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畑正憲
「ムツゴロウの動物交際術」

amazon以前畑さんの家で「そのマジックみたいな動物の手なづけ方をそのうち公開してください」とお願いしたら「いま書いているんですよー」とおっしゃった。あれから3年。そんな本が出たらすごいものだ、と思っていたらついに出た。
「この本では僕の企業秘密をすべて公開している」と書いているだけあってまさに秘伝の技がそこかしこ。動物とつき合うのと人間とつき合うのとはそう違いはないのだなという不思議な実感も最後にはあってなかなかに深いのであった。最後の方が少しダレルが、全体に動物とのつきあいのノウハウは世界一盛り込まれていると思う。
いま著者はテレビとかからちょっとキワモノ的に扱われているところがあるが、動物関係学においては世界でもトップクラスの知識&現場のノウハウを持っている天才。もうちょっと評価されてしかるべきである。
1999年10月01日(金) 12:00:00・リンク用URL
「ムツゴロウのどこ吹く風」

amazon日本という狭い世間からは過小評価され続けている天才、畑正憲。彼のエッセイ集だ。
何が天才ってその「生き方」「面白がり方」「科学的分析力」「真理を掴む力」などが常人とはかけ離れているし、それこそ動物に対しての理解・問題意識はもっともっと評価されるべきだろう。どうも日本人はああいう「特別な人」を認めないばかりかバカにしてしまう。失ってから気付くなよ。もうすぐ死んじゃうぞ(かなり失礼)。
あ、この本の話の話ですね。ええと、いつものエッセイです(←なんじゃそりゃ!)。
いや、だから、動物王国をめぐって起こる事件を著者の視線で解剖して快調に読ませるのだ。ただ、読みやすい分、なんというか残りにくいところがある。もっとゴリゴリ重く書いてほしいなぁ、彼には。
1998年12月01日(火) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:エッセイ
「人生上達の術」

amazonボクは著者の「術」が好きである。「ムツゴロウの青春記」を読んだ中学時代から彼の物事上達法に心酔し学んできたところがある。本質をつかみそこに到達する術を実にオリジナルに生み出す名人なのだ。
この本はそんな著者のノウハウ集と言ってもいい。アウトドア、スキューバ、釣り、乗馬、海外旅行、語学、競馬、麻雀、グルメ、ペット、ゴルフ、囲碁と、それぞれについて他人より充実した経験を誇る著者がオリジナルな「上達の術」を書いているのだから役に立たないわけがない。
が、残念なのは「紙数が少ない」ので手短すぎること。
これらすべてを語って317ページではとても足りない。ボクは彼の手短でない経験をきちんと読みたい。ここまでいろんな経験が豊富な超人はなかなかいないので、もう少し詳細に書いてほしいと(贅沢ながら)望んでしまうのだ。
1998年06月01日(月) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:エッセイ
「魔の島漂流記―ガラパゴス諸島を行く」

amazon御存知ムツゴロウさんの新作。
TVでの姿しか知らない人がほとんどなのであろうが、ボクは彼の著作とともに青春を過ごした。ムツゴロウをバカにする人は彼の「青春記」「結婚記」などを読んでからいって欲しい。と、力みつつ、今回は去年の10月にこの欄で取り上げたこともあるジェルミとの共作である。短編が交互に出てくる体裁でガラパゴスをレポートしている。
文体が全く違うだけに最初は読みにくいが途中から文章が心を通わせ合いだすのが醍醐味。テンションが双方同時に上っていく感じ。共著的な甘さもあるが、ボクは好き。
1996年09月01日(日) 12:00:00・リンク用URL




