アート
ボクがよく見る動画
2008年02月06日(水) 8:54:41
最近見た動画の中では「Frozen Grand Central」が一番印象的だった。
こういうパフォーマンスというかインスタレーションは大好きだ。超好み。いいなぁ。なんというか、自分が生きている何気ない時間自体の劇場性に気づき、精神が異化される感じ。まさに芸術そのものじゃないか。
動画で言うと「Free Hugs Campaign」も好き。
これはずいぶん前のものだけど、たまに疲れ切った夜とかに見るとてきめんに効く。カサカサになった心にすぅっと水が与えられる感じ。人間も捨てたもんじゃないと思う。というか、もしかしたらこの延長線上に国とか政治とかの争いを越えた「民衆による世界平和の実現」があるのではないか、とすら思う。性善説すぎると言われるかもしれないけど。でも、ベルリンの壁が民衆によって崩されたようなカタチがネットで起こらないと誰が言える?
実際これはその後世界各地に広がってるし(関連動画)。
それと「Where the Hell is Matt?」も好きかな。
これも超有名だが、なぜか何度も何度も見てしまう。自分たちが生きている地球という星がなんだかやけにリアルに感じられる。環境保護や世界平和を正論的に真っ正面から声高に叫ぶより、こういう表現の方が心に届くし感じられる。優れたコミュニケーションとはこういうことだ。
有名ついでに「Kiwi!」。しみじみするね。これはお酒を飲んだ夜中なんかにこっそり見ると効く(笑)
さなメモではあまり紹介しないけど(講演ではわりと紹介している)、いい動画はたくさんコレクションしているので、また定期的に紹介します。「これはオススメ!」とか言うのがあったら是非お教えください。
タレルの部屋
2007年12月16日(日) 9:32:26
金沢から帰還。
最終日は嵐のような天候で、途中初雪まで舞ったのだけど、金沢21世紀美術館の「タレルの部屋」にいた数十分だけ青空になった。晴れ男でよかった(笑)
四角く切り取られた青い空を雲が流れる。思わずボーッと数十分。発見と異化と伝達について考える。この三つにおいては異化の分野が自分がまだ踏み込んでいない(というか不得意な)ところだなぁ、とか。客もめったに入ってこず、ジェームズ・タレルほぼ独り占め。贅沢だ。
特別展示は粟津潔。アレ?聞いたことあるな、と思ったが、展示を見ているうちにいろいろ思い出す。彼のポスター展を以前に見たことがあった。でもポスター以外の作品は初めて。阿部定の映像作品なども見入る。面白すぎ。現代にあっても新しい。なんだかとても共感し、ショップで本など買ってしまう。展示を見終わった後もロビーの椅子でその本をずっと読んでいた。
というか、この美術館、飽きないな。これを見るためだけに金沢を訪れる人がいるのがよくわかる。空いているであろう、オフシーズンの平日の午前中とかにもう一度来てみよう。
メシ系は、朝早くにニューグランドの「ロワ」まで出かけていい景色とともにモーニング。その後「近江町食堂」を経て「壽屋」。「不室屋」は(さすがに腹一杯で)諦めて、前回買って非常に気に入った東山の「天野茶店」で加賀棒茶をおみやげに買い、金沢21世紀美術館でゆっくりして、夜にエムザ裏の「祥鮨」。19時発の空港行きバスギリギリまで食べてバスに飛び乗り(ギリギリだった)、最終便で羽田に到着、という段取りだった。
「祥鮨」には17時から2時間ひとりきり。東京の仕事仲間の強力推薦だったが、握りはともかく刺身がうまいうまい。かさご、ひらめ、車だい。忘れられず。お母さんが焼いてくれるエビ入り玉子焼きもなんともいえず良い感じ。ご主人との話も盛り上がり、最後の夜のいい〆になった。
美しい生活
2007年06月13日(水) 8:09:51
世の中には「それを使っているだけでセンスがよくなるもの」というのがある。少なくとも「センスがよくなる気がする」もの。毎日それを使うことで生活の背筋がスッと伸びるもの。
