1995年9月20日から10月15日まで長い長い海外出張にいってきました。

日本→フランクフルト→ハノーバー→カーディフ→ロンドン→ロサンジェルス →シアトル→日本、と世界一周。まぁ左回り、ですね。

世界周遊チケットというのがあってビジネスクラスで安く回れるのですが、その時ちょうどユナイテッドがそれのアップグレード・キャンペーン中。何とファーストクラスで世界一周できたのです。

初めてのファースト。
あの180度に倒れる椅子もうれしかったけど、何といっても楽しみはワイン。
ジュブレ・シャンベルタンだの、バタール・モンラッシェだのが次々出てくるのですから、ワイン好きにはたまりませんよね〜。あんまりガツガツ飲むと恥ずかしいので、わりとゆっくり飲もうと心に決めていたんです。乗るまでは。
でも乗ってみたらファーストがすごくすいていて、ワインを飲む客がなんとボクだけだったんです。

そう、スチュワーデスは「ボクのためだけにボトルを抜栓する」んです。
一方、抜栓してもらうボクは「残すのが非常にイヤな性分」。
結果・・・2本飲み干しグデングデン、でした。くぅ、恥ずかしい!

ちなみに食事に関してはビジネスやエコノミーに比べるとうまいけど、しょせん機内食。どうってことなかったでした(行きはルフトハンザだったので、それもあるけど)。


この出張、あるスポンサーの業容紹介ビデオの制作だったので、そのスポンサーの各地の工場を撮影してまわったのですが、工場ってだいたい田舎のなんでもない街にあるんで、旅行だったら絶対行かないような土地に滞在したりして、なんだか良かったんです。普通の観光旅行と違って地元に根を下ろしている方々と触れ合えるのが良い。

面白かったのは工場の食堂メニュー。
国ごとに食堂のメニューを食べ比べたりできていろんな発見があった出張でした。


この出張から帰ってすぐ北京にも同じ仕事で出張しました。

中国人はとにかくお茶が好きで、工場でもロッカーは自前のお茶を飲む人で常時混雑しているのです。そう、ヒマさえあればお茶しているのです。インスタントコーヒーの空き瓶みたいのにお茶葉ごといれてあって、上澄みをすするのですが、工場に限らず道端でもどこでもマイ・ティー(自分用に持ち歩いているお茶)をすすっている。
だからなんだろうなぁ。太っている人が一人もいませんでした。ドイツに行ったばかりだったからちょっとびっくり。だってドイツ人って異様ですもの。太り方が。

でも北京の工場の食堂は、お箸が共用なんですよ。
木のお箸。ざっと洗ってはあるんだけど、なんだか湿っていて(木だからなぁ)気持ち悪かったのが印象に残っています。
ちなみに中国の工場食堂はやっぱり中華、でした。


さて、出張中の休みを利用して、フランクフルトから車を飛ばして(片道4時間)日帰りで、フランスはランスの三ツ星レストラン「レ・クレイエール」にめし食いに行ってきたのが今回の旅行(出張じゃないんかい!)のハイライト。

いまフランスでもトップと言われるこの店の味を知って、日本のフレンチと比較したかったのです。
結果は…
やはり脱帽もので、各皿各皿必ず驚きが隠されていました。
ひと皿だけなら、日本でも2.3店張り合える店があると思うのです。が、各皿それぞれとなるとちょっと思いつきません。サービスもロケーションも超一流。やはり格が違うな、と言う感じ。値段は一人25000円くらい。いいシャンパンといいワインを飲んでこれなら異常に安いと言わざるを得ないでしょう。

そうそう、シャンパンが信じられないくらいおいしかったです。
シャンパーニュ地方の真ん中だし期待はしていたのですが「いままで日本で飲んでいたのはいったい何だったのだろう」と思わされました。乾いた空気と長いドライブ、と言う要素がかなり影響していたことも否めませんが。
(この店についてのもっと詳しい記述は こちら

95.10.17記



P.S.
95年に書いた当時はまだ「旅行記」なれしていなかったせいか、すごく素っ気ない書き方ですね。
それはもう、めちゃおもしろい弥次喜多道中だったんですけどねぇ・・・もっとちゃんと書いていれば面白かったのになぁ。いまでは「おもしろい出張だった」という記憶しかなく、細部を思い出せません(悲)。



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