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久住昌之

LV5「馬鹿でよかった」

久住昌之著/演劇ぶっく社/1500円

馬鹿でよかった
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いいなぁ、この本。
なんじゃろう、単に「この本、好き」で書評を終わりたい気分。不便を不便と感じることがアイデアの元である、みたいな言葉があるけど、なんというか著者は誰もが普段そう感じながらも見逃しているそういう小さな小さな感情を逃さず表現していく。その観察力、バカ正直さ、想像力が素晴らしい。そして読者を共感の渦に巻き込んでいくその技術も(さりげなく)素晴らしい。

この本を「ぼくは静かに揺れ動く」の後に読んだのだが、「ぼくは静かに揺れ動く」がどうにもうざったいのは「馬鹿でよかった」と違って読者を信用しないで説明しすぎるところなんだろうな。そう。つまり「馬鹿でよかった」は読者を信用してのびのびと意識の流れを書いているのだ。その信用の仕方と著者自身の自信が素晴らしい。その自信の持ちようこそ「馬鹿」じゃないと出来ないこと。うーん、著者が馬鹿でよかった。はは。いいなぁ、この本。

2000年12月01日(金) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:エッセイ

LV3「孤独のグルメ」

久住昌之原作/谷口ジロー作画/扶桑社/1143円

孤独のグルメ
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漫画である。
主人公がいろんな場所で「何食おうかなぁ」とふらりと街の安飯屋に入る、それだけの物語だが、意外と面白かった。というかものすごくボクの気分に近かった。わりと出張が多く、いろんな街で昼時を迎えることが多いボクだが、一人で飯屋にはいるのがまったく苦にならないどころかどっちかというと好き。そして、その、店がなかなか決まらない「腹はすっからかん、心は宙ぶらりん」の感じ、そのどうにも解決できない突然な食欲、そのなにからも自由な気分、そしてその奥底から癒される感じ……。それらのすべてにとても共感できた。

ストーリー自体たいしたことないので共感もてない人にはつまらないだろうが、こういう「漫画エッセイ」はこれから増えていくんではないかな。空気感がとてもいい佳作。

1998年03月01日(日) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:漫画 , 食・酒

LV5「脳天観光」

久住昌之・加藤総夫著/扶桑社文庫/680円

脳天観光
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真の意味で聡明な知性に難解なことを語らせてみたら、こんなに平明なものになりました、の見本。

地球最後の秘境「脳」がこんなに面白く優しく深くわかっていいのか、とつぶやきながら読んだ。
「頭がいい人」というのはこの著者たち(特に学者・加藤総夫)のような人を指すのだと思う。こんな学者がいるならまだニホンも大丈夫。知的エンターティメントとしても科学啓蒙の書としても満点なる名著。

1997年04月01日(火) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:科学

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