美しい部屋に住んだら、センスよく毎日を暮らそうと心掛けるようになる。美しく機能的なキッチン用品を買うと、キッチンに立つのが待ち遠しくなる。美しいデザインの靴を履くと、その日一日歩き方まで優雅になったりする。美しくも繊細な文具を使うと、仕事の発想まで変わってくるだろう。
そんな少しずつの積み重ねが人間のセンスを変えていく。数年経つと明らかに垢抜ける。だから毎日使うものはとても大切なのだ。無理をしてでも美しいものを身の回りに散りばめた方がよい。
さて。Mac もそういうもののひとつだと思う(そういう流れかよ)。
毎日必ず使うコンピューターだが、Mac を毎日使うのと Windows を毎日使うのでは、長い間のセンスの差は大きいと個人的には確信している。
10月発売予定の Mac OSX Leopard のデモページを見た(「Watch the Demo」でそれぞれの機能の素晴らしいデモが見られる)。
美しすぎて溜息が出た。美しいだけでなく、使いたくなるデザイン。仕事すら楽しくなりそうなユーザーインターフェース。よりグラフィカルで直感的なので、マック初心者でも簡単に使えるだろう。Windows Vista が Mac OSX のマネをして(あっけにとられるくらいマネた)、見た目上は Mac に追いついた感じになっていて「ヤだなぁ。全然違うんだけどなぁ」と思っていたけど、またまた余裕で大きく引き離してしまった。思想もデザインも数年は先を行っている。
ちなみに、ボクは Win を使っている人とファイルのやりとりをしょっちゅうしているが、なんの不便もない。仕事で Win 使っている人も、そろそろ Mac にして、生活を「美しく」しませんか?(というか、シリコンバレーではMacを使っている人の方が主流派になりつつあるらしいけど)
とか、まぁボクは「Mac信者」ですので、適当に読み流してください。でも成長期の娘には絶対 Mac を使わせる。成人するころには美的センスが大きく違っているだろう。いやマジで。
深夜のお茶室
2007年04月13日(金) 7:58:10
お恥ずかしいことではあるが、茶道の心得がない。
母が多少するので飲むことは飲むが、作法などはよく知らない。年齢的にそろそろ知っとかないとなぁとは思っていた。
昨晩、武者小路千家の家元後嗣である千宗屋さんとお会いする機会を得た。
紹介してくれる知り合いがいて一緒に夜ご飯でも食べましょうということになったのだが、その予定を決めるメールのやりとりの中で千さんから気になるひと言が…。
> 食後に家でお茶でもどうでしょうか?
どわっ!
千家でお茶っ!
若宗匠自ら入れてくれるお茶っ!
ヤッバイなぁ。礼儀も作法も何にも知らないよ…。
でも、これだけの相手だと、知ったかぶりや見栄が全く通用しない分、逆に気が楽である。もう正直に「何もわかりません」と告白し、自然体で行くしかない。ネットや本でにわか予習しないことにして、虚心坦懐に行くことにした。
そんな感じで、ちょっと緊張しつつ、神楽坂のある店へ趣いたのだが、実際お会いした千宗屋さんはボクより一回りほど若く、とても気さくな方であった。ちょっとだけホッとして正座を崩すワタクシ。
紹介してくれたヒトやその友達が「千くん!」とか馴れ馴れしく呼ぶのを最初はドキドキしながら聞いていたボクであるが、だんだん慣れ、年下ということも手伝ってだんだんタメグチに。で、お誘いを受け、夜22時ごろ、東京の武者小路千家にお邪魔したのである。
まずは探険(笑)。
いろいろ見学させていただく。ほのかにお香が香る中、それぞれの部屋の用途やら利休像やら掛け軸やら、家元後嗣のくわしい解説つき。居間に入って少ししゃべったあと、広間の茶室に移っていよいよお茶である。正客の座に座らされ、いきなり試練。美しい手元に見とれていたら目の前にスッとお茶を出された。
「あ、あの、どうやっていただけば?」「では、簡単にお教えします」
覚束ない手元を恥じつつ作法をこなし、ズズズと一杯。
