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佐藤雅彦

LV5「毎月新聞」

佐藤雅彦著/毎日新聞社/1300円

毎月新聞
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まぁなんつうか、サスガですね。
毎日新聞で連載しているときから読んではいたが、こうしてまとめるとまた面白い。新聞という形式を借りたエッセイ集なのだが、形式が新聞(ニュース媒体)であることをちゃんと計算に入れた構成で飽きさせない。相変わらずの知能犯ぶり。社会に対する視点の新しさや理系的実験(三角形の内角の和とか)の楽しさはこの著者独自のものだなぁ。
そのうえ最近は知能犯的部分だけでなくブンガク的な部分も出てきて、なかなか泣ける回(「真夏の葬儀」)もある。「ねっとのおやつ」や「日本のスイッチ」みたいな別企画の発想が生まれる様も見えたりして、いろいろ面白いのである。

マジでうまいなぁと思うのは「こういう発想だったらボクでも出来るかも♪」と読者がギリギリ競えるバランスで止めておいているところ。この人の本質はこういうバランス感覚なのだろうと思う。

2003年07月01日(火) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:エッセイ , 時事・政治・国際

LV5「経済ってそういうことだったのか会議」

佐藤雅彦・竹中平蔵著/日本経済新聞社/1500円

経済ってそういうことだったのか会議
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有名CMプランナーにして「だんご三兄弟」の作者である佐藤雅彦は「仕掛け」が非常にうまい知能犯。この本でも「大学を出てサラリーマンもやったけど、結局、経済ってよくわかんない」というスタンスを明確にして、とっても身近で平明な例をひきつつ、経済とはどういうことなのかを解き明かしていく。応えるのは竹中平蔵。これまた頭の固い経済学者に爪の垢を煎じて飲ませてあげたいくらい平明に佐藤の質問に答えていく。

題名もいい。装丁も素敵。内容は実にわかりやすい。かといっていわゆる「サルにもわかる」的うざったさもない。ある程度の知力を前提として書かれているあたりのバランス感が見事なのだ。
こういったややこしいことの質問者として佐藤雅彦ほどの適任者はいまの日本にはいないのかもしれない。西原理恵子もある意味一人者だが、ちょっとサルに偏りすぎる。彼にもっといろんなものの不思議を解いていって欲しい、と、ちょっと他力本願に思ったりするボクは怠け者です、はい。

2000年05月01日(月) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:対談 , 評論 , 経済・ビジネス

LV3「クリック」

佐藤雅彦著/講談社/1300円

クリック―佐藤雅彦 超・短編集
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超売れっこCMプランナーである著者の初・超・短編集。
CMというのは15秒30秒の勝負ゆえ、著者にとっての表現法として「超・短編集」はうってつけであったろう。63編それぞれに小さな発見をちりばめてあっておもしろい。映像的お遊びを活字でやってみた、という趣のものも多い。
が、ちょっと玉石混合でもある。音楽がのったり映像がのったりしたら面白いんだろうけどなぁ…が多いのだ。でも読者の脳みそをちょっと刺激(クリック)する素材集としては良く出来ていると思う。たぶんそういう目的で作られていると思うし。

1998年05月01日(金) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:小説(日本)

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