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本田亮
「サラリーマン転覆隊 門前払い」

amazon傑作シリーズの最新刊。
サラリーマン転覆隊の面々が日本そして世界の様々なる川をカヌーで下っていく(今回は富士山をMTBで滑落していく章もある)お笑いカヌー紀行であるのは前作と変わらない。相変わらずのおもしろ文体と上手なデフォルメでしっかり笑わせてくれる。まぁ川は変わろうがネタ的には変わらないので、だんだん吉本新喜劇を見ているような趣になっていくが、「サラリーマンの生き方とはなんだ? 元気に生きたっていいではないか! もっと遊ぼうぜ日本のサラリーマン!」みたいなプレゼンテーションが読者に伝わってきて「よくやるよ」と思いつつ知らず知らずに元気になっている自分に気がつく。
ただこれは良し悪しで、あまりに「サラリーマン」を強調しすぎて、今回は少し説教くさくなっているかもしれない。
あとがきに「サラリーマンの応援歌として書く」とあったが、そういう匂いが前面に出てくるとシリーズの爽快さが消えてしまうかもしれない。結果論的に応援歌になるならいいのだが、意図を持ってそのように書くのはやめた方がいい気がする。ちなみに著者はボクと同じ会社のヒトなんですね。お会いしたことないけど。
2000年05月01日(月) 12:00:00・リンク用URL
「サラリーマン転覆隊が行く!」

amazonある会社のサラリーマンたちが日本の様々なる川をカヌーで下っていくお笑いカヌー紀行である。
ロードムービーのような臨場感がありいつのまにか読者は登場人物たちと一緒に泣き笑いをしながら読む続けることになる。全体に非常におもしろい。これは著者のおもしろ文体と、上手なデフォルメによるものが大きいと思う。
ただボクは下巻の北山川の項のところでのあまりの無反省ぶり・脳天気ぶりにちょっと気分がしらけてしまった。
同じトーンで書き続ける狙いはわかるが、落ち着く所は落ち着かないと読んでいる方はなかなかつらい。それと、サラリーマン、サラリーマンとあまり強調しなくても十分面白い。なにか最後の方は説教くさく聞えてくるのが惜しいところ。
1998年08月01日(土) 12:00:00・リンク用URL




