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李元馥

LV5「コミック韓国 コリア驚いた!」

李元馥著/朝日出版社/1500円

コミック韓国
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韓国で通算500万部売れている教養マンガの邦訳にして最新刊で、世界の国々を韓国人のためにわかりやすく解いていったシリーズの最終巻。

いよいよ著者の母国、韓国を取り上げている。相変わらずこの題名で通すんかい!とぼやいてしまうのだが、前作「コリア驚いた! 韓国から見たニッポン」に続き、今作も非常に楽しく非常に頭がクリアになる出来だ。母国の分析ということでかなり肩に力が入っている部分はあるが、半島国韓国の地政学的特質と歴史から国民性を明らかにし、イイトコロとワルイトコロをしっかり描き、将来への展望を説いている内容はかなりハイブロウ。とはいえマンガだから、それがスラスラ頭に入ってくる。今回はマンガ本来の大きな版形で出してくれたのでより読みやすくなった。

W杯共催で近しくなったようでいて、あの独特の熱狂具合に「やっぱり根本から違う国なんだぁ」と思わされた遠い国、韓国。そのトコトン熱狂する国民性の秘密が実にクリアに説明されている。韓国について「同じような顔しているのになんでこういろいろ違うのだろう」と不思議に思っていた部分がほとんど解きほぐされると言ってもいい。W杯共催後の今だからこそ、ぜひともお薦めしたい韓国理解本である。

2002年08月01日(木) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:時事・政治・国際 , 漫画

LV5「コリア驚いた! 韓国から見たニッポン」

李元馥著/松田和夫・申明浩訳/朝日出版社/1500円

コリア驚いた!韓国から見たニッポン
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韓国の大ベストセラー漫画シリーズ「遠い国・近い国」の第7巻である。
あとの6巻は未邦訳。著者のイ・ウォンボクは漫画家でもあるが大学教授でもあり、また有名なデザイナーでもあり、韓国を代表する知性とも言われている異色の人。このシリーズは、外国の事情を鋭くも易しく漫画で読み解いたもので、待望された「近い国・日本」解読である第7巻も2001年4月の時点で60万部出ているらしい。

一読、目からウロコが数十枚落ちた。
韓国民用に書かれているだけあって、韓国民の愛憎入りまざった対日本意識に気を使いつつの展開であるが、平明な知性で語られるその日本論は西欧から見た日本論しか読んでいないボク(もしくは大半の日本人)には新鮮で妙に納得が行くことばかり。そして日本との比較として取り上げられる韓国の現状や歴史、国民性なども、とっても新鮮でわかりやすい。日本を解きながらの韓国論でもあるので、我々にも異様にわかりやすいのである。

島国論から説き明かす日本論はわりとありがちだが、それが「日本の7つの成功の理由」にきちんとつながっていき、その7つの理由がそのまま「現在の苦悩の理由」につながるその展開は見事。細部もとてもよく思考されていて、この著者の半端ではない日本理解の深さ(もしくは直感力の鋭さ)をうかがわせる。オタク論とかも実にしっかりしていて、いろいろ教えられちゃったり。

ギャグの質は日本的にはちょっと古いが、啓蒙系の漫画としてはバランスのいいもの。訳者がつけた(であろう)邦題がキワモノっぽいのが玉に瑕だが、オススメ本である。著者としては1巻〜6巻の西欧編の方が自信があるらしいが、それらを書くことで培った広い視野がこの日本論を深くしているのだと思う。このシリーズすべてを是非邦訳して欲しいと願ってやまない。マジで読みたい。

2002年01月01日(火) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:漫画 , 時事・政治・国際

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