーなカウンターがあったりといった意外性がこの店の大きな売りである。若い女の子だったらとても喜んでくれるだろう。さて、その料理の特徴は、まずは安価。コースは6000円でそれなりの量と質が出る。青山という立地と店内の凝り方からするとかなり安いといえよう。ただ、味的には無難の域を出ない。毎月2回メニューが変わる京懐石が主で、焼酎も100種から揃っているが、驚かせるお皿は特にはない。まぁ値段を考えると当たり前。むしろがんばっている。けどまぁもう少し味がなんとかなればなぁ…。雰囲気や意外性はあるので、ちょっとしたデートや宴席に使える店ではある。04年7月。
やさい料理GOKAKU(青山)
東京都港区南青山3-14-4 B1F/03-5413-0831/12〜14/17.30〜22/水休
和食。野菜を中心とした5000円のプリフィクス。店名は「正」だから五画。「正」と小さく書いた看板が目印だ。当初三宿で開店したこの店はすぐさま超人気店になり。青山に移転してきた。前菜は3品。一の皿は2品。二の皿は1品など、メニューから選べる構成が和食としては珍しいか。なすの煮浸しとかズッキーニのフリッターとか焼き野菜とか生野菜丸かじりサラダとか。野菜はなるべく弄らないことを信条としているらしいのでシンプルな料理が続く。生産者から直仕入れているらしいが、野菜の旨さとしての喜びを(ボクが行った日は)いまひとつ感じられなかったのが残念。野菜以外に軍鶏や刺身も別注できる。男性にはちょっと量が足りないが、不健康な生活をしている人には「野菜+少量」というのは実にヘルシーに感じるだろう。左の階下にテーブル席が7.8席ある。カウンターのみ禁煙だが、繊細な野菜料理なので全店禁煙にした方がうれしいな。05年5月。
樋口(青山)
東京都渋谷区神宮前2-19-12/03-3402-7038/18〜21/日休/12000円〜
割烹。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
海喜山有 あおうみ(青山)
東京都渋谷区神宮前3-41-2/03-3401-1447/11.30〜13.30/18〜24/日祝休
小料理。「かいきさんゆうあおうみ」という店名。外苑前の隠れ家的「看板のない店」。黒く小さなドアから地下に降りていくと小さな空間を工夫していろんな席が作ってある。全体に優しい薄味系。料理は基本的におまかせコース(4000円)がよい。冬はふぐ。迫力ある焼サバ寿司も名物(秋はサンマ姿焼寿司になるらしい)。
この店は昼の「おまかせ丼ぶり定食」1000円が信じられないクオリティなのでオススメ。具を自分で載せる式の丼で、おかずとごはんという食べ方をしても良いし、具を載せてどんぶりにしてもいい。その具がすごいクオリティ。もちろん夜の残りを豪華に載せていると言うことなのだろうが、それにしても大盤振る舞いである。おまかせなのでその日によって全然違うだろうが、ちょっと驚く量と質。その定食は月水金のみ。火木は別の定食。05年12月。
十干(青山)
東京都港区南青山4-1-1/03-3796-8224/11.30〜14/17.30〜22.30/日祝休/8000円
居酒屋。凝った創作料理がおいしいが力強さに欠ける気も。きれいにまとめた上品な味。よってどれも強い印象はない。わりと高い。昼はお得。でも、どんどんチェーン化している。ここに一店しかなかったころはとても好きな店だったのだが。97年3月。
青山たけした(青山)
東京都港区南青山2-27-28 B1F/03-3479-3455/17〜26/日祝休/5000円
居酒屋。以前は「魚政」という刺身が売り物の小さな居酒屋だった。朝7時までやっているのが特徴の店。朝方まで仕事してここで白米と味噌汁と焼き魚を食べたりして重宝していたが、いつの間にか「たけした」という店に変わっていた。
居抜きで変わったようで内装に変化はないが、料理は京風になり、営業時間も26時までになった。魅力的な週替わりメニューを持ち、ちゃんと楽しませてくれる。器もまぁまぁ。値段も安い。客層は若いサラリーマン中心。意外と使い勝手がいい店かも。05年11月。
大かまど飯寅福(青山)
東京都港区北青山3-12-9青山花茂ビルB1F/03-5766-2800/11.30〜23.30/無休
居酒屋。メニューはとても魅力的。思わず頼んでみたくなるショルダーコピーがついている(まぁそういうやり方は流行りでもあるのだが)。味も悪くない。だが、この店の主役はご飯。玄関入った正面に三升の大きな羽釜が3つ並んでおり、これで炊きあげるご飯がうまい。使っているのは新潟県長岡のコシヒカリ。契約店より精米仕立てのコシヒカリが毎日届くという。サイトを読むとこう書いてある。「どうしても旨いご飯にこだわりたい。そうするとやはり石かまどで炊くに限ります。百五十キロの大かまどで三升炊きの火力で二升の米をゆっくり炊く。これがお米をつぶさずふっくら炊くコツです。また羽釜の鉄分がお米の旨み成分と相まり、なんとも懐かしいご飯の味を引き出してくれます」 なるほど。こうして炊きあがったお米はちょっと固めで実に香ばしい。夜のコースは3150円〜4200円。刺身と焼き物、煮物のあと、〆の一品があり、コロッケ系かステーキか両方を選べる。その後大かまど飯、味噌汁、お新香、小鉢がセットでつく。ランチも1000円前後でご飯おかわり自由のセットがある。テーブルの上には、ご飯の友として、きんぴら、ほうれん草のお浸し、キュウリの浅漬けなどの小鉢が置いてあって、これを自由に食べられるのもうれしい。05年9月。
くろ麦(青山)
東京都港区南青山1-1-1青山ツイン東館B1F/03-3475-1850/11.30〜20.30/日休/600円〜
そば。平均して高水準にあるおいしい店。ここでは熱燗で「そばがき」を食べるのをお勧めしたい。そのあと「もりそば」。ここのもりはとてもおいしい。香り高く歯ごたえも上々。「柚きりそば」も病みつきになる味。つゆは甘め。寒いときは「親子南ばん」が絶品。97年1月。
しばてん(青山)
東京都港区北青山2-12-27/03-3405-6444/1000円〜
うどん。讃岐風手打ちうどん。外苑前店の方に行ったが、思ったよりうまかった。かなりのコシを持っていて東京では出色。こういう麺が東京にも出始めたんだなぁ。だが、コシというよりは「固い」のが残念。さぬき=固い、ではない。また、締めに使う水が悪いせいか風味が悪いのが残念。水を改善してほしい。それと粘りも少し足りない。麺は高樹町店のほうで一括して打つようだ。外苑店はベルコモンズの無印良品側並び。98年5月。
鶏味座(青山)
東京都渋谷区神宮前3-34-6スマイルビル/03-5413-5278/17〜26(月〜土)/17〜23(日祝)
とり料理。「とりみくら」と読む。1階はくすんだテーブル席。2階はカウンターとテーブルと座敷。全体に黒っぽい色合いのウッディな内装で統一してあり、雰囲気はなかなかいい。2階の座敷など竹床でおもしろかった。
地鶏を使った料理は前菜、鉄皿焼、素揚げ、串焼きなど、様々充実しており、それぞれなかなかおいしい。意外とジビエ類も置いてあったりして仕入れは相当気を入れているようだ。塩やタレも凝っている。鶏以外にもいろんなメニューがあり、黒板に書いてあるものをいろいろ頼めば楽しいだろう。締めには鶏ラーメンや特製チキンライス、なめろう茶漬けなどもある。コースは3800円からあり、充実しているのでこれがお得かもしれない。焼酎も珍しいのを含めてたくさん揃えている。鶏の焼き加減の精度がもっと上がるととてもいいなぁと思った。05年6月。05年11月。
鳥政(青山)
東京都港区南青山3-13-2/03-3405-4515/11.30〜13.30/17.30〜22 /6000円〜
