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服部幸應
「服部幸應流うまい料理の方程式」

amazon野崎洋光著の名作「美味しい方程式」の題名に似すぎていてちょっとイヤだったけど、内容的にはわりと興味深い項目もあった。
「塩梅の方程式」「旬の食材の方程式」「調理・味付けの方程式」「絶対味覚の方程式」「うまい店の方程式」の各項目別に、著者の秘中の秘を公開しているカタチになっているのだが、良くできている項目とそうでない項目の差が激しいとはいえ、面白い項目もちゃんと存在する。ある程度料理や食べ歩きの経験があった方が面白いが、それなりにわかりやすくまとめてあるので興味がある向きにはいいだろう。
ただ、ショルダーコピーの「達人だけが知っている味覚の黄金律を初めて明かす!」や、帯の「あなたの食の常識がガラリと変わる!」はずいぶんオーバー。ちょっと誇大。
1999年11月01日(月) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:食・酒
「食べる」

amazon副題は「店の流儀、客の心得」。食の両巨頭といってもいいふたりによる食談義である。
たとえば太田和彦の「ニッポン居酒屋放浪記」などに比べると、食べることから透けて見える人生みたいなものが描かれていない浅さがどうしても気になってしまう。本の構成がそうなっているので一概に比べられはしないし、そういう狙いでもないだろうから仕方ないのだが、こういう食の体験談の切り売りってそんなに読者の共感を呼ばないのだなぁとあらためて思った。ふたりの味に対するこだわりとセンスはわかるのだが、その後ろにある深みが見えてこない。食の本ブームでもあるが、もう少しじっくり書き物をしてほしいおふたりではある。
1997年04月01日(火) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:食・酒




