演劇などの舞台
法事の意味
2009年03月09日(月) 8:01:33
昨晩の「情熱大陸」(TEAM NACS)、舞台を観たばかりの人間にとっては異様に面白かった。
しかし大泉脚本、超ギリギリの上がりだったんだなぁ。公演初日9日前にモリと飲んだけど、そのときのモリのピリピリ具合の裏側がよくわかった。こりゃ胃が痛いわ(笑) というか、初日の模様が放映されていたけど、そこでのラストとボクが観たラストが違う。初日からずいぶん手を入れたみたいだな。いつ最終完成するのだろう。
昨日の日曜は法事だった。
母方の祖父の十三回忌と祖母の三回忌を兼ね、親戚が横浜に集まった。
若い頃は法事なんて意味ねえと思っていた。ご先祖を敬う気持ちは人一倍ある方だとは思うが、この忙しいのに別に親戚が集まって弁当食ったりビール飲んだりしなくてもいいじゃんと思っていた。各自が仏前で祈ればいいことだし、儀式も形式的なものだと思ったし、親戚のオジサンとかとビール飲むために半日つぶれるのももったいないとか思っていた。
でも、このくらいの年齢になると法事の大切さがわかってくる。
儀式としての大切さではなく、なんというか「集まって故人のことを強制的に思い出す」という「時間」が大切で貴重な感じがわかってくる。お寺やお坊さんや儀式や弁当やビールはその小道具として存在するだけ。儀式とか儀礼の意味って「わざわざそういう時間を共有するための理由づくり」だったんだ、みたいなこと。
若いころはまったくそっちの意味に気づかず、ただただ退屈に思っていた。
いや、「強制的に思い出す」ということの大切さは理解していたかな。でもそれは個人個人がすればいいことだと思っていた。でも、故人を愛する人々が集まらないと発生しない「想念」みたいなものってあるんだな。そんなことを思った休日。
TEAM NACS「下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。」観劇
2009年03月08日(日) 21:11:17
TEAM NACS 第13回公演「下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。」東京公演を観てきた。@池袋サンシャイン劇場
前回の2007年公演「HONOR」(名作)までは森崎博之の脚本・演出だったが、これは大泉洋初脚本・演出の舞台となる。オムニバス映画「N43°」でメンバー5人のいい意味でのバラバラさが明らかになったこの人気劇団。大泉洋の本を得て、また違った展開が見えてきた。個人的には一緒にNYにミュージカル観劇旅行に行ったモリ(森崎博之)の脚本・演出の成長を見たかったところだけど、大泉洋の秀逸なコント劇もまた良し。
コント劇と書いたが、全体はよく練られた人情ものの脚本である。実際ラストで泣いている人も多かった。ただ前半のお笑い系展開があまりに面白く印象的だったし、テンポの良さを含めて大泉脚本の良さはやはりコントかなぁ。モリの壮大で熱い脚本に大泉の軽妙なコント部分が合体するとNACSはもっと面白くなるかもなぁとか勝手なことを思った。
うん。やっぱり前半が気に入った。腹よじって笑ったわ。
5人のキャラが最大限笑える方向に活かされていた。安田顕の衝撃の(?)オープニング、音尾琢真・森崎博之・戸次重幸の一人二役、大泉洋のさすがの笑わせなど、みんな本当に達者だった。
モリのセリフが異様に多く、知り合いとしては「いつ噛むか」ドキドキ状態だったが、でもほとんどミスなく乗りきった模様。モリ曰く「いやぁ〜、いつもはボクの脚本・演出だからボクのセリフは少ないんですよ。でも今回は洋ちゃんの本で、洋ちゃんが気を遣って『いつもセリフの少ないリーダーにセリフを多く』ってしてくれたんだけど、余計なお世話だっつーの!」だって。確かにセリフはかなり多かったし、かなり早口で詰め込んでた。あまり説明をしない森崎脚本に比べて、大泉脚本は説明をしすぎるところがあるかも。
後半は音尾琢真の達者な演技に引っ張られてわりと締まった展開。泣いていた人も多かった。
音尾琢真、この前の映画の監督ぶりでも驚いたけど、役者としてもかなりいい。もう少し年齢を重ねると実にいい個性派俳優になるかもしれない。
というか、5人とも、どんどん有名になってきていて、それをファンが心から喜んでいる感じがあって、舞台上と客席の一体感が素晴らしかった。まぁ逆に言うと5人のキャラを把握しているファンでないとわからない(笑えない)部分も多く、NACS初心者が観たらどうなんだろうという場面もちょこちょこ見受けられたけどね。そこは良し悪し。ファンを大切にするNACSとしてはこれでいいのだと思う。その辺、いい意味でのマイナーさをずっと持ち続けて欲しい部分でもある。
なんだか全体に「ドリフ」を思いながら見ていた。
セットの壊れ方とかほとんど「8時だョ! 全員集合」だったし、ドリフもNACSも5人ということもある。モリがいかりや長介で大泉洋が加藤茶。ヤスケンが志村かなぁ。そうなると戸次が仲本工事で音尾が荒井注かなぁ(高木ブーはいない)。ま、無理矢理あてはめても意味ないし、本質はドリフと全然違うんだけど、いまこういう個性バラバラの5人ユニットって他にいないから、わりと貴重な集団になっていくかも、とか思ったな。こういうバランスの5人ってわりと奇跡的だと思う。
今夜、タイミングがいいことに、「情熱大陸」がTEAM NACSを取り上げる。この舞台が出来上がるまでを追うようである。番宣によると「大泉洋が全国公演では初めて脚本・演出を手がけることになった。ところが、『最後にどうしてもお客さんを泣かせたい』とこだわり続けた大泉に、アイデアが降臨しない。ギリギリまで完成しない大泉の脚本にメンバーの苛立ちが隠せなくなってきた。」とか書いてある。面白そう! 要チェック!
誕生日 & 7刷
2009年03月07日(土) 15:44:40
昨日は娘の誕生日にして結婚記念日。娘が14歳ということは、結婚して15年目ということになる。ちょっとした年月だ。
今年の誕生日プレゼントはモノではなく、「ミラコスタ&ネズミー・シー」だったのだが、まぁ当日何もないのも何である、ということで、昨晩はTEAM NACS公演「下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。」を観に行ってきた。感想は明日にでも。ひと言で言うと「すげー面白かった!」である。特に前半の笑わしは最高だった。というか、基本はコント系。特にそれぞれのキャラをわかっているNACSファンには異様に楽しめるものに仕上がっていた。つまりは娘、大喜び。
で、終演後、楽屋にモリを訪ねる。
そこでヤスケン以外のTEAM NACSメンバーに会え(ヤスケンはあっという間に帰っちゃうことが多いらしい:笑)、狂喜する娘。まぁこれが一番のプレゼントかも。いい思い出になっただろう。
ついでにボクにもイイコトが。
拙著「明日の広告」7刷が決定しました。これも皆様のおかげです。ありがとうございます。5刷から6刷までは意外とかかったのに、6刷から7刷は早かったなぁ。じわりじわりと売れてます。ありがとうございます。
今日の土曜日は「仕事集中デイ」と決めて、朝からガシガシやっているんだけど、途中で煮詰まって苦しんでいる最中。うぅ。おまけにTRANSMOVERなんてネットゲームにはまってやってしまっている。くそぅ。間に合わねぇ。しかも確定申告もやらねばならぬ。まいったな。
平田オリザ作「ヤルタ会談」観劇
2009年02月25日(水) 12:15:52
おとといになるが、憲政記念館で演劇「ヤルタ会談」を観た。
超党派議員有志を中心に発起人が集まり、開催が実現したもの。友人の参議院議員に誘われて参加した。
小さな会議室が会場だったのだが、大御所議員や若手議員をはじめ、学生さんまでいろんな立場の人が参加していて面白い雰囲気だった。
よく思うのだけど、議員って直に話すととてもいい人が多いし、精力的に動いているし、意外とクリーンだし、見方が変わる。演説になるとどうにもうさんくさい部分があるけど、普段は本当に普通の感覚をもって少しでも世の中を良くしようと動いている人が多い。特に権力に染まっていない若手はそう。その情熱は(普段問題意識薄く生きている自分には)まぶしいほどである。「議員=ダーティで裏がある」というレッテルを貼りがちだが、そうでない若手も多いことにもっとみんなが気づくと政治への印象も変わるのだけどなぁ。選挙活動以外の場所でもっと議員と接する機会が増えるみたいなことが、意外と政治意識改革につながる気がする。ネットってもっと上手に活用できないものか。
で、「ヤルタ会談」。
平田オリザ脚本のたった30分の演劇。出演者もたった3人。スターリン役(松田弘子)とルーズベルト役(高橋緑)とチャーチル役(島田曜蔵)。スターリンとルーズベルトが女性だよ(笑)。でもって本音トークでわいわい言い合うのだけど、これが面白い。
「で、どうなの? ソビエト軍はいつ頃ドイツに本格的に入ってくるわけ?」