焼き鳥。青山通りの路地にあり、うまそうな雰囲気が漂っている。当日につぶした鶏をまるごと仕入れるので刺し身や内臓系が非常においしい。特に血肝。90年代後半にこういう血肝を出す店は他になかったと思う。サビ焼き、もも、レバーと塩で食べていくのだが、全体にやわらかく香りも高い。つくねも印象的。表面を強めに焼いて、中は肉汁溢れて実にうまい。ラーメンとミニ焼き鳥丼のセットもいい。ご主人はちょっと常連さんや有名人を贔屓しすぎるきらいがあるけど、嫌みでもない。いつも混んでるけどお勧め。96年3月。
喰切り 江ぐち(青山)
東京都渋谷区神宮前3-42-5 Spinach Hill B1F/03-3796-4445/18〜22/日祝休
割烹。すっぽん。ふぐ。おまかせで8000円〜12000円のコースがあり、どのコースにもメインですっぽんの丸鍋(冬はふぐも頼める)が組み込まれている。だから全体にすごくお得感が強い。自家製千枚漬けが美味だった。ご主人の江口氏は大阪で修業後、NYのメリディアンホテルの料理長を経てココに店を開いたという。丁寧な和食コースで普通においしいが、強い印象には残っていない。05年3月。
アンフォール(青山)
東京都渋谷区神宮前3-5-4/03-3402-6486/11.30〜14/18〜21.30/水休/10000円〜
フレンチ。五十嵐シェフが独立してから味が落ちたと言う人もいる。が、ボクは十分うまいと思う。その味はわりとBASICな印象。あえて言えばこってり系。内臓系出色。サービスは普通。店はこぢんまりat home。ちなみに五十嵐シェフは96年に銀座に「マノアール・ダスティン」を出した。まだ行っていないのでわからない。
……その後「アンフォール」にランチとディナーに出かけた。後を任された菊地美升シェフは誠に立派で、とてもいい店になっていた。訴求ポイントが絞られたインパクトの強い料理で実に満足感溢れる物。美味しい。ランチは3000円と5000円。特に5000円はオススメ。夜はサービスがちょっとちぐはぐだが味はさすがにうまい。「アンフォール」は前よりどんどん良くなっている。99年9月。
※99年11月をもって菊池シェフは独立。西麻布に「ブルギニオン」を開店。後釜にはマノアール・ダスティンのセカンドが入るらしい。アンフォール、どうなっていくのだろう。
ル・カフェ・ベルトレ(青山)
東京都港区北青山3-5-15/03-5412-8851/11.30〜24/7000円〜
フレンチ。ビストロとカフェの中間くらいな印象。「ランス・ヤナギダテ」の柳舘シェフが開いた店で、彼の修行したパリの通りの名前がベルトレらしい。そういうさりげない通りにあるモダンで気軽な、市民の毎日の生活に根付いたカフェがコンセプトのようである。料理はビストロ系のちゃんとしたお皿が大半で、安価に本格的なフレンチが楽しめる感じ。チーズバーガーやクラブサンドとかもあり、かなりカフェっぽい。行く人の利用の仕方でいろんな楽しみ方ができるだろう。ポーションは大きめ。女性ならシェアして食べるのがちょうどいいかも。ワインの品揃えは少し物足りない。それと、カフェに不可欠の「フットワークの軽いハンサムなギャルソン」がいない。そう、それが一番足りないところかも(笑)。全体にバランスよい店だが、総花的にしすぎてちょっと中途半端。そんな印象。03年3月。
久しぶりに再訪。なんだかインテリアがくすんできている上にちょっと雑然としていて変な生活感が感じられるのが残念。06年2月。
ランス・YANAGIDATE(青山)
東京都港区北青山3-10-13/03-3407-3538
フレンチ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
レ・クレアシヨン・ド・ナリサワ(青山)
東京都港区南青山2-6-15/03-5785-0799
フレンチ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
ル・ジャルダン・デ・サブール(青山)
東京都港区南青山4-2-6南青山426ビル2F
フレンチ。実力的に都内屈指と言われる中澤シェフで、何度か通っているのだが、相性が悪いのかどうも印象的な料理に出会えない。いや、おいしいのだがインパクトに欠ける。青山霊園に面し環境はとてもいいし店内はこじんまりと親密だしキッチン前のカウンターは食いしん坊には最高の席だと思うし、いろいろと好ましい店なのだが…。ちなみにコースの作り方が良心的でとてもよい。2皿コース、3皿コース、4皿コースなどと別れていて5500円から2000円刻み。ワインもそれなりに揃っている。また、中澤シェフの叱り声は、これはもう演出のうちなのかと思うくらい頻繁に厨房から聞こえてくる。その点に関しては客の居心地がいいわけがない。99年5月。※現在は移転。
KIHACHI(青山)
東京都港区南青山4-18-10/03-3403-7477/12〜14.30/18〜22/無休/12000円
フレンチ。無国籍風フレンチと言うべきか。おしゃれで洗練されていながら、くつろげる雰囲気。味はハテナな部分も多いが、ツボにはまると非常にうまい。サラダやキハチ風カレーみたいな単品もうまかったりする。ロケーションと雰囲気は素晴らしく、大変都会的なレストランだ。その点は非常に評価しているし、東京のレストラン界に与えた影響も大きい。97年1月。※ご存知のようにその後大々的に展開し、チェーン店化している。評判のいい店もあれば悪い店もある。
レ・クリスタリーヌ(青山)
東京都港区南青山5-4-30カサセレナ1F/03-5467-3322/11:30〜14:00/18:00〜21:30/月休/10000円〜
フレンチ。演出にこだわったレストラン。プレゼンテーションを重視していてちょっとした驚きと期待感がなかなか楽しいが、料理がちょっと残念かも。例えば、クリスタルのお皿に盛られた料理をテーブルに仕込んだライトで下から照らす演出。これはたいへん美しく楽しいものだ。料理もそれを意識して光が透ける素材(薄く切った切り身とかジュレとか)を多用しており女の子なら「キャーきれい!」と騒いでくれるだろう。が、食べてみるとハテナ。こういうことなら別に無理して輝かせなくてもいい(光の演出が入ったコース(8500円)を「輝くクリスタリーヌ・コース」と名付けている)。
また、揃えてあるワインがすべて無農薬・有機農法のもの(20種類くらい)だったりフレンチでは珍しい「穴子のソテ」をメインに出したり「パスタ」がメニューにあったり「熊笹のグラニテ」なる口直しが出たり……と、インパクト強く客を楽しませようという意図は充分感じられるのだが、その演出もそんなにボクの心には届かなかった。ちょっと中途半端で空回りして感じられる。
そういう思いはサービスについても感じた。きちんとツボを押さえてくれない。シェフは南仏のレストランで修行をしたらしくパンフレットでも大きく強調してあった。でも、少なくともボクが食べた料理からは南仏感は感じられなかったな。97年10月。
ジョエル(青山)
東京都港区南青山5-6-24 2F/03-3400-7149/12〜14.30/18〜22/無休/15000円
フレンチ。ポール・ボキューズの愛弟子ジョエル・ブリュアンのレストラン。日本でもっともフランスらしい店、と評価する人も多い(1990年代の話だけど)。スズキのパイ包み焼き(お〜何とベーシック)がうまいらしいが残念ながらまだ食べていない。つまり、そういうクラシカルな料理をゆっくりたっぷり楽しみたいときに行くべき店なのかも。96年3月。
リー・スコーピオン(青山)
東京都港区南青山 5-12-24シャトー東洋南青山B1F/03-3406-0112/11.30〜14.30/18〜22/無休/8000円〜
フレンチ。入り口からなかなか強い印象を残す。二階まで吹き抜けたバー・スペースがあり、雰囲気がいい。そこからレストランスペースまで歩くのだが、打って変わって狭い通路を行く。あれっと思っていると、またまた意外なほど広い空間が現れる。モダンでシックなバースペースに比べて、ちょっとクラシックなレストラン空間は意外なほど薄暗く、雰囲気はいい。こういった演出がなかなか楽しく全体に非日常感を醸し出している。
