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藤原正彦
「心は孤独な数学者」

amazonわかりやすい文体とワクワクさせる切り口でいつも楽しませてくれる著者(本職は数学者)が3人の天才数学者の生涯をたどる紀行エッセイ。
取り上げたのはニュートンとハミルトンとラマヌジャン。
ニュートン、ハミルトンはともかく、インドの大天才ラマヌジャンについては初めて知った。それを知っただけでも収穫だ。残念ながらボクは数学の美しさを知らないまま数学を諦めた口であるが(しかも早くも中学生のときに)、こういう本をあの頃読んでいたらまた数学に対する見方が変わっていただろうなぁと残念に思う。ただ、惜しむらくは、紀行文としても数学エッセイとしてもそれぞれ突っ込みが中途半端だ。惜しい。
表題もちょっと疑問。数学者の孤独はわかるのだが、それを表題にするのは違うと思う。著者も数学者だけにちょっとナルシスト的な嫌らしさが匂ってしまう。内容がいいだけに残念。
1998年01月01日(木) 12:00:00・リンク用URL
「父の威厳 数学者の意地」

amazon新田次郎の息子であり有名な数学者の著者のエッセイはほとんど読んでいる。これで6冊目。どれも非常に面白い。ウィットに富み、切り口もなかなかに新鮮。年を追うごとに達意の文章になってきて快適だ。
頭の整理が出来ている人の本は時間の密度があがったような感覚があっていいねぇ。旧作を読み返したくなる。まだ藤原正彦を読んだことない人はこの本でもいいが「数学者の休憩時間」あたりから入ったらどうだろうか。
1997年09月01日(月) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:エッセイ