「ま、来月中かな?」
「え、そんなに早く?」
「まあね」
「へー、そうするとベルリンまですぐって感じかな?」
「いやいや、ドイツ軍の抵抗がね、どの程度なのか…、ポーランドも大変だったしね」
「とはいえさ」
「とはいえじゃなくてさ、だいたいアメリカさんはいつも無責任すぎるんだよ」
「そんなこと言ってもさ、大変なんだよ、日本はまだまだ気が狂ってるしさ」
「あ、日本っていまどうなってるの?」
「そんな他人事みたいな言い方しないでよ。ソ連はいつ参戦してくれるのよ」
「いや、だから、ソ日中立条約ってのがあってさー」
「ロシア人が条約守ったことあったっけ?」
「なに!」
「まぁまぁまぁ」
みたいな爆裂トークで、たった3国で第二次世界大戦後の世界地図を適当に決めてってる様子が描かれていくのである。
いや、よく出来ている。
実際にこうだったのかもと思わせるほどリアリティがある部分と、上手にデフォルメされている部分と、平田オリザによる問題提起な部分がバランス良く織り込んであり、頭の中で史実がクリアに整理されると同時に「権力者たちの普通の感情」に寄り添える。そしてどんな政治も「ヒト」が行っているという当たり前なことに気がついていく。
こういう「異化」こそ芸術の役割なんだなぁと再確認した感じ。平たく言うと、日常に埋もれてしまいがちな「他者の存在と痛み」に気づく「目」になってあげること、かな。難しくややこしい政治と権力の駆け引きを異化してわかりやすく提示し、観ているヒトに新しい視点を与える。そういう意味で演劇「ヤルタ会談」は大変すぐれた芸術であった。
また、西洋のややこしい題材をアジア人が描いていることにも意味がある。日本での上演よりも海外での上演の方が多いようだけど、海外でもとても受けているそうだ。アジア人だからこそ描け、理解される部分もあるのだと思う。アジアの芸術家の役割、という新たな視点をもらった感じ。
観劇後、平田オリザさんを中心にパネル・ディスカッションがあった(彼はこの上演のためにパリから前日に帰国して、また翌日パリに帰ったらしい)。
コメンテイターとしてたまにテレビに出ている劇作家、みたいな印象しかなかったけど、平田オリザっていう人の知と姿勢とビジョンにちょっと感動した。自分の役割と目的、ゴール・イメージまでクリアに系統だって整理されている人、という印象。特に教育に対する志の高さと問題意識は大変刺激になった。
第一次産業向け人材を育てる教育しかしてこなかった日本に、コミュニケーション・ティーチャー(ドラマ・ティーチャー)的なものを導入していくというビジョンにも共感した。この辺、自分の中でもう少しゆっくり消化してみたい。さっそく彼の著作「芸術立国論」を読んでみよう。楽しい知の刺激。久しぶりな感覚。
が〜まるちょば JAPAN TOUR 2009 ゲネプロ
2009年02月11日(水) 19:44:08
ある方からお誘いを受け、「が〜まるちょば」の「サイレント・コメディ JAPAN TOUR 2009」の公開ゲネプロを観てきた。ゲネプロとは演劇用語ですね。本番さながらの最終全体リハーサルのこと。初日直前にやることが多い。「が〜まるちょば」のこのツアーは今日2/11から4/30まで全国で行われる(スケジュールはこちら)。十周年にして初の全国縦断ツアー。その前日ゲネプロである。
が〜まるちょばを生で観るのは2回目(前回はこの日)。
最近テレビにもちょくちょく紹介されているのでさすがに知っている人は増えたと思うけど、いまや世界を代表するパントマイム・コンビである。大きな賞などももらっていて、日本より世界での方がずっと有名。現にこのツアーの直後にNY公演も決まっている(5/7〜24 The New Victory Theater)。このシアター、42ndストリートだからまさにオン・ブロードウェイ。堂々たるものである。
前回と同じく、大道芸ネタのオープニングから。
何度観ても笑える質の高いパントマイム。ゲネプロなので客は少なかったが(関係者とプレスのみ)、きっちり客イジリもあった。でも「舞台上に出されちゃいそうで」落ち着いて観られないのが難。まぁそれも狙いなのだけど。
そして短編4つ。「やかん」「催眠術師」「白い男」「THE TARAI」。
「やかん」が良かったなぁ。可愛い。
で、休憩をはさんで長編の「街の灯」。
チャップリンの名作の「が〜版」であるのだが、これが傑作だった。洒落たオープニングといい、途中の時間経過の表現法といい、スローモーションの見せ場といい、ラストの抑えた演技といい、素晴らしい。ラストなんか泣かせる泣かせる。圧巻であった。敢えて言えばカーチェイスのところが少し冗長だったか。でも公演が続いている間にこの辺のバランスはどんどんとれていくのだろう。
この「街の灯」を長編に選んだ経緯は、パンフレットでHIRO-PON(右の黄色モヒカンの方)が語っていることを読むとわかる。パントマイムとは見えない壁や綱引きとかだけでなく、演技そのものなのだな。演技の技術ではなくて、演技から導き出される感動そのもの。そこに敢えて挑戦しているこの長編こそ、今回の白眉だと思う。
このプログラムのまま、NYでもやるのだろうと思う。ノンバーバル(言葉がいらない)コミュニケーションなので、このまま外国人にも伝わるのが強い。彼らが世界で闘っていることを誇りに思う。
誘ってくださったOさん、本当にありがとう。
「風が強く吹いている」観劇
2009年01月16日(金) 8:34:59
三浦しをん原作の舞台化「風が強く吹いている」を見てきた。@ル・テアトル銀座
東京公演は18日まで。その後、富山、愛知、宮城、大阪、福岡などを回って2/13までやるみたい。とりあえず駅伝好きや陸上好き、経験者、市民ランナーなどは観て損がない舞台。いや、走るのに興味がない人でも楽しめるな。事実ボクがそうだし。実はぜんっぜん期待せず観に行ったのだが、とても良い舞台だった。泣いている人も多かった。客席は7割の入りだったからまだまだチケットは手に入ると思う。
題材は、今年初めてじっくり観戦して初めて沿道応援にも行った箱根駅伝。
お誘いを受けたのも何かの縁。いままで自分の人生に全く関係なかった箱根駅伝が、今年になってたった2週間で急に「自分ごと」になったなぁ。もう目が離せない感じ。原作もすぐ読もう。駅伝ファンには定番本らしい(映画化もされるらしい)。
脚本(鈴木哲也)と演出(鈴木裕美)が上手。3時間の長丁場なのだけど、途中全く飽きさせない。
駅伝に縁もゆかりもない素人たち10人がひょんなことから箱根を目指すことになり、それぞれに悩みや過去をかかえながら練習し、記録会や予選会をぎりぎりクリアして箱根駅伝に出場を果たし、本番でも大健闘するというベタなストーリー。でもベタって泣けるよね。
駅伝の舞台化ってどうやるんだろと思ってたけど、終盤までは昭和的なオンボロ寮が舞台で、人間模様をいろいろ描ききり、このままラストまで行くのかなと思ったら、終盤の1時間でセットが替わって走る孤独を感じさせる暗い舞台になった。ルームランナーを利用した駅伝場面。背景にランナーのシルエットを映し出しつつ、舞台中央でルームランナー上を正面向いて走るランナー。それを支えるように集う各中継所で待機する他のランナーたち。それぞれの想いが襷でつながっていく。シンプルで美しい舞台だった。ちょっとコーラスラインを思い出させるような演出で上手に10人の想いが描けていた。
出演俳優は若手ばかり。
まぁ大学生10人がそれぞれ主人公みたいなものだし(駅伝は10区走るので、ランナーだけで10人必要)、若手が多いのは当たり前なんだけど、見分けがつくようになるまで1時間かかった(笑)。登場人物多いからなぁ。
主演は黄川田将也。そして和田正人。あとは渋江譲二、高木万平、高木心平、松本慎也、荒木宏文、鍛治直人、瀧川英次、粕谷吉洋、デイビット矢野、伊藤高史、樋渡真司、近野成美、花王おさむ。どの人もこの人も熱演。若手ばっかりで大丈夫かなと思ったけど、セリフも多い長丁場をよくぞ乗りきったと拍手を送りたい。一人二役の樋渡真司と花王おさむも渋く支えた。
昔、映画「ロッキー」を初めて観た後、映画館を出ながら「よし走るぞ!」と誓ったっけな。仕事がこんな状態じゃなければ、観劇後「よし走るぞ!」と誓ったかもしれない。とか思った。とりあえず長距離が走ってみたくなる舞台であった。教えてくれた市民ランナーのYさん。どうもありがとう。
満員劇場御礼座2008「踊る職員室」
2008年12月15日(月) 6:30:39
ということで、土曜に観た満員劇場御礼座「踊る職員室」の感想を。
ここ数年続いたオムニバス形式ではなく、2時間の長編もの。長編は「とりあえず、披露宴」以来かな。いや「不思議の国の田中」以来か。長編と言えば「弁護士 便剛史郎」とかも思い出される。おもろかったなぁ。「すちゃらか社員」や「係長・係長太郎」も。つまり最近は短編にチカラを入れていたが(その方が稽古がしやすいという事情もあろう←全員現役サラリーマンなので集まりにくい)、元々は長編が面白かった劇団なのだ。