……あぁ。うまい。とても柔らかく口に入ってきたあと、思ったより強く味と香りを主張して、後味すっきりスゥと消えていく。なるほどおいしいお茶とはこういうものか。舌よ鼻よ、覚えろ。
二杯いただいた後、ワガママを言って黒田泰造作の白磁を見せていただき、それでまた点てていただく。あぁ器が変わると味も変わって感じられるなぁ。
ふと気がつくともう24時すぎ。
広い武者小路千家を2時間以上独占し、若宗匠のご指導つきでお茶をいただいてしまった。お茶(ほぼ)初体験としては最上級。ありがたいことです。
心なしか終電の車内も上品に感じられる(←影響を受けやすい)。
「和」の静かな世界に数時間浸るだけでどうしてここまで心が洗われた感じになるのかな。お茶の味を思い出しながら葉桜見物して、ゆっくり歩いて帰った。
HIROMIX
2007年03月18日(日) 8:53:47
娘の響子と「中学に入ったら部活とか何やりたいの?」みたいな話をちょくちょくしている。
まだ全然イメージが湧かないようではあるが、このところ「写真かコーラスかなぁ」とか言っている。器楽もやりたいようだが、これは部活とは別の課外授業で教えてくれるようなので(オケも出来るらしい)、部活は写真かコーラスか、らしい。まぁ実際にいろんな部を見てみるとまた考えが変わるかもだけど。
ボクは体育会系だったのでよくわからない世界ではあるんだけど、でも、「写真部」ってのはいいなぁ。写真って、美しい時間を切り取ると同時に、世界に対する自分の見方をハッキリさせることだからなぁ。中1からそういう訓練をしておくのは素晴らしい。と、ちょっと喜んだ父としては、進路を恣意的に強制することにならないように気をつけつつ、「写真に興味あるなら、とりあえずHIROMIX見とけ」とばかりにHIROMIXの写真集を2冊贈った(近い年代の人が撮った写真は共感を呼びやすいだろうし、アラーキーはまだ早いし:笑)。「Hiromix Paris」と「Hiromix Works」。まずはわかりやすいのふたつ。その後、「光」とか「Girls Blue」も見せてやろう。
ま、実際には自分で写し始めないと何もわからないと思うけど、でもなんだかうらやましいぞ。若く濁りのない網膜に写った物や景色や人を撮り残せるわけだ。ううむ。
つか、ボクだって80歳の自分に比べたら若くて濁りない網膜だ。
娘がもし写真を始めるなら、ボクも横で一緒に始めて勉強し、いろいろ写してみようかなと思う。確実に嫌がられるとは思うけど。まぁ少しくらい横にいさせろ。
熱燗専用
2006年12月19日(火) 7:56:35
以前瑞浪に行ったときに作陶した美濃焼を、日曜の宴会時に手渡しでいただいた。
瑞浪市には陶磁器会館「美濃焼プラザ」というのがあり、美濃焼、瑞浪焼を売っていたりする(わりと陶器で有名な街でもあるのだ)。そこで陶芸教室もやっていて、作陶体験教室に入れるのである。正味1時間程度の作業。ロクロを回して茶碗とか湯呑みとかを作っていく。ボクはぐい呑みを作った。広口の大きめのぐい呑み。ロクロを回すのは初めてだったので緊張しつつなんとか完成。それが焼き上がってきたわけである(写真1、写真2)。
どうすか! 初めてにしてはなかなかっしょ!(自己完結)
「おぉ〜!」と喜び、さっそくその場で酒をもらって飲んでみる(呑み初めは「三千盛純米大吟しぼりたて」)。
当然「ぅ、ぅ、ぅうまいっ!」と叫びたいところだが、唇に当たる部分が少し肉厚すぎて、せっかくの銘酒の切れがにぶって感じられるのが難。この飲み口の部分って本当に味に影響を与えるなぁと実感させる出来(笑)。リーデルとかここの薄さで勝負してたりするもんなぁ…。でもここを薄くするのって初心者にはハードルが高いしな…。
ただ、逆に冬の熱燗とかならこの肉厚さもホッコリ感じられていいかも。熱燗専用にしよう!
自分で作った自分専用のおちょこ。大事にしなくちゃ(震災が来ても割れないように仕舞い方を気をつけなくては!)。瑞浪のみなさん、ありがとうございました。
やっぱ見る側より打ち上げる側!
