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2006年10月

LV5「世界の果てのビートルズ」

ミカエル・ニエミ著/岩本正恵訳/新潮クレスト・ブックス/1900円

世界の果てのビートルズ    新潮クレスト・ブックス
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人口が900万人しかいないスウェーデンで75万部売れたというベストセラー。

素晴らしかった。短編の積み重ねで綴って行く自伝的小説なのだが、そのリアリティと小説的ジャンプとのバランスが良く、自伝のくせに先行きが想像つかないのだ。プロローグ、そして最初の三章を読んで、一回本を閉じた。これは読者自身の想像力を試される本でもある。電車とかで読むのはもったいない。どこか旅先でゆっくり読みたい感じ(まぁ家のベッドで大事に読んだのだけど)。

それにしても活き活きと描かれる村の生活の魅力的なことよ。
フィンランド国境に近いド田舎の村パヤラ。世界の果て。そこで暮らすヘンテコな男たち女たち。少年が起こす事件の数々。サウナと酒と衝撃的体験としてのロックンロール。いまやパヤラはこの本のおかげでちょっとした観光地らしいが、それもわかる。是非とも景色や空気感を共有してみたくなるほどだ。

ちなみに原題ではビートルズではなくて「ポピュラーミュージック」と書いてある(Popularmusik fran Vittula)。でも邦題もなんか詩的でなかなか良いかも。

2006年10月01日(日) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:小説(海外) , 自伝・評伝

LV3「成功者の告白」

神田昌典著/講談社+α文庫/781円

成功者の告白―5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語
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副題は「5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語」。
あるトップ漫画家さんが薦めているのをどこかで読み、なんとなく買った本。この手のノウハウ本はあまり読まないので最初は戸惑いがあったが、至極真っ当な内容だった。

著者がコンサルのために1万人以上の経営者にあった結果導き出された「成功のパターン」「失敗のパターン」を元に、ある普通のサラリーマンが独立して成功するまでを小説化した物語なのだが、どんなデータを元にパターン化を読み取ったかの根拠がないためにどうしても眉唾っぽいのがこの本の最大の弱点。裏付けがないのに裏付けがある風に書いたら、そりゃ眉唾っぽく読めるのも仕方がない。プロローグやエピローグでそういう箔つけをしすぎたのはちょっと逆効果だったと思う。

内容的にはなかなか頷けるもので、実際いくつか自分の人生に取り入れたいと思わされた。会社を経営している人、これから独立したい人、経営で行き詰まっている人、などにはヒントがたくさんもらえるいい本だと思う。

2006年10月01日(日) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:経済・ビジネス , 雑学・その他

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