料理は懐石風で、少量多種類を次々出してくるタイプ。皿も盛りつけも美しく、次は何かなと期待する楽しさがある。ただ、味の印象としては「キレイだが印象の弱い」「凝っているがポイントがわからない」という感じ。志も工夫も感じられるが、焦点がなく拡散してしまっている。でも、紅虎餃子グループが経営しているだけあって中華素材のものもあり、それは面白かった。
ワインリストは見事。ただソムリエがなにやら興奮しやすいたちなようで、こっちまで緊張させるほど緊張して大声で説明する。もうちょっと自然にやってほしい。食後はデザートを待たず、先ほどのバースペースで食後酒、珈琲などを楽しめる。夜も遅いと業界風の人々がバーだけの利用に集まってきていて、気分がガラッと変わってこれはこれでとてもいい。骨董通りから歩いてこれる立地だから、客はみなお洒落。隠れ家的に知っておいて損はないレストランだろう。01年12月。
ラ・ブランシュ(青山)
東京都渋谷区渋谷2-3-1 青山ポニーハイム2F/03-3499-0824
フレンチ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
サバティーニ・アオヤマ(青山)
東京都港区北青山2-13-5/03-3402-3812/11.30〜14.30/17.30〜23/無休/20000円
イタリアン。ローマの下町トラステベレにある「サバティーニ」の支店。広い店内、高い天井。調度品・食器などもローマから運んできた物で、なかなか素晴らしい。高級感と気安さがうまくミックスされていて気持ち良い空間だ。ウェイティング・バーもいいし、カンツォーネの生演奏も楽しい。味は水準的。量がちゃんと多いのがうれしいし、クラシカルな料理を安定して出してくれる。だけどいろいろ食べていると結局非常に高くつくのが難。この店は「イタリアの雰囲気そのままを楽しむ」使い方がいいと思う。97年5月。
バスタ・パスタ(青山)
東京都渋谷区神宮前2-32-5/03-3478-3022/12〜14/17.30〜23/無休/10000円〜
イタリアン。オープンキッチンが楽しくどこかニューヨークっぽい。そういえばニューヨークにも同じ名の店があった。が、味は普通(その後NYに訪ねたときに行ってみた。NY支店だそうだ。メニューは全く違う。でもこの本店より格段においしい)。うーん。お洒落度は高いが、もう少し料理に気を使ってほしいなぁ。それともたまたま悪かったのか。山田シェフや北見シェフなどを輩出している店。95年8月。
トラットリア・ラ・パタータ(青山)
東京都渋谷区神宮前2-9-11/03-3403-9664/12〜14/18〜22.30/月休/12000円〜
イタリアン。そんなはずはない、と思って何度か出かけたが、やっぱりそうだ。ボクには合わない店なのか、いつも裏切られる。印象に残る味に出会えない。評判は非常に高い店なのだが、値段のわりにあまりに…。前菜はまぁまぁなのだが、メインに行くに従って盛り下がる。第一ちょっと高すぎる。トラットリアに撤して欲しい。観葉植物を配した店内はとても雰囲気がよく、デートとかに使える設えなのだが。97年12月。
ラ・グロッタ(青山)
東京都渋谷区神宮前3-39-9ヒルズ青山B1F
イタリアン。評判高い店だが、個人的にはわりと印象が薄い。前菜、パスタ、メイン、それぞれおいしいのだが、安定しているけど印象に残らない感じ。ビルの地下の閉鎖空間で全体にちょっと暗い印象があるのも不利かな。逆手に取った親密なインテリアにしたらもっと居心地が良くなる気がする。99年6月。
久しぶりに再訪。生ポルチーニが食べられる絶好の時期に上司のご馳走で訪れたが、生ポルチーニは素材も料理も絶品。他のお皿も全体に非常にうまかった。パスタ、リゾットが特に絶品。うわさのTボーンステーキもさすがな美味。以前に何度か訪れていた時の印象をすべて払拭する夜であった。うーむ、今度自腹で再訪してみよう。サービス陣も、新しいメートルが入ってとても良くなった。客も増えている。旬になりつつあるのかも。01年10月。※閉店
タヴェルナ・アズーラ(青山)
東京都渋谷区神宮前3-38-12 パズル青山B1F/03-3497-1586
イタリアン。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
リストランテ・カ・アンジェリ(青山)
東京都港区南青山3-10-32青山森田ビル1F/03-3423-1224/11.30〜14/18〜22/日休/8000円〜
イタリアン。青山通りから細い道を入ると入り口に大きなエンジェルの像が目立つ「ここはギャラリーか?」と思わせるような店がある。それがここ。バブル時代の名残な感じにちょっと戸惑いつつ入店すると、とても明るい空間が広がっている。
オブジェ系はエンジェル尽くし(店名の由来なのだろう。一見クラシカル。よく見るとモダン)。大きくあしらった写真額はピカソやキング牧師やサッチモ(なぜ?)。イスやテーブルはモダンかつカジュアルなもの。小物もクラシカルとモダンと実用的なものが混在しており、とにかく全体にインテリアはバラバラな印象だ。客としてこの空間をどう利用していいかがわかりにくい。特に照明はちぐはぐだ。全体照明は明るすぎるし、間接光と直接光もバラバラに使っていて落ち着かない。直接光はテーブルの上に届かず、壁際に座った女性たちの顔も(逆光で)暗く見せる…。全体照明をもっともっと暗くして、テーブル上にろうそくを乗せる、みたいな工夫だけでいきなり親密な空間に変わると思うのだが。
料理は自然野菜のアンティパストをはじめ、野菜系に鮮烈な印象が残っている。全体に安定しておいしく、そば粉のパスタや丸麦を使ったリゾット風なものとか、チャレンジもそれなりにおもしろい。強い押し出しはないが、繊細な魅力がある料理群。アラカルトや本日のオススメ料理から選べる仕組みのコースはとてもグッド。あ、それとパンが非常にうまかったのがうれしかった。サービスはつかず離れず丁寧な感じでくつろげる。ただ、空間コンセプトがもし「モダン」であるのなら、そういう演出をサービス(やサービスの服装)にも一貫させて欲しい。
全体に料理もサービスも安定している良いリストランテなのだが、なんとなく全体にちぐはぐな感じが最後まで抜けなかった。それはインテリアの印象が大きいと思う。料理はかなり水準が高いのだから、例えば照明を見直すだけでもっといいリストランテに変身すると思うのだが。01年4月。
リストランテ濱崎(青山)
東京都港区南青山4-11-13/03-5772-8520
イタリアン。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
BARCHETTA(青山)
東京都港区南青山4-1-5/03-5474-2995
イタリアン。「バルケッタ」。カウンターのみの小さな店で、ベルコモンズから西麻布方面に下りていった右側という、わりと繁華な場所にあるわりには隠れ家っぽい雰囲気。店内、適度に古び適度に散らかっていて逆に落ち着ける感じ。なんか昭和っぽいリストランテで、好みは別れるかもしれないがとても親密でくつろげる空間ではある。行きつけになったらもっと楽しめるだろうな、という感じ。シェフが料理からサービスからひとりですべてをこなすので、なにをするにもわりと時間はかかる。しかもわりと愛想のない方なので、彼が忙しくしているときは放っておかれるし客も手持ちぶさたなことも多い。というか、満席の時は彼が大車輪で働いてやっとという感じなので仕方ないかも。料理はそれぞれびっくりするものはないが、ちゃんとおいしい。黒板にオススメが書いてあるのでそれを見つつ、シェフと話してオーダーを決めるといいだろう(カウンターレストランの楽しいところ♪)。わりとオーダーに自由がきくようである。量はこぢんまりしているし、ワインの品揃えも乏しい。でもちょっとコージーにゆっくりしたいときなど、知っていて損はない店。03年3月。
アカーチェ(青山)
