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木村龍治

LV2「自然をつかむ7話」

木村龍治著/岩波ジュニア新書/740円

自然をつかむ7話
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以前ムツゴロウさんが「佐藤さん、私このごろ、いろんなものがどんどん結びついてきましてね」と語ったことがある。日常の些細なことと生物学者的研究と動物の行動と経済と政治と犯罪と教育と……世界で起こる様々な事象がすべてつながって感じられるようになった、というのである。

海洋研究所所長を経て初代気象予報士会会長でもある著者が書いたこの本をひと言でいうとそういうことかなぁと思う。
著者の学者的視点が、趣味や日常の些細な出来事・疑問に結びついて1話をなしている。そういうのが7話入っている本なのだ。著者は「日常のなにげない事件から話を始めて、ふつうの人には思いつかないような点に目をつけ、話を大きくふくらます」寺田寅彦の手法をまねた、と本の中で書いているが、まさにそれ。そういう本が面白くないわけがない。わけがない。わけがないのだが、ちょっと平易さと魅力に欠けるんだよなぁ(がくっ)。雑談レベルの日常の出来事の描写が魅力的じゃないのだ、残念ながら。惜しいなぁ。岩波ジュニア新書なので、そこらへんは特に大事なはず。惜しいのだ。

2003年07月01日(火) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:科学 , エッセイ

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