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加藤嶺夫

LV3「東京 消えた街角」

加藤嶺夫著/河出書房新社/2500円

東京 消えた街角
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写真集である。東京23区の昔の街角写真をいっぱい掲載している。ざっと見て昭和40年代の写真が多いだろうか。ちゃんと何丁目何番まで撮った場所が載っているので、イマの風景と比較することは可能だ。そういう意味で、東京に住んでいる人には立ち読みするだけでも面白い資料であろうし、昔の東京を知っている人には懐かしくて時間を忘れる写真集である。

ボクは昭和36年に東京の大森で生まれ、その後24年間東京に暮らした(一時保土ヶ谷)。
昭和40年代後半の東京ならその匂いや空気を昨日のことのように覚えている。だから大変楽しんだ。著者は専門のカメラマンではなく単に趣味として撮り続けていたようだが、そのうまいような下手なようななんとも微妙な構図が逆に記憶の不確かさと重なってとても不思議な効果を及ぼしている。こういう回顧趣味的写真集はいっぱいあるが、その中でもなんとなく好ましい一冊。

1999年12月01日(水) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:写真集・イラスト集

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