東京都港区南青山4-1-15アルテカ・ベルテプラザB1F/03-3478-0771
イタリアン。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
リストランテ・ポルトゥーナ(青山)
東京都南青山5-1-22 青山ライズスクエア2F/03-5485-9855
イタリアン。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
セラン(青山)
東京都港区北青山2-1-19/03-3478-2200/11.30〜21.30(14.30〜18はティータイム)/土日祝のみブランチ(10〜11.30)/無休/2000円〜
イタリアン。イタリアンというよりカフェレストランという感じ。外苑のイチョウ並木の中にあり、雰囲気はとてもいいし、なにより便利だから昔からよく利用するが、料理はほとんど印象に残らない。リニューアルしてシェフが変わったらしいがあまり変わらない。オープンエアで食べる気持ちよさは格別なのだが、KIHACHI系列としてどうなのかと思うような料理に出会うことがある。ランチは比較的マシであるのだけど。まぁここは立地と雰囲気がいいので、カフェのみの利用が一番。99年11月。
ブラッスリーD(青山)
東京都港区北青山3-5-14 青山鈴木硝子ビル2F/03-3470-0203/11.30〜14/18〜22/年末年始休/3000円〜
イタリアン。Franco-Italianとあるから、フレンチベースのイタリアンなのだろう。ただしどこがフレンチなのかは判然としない。料理は可もなく不可もなく、みんなで楽しめるレベルには仕上がっているがそれ以上でもそれ以下でもない。量も少な目で全体にあっさり系の味付け。パスタも普通。メインはまぁまぁだった。デザート類もまぁまぁかな。246沿いで、表参道からベルコモンズを向いて3分程歩いた左側。こういう洋風居酒屋に毛が生えた感じの店、このごろ多いですね。00年06月。
CUCINA TOKIONESE Cozima(青山)
東京都港区南青山6-6-20/03-3406-9586/11.30〜14/18〜22/火休/7000円〜/http://www.tokionese.com/
イタリアン、と分類したらお店から怒られるだろうか。「クッチーナ・トキオネーゼ・コジマ」という店名なので、東京キュイジーヌみたいなものを目指していると思われる。イタリアンの芯を守りつつ、いろいろ創作したモダンな料理が楽しめる。店にはいるとまずレセプションのテーブルがあったり、インテリアも落ち着いていたり、と、決して今風の若者を狙った作りではないのだが、料理は若々しく活気とやる気が感じられる。コースは5000円からあるが、6500円のものが量も質も良さそうだ。メニューから選ぶタイプのコース。メニューはかなりおいしそうなメニューが並ぶので迷う。盛りつけもきれい。メインに向かって盛り下がっていくイタリアンが多いが、ボクが食べたメインはちゃんと骨太な味でしっかりしており満足。敢えて言えば、デザートがもっともっと強いとより印象深い店になるだろう。格安でお洒落で気楽な店なので使用用途は広いと思う。骨董通りの、六本木通りとの交差点近くの路地にある。「青山アクアパッツア」のシェフ(小嶋氏)が開いたリニューアル店。02年7月。再訪1回。
チーズハウス・キコ(青山)
東京都港区南青山1-21-7 八千代ビル3F/03-3405-4813
洋食。1970年開店の老舗。2004年12月31日をもってビル解体につき閉店。閉店直前に「ぜひこの名店を知っておいてくれ」と常連さんに連れて行かれた。行って良かった。チーズハウスと銘打っているが、チーズ料理を出すわけではなく、たぶん1970年当時はチーズを使ったグラタンやピザすらも珍しかったこともあるのだろう、そういうメニューが中心だ。ピザ、ナッテン(スウェーデンの夜食でソーセージをトマト煮込みしたようなグラタン状の食べ物。美味)、巨大なカナディアン・ベーコン、コキールなど、昭和のころハイカラだった食べ物がいろいろ楽しめる。ご主人は元レーサーだったということで海外にくわしく、この店を開いたという。乃木坂の当時不便な土地(喫茶ウェストの横)に開いた理由は「景色がキレイだったから」。窓から見えるグリーンや街の佇まいは確かに美しい。店の中はウッディな造りで、長年の笑い声が染みこんだような艶が出ている。初めて行ったのに長く通ってたような錯覚におちいるようないい雰囲気が染みついているのだ。高校時代から通っている客も多いらしく、彼らの出世をご主人が目を細めながら自慢するのが胸にぐんと来た。こうして思い出の場所や建物がどんどんなくなる都市東京。そういえばボクの幼少の頃や中学時代高校時代、いや大学時代の店や建物すらも、もうほとんど残っていない。そんな街にヒトは愛情が持てるのだろうか。街を愛せないのに国や地球を愛することが出来るのだろうか。と、ちょっと思った。閉店前に行けて良かった。04年11月。閉店。
まい泉(青山)
東京都渋谷区神宮前4-8-5/03-3470-1171/11〜22/無休/1500円〜
とんかつ。まい泉チェーンの本店である。ここの地下でチェーン全店の下ごしらえをすべてするらしいので、やっぱり本店で食べるのが一番美味しいのだろう。「箸で切れる柔らかいとんかつ」というコピー通り実に柔らかいが、香りはなく、衣も不必要に厚く、全体にバランス悪く感じた。特製衣らしいが油をよく吸っていてとんかつのコクを消している。もともと柔らかいとんかつが好きでないこともあって、いまひとつココのとんかつが好きになれないなぁ。97年9月。
串揚YAHICHI(青山)
東京都渋谷区神宮前3-41-1/03-5474-5847/18〜24/日休/6000円〜
串揚げ。ストップを言うまで揚げ続けてくれるスタイル。広く長いカウンターのみの店でBGMはJAZZ。照明も暗くちょっとお洒落である。串揚はそれぞれ丁寧な仕事だが、印象はわりと普通。ソースなどのタレとの相性や味のメリハリをもう少し考えたら格段に良くなると思う。素材はいろいろなのだが全体にちょっと一本調子な感じがする。キラー通りのワタリウムの横の信号を増田屋と反対の方に入った左側。98年7月。
ピート(青山)
東京都港区南青山3-2-3 3F/03-3401-9577/17.30〜23/土日祝休/6000円
中国家庭料理。外苑西通り沿いにあり、とてもチープで入りにくい雰囲気なのだが、思い切って入ればなかなか幸せな時間を過ごせるだろう。無名だがとってもうまい。家庭料理なので高級な食材はおいていないが、たとえば中華風焼きうどんや春巻きなど、妙に後を引く味でうまいのである。店主にお勧めを聞いて食べるとよい。コースは4000円から。隠れた名店と呼びたい。96年10月。
DAINI'S table(青山)
東京都港区南青山6-3-14 サントロペ南青山ビルB1F/03-3407-0363/17.30〜23/無休/8000円〜
中国料理。青山の骨董通りのすぐ脇にあり、昔から芸能人などで賑わっているお洒落な店である。サービスはサロン風。店内もサロン風。店員が美人なのもサロン風。料理も高級かつ洗練で勝負してあり、すべて狙いが絞られている感じ。これはこれで気持ちよい。中途半端じゃないあたりが、ね。料理はヌーベル・シノワ。かなり美味しい。フカヒレの姿煮、出始めの上海蟹など、その日によって差はあるかもしれないが、堪能した。少し洗練が勝ってしまって「弱い」と感じることもあったが、弱さもまたこの店の味なのかもしれない。00年10月。
富徳(青山)
東京都港区北青山2-3-1 青山CIプラザ/03-3497-3111
広東料理。周富徳が腕をふるう店。入り口を入ると芸能人来店の写真がどばどばと飾られていていきなりイヤな予感。全体的にセンスがまるで感じられない内装と雰囲気。タカビーな店員の態度……。イヤな予感しまくりで食したが、味はその予感を上回るものだった。悪い意味でね。周富徳シェフが厨房にいたならまた違うのかもしれないが(いなかったと信じたい)、基本的な炒飯や酢豚がまずいのだからそういうレベルの問題ではないだろう。99年5月。