脚本はあべの金欠(←ライス兄弟のライスたけおと同人物)。
2006年と2008年の公演「それは秘密です」の中に「献血記念日」という短編があるのだが、確か彼はこれを書いたヒト。この「献血記念日」って短いながらもとてもよく出来ていて、ストーリーの絡み合い方と結び方がとても上手だった。その時「あぁこのヒトは長編もきっと書けるなぁ」と思っていたのだが、今回の脚本もストーリーの絡み合い方のバランスがとてもよく、なかなかよく出来ていたと思う。まぁ敢えて言うなら直接ストーリーには関係ない大笑いエピソードみたいのが突発破綻的に入っていたりすると深みが出たかも。
満劇の短編は一発ギャグに近い部分もあり、いつも大笑いさせてくれるのだが、長編はそれだけではもたない。そういう意味で今回はいつもの満劇のような大笑いはなかったが、こなれた脚本と演出でクスクス笑わせてくれた感じ。サラリーマンによるアマチュア劇団だが、演技もみんななかなかうまくなってきて安心して観ていられる(途中何度かミスがあり、知り合いだけに心臓が止まりそうになったが)。しかしこんだけよく稽古したなぁ。尊敬してしまう。だってみんな相当激務の人たちだよ。
ボクは特に淀川フーヨーハイ(教頭役)のファンなので、彼の出番が多くてうれしかった。もともと主役をやっていたヒトだけど、最近は脇役にまわっていたのだ。彼はあんな情けない役をやっているが、本業ではクリエーター・オブ・ザ・イヤーを取ったほどのスター広告マン。まったくそんな気配を感じさせないところがスゴイ。でも彼の「ダジャレが逆上的に加速していく」という持ち芸が今回は出なかったのが残念。あれ、好きなんだけどな。
ちゅうことで、ボクはわりと好きでした。
爆発力はないけどほんわかしていてちょっと温かい気持ちになれる。不況のいま、こんな何でもないコメディが一番ホッとする。いい劇をありがとうございました。
あ、それと、会場で話しかけてくれた読者の方もどうもありがとうございました。長くお話しできなくてすいません。
同じく土曜に観たボリショイの「白鳥の湖」の感想は、明日。
TEAM NACS FILMS 「N43°」
2008年11月30日(日) 18:35:59
先週の火曜日に北海道の劇団「TEAM NACS」の全国フィルムツアー「N43°」に家族で行ってきた。
場所はお台場Zepp Tokyo。当然のように満席(立ち見もいた)。1階の最後列だったので舞台は遠かったけど、家族ともどもとても楽しんだ(家族はナックス大ファン)。
チーム・ナックスと言ってもまだぎりぎり知らない人もいるかな。大泉洋が所属する劇団と言えば少しはわかるだろうか。一緒にNYに行ったモリこと森崎博之くんがリーダーを務める5人組。安田顕、音尾琢真、戸次重幸も最近よくテレビに出ているのでわかる方はわかると思う。北海道では超人気劇団だ。全国的にブレイク寸前。というか演劇としては「いまもっともチケットがとれない劇団」と言われている。知らないアナタの方が悪い(笑)
このナックス、毎年演劇ツアーをするのだが、2008年は多忙のためそれが出来ないこととなり、かわりにメンバー5人それぞれが30分弱の映画を作ってそれを観てもらうツアーをすることになったわけである。映画を撮って編集し、5人がアフタートークのために全国ついて歩く方が大変なような気もするが、舞台は5人集まって稽古しないといけない分スケジュールが合わないんだろうな。映画はバラバラに撮れるし。
ということで、5本のショートフィルムを観た。順に、
「頑張れ!鹿子ブルブルズ!」 脚本・監督 大泉洋
「神居のじいちゃん」 脚本・監督 音尾琢真
「部屋クリーン」 脚本・監督 戸次重幸
「ヤスダッタ3D」 脚本・監督 安田顕
「AFTER」 脚本・監督 森崎博之
の5本。
そして上映終了後、5人が舞台に上がってアフタートークを30分強。これでたっぷり3時間。
映画の感想としては、まぁ呆れるくらいバラバラなテイスト。
ただ、よく観ていくと、それぞれが「5人の中での自分の立ち位置」を意識しているのがわかる。大泉洋は冒頭ということもあり「メンバーそれぞれの紹介」をメインにわかりやすい物語と笑いで構成。気遣い溢れた一品だった。音尾琢真はしっとり真面目に撮ってナックスのウェットな部分を品よく見せた。抑制の効いた映像で泣かせる泣かせる。戸次重幸はアニメとマニアックな演出でナックスの領域を大きく広げて見せた。実はなかなかの傑作。安田顕は異様なまでに個性的な作品に徹することで彼の役割を演じきった。自分の立ち位置をしっかりわかってそれをやりきるのって実はそれなりに高度な技。そしてラストの森崎くんはナックスのファンに対する熱いメッセージを軸に、リーダーらしくちゃんと美しい締めに持って行った。ナックス独特の「熱さ」を支えているのは彼だということがよくわかる。
5人それぞれが「自分の役割はこの辺だな」と無意識に了解している感じが良いなぁ。その仲良し具合がうらやましい。
映像として印象的だったのは音尾監督の「神居のじいちゃん」。
まず光の使い方が抜群。画がとても良かった。カメラマンの腕にも寄るが初監督作品とは思えない。脚本もとても良いし、夏八木勲を使ったのも(役者としての勉強的にも)とても良かったのではないかな。ああやってハードルを上げると思わぬギフトが手に入るもの。それと「ひなた」役の大野百花という子役がうますぎてゾッとした。この子は……すごすぎる。
戸次監督の「部屋クリーン」も強烈な作品。ボクは「ヤスダッタ3D」より強烈だと思ったな。とてもクリエィティブだし深い。「ちらかし」役の音尾琢真の怪演も素晴らしい。多少編集でつまみたい部分があるけど(ちょっと冗長)、ショートフィルムならではの良さがある。5本の中でショートフィルムフェスティバルに出すとしたらコレかも。
逆に「頑張れ!鹿子ブルブルズ!」と「AFTER」は長編、もしくは舞台向きの作品。
ナックスのいつもの舞台脚本が森崎博之で、来年の新作舞台の脚本が大泉洋なのを考えると、ふたりとも長編向きのストーリーテラーなのだと思う。ただ、こういうのを短編にまとめるのは相当難しい。映像的文法が必要だ。モリはさすがにその盛り上げをよくわかっていて安心して観ていられた。ただ少し楽屋落ち(ファン落ち)が多かったかな。大泉作品は「モリ、それ、どこに咲いてんの!」という戸次のアップと、崖を落ちていく縮尺が少し変な戸次が圧巻。大泉監督はこういう笑いに徹したらもっと面白い。
ヤスケン監督の「ヤスダッタ3D」は、ある意味一番「アマチュアの味」が出ている作品。疑似プロっぽく撮るのは意外と簡単なのに、敢えて素人っぽい方面に行った勇気を、ボクは業界人として理解する。これって高度な技だし、プロにはやれない難しい領域だったりする。
終了後のアフタートークは5人が舞台に出てのトーク。芸達者の集まりなので話はとても面白かった。
すべて終わったあと、モリを楽屋に訪ねたが、モリが大泉洋を紹介してくれ、娘は驚喜していた。娘相手にも異様にしゃべってくれる彼。サービス精神旺盛だなぁ。偶然ではあるが、ラーメンズの小林賢太郎が楽屋に遊びに来ていたのが個人的には驚喜(笑)。
ちゅうことで、来年春のTEAM NACS全国ツアー「下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。」が楽しみである。
いつものモリに替わり、今回は大泉洋の作・演出。彼の「頑張れ!鹿子ブルブルズ!」を見て、その周到な気遣いとサービス精神が悪い方に出なければいいなとは思うが、いい方に出たら相当面白いはず。楽しみ楽しみ。
満劇「踊る職員室」
2008年11月14日(金) 7:53:42
今日は宣伝。
ボクの大阪勤務時代の先輩や友人が多数所属している満員劇場御礼座(満劇)が2年ぶりに大阪公演をする。
満劇2008年歳末助け合い公演なんと会場はABCホール。定員327人の大箱だ。大丈夫なのか!? イヤきっとダメだろう(笑)。だから宣伝宣伝!
「踊る職員室」
12/12(金)13(土)14(日)全4回舞台は、とある私立高校の職員室。いつもと変わらぬ平和な日常を突然の知らせが切り裂く。「大竹先生が、痴漢で捕まったらしい…」 真相を巡って様々な憶測が飛び交う中、噂が噂を呼び、職員会議は大混乱。舞い踊る本音と建て前! 踊り疲れた先生達を待ち受ける事件の真相とは? この冬、満劇がABCホールを笑いと感動の渦に巻き込みます!(チラシより)
ただ、その面白さは(こっそり)保証する。
ボクは1987年から見ているが、一度も「はずしたなぁ」と思ったことがない。ちなみに最近2回の観劇さなメモはこれとこれ。読んでいただければ感じはわかると思う。
う〜今から楽しみだ。ボクも東京から「満劇を観るためだけに」大阪に行く。
ちなみにチラシ(PDF)にボクもこんな言葉を寄せさせていただいた。
「東京〜新大阪のぞみ往復28,100円の自腹がちっとも痛くない。でも笑いすぎて腹は痛い」
騙されたと思って一度いかがでしょう?
