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群ようこ

LV3「ぬるい生活」

群ようこ著/朝日新聞社/1260円

ぬるい生活
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エッセイの名手である著者による「女性もこの歳になるといろいろつらいぜ」的エッセイ。更年期のつらさ、ダイエット、広がる毛穴の問題、ホメオパシーの効き目、悪霊とりつき系、などなど。カラダの不調とココロの不調がわりと静かな筆致で書かれていく。章ごとにバラバラに進むのかと思ったら、意外と連続性もあり、まとまりはよい。

たぶんこのエッセイに一番共感するのは、更年期前後を迎えた女性たちだろう。
ボクは男だし、もうちょっとだけ若いので、その点でいうと共感しにくい部分は出てくるのだが、読者に身近な部分から離れずに上手に書いてくれているので飽きずに読める。でもまぁ、ボクは読者ターゲットではないなぁ(笑)。ターゲットの人にはわりといい本だと思う。きっと共感がいっぱいある。

2007年01月26日(金) 9:00:13・リンク用URL

ジャンル:エッセイ

LV2「鳥頭対談」

群ようこ/西原理恵子著/朝日文庫/460円

鳥頭対談―何を言っても三歩で忘れる
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群(むれ)ようこと西原(さいばら)理恵子の対談が面白くないわけがないだろう。
近そうでいて方向性的接点がなさそうなふたりが、それぞれのファンを吸い上げる狙いを明快に表面に出しつつ、凄まじい内容の対談をしている。特にそれぞれの超浪費家母親に対する愚痴というか呪詛というかは秀逸で、稼いでも稼いでもサルのように使っていく母親たちへの報復ツッコミはまさに抱腹。またそれぞれの異なる青春時代へのツッコミもなかなか笑える。西原のマンガも、西原得意の「ちょっと上の権威を叩けるポジショニング」を得て、非常に冴えている。

この対談をした雑誌「uno」が早々につぶれたため、対談の数が足りず、薄っぺらい本になってしまったのが惜しい。
また、群自身、どちらかというと年上のほんわりしたボケにツッコんでいく方が向いていると思われる節もあり、西原のような年下からきついツッコミをされるポジショニングがそんなに得意でないように思われるのがちょいと可哀想。
要するに「ツッコミ×ツッコミ」のコンビになってしまったのが残念だ。群のポジショニングが中途半端になり、彼女の面白さが十二分に活かされなかったのが惜しいのだ。

2001年12月01日(土) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:対談

LV1「またたび回覧板」

群ようこ著/新潮文庫/476円

またたび回覧板
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群ようこって、相性悪いのかな。
一作くらい(題名忘れた)すっげー面白いのを読んだ気がして、それ以来たまに読むんだけど、なんだか当たらない。でもこんなに人気がある。男にはつまらないタイプのエッセイなのか? 
日常密着型エッセイとしてはまとまりもいいし親密感もあるんだけど、どうも気持ちがはじけない。まぁ新幹線とかで読み飛ばすには最適ではあるんだけど…、電車を降りた途端に内容を忘れてしまうなぁ…。

1999年03月01日(月) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:エッセイ

LV4「膝小僧の神様」

群ようこ著/新潮文庫/460円

膝小僧の神様
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小学校時代を文学した短編集。
自然体でありながら読者の目を離さない筆力を持った著者ならではの会心作。状況設定をだれもが経験したことのあるふつうの小学生生活に置いているので一見よくありがちな素人っぽい小説に見えるが、なかなかどうして、実はこういうのが一番書くの難しかったりすると思う。ディーテイルが驚くほどしっかりしているので(創作とは言えすごい記憶力を基盤にしているんだろうなぁ)、ふと当時の空気の匂いまで思い出しちゃったりして、なかなかせつない本である。

1996年11月01日(金) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:小説(日本)

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