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齋藤孝

LV1「理想の国語教科書」

齋藤孝著/文藝春秋/1238円

理想の国語教科書
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昔、国語の教科書を読むのが大好きだったボクは、4月にはその年に習う文章をすべて読んでしまって、残りの11ヶ月を限りない欲求不満とともに過ごした記憶がある。
そんなボクにとって、「声に出して読みたい日本語」を大ベストセラーにした著者が選んだ、教科書に取り上げたい名文の集大成であるこの本は実に興味深いものである。期待して読んだ。全編ふりがな付きであり、一学期、二学期と章分けもしてあり、小学生にも読ませられる構成になっている。丁寧な編集だ。

ま、名文を読む作業は楽しかった。
でもこれらが本当に最高レベルの日本語なのかは非常に疑問が残る。かなり一般的すぎる選択だ。もちろん教科書であるから名文を読ませつつ文豪などの存在を教えたり子どもの倫理観などに影響を及ぼす名作を選ぶ必要はあるが、新たに世にプレゼンするのだから独自の視点で「これぞ名文」を発掘して提出してほしかった。
また、イマの作家を正面切って取り上げる必要はないのか。明治の作家中心で本当にいいのか。最高レベルの日本語はそこにしかないのか。そして「野口シカ」の手紙はそこに入るのか(感動的ではあるが教科書としてどうなのか)。などなど、疑問はいろいろ残る。作品の選び方がとってもありきたりだと思うのだ。残念。また、著者による解説がつまらないこともちょっと不満。

2002年07月01日(月) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:教育・環境・福祉 , 児童・ティーンズ

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