チケットは前売り3000円。ローソンチケット(TEL:0570-000-777、Lコード:55834)にて売っています。
小松政夫の生舞台
2008年11月12日(水) 8:15:29
ちょっと前だが、舞台「小松政夫 vs コロッケ 爆笑街道まっしぐら」を観た。新宿のシアターアプルにて。この劇場もコマ劇場とともに今年でオシマイ。
昭和最後のコメディアンだとリスペクトしている小松政夫を生で観たい!というのが行った理由。
予想通り「昭和の笑い」の連続で、はっきり言って「古い」のだが、そのテンポの遅い古さが逆に心地よく、昔のお茶の間感覚でダラダラとくつろいで笑い続けられた。そう、こういうおバカでくだらない笑いを欲していたのだ。満席の客席は60代中心。昭和時代にバリバリがんばっていた人々が大声で笑いながら観ている。こういうのイイな。
もともと昭和の笑いを舞台にするのが狙いだったらしい。なにしろラストは「電線音頭」なのである。
電線マンが登場し、金色スパンコールのジャケットを着た小松政夫がおたまをマイクに司会をこなす。客席からも数人舞台に上げ、「♪チュチュンがチュン、チュチュンがチュン、あソレ、電線にっ、雀が三羽止まってたっ。それを猟師が鉄砲で撃ってさ。煮てさ。焼いてさ。喰ってさ。ヨイヨイヨイヨイ、オットットット、ヨイヨイヨイヨイ、オットットット」と繰り返し踊るのだ。冷静に考えると「なんでこの程度のギャグであんなに笑えて、あんなに流行ったのだろう」と思うのだが、ふと気がつくとゲラゲラ笑っている自分がいる。あぁ「電線音頭」を生で観ちゃったよ。一生の思い出だ(ホントか)。
他にも「小松の親分さん」「知らない知らない!」「しらけ鳥」「淀川長治」「小森のおばちゃま」など、往年のギャグ満載。流行ったのは全部やったんじゃないかな。
コロッケがまた面白かった。
物まねの持ちネタ出しまくり。これがまた(当たり前だが)うますぎて大笑い。淡谷のり子、美空ひばり、鶴田浩二、フランク永井、ちあきなおみ、田中邦衛、五木ひろし、森進一、田村正和……。くわー。ホントうまい。こんなくだらない物まねなんかで笑うもんか!と脳味噌が抵抗するが、そんなハードル軽く飛び越えて大笑い。コロッケ恐るべし。彼の本質はこういう舞台かもしれない。客席の反応を受けてどんどん悪のりしていく。
後半の人情喜劇はあまりに「古い」演出でちょっと引いたが(脚本・演出はドリフターズでやってた人らしい)、舞台で小松政夫が演技をしているのを観ているだけでシアワセ。少し滑舌悪くなっていたし、ギャグのキレも悪かったけど、小松政夫はやっぱりイイな。リスペクト。2時間たっぷり、いい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。
大日本プロレス「リア王」観劇(観戦?)
2008年08月08日(金) 8:42:20
知り合いの映像ディレクター八代眞奈美さんが演出をやっているということで、シェークスピアの「リア王」を観てきた。出演者はすべてプロレスラー。おもろそー。どんな舞台になるのだろう…。ちょっとワクワクしながら横浜赤レンガ倉庫3階ホールへ。
会場に入ったら、これがなんと、リングのみ(笑)
客席はリングを囲っており、舞台というより完璧にプロレス観戦だ。どうやらプロレスラーが「リア王」をやるというより、「リア王」の設定を借りたプロレス興行の模様。ま、どちらにしてもクレイジーですっ飛んだ素晴らしいコラボ。おもしろいこと考えるなぁ(記者のレポートや対談などこちらで読めます)。
しかも席はリング前2列目。こんなかぶりつきでプロレス観るの初めてだよ。ちょっと怖い。
あまりプロレスは詳しくないし、観るのも中学生以来。だから出演者に思い入れもないし背景もわからないのだが、背景とかわかるとめちゃめちゃ面白い設定らしい。
グレート小鹿という大日本プロレスの重鎮(?)がリア王。彼が大日本プロレスの王位継承として3名指名する。ゴネリル谷口(谷口裕一)、リーガンWX(シャドーWX)、コーデリア伊東(伊東竜二)。でもうまくおべっかを言えないコーデリアはリア王の怒りを買い追放。ケント井上(井上勝正)とフランス帝王(MEN'Sテイオー)とともに去っていく。でもゴネリルやリーガンはリア王を疎ましく思っており…。といった具合。
リング上で、上記ストーリーに沿って、プロレスラーがマイクを持ってセリフを言う。というか「なんだこのヤロー」状態でいがみ合う。そこに唐突に「青コーナーより○○選手の登場です!」と音楽がなってレスラー入場。王位継承者のチームとそれに対抗するチームが闘い合う。という演出。音楽と照明も凝っているうえに、リア王のストーリーが意外とプロレスにしっくり来ていて面白い。
舞台上では、ゴネリルが敗れ(1試合目)、リーガンが敗れ(2試合目)、敗れたリーガンにも邪険にされてリア王が狂い、死んでしまう。ここで休憩。リング上に蛍光灯の祭壇が据えられる(知らなかったが大日本プロレスは蛍光灯バトルが名物らしい。蛍光灯を武器にして血だらけデスマッチをするのだ)。
休憩後の第4幕。リア王の死により、大日本プロレスは滅び去ったように見えたが、最後にコーデリアが出てくるんですね(3試合目)。で、蛍光灯を使った血だらけデスマッチへ。蛍光灯の破片とか血とかがバラバラ飛んでくるので、「ひえ〜」と後列へ避難しながら観る。つか、演劇を観る気分で来ていたのでいきなり血を見ると驚きも倍増。痛そうすぎ。リングに飛び散った蛍光灯の破片の上に叩きつけられるのってさ…。
ま、それはともかく、最後、コーデリアも敗れ去るんだけど(この辺、勝敗とストーリーは関係ないらしい)、大日本プロレスへの愛を語り、なぜか生き返っているリア王も「まだまだ死ねねぇ」と叫び、大団円(笑)
おもろかった。なんか妙な楽しさがあり、プロレスの良さも久しぶりに実感。
同行者たちとワハハと笑いながら会場を出て、とりあえずビールを飲もう、と、中華街の「山東」で水餃子&ビール。シェークスピア悲劇とプロレスとと血とバラと笑いとビール。いーね!(←CKBのケンさんっぽく)。
響子、二度目の入賞
2008年02月10日(日) 21:03:20
写真部に入って写真活動を始めたムスメの響子が、年末に応募した「第5回 Old&New 港区観光フォトコンテスト」のニューエイジ賞に入賞した。昨日港区から通知が来た。
ニューエイジ賞というは20歳以下対象の賞のようで、金賞銀賞銅賞佳作以外の特別賞。
受賞者も多いかもしれないし、まぁ海外で言ったら「ショートリスト」という程度かもしれないが、でも賞に残らないより残った方がよい。前回の「川カシャ!」努力賞はビギナーズ・ラックと思っていたが、二度目の応募でも残ったのはなかなか。しかもこれは学生限定のコンテストではない。響子もとても喜んでいる。
獲ったのは「色彩」という作品(写真はこちら)。芝の増上寺で撮ったものだ。
正直、彼女が応募した10点の中には他にもいいのがあったと思うし、この作品は「どうかなぁ」と思って出したのだが、こういうのが通るんだなぁ。こういう勘所も応募を重ねればわかってくるのだろう。
とりあえずお祝いとして前から欲しがっていた「Wii Fit」をご褒美に。
というか、いま我が家ではエクササイズと減量が流行っているのでちょうどいい。とりあえず夜はWii大会で盛り上がった。
そうそう、昼間は満劇の公演にまた行ってきた(笑)
響子と映画「EARTH」を観に行こうと画策していたのだが、満劇メンバーが昨日のさなメモを読んで「おでんのヤツとかずいぶん変わったので観に来てください」とメールしてきたので、響子とふたりで観に行った。なるほど金曜の夜は業界人が多くて客席がクール(冷たくて客観的)だったことが判明。日曜の公演は客席の空気が暖まるのも早く、みんなよく笑っていた。相変わらず気持ちがシアワセになるお芝居。響子は「眼鏡」と「献血記念日」をえらく気に入っていた。名作だよね。
満劇2008年公演「それは秘密です」
2008年02月09日(土) 19:44:10
満員劇場御礼座2008年ひそひそ公演「それは秘密です」東京版、に行ってきた。
大阪で活動するサラリーマン劇団で、数年に一回、こうして東京に大阪のアホなお笑いを届けてくれる。
3時間たっぷり、6話のオムニバス形式。おととし大阪で一度観ている3本と、東京公演用新作3本。いや〜、こんなおもろいお芝居がわざわざ手土産持って(もれなくポッキーつき)大阪から出張してきてくれるとは、なんと贅沢なことか。しかも出てる人のほとんどはリアルに会社の先輩後輩。ボクにとってはおもろすぎて天国みたいなひとときであった。
知り合いが出ている芝居というのは客として肩が凝る。頭真っ白になってセリフ忘れないかドキドキするのだ。
実際、満劇の過去の芝居では相当ドキドキしたこともあった。座長の「ライス大」に至っては舞台デビューの時から観ていて、そのときなんぞ、もう心臓が口から飛び出そうな緊張を味わった。リアルに本人の大ボケを知っているから怖くて舞台が観られない。少しセリフを噛んだだけでドッキ〜ッと震え上がる。終演後のグッタリ感限りなし。疲労困憊。ふらふらだった。周りを見たらみんなふらふらしていた。