山之内(青山)
東京都渋谷区神宮前3-38-12 B1F/03-3405-4325/11.30〜14.30/18〜21.15/日祝休/2000円
中国家庭料理。ラーメン屋的な店構えの小さな店で、普段使いの街場の大衆中華食堂な趣(いい意味で)。一品でビールを飲んだ後、麺やご飯で〆るタイプの店。定番は「ねぎそば」と「納豆チャーハン」。麺類の方がよりオススメかな。冷たいねぎそばがなんともねっとりさっぱりしていて癖になりそうな味である。熱いそばもまぁまぁ。夏は辛涼麺がいい。おろしそばもいい。青山では貴重な、おいしいカジュアル中華である。97年9月。再訪多数。※渋谷の宮益坂に、たぶんスタッフが独立して開いた店「yamaのuchi」がある。
第一神宮(青山)
東京都渋谷区神宮前3-41-8/03-3401-9146/17〜25/無休/10000円
焼肉。とても上質の肉を入れている。カルビ、ロース、どれも生でいけそうな程。ただ、水準的な味で美味しいとは思うが、ビックリはしない。安心して食べれる店とでも言おうか。冷麺もお勧め。98年12月。
TSURU(青山)
東京都港区南青山1-22-8 セキネビル1F/03-3475-5852/19〜26/日祝休
バー。2004年10月より現在地に移転したが、以前は「西麻布3-17-17芙蓉館B1F」にあった(電話番号同じ)。西麻布時代にちょくちょく寄らせてもらった。乃木坂の店はカウンターはもちろん、ソファ席、テラス席とバリエーションに富んでいる。エントランスも印象的。2007年7月までの期間限定らしい。03年5月。05年6月。
2nd Radio(青山)
東京都港区南青山2-29-8 B1F/03-3405-5233/19〜26/日祝休/5000円〜
バー。ラジオ二号店だが、一号店よりもちょっと気楽で、雰囲気は好き。暗さも心地よく、大人の空間を楽しめる。たいていの酒は揃っており、特にモルト類には自信を持っているようだ。ここもファースト・ラジオ同様高い。2〜3杯、オススメに従って気持ちよく飲んでいるとすぐ1万円だ。ただお金を気にしながら飲む感じの店ではないので余裕のあるときにゆっくり来たい。99年1月。
オヒョイズ(青山)
東京都港区南青山4-1-15/03-5410-0412/8000円〜
ワインバー。おひょいさんこと藤村俊二氏が経営しているせいもあって芸能人が非常に多い。石橋と保奈美もここで知り合ったらしいし。で、そういう客層であることもあってか、肝心のワインリストは一般人には手が出ないレベルの値段がずらーっと揃っている。10万以上のワインがとっても多い。最高がロマネコンティ72の100万円。それが高いか安いか別にして「そういう店」なのだ。お勘定があまり気にならない人が気楽に集う店。若い人やサラリーマンは来るな、ということ(嫌な意味ではなく、そういうスタンスな店があったって良い)。料理はワインに比して非常に安いが、レベル的にはそんなでもない。ワインもグラスで安く済ませることはもちろん出来るが、無理して行かなくてもいい店だと思う。雰囲気はとてもいい。サービスは人にもよるがちょっとタカビー的。99年9月。
Amoh's Bar(青山)
東京都港区南青山5-5-20/03-3400-5531
バー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
ル・ドンジョン(青山)
東京都港区南青山5-8-10 COMODO南青山10F/8F/03-5466-0015/日祝休
バー。青山の骨董通り沿いのビルの最上階にあり、景色がいい。全面ガラスを効果的に使った店内からの眺めは夜景的にもなかなかのもので、カップルには絶好であろう。大きな花が飾られたカウンターと窓際に丸く広がるソファ席、どちらも気持ちいいが、まぁソファに並びで座るのが一番エッチかな。ここのピクルスは大量なので、深夜にピクルスと軽いカクテル、なんていうのもなかなか良い。03年10月。
バー・リャンシャンボウ(青山)
東京都港区南青山5-10-8アンアーブルB1F/03-5485-0909/19〜27.20/日祝休/2000円〜
バー。「LIANG SHAN BO」というスペル。つまり水滸伝の梁山泊の中国読みですね。ただ、別に中国風でも男臭いバーでもあるわけではない。オーセンティックで落ち着いたモダンなバーである。地下にあるが天井が高く、一部ガラスもつかわれているので妙に開放感のある空間。骨董通りから入ってすぐのところにあり、便利なのでよく使う。01年5月。
Suu(青山)
東京都港区南青山7-1-7 B1F/03-3406-0337 /20〜28/日休
バー。バーというよりラウンジに近い。以前は「gigi」という名前のバーだった。コンセプトは「男と女の〆サロン」らしい。二軒目三軒目の〆として使ってくれということだろう。高額なワインを数多く揃えるワインセラー、〆のごはんを炊き上げる薪釜室などいろいろ凝っている。カウンターとテーブル席、ソファ席などに分かれ、使い勝手もいろいろ。朝4時までやっているのもあって、わりと大人数で夜中に困った時などに便利だろう。サービスは丁寧でよく気がつく。06年6月。
Sam's(青山)
東京都港区北青山3-5-8 水田ビル1F/03-5474-2008/18.30〜25/日&日曜隣接の祝日休/http://www5c.biglobe.ne.jp/~sam
バー。とても雰囲気のいい店で、入り組んだその店内はまるで誰かの家のリビングのよう。適度な狭さ、適度な入り組み、適度な乱雑さ、そして渋い色の調度品と親密なテーブルがいかに酒飲みを落ち着かせるかを熟知しているようなバーである。そして料理もまたなかなかうまい。そのうえ店主がキャラの強い人で、この方目当ての客がほとんどのようである。こういう店に長く通うと面白いのだろうなと思わせる。名物の可愛いネコがいたらしいが今は亡くなってしまったようで、写真がいろんなところに飾ってある。もともと渋谷の大山町にあった店らしい。区画整理で青山に引っ越したと聞くが、何十年もここにあるような落ち着きに溢れている。04年6月。
howl(青山)
メンバー制につき住所・電話非公開
バー。一見オープンなバーのようで大きな通りに面していたりするのだが、メンバー制なので住所などは秘す。マスターのデニーさんは伝説のバーテンダーで、バイクでアメリカ縦断などをしながら気ままに生きており、またいつ消えてしまうかわからない。ギンズバーグの写真や詩が貼ってあることでこの店の雰囲気はわかるかもしれない。ここをわざわざ紹介するのは「ホーホケキョ」という梅酒カクテルが絶妙にうまいから。梅リキュールの「星子」から作られており、これが限定発売でほとんど手に入らない(ボクはある方からたまたま手に入れたが)。これだけ飲みに再訪したい店。04年11月。
大坊珈琲店(南青山)
東京都港区南青山3-13-20 2F/03-3403-7155/9〜22(日祝 12〜20)/無休
喫茶店。焦げ茶色の店内に窓から斜めに光が差し込み、とてもいい雰囲気を出している。手回し焙煎の珈琲で相当スモーキー。焦げ臭いくらい。だが、温度管理的にすぐ飲めるぬるさで作っているせいかあまり気にならない。ボクはここではミルクコーヒーを良く飲む。抹茶を飲むような丸い陶器に入れられて極限までぬるく出てくるそれは香りもちょうどよく、とてもくつろぐ。ボクにとって昼下がりの青山になくてはならない珈琲店である。99年8月。
倉凛 悠(南青山)
東京都港区南青山2-14-15五十嵐ビル2F/03-5770-6562/18〜27(土〜23)/日祝休/5000円〜
