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青木るえか
「主婦は踊る」

amazon「主婦でスミマセン」の続編。
あら〜前作よりパワーダウンかなぁと感じつつ前半を読み終わり、あぁ主婦日記かぁ…ありがちかもなぁと中盤を読み終わり、そそくさと終盤にさしかかったのだが、この終盤で大逆転大スマッシュが待っていたとは!
「主婦と情熱」と銘打たれたその章は、涙と笑いが詰まっている傑作であった。
OSK(大阪松竹歌劇団)に雪崩を打って嵌りこんでいくその様たるや、なんつうかSFファンタジーみたいであった。浮世離れと自分でも思いつつリアルに恋愛していくダメ主婦るえか。あぁ笑った。というか泣いた。著者には会ったことないが、もう3年分くらい会った気になった。おもしろし。
ちなみに、OSKは今年5月で解散。81年の歴史に幕を閉じた。著者は存続運動のボランティアをやっているようだが、その後どうなったのだろう。自力公演の話も書いてあるが…。笑って泣いただけに、他人事ではない感じ(笑)。
2003年09月01日(月) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:エッセイ
「主婦でスミマセン」

amazonわかりやすく説明すると「史上最弱なるダメ主婦のダメダメな日常を赤裸々に書いた爆笑エッセイ」ということになるのだろうか。
解説もそんな感じで書いてある。が、どちらかというとそのダメぶりで笑わせる(共感を得る)というよりは、「ダメ主婦が開き直って史上最強を手に入れた!」というイメージに近いかなぁ。なんというか、ここまでダメだと逆に強いよなぁと思わせる毎日を送っている著者の日常ルポなのだ。はっきり言っておもしろい。書いている内容もおもしろいが文章がまたおもしろい。軽妙かつのんびり、そして深淵(←深遠ではない)。この淵にはあまり近寄りたくないが、淵の深さだけはわかる、底に豊かなものがあるのもわかる、みたいな感じ。
で、この本を読み終わる頃には「ダメって何?」とみんなきっと思っているだろう。世間体とか常識とか清潔とかって一体何? 実に些末で、まったく本質に関係ないことではないか。どうしてそんなことに汲々として生きているのだろう?と不思議になる。そういう意味で、著者は自分を(世間常識的に)貶めることで、ボクたちに本質を見る勇気を与えてくれている。381円でそれが買える。るえか。すばらしい。
2003年02月01日(土) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:エッセイ