でも今回はびっくり。ライス大、大好演。安定感あって全くドキドキしない。見事な座長ぶり。素晴らしかった。
藤白アル子も堂島サバ吉もうまくなったなぁ。舞台を締める淀川フーヨーハイ、桂雲呑の名演は言うまでもないが、朝潮でんぷん、緑ファンタ、天王寺春雨あたりは演技に安定感が出てきて味がある。楠葉プリンも舞子わかめも心斎橋ラムネもライス兄弟も…ってキリがないけど(おわかりの通り、基本的に出身地と好きな食べ物を組み合わせて芸名になっている模様です)。
と、こうして満劇劇団員を評論できるくらいは見続けてきているが、そうなってくると、やはり芦屋キムチが出ていた頃が懐かしい。スチャラカ社員シリーズを再演してほしいけど、彼がいないと無理だもんなぁ…。
演目は第四話の『おでん屋の女』が客席的に微妙だった。
というのは、大阪だと、ライス兄弟の片割れ「ライスさとし」から滲み出てくる変な空気でたぶん笑いが取れるのだけど、東京だとああいう空気に共感する土壌がない。笑わな損、と考える大阪の客じゃないと、あの演目はつらいのかも、と観ていてちょっと思った。
あとの5つはどれも笑えて楽しい。3時間があっという間。新作もとても良い。ライスたけお大熱演の『煩悩』が特に気に入った。ただ、大阪公演で締めを飾った『続・メールフレンド』をもう一回観たかったかも。
終演後、外に出た客たちの顔はみんなニッコニコ。
業界的になかなか濃いメンバーが観に来ていたが、みんな顔が緩みきっていた。この劇団の味だなぁ。客をこういう「ド緩い顔」にさせてしまうところがこの劇団の持ち味だろう。
座長のライス大や大黒柱の淀川フーヨーハイはうちの会社の偉いさんでもある。こういう人たちが会社のトップの方にいる会社って相当いい会社だなぁ、と、厚顔にも言い切ってしまいたい。でもまぁ大阪と東京とでは別会社みたいに雰囲気違うんだけど(笑)
※日曜の夜の部はまだ空席があるようです! 当日券は劇場までお問い合わせを!(03-3791-6566)
ギンギラ太陽's 「呼ばれて東京スペシャル公演」観劇
2008年01月11日(金) 7:03:32
福岡の人気ローカル劇団「ギンギラ太陽's」の東京公演に行ってきた(@天王洲銀河劇場)。
この劇団と同じく「ローカル劇団」ということに誇りを持っている札幌の「TEAM NACS」のリーダーであるモリが、終演後「ギンギラ太陽's」のリーダー大塚ムネト氏とアフタートークをする、というのが行ったキッカケ。でも行って良かった。おもろかった。
なんつうか、ひと言で言ったら「かぶりもの劇団」なのだ。こんな感じの。
全員、かぶりもの。昨晩は「翼をくださいっ! さらばYS-11」という演目だったのだが、主役はスカイマーク・エアラインズ1号機で、ヒコーキのかぶりもの。他にYS-11はもちろん、JALやANAやJASがかぶりもので出てくるし、福岡空港第1エアターミナルや第2エアターミナル、佐賀空港、長崎空港なんかもビルのかぶりものとして出てくる。重要な役どころとして福岡の雁ノ巣飛行場(戦前)も出てくるが、これも格納庫のかぶりもの。リンガーハットやロイヤルホストも出てきて闘うのだが、これも建物のかぶりもの(笑)
ヒコーキやビルなどを擬人化して、そこに感動的なストーリーをのせていくのがこの劇団の特徴のようだ。
スカイマークの新規参入に対する大手航空会社のイジメから始まり、空港同士のいがみ合い、アジアの玄関としての地位を狙う長崎空港の陰謀、ゼロ戦を送り出した雁ノ巣飛行場の慟哭、今は海外で働く唯一の国産ヒコーキYS-11の悲しみと飛ぶ喜び…。見終わった後、確実にヒコーキ業界通(特に九州北部)になること請け合いの演劇なのだ。というか、ヒコーキ好きになるな。
その視点は斬新。かぶりものは可愛いし、役者もよい。福岡という土地にちゃんと根ざして福岡ネタで勝負しているところもよい。いい劇団だ。
東京だったら、六本木ヒルズとミッドタウンが闘ったり、表参道ヒルズが漁夫の利を狙ったり、JRと東急と東京メトロがいがみあっていたり、成田エクスプレスと京急が決闘したり、東京タワーと霞ヶ関ビルが窓際でしょんぼりしてたりしたら妙なカタルシスを覚えると思うんだけど、そういう感じ。福岡に住んでいてこれを見たら、倍は面白いだろうなぁ。
敢えて言うと、多少長い。2時間ギッシリやることもサービス精神の表れだと思うが(そういうのがヒシヒシと感じられる劇団なのだ)、あと15分短くしてテンポアップすると格段によくなる気がした。あと音楽。音楽をもうちょい下世話にしてもよかったかも。
アフタートークのモリも良かった。
普段一緒に食事とかしてるけど、考えたらトークを聞くのは初めて。上手でびっくり。自分のペースに観客を巻き込んでしまう技を持っている。モリのアフタートークつきの公演は今晩もあるそうだ。しかも14日までの公演、まだ空席がわりとあるらしい。興味ある方はゴー。福岡出身者に特にオススメ。
終演後、劇団員たちと飲みに行くというモリと別れて、ひとりで「テンダリー」へ。
絶品のサンジェルマンを飲みながら、ひとりで「明日の広告」出版祝い。本というのは、出してしまうと意外と著者は無関心になるもんなんだけど、とりあえず書店に並ぶのを見るのはうれしい。
が〜まるちょば
2007年11月16日(金) 8:46:23
サイレント・コメディの「がーまるちょば」を観た。@笹塚ファクトリー
メールでお勧めいただいて観に行ったのだが、いや〜観てよかった。名古屋のOさん、ありがとう。
エジンバラ大道芸フェスティバルで優勝し、いまや日本より世界で有名な2人組。ほとんど日本におらず、世界で引っ張りだこのふたりである。
内容はパントマイムをコメディ系の演劇まで高めたもの。約2時間、ひと言もしゃべらないのだが、実に笑わせてくれる。だから外国人のお客さんも多かった。YouTubeにもたくさんあるが、たとえばこんなの。こういう一芸系が前半。後半は無声演劇になっていて、これまたよく出来ている。というか大笑いできる。昨晩はウェスタンの物語で、ふたりは次々と役柄を変え、長いガンマンの復讐劇を演じきる。お笑いメインで。
基本が大道芸なせいか、客イジリも上手。客とのハプニングを利用して舞台を上手に盛り上げていく。この辺、今度来日する「ブルーマン」のやり口に似ている。今回も一芸系で盛り上がっている最中に客が遅れて入ってきたのだが、芸をやめてまでそれをいじる(仕込みかもしれないが)。
「が〜まるちょば(GAMARJOBAT)」とはまたなんて覚えにくいコンビ名だけど、グルジア語で「こんにちは」らしい。覚えにくいけどいったん覚えると二度と忘れない響き。が〜まるちょば。が〜まるちょば。ツアー・サイトを見ると、まだいくつか公演がある。TBSの「R30」(11/23)にも出るらしい。
というか、次に日本に来てくれるのは一体いつだ? のレベルらしい。クリスマスの横浜公演、行こうかな。
東京ヴォードヴィルショー「黄昏れて、途方に暮れて」
2007年09月06日(木) 7:03:51
結局、昨日は丸一日ネットにつながらず。落ち着かないものだ。考えてみたらこれだけネットに依存して生きているのにネットへの接続ポイントをひとつしか持っていないのはわりと不安。まぁ携帯でネットできるとはいえ。ちょっと考えておこう。
昨晩は5日前に続いて劇団東京ヴォードヴィルショーを観劇。
松原敏春作/演出の「黄昏れて、途方に暮れて」。これも19年前初演の舞台の再演である。なぜか東京ヴォードヴィルショーは故・松原敏春特集をやっている模様。
出演は佐藤B作をはじめ、佐渡稔、市川勇、山口良一、たかはし等、あめくみちこ他、と、ほぼ劇団オールキャスト。佐藤B作の熱演はなかなか素晴らしかったし、あめくみちこも相変わらず良かったが、んー、正直に言って松原敏春の脚本自体がやっぱりボクには合わない。
5日前に観た「まだ見ぬ幸せ」と同じく、ストーリーが思わせぶりすぎる。
裏に深い思索が隠れて「いそう」な謎めいた展開。哲学的な深みを感じ「させそう」なセリフ。隠喩だと「思って欲しそう」な様々なシチュエーション。ボクはそういうのが嫌いらしい。だってそれって「逃げ」だもん。正面から向き合ってないんだもん。森崎くんのTEAM NACSの舞台に感動したのは、そういう「逃げ」をひとつもせず、変化球も投げず、しっかり真っ向からストライクを取りにきたからである。彼らみたいに逃げずに直球投げてこいよ。そんな印象を持った。まぁ80年代はアングラを中心にこういう脚本多かったし、一種の流行 or 正統だったのかもしれないけど。
今朝起きたら、ネットが復旧していた。あぁホッとした。さっそくいくつかの書類を送信。今日も繋がらなかったら、CD-ROMに焼いてバイク便を出す、という面倒をしないといけないところだった。
で、ネット復旧後すぐにアップルサイトを確認。
おお!
iPod touchが!