小料理。山陽鶴酒造という酒蔵が経営している料理屋。美酒(びしょ)鍋という鍋が名物である。お酒を入れた鍋は品が良くなかなかうまい。ただ27時までやっている店なのにこの鍋は23時でお終いだそうだ。それが惜しい。深夜にさっぱりと鍋を食べたい人種はわりといると思うのだが。一品物だと「ごぼうの唐揚げ」が秀逸。うまい。あとはいまいちだった。山陽鶴酒造の5つのお酒の飲み比べセットなどが安く飲める。99年11月。
春秋(南青山)
東京都港区南青山7-14-5/03-3407-4683
中国料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
CAFE246(南青山)
東京都港区南青山1-2-6 Lattice 青山/03-5771-6886/"10〜26(土11.30〜26、日祝11.30〜23.30)"/無休
カフェ。隣にBOOK246という「旅」をテーマにした書店があり、その横にこのカフェがある。こちらはカウンター席、ソファ席、インターネットが利用できるPC席、テラス席と様々な用途に利用できる。料理も意外と悪くなく、オーガニックな素材のグリル料理が出る。もちろんカフェ系のメニューも充実。都会のカフェを深く考えてある感じで長時間ゆっくりできそうだ。06年3月。
ソーセージレストラン 南青山SMOKY(南青山)
東京都港区南青山5-16-1/03-3400-3242/11.30〜22/無休/4000円
ソーセージ。ソーセージを中心とした品揃え。イタリアン系の前菜と共にメインはソーセージとビール(もしくはワイン)というユニークなレストランだ。店内わりとコージーで楽しげだが、まぁソーセージという食材はそうは印象的にはならない。特にびっくりするほど美味なソーセージと出会えるわけでもないので、全体に印象が薄くなってしまうのは残念。この店ならではの工夫がもっと欲しい気がする。00年11月。
adding:blue(南青山)
東京都港区南青山6-3-16ライカビル/03-5485-2266/17.30〜23/日休
無国籍料理。アディング・ブルー。フレンチをベースにして様々な国の料理をイイトコドリしたような感じ。おいしいものを食べたい夜にも、深夜ワインにも、デートにも、自分の家の食堂みたいにも、いろいろ使えるフレキシブルさがいい。オープンな感じの1階とコージーな2階に分かれ、それぞれ使い勝手も良い(個室もある)。群馬産もち豚を使った豚料理持ち合わせや十五穀米釜飯があるかと思えば、タジンやアンドゥーイエットがあったりと、料理はバラエティに富んでいる。ブルーを基調としたとてもオシャレな内装で雰囲気がいいし立地もいいのでデートなどに使うのが一番か。ワインは適価。06年4月。
龍井茶楼(外苑)
東京都渋谷区神宮前2-8-2 B1F/03-3401-8703/18〜24/http://longjing.tripod.co.jp/index1.htm
中国料理。上海の五つ星ホテル錦江飯店と提携しているのだが、コース料理はなんと2500円(飲茶)から用意してあり、かなりお得感のある店だ。フカヒレ姿煮がついたコース(ちゃんと7〜8皿ある)でも3800円。うーむ、安い。高級料理を安く、がモットーのようだが、その味は決して安っぽくなく、これだけの素材と味でどうやってここまで安く出来るのかと不思議に思うレベル。ただ、ボクには量がちょっと少なく感じた。量を食べるタイプの人は追加料理が必要だが、女性グループなら充分だろう。店内は広くパーティ利用などにも最適。ワインも置いているが、3000円以下で美味しいのをちゃんと選んでいる。安くする姿勢が一貫していて気持ちよい。キラー通りの月星とビクタースタジオの間。ローバージャパンがあるビルの地下。02年7月。
サバス東京(外苑)
東京都渋谷区神宮前2-8-2 B1F/03-5411-3335/12〜15/18〜24/無休/5000円〜
ブラジル料理。ボサノバのライブを聞きながらシュラスコ。シュラスコとはブラジル料理で肉を大きな串に刺し岩塩まぶして炭火で焼き上げたもの。テーブルで切り分けてくれて食べ放題で2000円。その他一品もすべてブラジル系。豪快でなかなかおいしい。現地に行ったことないが本場の味かどうかと言われるときっと違う気がする。でもまだ普及してないものなので仕方ないだろう。ライブは19時から1時間おき。店内広いので空いているとなんだか寂しい。98年2月。※その後シュラスコはブームになった。この店の存在も大きいと思う。
| 表参道・原宿・代々木 |
希須林青山(表参道)
東京都港区南青山5-1-25メゾンドラミア2FL./03-3499-4120/11.30〜14/18〜22.30/月・第三日休/2000円〜
中国料理。「きすりん」と読む。阿佐ヶ谷の「小澤」系の店。中国家庭料理系で軽い味付けだが、ツボを心得たおいしい中華。おしゃれな中国居酒屋的に利用するのが一番いいと思う。野菜はすべてに多めなのもうれしい。日替わりでいろいろ創作を感じさせる料理も並ぶのもうれしい。わりと好きな系統の味。ただし、食べ終わってからの印象が弱い。無難でお洒落な料理群、という感じ。阿佐ヶ谷にも同名店舗あり。99年11月。
きばいやんせ(原宿)
東京都渋谷区神宮前2-21-12/03-3796-8788/17〜26(土日祝〜24)/無休/4000円〜
焼き鳥。霧島地鶏の店でいつも混雑している。食材、水、調味料などもすべて南九州から取り寄せているとか。カジュアルでちょっと雑然としたよくある焼鳥屋なのにわりと有名人御用達のようで、ボクが行った日にはGRAYとかがいた。地鶏の刺身盛り合わせや、もも焼き、都城ごぼうのてんぷら、手羽餃子などがおすすめ。刺身は特に良い。ただ、この店の売りは焼き鳥の味よりも焼酎かな。140種類といわれる焼酎の品揃えが圧巻。カウンターと、テーブルが中にふたつと外にひとつ。とにかく混んでいるので予約は必要。03年7月。
オーバカナル原宿店(原宿)
東京都渋谷区神宮前1-6-1 パレフランス1F
フレンチ。「パリの街角ビストロ」的雰囲気を味わうなら都内でも屈指の店。ビストロというよりブラッスリーかな。とにかく座っている客が日本人でなければほとんどパリと見分けがつかない店内である。たとえば地下のトイレに行く通り道の感じとか、まるでフランスである。立地も含めてそういう雰囲気を楽しむ店だろう。
店に入りメニューを眺めていると、次々と「今日のおすすめです」と言って食材を持って見せにくる。食欲をそそりウキウキしてくる。とてもいい演出だ。そして黒板のおすすめメニューもどれも魅力的。食を楽しむ意欲が店中に溢れていて気持ちがいい。料理は「仔羊もも肉」や「ブレス産若鶏」など、すべてそれなりにおいしいし、豪快で雑な感じも店の方向性に合っている。カジュアルにジーンズで楽しめるフレンチとしてはかなり高いレベルだと思う。ハレの日などには向かないが、気軽なデートや仕事帰りにウハハハハが似合う店である。残念なのはワインの品揃え。もうちょっと楽しい品揃えになるともっとうれしい。01年9月。
※原宿店は閉店。現在、赤坂店、紀尾井町店、大崎店、銀座店、博多店、京都店がある。いくつか行っているがどの店もパリっぽい雰囲気を出している。
欧風カレー食房GIYANA(原宿)
東京都渋谷区神宮前1-14-24原宿第5寿和ビルB1F/03-5414-6131/11.30〜22.30/無休/750円〜
カレー。欧風でありながらギヤナというネーミングがよくわからない。店内も欧風では決してなくどちらかといったらエスニック。そしてカレー自体もドロッとした具だくさん系という一般的な欧風カレーイメージは薄い。ブイヨンから仕上げたことをもって欧風と呼んでいるのだろうが、逆効果かも。味はわりと家庭的で親しみが持て、うまい。好きなタイプ。00年11月。
ハンニバル・ドゥ(原宿)
東京都渋谷区千駄ヶ谷3-53-3 原宿三輪ビルB1F/03-3479-3710
チュニジア料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
フジママズ(原宿)
東京都渋谷区神宮前6-3-2/03-5485-2262/11〜23/無休/6000円〜
