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ジェフリー・ディーヴァー

LV0「死を誘うロケ地」

ジェフリー・ディーヴァー著/飛田野裕子訳/ハヤカワ・ミステリ文庫/680円

死を誘うロケ地
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「ボーンコレクター」の著者のずいぶん前の作品。

本棚に死蔵されていたものだが、「ボーンコレクター」が面白かったから読んだみた…が、うーん、大化けする前の桐野夏生を読んでいる時に感じるような、なんだかいたたまれない感じが漂う。なんだか完成度が低い、というよりも、主人公を最後まで魅力的に思えなかったのが一番の問題であろう。

映画のロケーションハンティング業自体を取り上げたのは面白かったが、その世界をそれなりに知っているボクですらどうしてものめりこめなかった。どうしてかな。やっぱり主人公の書き込みが特に前半部で足りないせいだと思う。んでもって、のめりこめないうちに殺人がおこってしまったのも敗因かもしれない。わりと時間の無駄だった作品。

2000年03月01日(水) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:ミステリー

LV5「ボーン・コレクター」

ジェフリー・ディーヴァー著/池田真紀子訳/文藝春秋/1857円

ボーン・コレクター
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去年の海外ミステリー物のベスト1を総なめした感があるこの本、なんとなく怖そうだったから敬遠していたのだが、読んでみたらちゃんとした正統ミステリーでした。

いやまぁ怖いことは怖いんだけど、想像していたスプラッター的怖さではなくてホッ。全体に登場人物のキャラがそれぞれ深く掘り下げられていて見事だし、ストーリーも練りに練られているし、どんでん返しも鮮やかだし、ベスト1を総なめするのも理解できる。ま、めちゃめちゃすげーとは思わなかったけど、誰にでも安心して推薦できる良質ミステリーだ。

主人公的役割のハリー・ライムは四肢麻痺で左手の薬指一本しか動かないという設定。
ここで「うーん、障害者ものかぁ」と敬遠するなかれ。彼は障害者主役にありがちな人格者として書かれていない。いまひとつカタルシスまで持っていけなかったのが残念だが、欠点が多い普通の人として描かれる。いやむしろ健常者よりも性格的欠点が多いくらい。こういう主人公を設定してストーリーを進めるのは並みの筆力ではできないだろう。また現代科学捜査についての記述も詳細でそれはそれで面白い。

著者の名前を見てどこかで見たことがあると思い本棚をあさってみたら「死を誘うロケ地」という本が出てきた。つん読状態でまだ読んでないが、早速読んでみよう。CMを生業にしている身にはめちゃめちゃ不吉な題名なのだが・・・。

2000年02月01日(火) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:ミステリー

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