東京ヴォードヴィルショー「まだ見ぬ幸せ」
2007年09月01日(土) 19:13:36
「関西の行った店リスト」のリニューアル、メールをいろいろありがとうございます。ボクは関西においてはとっくに過去の人なのですが(笑)、それでも古くから利用してくださっている方々が「懐かしい」と喜んでくださいました。まぁそれだけでいいや。
あれはほぼ1994年から2000年春までの行った店をラインナップしているもの。つまりボクが33歳から39歳。関西の基本的な店をだいたい巡って、そろそろ知られてない名店とか穴場店探しに重心を移そうとしていた矢先の東京転勤だったので、いま見直してもわりとベーシックな店が並んでます。でも、ある時期(とはいえ全部で14年)、関西の薄味をしっかり体験したことはボクの財産になっています。
昨晩は「劇団 東京ヴォードヴィルショー」の「まだ見ぬ幸せ」を観劇。
初演より19年、松原敏春作・演出のリバイバルもの。布施博、あめくみちこ、河西健児、中西良太の4人芝居である。松原敏春は2001年に亡くなってしまった人気脚本家。作品は多いが、有名なところではW浅野の「抱きしめたい!」とか。いわゆるトレンディドラマの雄として知られてた人。
1980年代、ポケベルに赤電話の時代のお話しで、布施博は相変わらず声が通らないのだが、大汗流しながらの熱演。ただ、やはり、思わせぶりなストーリーがどうしても古さを感じさせてしまう。お客さんの盛り上がりももうひとつ(客席もまばら)。古い関係者が多かったかも。
「コラアゲンはいごうまん」全国ツアー凱旋公演
2007年04月28日(土) 10:40:18
ワハハ本舗のピン芸人「コラアゲンはいごうまん」の全国ツアー「僕の細道」凱旋公演を観てきた。全国26ヵ所で44公演してきた最終日。新宿二丁目のビルの地下にある「Live Freak」というライブハウスにて。こういうアングラっぽい雰囲気も久しぶり。懐かしい。かぜ耕士さんや喰始さん、不破万作さん、"元祖"ハックルベリーフィンのマークさんとかもいらっしゃった。
コラアゲンはいごうまんは37歳の男性芸人でキャリアは19年。でも全然売れていないらしい。以前かぜ耕士さんのオフ会にゲストとして来てくれた彼の漫談を聞いて以来「もっと売れてもいいのになぁ」と思っていた。だって面白いんだもん。でも昨晩長々と観て売れない理由がわかった(笑)。テレビに向かないのだ。彼の場合、時間を短く区切ると味が出にくい。長く熱く語らせるとこんなに面白いのに(ちょっと落とし方が弱いけど)。そりゃ「テレビでは」売れないわ。でも「ネットでは」うまくやれば人気が出るかもしれない(たとえばこんな無料動画)。生活費に反映しにくいという欠点はあるけど。
2時間半強やったかなぁ。前日は3時間半やって主宰者に怒られたらしく、短くしないといけないという強迫観念か前半は少し乗り切らず。でも後半の「家庭教師ネタ」が最高に面白く大笑い。今でも笑える。
ゲストはパートナーという女性ふたり組。コント。なかなか良いがこれもテレビ向きではないかもなぁ。というか、昨晩の様子をフジテレビが取材に来ていた。コラアゲンはいごうまんが言うには「絶対売れない芸人というテーマでの特集番組の取材」らしい。ひどっ。
さんざん笑って夜も深い外に出たら、あぁ新宿二丁目だったと道行く人で気づかされる。オカマ/ゲイのメッカである。久々なのでいろいろ見物散歩してから帰宅。世界は広い。人の嗜好も広い。
さて。
今日から二泊ほど関西に。義父のお見舞い。ネット環境は定かではないけど、更新できたらします。
ピッコロ劇団「場所と思い出」観劇
2007年04月21日(土) 21:30:58
歯は痛かったが、知り合いが劇団員になった、ということで、鎮痛剤飲みつつ六本木俳優座劇場に兵庫県立ピッコロ劇団公演「場所と思い出」を観に行った。受付で「おお!久しぶり!」と目を合わす。神戸のあるバーの常連同士。長い年月が経ったあとこんなとこで顔を合わすなんて不思議だよねー、と目で会話しつつ劇場内へ。
若い人には「べつやくれいのお父さん」と言った方が理解が早いかもしれない巨匠・別役実の脚本。
別役実の演劇を観るのは大学生の時以来かな。この演目も70年代初演の不条理演劇。学生時代に小さい小屋で見たような演劇の懐かしい匂い満載。でも不思議と古びていない。普遍的テーマだからなぁ。実際なかなか面白く、逆に新鮮な感じ。「もっとも、ここの連中の思い出から抜け出すわけにはいかないでしょうけどね…」というラストに、なんとなくホテル・カリフォルニアの「You can checkout any time you like, But you can never leave!」という歌詞を思い出したり。
なんだか妙な不条理感にちょっと落ち込み気味だった気分も少しほぐれ、終演後ちょっとだけその知り合いと話をしたあと、Team Nacsの森崎さんが東京に来ていたので、待ち合わせて軽く食事。
歯が痛くて離乳食系しか食べられないので、そういうワガママを聞いてくれそうな店へ向かう。「とにかく柔らかいものを」とお願いして少しずつ出してもらう。それらに合わせてぬる燗をちびりちびりと飲んでいるうちに麻痺してきて少しずつ食べられるようになった。「げんげ」とかも良かったが、琵琶湖の「子持ちもろこ」にちょっと感激。もろこって流通しだしているんだって? もう東京に流通しないもんなんてないんだなぁ。そんなこんなでなんだか調子が出てきたので「あんこう汁のうどん」や「花山椒とそぼろのご飯」までいただいてしまった。うまいうまい。
でも案の定、家に帰ってから激痛に見舞われ浅い眠り。少々とはいえ飲んではいかんかった。あぁ痛い…。
ラーメンズ公演「TEXT」
2007年03月17日(土) 13:35:13
超プラチナチケットであるラーメンズの公演チケットがラッキーにも手に入り、新大久保グローブ座までいそいそ出かけてきた。DVDやネットでは何百回となく見た彼らであるが(ラーメンズを見る会というDVD鑑賞会にまで参加した始末)、生は初めて。ちょっと体調が悪いのだがこれだけははずせない。
1階の前から7列目真ん中、という絶好の席ということもあり2時間びっしり満喫した。いや〜、ここまですごいかラーメンズ。
もともと「考えオチ」って嫌いではない上に、「バラバラに見えたものが最後でつながってくる」という構成がメロメロになるくらい好きなワタクシ。その上もともと活字中毒であるからして「テキスト」好き。「言葉遊び」ももちろん大好き。こんなボクが、超高度な言葉遊びコントの連続と、全く関連性が見えなかったすべてのコントが最後につながってくる構成、しかもちょっとせつなくさせるラスト、に、メロンメロンにならないわけがない。あぁメロンメロン。
(以下、ネタバレ注意始まり)
頭の準備体操的「五十音順コント」から始まり、言葉遊びの習作っぽい「ふたつのストーリーが同音異義語だけで重なるコント」、透明人間の定義の論争コント、その展開(条例コント)、恒例の片桐仁ハイテンションパフォーマンス「馬とジョッキー」、そして全く関連性がなかったすべてのコント(準備体操を除く)が突然つながって銀河鉄道風に終わる「透明人間コント」まで、まったく隙がない構成。笑いの渦。それも前頭葉をマッサージされるような超クレバーな笑いだらけ。
言葉遊びのコントなのに、ダジャレをひとつも出さなかったのは、これはもう意地だな。
つか、このさー、最後の最後にぶわっとコントをつなげて鳥肌立てさせて、しかも「コミュニケーションって何? わかりあっていたと思っていたのは幻想?」とかって深い疑問とせつなさを抱かせるところが小林賢太郎(作・演出)の真骨頂。もちろん同音異義のクレバーさとかもとんでもないんだけど、深く通底するテーマとその表出のさせ方に尋常でない才能を感じる。ただただ舌を巻くよ。
(以上、ネタバレ注意終わり)
あ、ラーメンズを知らない人もいらっしゃるかもですね。いまなら「マックのCMの2人」と言うのが通じやすいのか? 全国区になったのはコレとかコレのコントからだと思う。ま、これらは彼らのコントをフラッシュ化したものなので別物だけど。というか本物もYouTubeにたくさんアップされてるみたい。
TEAM NACS公演「HONOR 〜守り続けた痛みと共に」
2007年03月15日(木) 8:54:34
ひょんなことからお知り合いになった森崎博之さんのTEAM NACS「HONOR 〜守り続けた痛みと共に」の東京公演を観てきた。「水曜どうでしょう」やドラマ出演で人気が出ている大泉洋が所属する劇団、と言った方が通りが良いのかもしれない。北海道を本拠地にしているたった5人の劇団である。森崎さんがリーダーをやっている。
実はあまり期待していなかった。まぁこれからどんどん有名になって行くにしても、まだ地方の小劇団の域を出ていないのではないかなぁと思っていた。前評判は高かったが、一部のコアなファンによるもの、と思っていたのである。天王洲銀河劇場なんていう大箱で大丈夫なのかとも心配した(立ち見が出るくらいの超満員だったけど)。