アジア系アメリカ料理、かなぁ。分類が難しいが、西海岸で食べられるエイジアン・フュージョンといった感じ。シェフはアメリカ人らしい。原宿の繁華街の一軒家を改造して使っており、雰囲気はいい。外国人も多い。土地柄もあり、かなりインターナショナルな雰囲気だ。メニュー構成やワイン構成も一貫して考えられている。料理は東南アジア系を中心にあっさり現代風にアレンジされており、スパイスが勝っているわけでもソースが勝っているわけでもない感じ。要はアジア系とカリフォルニア系のイイトコドリをした印象だ。中途半端だと悪口を言えなくもないが、わりとうまいから文句はない。グループで気軽にわいわい居酒屋使いするのが正解だろう(カップルにはちょっと騒々しい店である)。02年4月。
バー・ルブロン(原宿)
東京都渋谷区神宮前5-17-11神宮前紫波ビルB1F/03-3400-4328/18〜25/日祝休/2000円〜
バー。表参道のシャネルの横を入っていき、住宅街をずっと行くと右側にひっそりある隠れ家のようなバー。ガキがあまり来ないので静かに利用できる。暗い店内は無駄なものがなく、おちついて飲める。月・水・金とサービスDayを始めたようだ。2杯目より50%オフらしいので行く価値あるかも。水曜は女性のみサービス。02年4月。
Radio(原宿)
東京都渋谷区神宮前2-31-7/03-3405-5490/19〜26/日祝休/5000円〜
バー。いわゆる「ファースト・ラジオ」。尾崎バーテンダーの最初の店にしてもっとも有名な店である。奥の方に座るより、入り口近くの方が逆に落ち着く。気持ちよく飲んでいるとかなり金額行ってしまうのだが、授業料とも言えるくらいおいしいカクテルなので我慢、かな。単純なレシピだが、ここオリジナルのフランシス・アルバートをよく飲む。99年8月。
ある程度の年齢を行ってからこの店が心地よくなるかと思ったが逆であった(笑)。ちょっと肩が凝る。もう少し楽なバーをこのごろでは好む。※ここは閉めて、尾崎さんは「2nd Radio」に移ったようだ。
| 渋谷・代々木上原・池尻 |
小笹(渋谷)
東京都渋谷区神泉町10-12 Kコーポ/03-5458-2828
鮨。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
和賀(渋谷)
東京都渋谷区幡ヶ谷2-9-14/03-3370-9907/17.30〜22.30/月休/7000円〜
鮨。京王線幡ヶ谷駅の商店街脇にある小さな店だが、とてもやる気のある店主と明るい奥さんがおいしい魚を食べさせてくれる。つまみと握り半々のコースで7000円。お腹いっぱいになる量なので値段はリーズナブルだ。ボクが行った日は、つまみは生系。握りは煮きりを塗ってくれる系だが、全体に脂の乗った旨味で勝負という感じのタネで、酢飯とのバランスはもう少し。酢飯の酢が弱いのとタネが強すぎるのが惜しいか。特に、タネの温度と酢飯の温度がかけ離れている握りがいくつもあったのが残念。親父さん明るくて美味しいモノを食べさせようと真面目で前向きで、こちらがおいしそうな顔をすると「おいしいでしょう!」ととても喜ぶ。奥さんもとてもいい感じで、味噌汁(エビ頭)と〆のあずきのアイスは奥さんが作る。BGMはジャズ系。店の中は普通っぽい。もう少しスッキリ整理されている方がおいしい雰囲気になるかも。05年3月。
竹慈庵なかだ(渋谷)
東京都渋谷区松濤2-13-12
割烹。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
おじゃったもんせ(渋谷)
東京都渋谷区道玄坂1-17-12/03-3780-6737/18〜30(日祝〜24)/無休/4000円〜
居酒屋。店名は「いらっしゃいませ」の鹿児島弁。南九州料理が揃う。宮崎地鶏の刺身、熊本馬刺、もも焼き、焼き魚、野菜系、煮物など、オーダーした料理がどれもこれもおいしく、なかなか満足。みょうがの酢漬けみたいななにげない一品がおいしかったりする。で、見事な品揃えの芋焼酎の数々がそれらによく合う。なかなかいい店かもしれない。ただし、実に混雑しており、みんな酔っているせいか店内の喧噪はかなりのもの。静かに飲むのは諦めた方がいいかも。全体にとても小さい店で、隣との間隔が狭いカウンターや合コン場?と思われるようなテーブル席のみ。道玄坂近くという場所柄、仕方ない部分はあるが、料理も焼酎もとてもいい感じなのでとても惜しいと思う。03年9月。
佐賀(渋谷)
東京都渋谷区道玄坂2-19-6/03-3464-8416/18〜28/日祝休/7000円〜
居酒屋。手ごろな値段ながら、すべて天然物の魚の店。渋谷で刺身を食べたいのならおすすめ。わりと店主おすすめの珍味系がうまいので、どんどん聞いてうまいものにありつこう。どの魚も美味でハズレがない、気楽な飲み屋である。95年2月。
てっぺん(渋谷)
東京都渋谷区宇田川町41-23/03-5428-3698/17〜24/不定休/3000円〜
居酒屋。若いスタッフが「いらっしゃいませ〜っ!」「ありがとうございましたっ!」「もう、さいっこうのをお作りします!」「めっちゃくちゃうまいです!」「山盛りでお出ししますっ!」とか競うように叫びまくるサービスの店。店中、店員が書いた色紙だらけで、店員の想いとか「サービスNO.1!」とかいろいろ書いて署名してある。ポジティブに言うなら店員の元気につられてこっちも元気になる店。シニカルに言うなら店員の自己啓発セミナーに客がつきあっている趣の店。ネガティブに言うなら叫ぶ言葉ほどの内容が伴っていない店。だって料理も飲み物もその叫びほどではないのだもの。その辺の乖離が、若い客にはオッケーでも、オジサンにはつらい。有言不実行は困ります。ちなみにこの店の朝礼は「日本一の朝礼」として公開しているらしい。いいと思うよ。元気で前向きで。でも基本をもう少ししっかりやってほしいのです(オジサン・ターゲットではなく若者ターゲットなのだ、と言われればそれまでですが) 。渋谷店ほか数店支店がある。06年2月。
長徳(渋谷)
東京都渋谷区渋谷1-10-5
さぬきうどん。洗練された料亭風うどんと呼ぼうか。さぬきうどんとしての麺のうまさ、というよりうどん割烹的うまさなのだ。ざるうどんなども非常に高く暴利か、と一瞬思うが、出来はいい。なめらかなコシと力ある歯ごたえ。種ものはダシがうまい。最高級の素材を使用しているとのことだが確かにうまい。総じて高いだけのことはある味。ただ麺を食べて「これがさぬきうどんの典型か」と聞かれるとうーん…かな。店内のオーディオがマッキントッシュなのがうれしい。99年10月。 ※2000年に閉店。
森本(渋谷)
東京都渋谷区道玄坂2-7-4/03-3464-5233/16.30〜22.30/日祝休/2000円〜
焼き鳥。いつ行っても異様に混んでいる人気店。備長炭とうちわでしっかり焼き上げる姿と回りのサラリーマンの姿が実にほどよく、いかにも「ビールに焼き鳥でプハーッ」って感じで楽しい。岩手の南部鶏を使用しており、冬にはうずらや山鴨、雀なども出る。焼き具合とか味は特に印象に残るものではないが、下世話で元気な雰囲気を味わいに行く店かな。99年3月。
鳥由(渋谷)
東京都渋谷区宇田川町36-16/03-3476-1891/18〜/日祝休
焼き鳥。とりよし。渋谷の喧騒を離れた宇田川町にポツリとある渋い店。開店して30年以上の老舗で、佇まいのいいご主人と奥さんのふたりでやっている。箸はなく、焼き鳥用の串を箸として使用。焼き鳥以外の料理がまぁまぁ良い。焼き加減がよくいい焼き鳥が食べられる。漬物もうまい。若者に蹂躙されるこの界隈では貴重なオヤジ系飲み屋かも。06年2月。
コンコンブル(渋谷)
東京都渋谷区渋谷1-12-24/03-5467-3320/11.30〜14/17〜22.30/無休/4500円〜
