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太田和彦
「日本の居酒屋をゆく~疾風篇」

amazon「ニッポン居酒屋放浪記」の続編みたいな感じである。
もう居酒屋紀行として定着した感があるが、相変わらず臨場感豊かで一緒に旅をしているような感じだ。
ただ、単に居酒屋に飲みに行くだけの旅であるだけに、こう巻が多くなってくるとそれぞれの土地の違い、店の違いが読んでいる側からは眺めにくくなってくる。居酒屋という一幕ものの積み重ねなので、飽きが来ないと言えば嘘になるのだ。このままこの手で行くかどうかを再考するべき時期なのか。いや、まだもうちょっと読みたいかな。微妙に迷う。そんな感じ。
1998年07月01日(水) 12:00:00・リンク用URL
「ニッポン居酒屋放浪記」

amazon著者による「居酒屋大全」「精選・東京の居酒屋」に続く三部作完結編。完結編と言っても別に完結しているわけではないが。
ウェットで格調ある文体を持つ居酒屋探訪記の巨匠は健在である。
今回は地方での飛び込み取材を敢行しているがその「鼻」は相変わらず絶好調。一緒にぴたっと来る居酒屋を探している気分になり、なかなかスリリングだ。いい居酒屋を探しいい時間を過ごす旅。これが人生と重なって見えてくるところがこの著者と「グルメ評論家」の違い。文体と姿勢と人生観の違いである。
1997年04月01日(火) 12:00:00・リンク用URL