また、題名の感じから、なんとなく第三舞台の初期名作「朝日のような夕日をつれて」に近い先入観を持っていた。なんかみんなで声合わせて青臭いセリフを言いそうな。1980年代の匂いがするような。「小劇団臭」がするような。
でも。
予想に反して、TEAM NACSの舞台はずっと洗練されていた。堂々たるストーリーと演出。笑いあり涙あり通底するテーマあり、を伸び伸び演じきっている。あの頃の第三舞台よりずっとメジャー感がある。ハッキリ言ってビックリした。
これは森崎さんが知り合いだから言うのではないが、彼の脚本と演出が実によい。お互い酔っぱらった姿しか知らない仲なので、これにもビックリ。2時間の長丁場を全く飽きさせない。
なんつうか全体に「お育ちのいい舞台」という感じだったなぁ。いい意味で。
小難しいこと言って観客を煙に巻くところがなく、ストレートかつ爽やか。ストーリーに無理なく入っていけ、素直に泣け、自然に笑えた。小劇団ちっくに変化球放ってる方が楽なのに、ちゃんと直球で真正面からストライクを取りに来た感じ。潔くて、でもよく練れていて、舌を巻いた。
北海道のある村の三代を、約70年、現代、過去、まだ現代と歴史を行き来して描いていくストーリーなのだが、歴史の遡り方がとても自然で上手。5人とも演技がうまいこともあるが、すっとストーリーに入れ込め、きちんと思い入れさせてくれる。たった5人でひとり何役もやっているにも関わらず、ストーリーと登場人物が素直に頭に入ってくる。これはなかなか高等な技。
まだ東京大阪札幌と50舞台以上公演は続くようである。
以前からのファン5割、大泉洋ファン3割、一般2割という雰囲気であったが、多くの人に見てもらいたい舞台である。終演後、思わずひとりでビールを飲みに行った。うまかった。舞台のおかげである。
神楽坂で新年のお祝い
2007年01月16日(火) 8:14:12
帯広から朝一のヒコーキに乗り、東京へ帰ってきた。
朝の帯広はマイナス17℃。完全防備もやっと効力を発揮するか!? と思われたが、ホテルからすぐタクシーに乗ったので寒さを味わう暇もなし。北海道といっても外にずっといる仕事じゃない限り、東京と同じくらいの格好でいいのだな(いや屋内は異様に温かいのでむしろ東京より薄着でいいのだな)と今頃わかった。
一度家に寄って着替えてすぐ出社。二日間フルに講演したせいか、さすがに疲れていてフラフラと仕事をこなす。なんかまだ北海道にいる気分なんだけど、もう東京の真ん中なんだよなぁ。実感がわかない。というか相変わらずリアリティのない街だ。
夜は昨年と同じ5人のメンバーで、神楽坂の料亭で芸者さんと新年のお祝い。
今年はついてくれる芸者さんも増え、やけに華やか。正月正装で美しい。
分厚いお座布団に座って角樽から金粉入の日本酒を飲む。ええと返杯しないといけないんだっけどうだっけ? 心の中では「粋に振る舞いたいなぁ」と強く強く思っているのに、そもそもこういう場所での「振る舞い方」を知らないのが痛い。立居振舞い、禁則事、客としての気配り、芸事への理解などの基本がずっさり抜け落ちている。恥ずかしい。時代錯誤的かもしれないけど、こういうのって「大人の基本」だよなぁ。もうそろそろ当然の如く知っていないと。
三曲ほど踊りを見て、昨年と同じく1時間でさっと引き上げる。芸者さんたちも次のお座敷へと急ぐ。
その後「お腹減ったからもう一軒行こう」と神楽坂をそぞろ歩いている途中でさっきの芸者さんとすれ違い「あ、どうも先程は」と挨拶するのを道行く人がじろじろ(もしかしたらうらやましげに)見ていたのがちょっと誇らしかった(笑) だってお馴染みさんみたいじゃん(憧憬)
「蕎楽亭」に入るか「弥生」に入るかで迷い、結局「弥生」に入って絶品の丸鍋といわしのフライとテールシチュー。芸者さんの踊りと三本締めで元気も回復し、食欲も増した。やっぱり縁起物っていうのはいい。
で、一晩あけた今日。優子の誕生日。
ということは明日は阪神大震災の日か。んでもって響子が3月に12歳になるということは、あの地震から12年ってことか。ということはこのサイトを始めてからも12年ってことか。
…と、このように阪神大震災は、佐藤家にとって大きなマイルストーンであり続けるわけですね。
ダメダメ解消物質をいろいろ摂取
2006年12月27日(水) 9:27:01
なんだよなんだよ、なんでみんなボクがダメダメだとそんなに安心するんだよ(笑)
まぁなんだか喜んでいるらしい読者さんたちを尻目に、昨日は刺激物摂取に励みました。復活のための地道な処方箋であります。
まずは昼ご飯。久しぶりの「カレー屋nagafuchi」。ご主人が亡くなって閉店かと思われたところ、救い主が現れてあの味が再現されて復活(くわしいことはリンク先を)。ずっと行けなかったけど、ダウナーな自分を励ますためにそのエピソードを肌で感じたい(そして辛いカレーで活性化したい)。大雨の中、GO。
サラサラ感が多少変わっていたかな、と思ったけど、永渕さんの味をかなり再現。こうして記憶に残る味を残す人生の素晴らしさ。なるほどなー。カラダもたっぷり汗かいて満足至極。
で、会社でぬるっと仕事。そこそこいろんなことがありアワアワしたけど、ダメダメのわりには冷静に対処(たぶん)。その後打ち合わせを兼ねて病院へ友人のお見舞いに。
クリスマスも年末年始も病室に入りっぱなしの友人は、それでもやる気十分で、教えられること大だったなぁ。退院後アレをしようコレをしようと仕事の話で盛り上がる。彼とは自然と仕事の話で盛り上がれる。うん、ダメダメにはよく効いた(お見舞いに来てエネルギーをもらって帰るのもどうかと思うが)。
病院からバスで渋谷へ。パルコ劇場で舞台「みんな昔はリーだった」を観劇。
このブログで激賞してあったのを見て、すぐにチケットをネット購入したのだが、なるほど面白い。男たちのくだらなくも愛しい中学時代・中年時代がよく描けている。大笑いしつつ、泣かされつつ、最後はさらりと予定調和をぶちこわされて気持ちよい(その辺のバランスが好き)。
ホリケン(堀内健)、相変わらず滑舌悪いけどそれも味になっていて良い。池田成志は1987年くらいからよく見ているが流石にうまくて好き。伊藤正之も京野ことみも板尾創路もNHK「ファイト」に出ていた瀬川亮も良かったけど、強く印象に残ったのは竹下宏太郎。この人イイな。もっと出て欲しい。あ、それと後藤ひろひとのデ・ニーロが爆笑。作・演出・出演の人だけど要所を締めて余りある。
いろいろ笑わせてもらい、新鮮な気分になる。ダメダメに効いたかな。
そういえば、瀬川亮の役名が「ひろゆき」なんだけど(後に「ばかゆき」になるんだけど)、それを名乗っただけで会場が笑った。ひろゆき、という名前だけで笑いがとれる時代なんだなぁ。
終演後のロビーで、ブログで激賞してた当人とバッタリ。青島幸男氏のお通夜の帰りとか。昨日で2回目の「リー」だそうだ。うわ〜と偶然を喜びしばしおしゃべり。奥様もご紹介してもらった。ちょっと楽屋も覗かせてもらった。みんな一線でがんばっている人ばかり。エネルギーあるなぁ。
腹が減ったので、嵐のような雨の中、気になっていた焼鳥屋にひとりで。
まだオープン1ヶ月でういういしい。へー意外とうまいぞ。お酒の品揃えはどうかなーと、うむうむ食べつつお酒のメニューを見ていたら、日本酒のところに「村祐 純米大吟醸」があってひっくり返る。おみそれいたしやした。大きくのけぞったところを店員さん(奥さん?)に見られ、日本酒がお好きですか?と聞かれ、いや〜村祐ってまるでリースリングですよねぇとわかったようなことを言ったら「九朗左衛門 雅山流」を出してきて飲ませてくれた。ううむ。これはちょっとムルソーみたいで面白い。
「実はお酒の仕入れは利き酒師に任せっきりでわからないんですけどね」とご主人共々謙遜するが、さして繁華でもない下町でこの仕入れは勇気がいる。フツーに食べて飲んで2600円とお代もうれしやありがたや。また来るね。ニコニコになった。
夜中には雷まで鳴り出し、ずぶぬれになって帰宅。そんな一日ざんしたね。行動だけ追うとあまりダメダメには見えないな(笑)。でもひとつひとつからダメダメ解消物質を摂取できた気はする。こんな感じの復活途上。今日は打って変わって一日静かに過ごすつもり。まずは溜まってるメールのお返事からゆるりと。
八千草薫!
2006年12月25日(月) 8:55:34
ルテアトル東京で、舞台「黄昏 〜On Golden Pond」を観てきた。
出演は、八千草薫、長塚京三、賀来千賀子、三浦浩一、中村友也、飯田邦博の5人。ヘンリー・フォンダ主演の映画で観ていたので(ちなみに舞台劇を映画化したもの)、筋も主題もお馴染みではあったが、映画を観たのは20代前半、あの頃感じられなかった「老い」への想いが様々に交差して、なんだか最後には涙ぐんでしまった。
というかですね、長塚京三演ずるノーマン(80歳)の言動がやけに「わかる」のですよ。
強い共感がある。思えば映画ではヘンリー・フォンダ演ずるノーマンをチェルシー(ジェーン・フォンダ)目線で「うぜぇ」と思って見ていた20代前半のワタクシ。時は移って20数年後のワタクシはすっかりノーマン派。主題の捉え方も180度違う。それが実感できただけでも収穫あり。でも80歳の気持ちにすっかり共感しちゃう45歳って…、どうなのよ?