ビストロ。コンコンブルとはきゅうりの意。「レ・クリスタリーヌ」系列店。「レ・クリスタリーヌ」は実はあまり好きではないので、どうかなぁと思いながら出かけたが予想はいい方に裏切られた。渋谷宮益坂入り口近くにあり、場所柄ざわついているが、かなりよいビストロになっている。料理はそれぞれガツンと迫力があるいい味なのにそれぞれきっちり安いといううれしさ。コースは3800円からあるがアラカルトも十分安い。ワインも安くデザートも安い。このコストパフォーマンスがすべてであろう。インテリアは赤系で統一されているが、ちょっと場末っぽいセンスかな。席も詰め込んでありちょっと落ち着かない。サービスもほとんどない。そういう意味ではデートなどには向かないかもしれないが、うまいものをガハガハ食べるという「うまいもの屋」的に使うなら最高の一軒だろう。男同士で安ワイン片手に馬鹿話するのに打ってつけの店かもしれない。03年8月。
ラ・ロシェル(渋谷)
東京都渋谷区渋谷2-15-1 東邦生命ビル32F/03-5485-4889/12〜15/18〜23/月休/15000円
フレンチ。鉄人として名高い坂井シェフの店。この店はどうやらコンセプトをフレンチ入門者に絞っているようだ。もしくはそういう客が多いので自然にそうなったのだろうか。とにかく入門者にはとてもわかりやすく良く出来た構成になっている。つまり、アミューズから前菜、スープ、メインの魚・肉、グラニテ、デザート、コーヒーと、別料金のチーズを除けばフレンチの一般的フルコース(スープが入るのは異論もあろうが)が8500円というそれなりの安価で楽しめるのだ。きちんとリスト化してある食前酒。コースに値段を合わせた安価なワインリスト。料理メニューもわかりやすく、メニュー説明も小難しい仏語を使わずやさしい。雰囲気も夜景を含めてなかなかだし、なにしろ「鉄人」がいるのだから、初心者がフレンチを好きになる良いきっかけになるのであればこの店の価値は十分にある。
でもだ。「入門者用定食屋」であることに坂井シェフは満足しているのだろうか。問題の料理はインパクトのない無難なもので盛りつけも普通。思い出に残るようなものではない(特にメインが弱い)。また、サービスもマニュアル的。最悪なのは入店・出店時の対応。迎えない、送らない。連れを待つためにウエイティングバーに入ったら連れが来るまでまるで無視。なにも聞きにこない。しかもそこは従業員の通路。いたたまれない。入門者に安く高級店の雰囲気を味わってもらうという考え方にしても、これではちょっと…。96年10月。
マノワール・ディノ(渋谷)
東京都渋谷区渋谷4-1-13/03-3406-0200
フレンチ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
VIRON(渋谷)
東京都渋谷区宇田川町33-8/03-5458-1776/9〜24/無休
ビストロ。シンプルな工程で作られる昔ながらのバゲット「レトロドール・バゲット」を作っている製粉メーカー「ヴィロン」の直営店。一階がパン屋で二階がビストロ(正確に言うと、ブーランジェリー/パティスリー/ブラッスリー)。
本場パリでも本物のバゲットは長く失われていた。1960年代から機械こねとそれに耐えるアメリカ産やカナダ産の強力粉が席巻し、昔ながらの味が失われていたのである。近年それが見直され「昔ながらのバゲットの味を取り戻せ」といろんな運動が起こり、いまや完全に復活した。そこで使われたのがフランス産小麦粉「レトロドール」である。そしてそれを作っている製粉メーカーの名前が「ヴィロン」だ。
「レトロドール・バゲット」は、いままで知っていたバゲットと全然違うのがひと目でわかる。まず細い。そして中(フランス語で「ミ」と呼ぶ)が黄金色をしている。んでもって大きな気泡がいっぱいあいている。さらに皮が香ばしくムチッとしている。んでもってひと口食べるとこれまたビックリ。香りがグガーッと濃厚に立ち上る。全体にものすごくムチムチで骨太。バゲットって本当はこんな味だったのかーと驚くこと確実。実にんまい。
聞けば、日本でこの味を再現するのには相当苦労したらしい。小麦粉レトロドールと日本の軟水が合わないという。だから贅沢にも硬度が高い(値段も高い)コントレックスを混ぜた水で練ってるらしい。それでやっとこの味になっているのだな。なるほど。
二階でももちろんこのバゲットは食べられる。典型的ビストロ料理を出してくれ、そのレベルは意外と高いのでバゲットとともに相当楽しめるであろう。東急文化村の前で朝から深夜までぶっ続けでやっているので観劇前後にも使える。んでもって、食後は1階でレトロドール・バゲットを買ってお土産にする。なかなかシアワセ。05年3月。
エブリーヌ(渋谷)
東京都渋谷区神泉町10-9
フレンチ。敢えて位置づければ、レストランとビストロの間、という感じだろうか。レストランのくつろぎとビストロのざわめきが同居している。ゆったり静かに食事を楽しむには開放的かつ賑やかすぎるし、ビストロ的に気軽に楽しむにはちょっと高級である。そこらへんを両立しているととるか中途半端ととるかは意見が分かれるところ。2階の席からはテラス越しに通りが見え、大きな窓が開放的でインテリアもよく吟味されている。シェフがフランス人のせいであろう、外国人客が多いのだが、日本語とフランス語が適度に交じり合い、そのさんざめきが耳に心地よい。サービスは丁寧だが受け身でちょっと冷たい。フランスの明るいギャルソンのような楽しさがあればこの店はものすごく良い店になると思う。
料理は濃いめの味つけ。日本人の味覚に合わせず作っている感じでなかなかおいしい。特筆すべきはメニューの楽しさだ。7000円のコースは冷製オードブル、温製オードブル、スープ、魚料理、肉料理、デザートがすべてアラカルトから選べる。内容説明もメニューにしっかり日本語で書いてあるし、量も多すぎず少なすぎず適当でとにかくリーズナブルだ。この店では断然コースをおすすめする。98年3月。
※98年11月にシェフであるフィリップ・バットンは代官山「ル・プティ・ブドン」に移った。「エブリーヌ」は2003年11月閉店。
メゾン・ド・ピエール(渋谷)
東京都目黒区大橋2-4-24
フレンチ。池尻大橋から歩いて5分。住宅街の中にある一軒家レストラン。グランドメゾン系なのかと思ったら、店内わりとカジュアル。かといって砕けすぎているわけでもない。敢えて言えばアメリカの田舎のヨーロッパ調レストランという趣かな。家族で気楽に使いたい感じ。
料理はちゃんとおいしい。コースは、5皿プラスデザートという構成で、質、量ともに充実している。食べた中では「フォワグラのフラン、トリュフソース」が忘れられない味であった。デザートがイマイチなのは残念だったが、全体に印象深く、これで8000円はまぁまぁだと思う。一方、サービスはいまひとつ。楽しくない。一所懸命ではあるが目が笑ってないメートルで、あの目でテーブルや所作をチェックされるとなんだか縮こまってしまう。とてもおいしいのだが積極的に訪れるには敷居が高い、そんな感じの店である。ちなみにシェ・イノ系。00年12月。
※2001年に閉店。
ワイン亭(渋谷)
東京都渋谷区円山町6-3-102サンハイツ道玄坂1F/03-3463-6061/8000円〜
ビストロ。とてもいいソムリエールがいて、ワインの種類は量質ともにかなり揃っている。渋谷のラブホテル街の一角にあるのでなんだか怪しげなのだが、ワイン亭とストレートに名乗るにふさわしい質量。料理もそれぞれ野心的で決してワインの脇役ではないぞと主張しているようだ。店内は適度に古びていてくつろげるし、ソムリエールは気持ちいいし、わりと掘り出し物の店かもしれない。ただ…決して安くないのが玉に瑕。料理やコース構成は安い。が、売り物のワインが結構いい値段なのだ。惜しい。神泉駅から近いが、渋谷からだと道玄坂をずっと上がってセントラルインの斜め前を右折。一つ目を右折した右側。00年2月。
ミラヴィル(渋谷)
東京都目黒区駒場1-16-9/03-5738-0418/11.30〜14/18〜21.30/水休/6000円〜
フレンチ。淡島通り沿いにある小さなレストラン。モダンで楽し