ま、そんなことより驚異的だったのは八千草薫のかわいらしさであります。
実年齢は(失礼ながら)75歳かな。明るく前向きなエセルを演じたこともあるけど、それにしてもかわいすぎ。相変わらず美しいし、歌声もよく通るし、品があるし、なにより笑顔がキュート。いや〜、いい意味でオバケである。「人に見られる職業」なので一般人とは比べられないけど、それにしても素晴らしい年のとり方だ。
年をとる、ということを様々に考えさせられた週末。あぁそういえば読んだ本も「死にたくないが、生きたくもない。」(小浜逸郎著/幻冬舎新書)だった(笑)。体調不良も手伝って、少し自分に引きこもり気味。
山海塾「金柑少年」
2006年04月02日(日) 10:34:04
桜の花は、知らなかった路地をいろいろ教えてくれる。
犬と散歩をしていて、眼の端にふっと薄桃色の雲がよぎったと思って引き返してよく見ると、いままで気がつかなかった小さな小さな路地の奥で桜が満開になっている。思わず路地を入るとよく手入れされた小体な庭があったりして、散歩しなれたいつもの道に新しい意味が加わったりする。
昨日は世田谷パブリックシアターで山海塾公演「金柑少年」。
1978年初演の古典。天児牛大は今回は踊らず、演出に徹したが、終演後の吉川洋一郎とのトークセッションで話を聞けた。
2005年にリ・クリエーションしているとはいえ、やはりどこか70年代の意味性・ハプニング性を引きずっている演目。なんだかちょっと青臭くて懐かしい。あの時代のようにひとつひとつの動作に意味を求めながら観てみたり。
冒頭の「金柑少年」と「孔雀」、「豆太郎」が特に良かった。ラストの「金属性の飛鳥」の子宮(?)から吊り下がっている男も美しい。
「孔雀」では本物の生きた孔雀を使い、途中で孔雀を放して孔雀の好きにさせるのだが、昨日は孔雀が飛び、唯一のセットともいえるアクリル板の上に止まった。終演後、吉川氏は「いままで200回以上観てきて初めて孔雀が飛んだ。今日のお客さんはラッキー」と言い、天児氏も「飛んだことは前にも1回あったが、アクリル板に止まったのは30年近くやってきて今回が初めて」と言う。止まってから終演まで1時間くらい舞台出演していた孔雀。舞台に妙な緊張感が出て面白かった。
山海塾って、観終わってからじわじわと来るタイプの舞踏だな。一日たった今ごろ静かに感動してる。
ふるさときゃらばん
2006年01月26日(木) 8:06:08
体調すぐれず、昨日は基本的に休み。半日寝ていた。でも夕方から打ち合わせがあり仕事へ。
その後、仕事で「ふるさときゃらばん」を観劇。日本青年館にて。「世界はまるい」という題目のミュージカルで、愛・地球博で公演されたもののリバイバル公演だ。
実は「ふるさときゃらばん」という劇団をあまり知らなかったのだが、全国の市町村をキャラバンしている劇団で、農村劇やサラリーマン劇を得意とするという。1000以上の市町村で公演し、3500以上の公演数をこなしているだけあって、テンポも展開も見事なもの。本当は東京で観るよりも地方の小さなホールで観た方が本質がわかるのだろうなぁと思いながら楽しんだ。
終演後「ふるさときゃらばん」のメンバーも参加して軽く打ち合わせ & 飲み喰い。
深夜に家に帰ったが、鍵を持っていくのを忘れたことに気がつく。とっくに寝ていた妻をピンポンピンポンと起こし、スマンスマンと平身低頭して家に入れていただく。そういえば昨日はsuicaも入館証も忘れた。たった半日休んだだけで通勤に必要なものをいろいろ忘れてしまう。ある意味、いいことなのでしょう。
ラーメンズな夜
2005年07月14日(木) 18:13:15
「ラーメンズを見る会」に参加。
とはいえ生ライブではなく、みんなで集まってDVDを見る、という会。知り合いのラーヲタ編集者がコレクションしてるDVDを持ってきてくれ、最終的に7人で鑑賞。大笑い。やっぱラーメンズは面白いなぁ。ある同棲家庭(笑)にお邪魔しての鑑賞会だったのだが、相当近所迷惑だったと思われ。午前1時くらいまでギャーギャーやっていたし。
でも、ラーの面白さを是非とも体験させたかった方(その人のための会だったのだ)は急病で参加できず。残念。まぁまたそのうち。
なんか忙しすぎて食欲が湧かず(このボクが!)、せっかく手作りの美味しい料理をいっぱい作ってくれていたのにあんまり食べられず、ワインばっかりパカパカ飲んでいたら相当酔っぱらった。物理的な忙しさというよりも、プレッシャーが強い仕事が多いせいかな。消え去り願望まで出てきて困惑。ま、三連休で回復するだろうけど。
大ポカ
2005年07月12日(火) 5:05:30
このところあまりに仕事の案件が多すぎて、予定をすっ飛ばすということが素で起こっている。ダブルブッキングとかも茶飯事になってくる。完全にオーバーフロー。あぶねー。こういうときは大ポカする。超大事案件とかをすっ飛ばしそうだ……とか、思っていたら、
大ポカしました(泣)
9日に行く予定にしていた満員劇場御礼座東京公演をすっかり忘れていた!(仕事じゃねーのかよ)
いままで大阪に見に行っていた公演がわざわざこっち来てくれていたというのに! チケットを早々に買い、マジで異様に楽しみにしていたのに、なぜか「まだまだもっと先」と思いこんでいたワタクシ・・・悔やんでも悔やみきれません。おかげで昨日は一日落ち込みモード。あぁホントに楽しみにしていたのに! 久々に大阪ノリをこの身で浴びれると思っていたのに!
「逆境ナイン」。ボクを信じて見に行って「つまらなかった!」というメールが!
すいません。あれは好き嫌い分かれる映画だと思うので、見に行く時は自己責任でどうぞ。くそゲー的脱力感を楽しめる方でないと辛いかも(その日の精神状態にも寄る)。
トニー賞授賞式
2005年06月19日(日) 3:40:12
BS2でトニー賞授賞式ノーカット版を観る。まぁ毎回思うことだが彼我の差に愕然&暗然。ショーの演出力と出演者の層の厚さと。日本だったら出演者いじり芸人が司会とかやるのだろうな…。この分野で勝負しても日本は絶対勝てないので、オタクやマンガやゲーム方面のリードを広げていくしかないのかも。勝負しに行っている宮本亜門氏とかに敬意を表しつつ。
個人的には「ヘアスプレイ」の母親役でトニー賞を取ったハーヴェイ・フィアスタインが存在感たっぷりのプレゼンターで出てきたのがうれしかった。圧倒的。人間の存在感ってどこで違ってくるのだろうな。毀誉褒貶に晒され、自分は自分という境地に辿り着いたあげくの自信の大きさ、みたいなもので違ってくるのかも。
などと考えつつ、ワインをがぶ飲みして、酔ってフローリングで床寝し、起こされてベッドに移って熟睡して、ふと目覚めたら午前2時。目が覚めてしまったら無理に寝ようとはせず起きることにしているので、起きてきて企画や原稿書きなど。
4時前後のこの静寂が好き。怜悧な空気も、好き。
カムカムミニキーナ公演「孤独なパイロット」
2003年05月30日(金) 7:06:51
カムカムミニキーナ公演「孤独なパイロット」観劇。新宿シアターアプル。無名端役の米田弥央の応援で行ったのだが、ひと言しか台詞がなかった(笑)。藤田記子、松村武、八嶋智人ほか、役者はなかなか良かったが、脚本が冗長かつちょっと理屈っぽくてこなれてない。物語が納得のもと収束しない。拡散もしない。だから観客にカタルシスがない。脚本が抜けてくればもっといい劇団になるだろう。いい構図はいっぱいあったし。
新宿シアターアプルは歌舞伎町にある。大学時代は毎日のように行った歌舞伎町。ゴールデン街に行きつけの飲み屋があったのだ。先輩が開拓したスナック。学生のくせに毎日のようにそこに通っていた。学生割引で1000円で何杯でも飲ませてくれる豪快なママさんがやっている小さな小さな店だった。垂直に近いグラグラの階段を上る。カウンター6人とテーブル4人がすべて埋まると酸素が足りなくなるような小さなオンボロ店。つぼ八より安く済むし、伝説のゴールデン街で飲んだくれている自分に酔っていた。ちょっと売れない演劇人か文士みたいじゃん?なんて。いま考えると背伸びしまくりの大学生をよく相手してくれた。根拠のない自信に溢れ、青臭い人生論だの吐いてる学生をどうしてああ寛容に受け入れられるのだろう。ボクならうざくてたまらん。
そんなこともあって20年前のボクにとって新宿は庭のようなものだったのだが、ちょっと行かないとすっかり変わり、まるで見知らぬ街のよう。ズボンの財布を手で押さえ、怖いおにいさんと肩がぶつからないように気をつけ、身体を固くしてサササと通り抜ける。店を失うと街も失う。ボクの歌舞伎町はあの店とともに終わったのだな。
夜は梅田で満員劇場御礼座公演
2002年11月21日(木) 21:19:15
金曜土曜と関西。夙川の主治医(といっても足裏マッサージの先生)にカラダをよーく診てもらい、夜は梅田で満員劇場御礼座公演。土曜はなつかしい地域をぶらぶらして久しぶりに関西の空気をゆっくり吸ってくるつもり。もともとは東京人なのになぜか関西で癒される。変な感じじゃ。
つか、往復の新幹線やら観劇やら飲酒やら、治りかけの腰には試練だな。持ってくれ、腰よ!
劇団青い鳥が8年ぶりに公演!
2002年05月08日(水) 21:04:39
新聞で劇団青い鳥が8年ぶりに公演するのを知る。げー、知らなかったよーーーーー! あしたからじゃん!もう取れないだろうなぁ……
その昔欠かさず観ていた劇団だけに心底くやしい。ぐやじーよー。