2006年07月16日(日) 8:30:31
昨日は花火大会。花火大会といっても、そこらの店で買ってきたオコチャマ花火を上げる内輪のものではない。メインは3号玉15発。ちなみに隅田川花火で上げられる最大がその3号玉。わかります? つまり、小規模ながらも、東京で上げられる最大級の花火を上げる大会なのである。
ボクは花火師として打ち上げ側なので4時集合。まず筒をセッティングし、その後ナイアガラのポール立て。今年は過去最長の4連ナイアガラを運河を横切って渡す。ポールもワイヤーもそれぞれ重くて長い。男10人くらいで必死に立てる。これだけで疲れ切るくらいの重労働。結果、奇跡的と思えるくらいうまく張れた! がっ! 張った直後に雨が降ってきやがった。うわ〜花火が濡れる〜。でも運河の上に張ってしまったのでもう取り返しがつかない。あ〜あ…。
小休止して雨が止むのを待つ。結構本降り。昼にものすごい雷雨があったのだが、もしこのまま雷雨になったら中止かな…とか危惧しつつ、自分の「晴れ男」を信じる。人生と一緒で、信じていると晴れるのだ。晴れろ晴れろ晴れろ…。
と、開演1時間前くらいに雨が上がった! というか晴れわたった! やりっ! 晴れ男認定! ナイアガラがどの程度湿気たかわからないが、とりあえず打ち上げは出来そうである。
7時半、打ち上げ開始。
直前の雨にも関わらず、なんと今年は観客1500人集まったとか。1500人! すげ〜。消防士や消防団の方々も40人くらい出ている。警備の人、ボランティアの人を入れると100人体制。これまたすげ〜。一方花火師はたったの10人。失敗できないぞ。自ずと気合いが入る。
1発目はMCでもある師匠が火入れ。ドゴババーーーン! ぅぉおお〜〜! 観客の歓声がすごく大きい。
ボクは2発目を火入れさせてもらう。
一年ぶりだし、3号玉だし、やっぱ緊張する。最近では離れたところでの電気点火が主流なのだが、わが「のれそれ花火企画」は筒の真横で手で点火する。ひとつ間違えば死ぬ。こえ〜。
観客のカウントダウンに合わせて即火線に火を入れる。
ズバシュッ……(しゅるしゅるしゅる)……ドゴババーーーン!
ぅぉおお〜〜〜〜〜パチパチパチパチ!
真上で花開く3号玉。やっぱ3号玉はでかいわ。一般に3号玉は高さ120mで直径35mの花が開くという。あぁ久しぶりの快感! ちょっと遅れて聞こえてくる観客の歓声と拍手もこれまた快感! やっぱ見る側より打ち上げる側! 遠くで見るより真下で見る花火!
基本的に小学生相手だし(ある小学校のPTA主催で、我々花火師はそこに依頼された格好)、打ち上げ場所のすぐ横にあるアイル橋の通行を待って一発一発上げるので相当間延びした花火大会なのだが、プロでない花火師たち(主メンバーは小学校の先生、主婦、サラリーマン←ボク)にとってはこれが精一杯。今年も事故なく上げられて良かった…。
雨に濡れて湿気が心配された最後のナイアガラも奇跡的に火が入り、大拍手で終わってジ・エンド。4連ナイアガラは見ごたえあるなぁ。苦労してポール立てた甲斐があった。運河に映るナイアガラのきれいさはまた格別なもの。
終わって後片づけと掃除。やっとビールにありつけたのが午後10時。打ち上げ場所でそのままみんなで乾杯。いや〜楽しかった。とはいえ準備から乾杯まで正味6時間、マジで疲れ切ったよ。
ふらふらになりながら帰宅。汗でベタベタのカラダを洗って(昨日は36℃)、ちょっと火傷した手に軟膏塗って、即寝。夢も見ずにぐっすり。夢とは起きてる時に見るものなのだ。
花火師、始動
2006年07月11日(火) 9:26:33
◆花火大会のお知らせ◆
日時:7月15日(土)夜19時半くらいから。
場所:東京都品川区東品川海浜公園(天王洲アイル)
ボクの所属する「のれそれ花火企画」による花火大会です。ある小学校のPTA主催ですので子供たち用の演出ですが、間近で見る打上花火はなかなか迫力あるものですよ。つか、隅田川花火大会と同じくらいの大きさを上げます(規模は全然違うけど)。花火師免許を持っているボクも数発上げます。お近くの方はぜひお越しください。ナイアガラもやります。場所はこのあたり。地図の矢印のところから右に入っていった公園の運河沿いが観客スペース。打ち上げ場所は小さい橋(アイル橋)を渡ったところです。もちろん天王洲アイル側からも入れます。きちんと消防・警察にも許可を取ったイベントで、安全にも最大限気をつけますが、一応自己責任でお越しください(笑) ちなみに雨や強風の場合は中止もありえます。ビミョーな場合の問い合わせ先はありませんので、そこも自己責任でおいでくださいませ。
多摩川の打ち上げ許可が厳しくなってしまい、このところ毎年この場所での打ち上げが「のれそれ」の最大イベントになっています。まぁハッキリ言って「打ち上げ花火は打ち上げる真下で見るのが一番の快感」なのですが、それは花火師しか味わえません。とはいえこの場所は運河をはさんですぐのところで花火が上がるので、迫力は相当あります。どうぞお楽しみに(品川周辺にお住まいの方なら家から見えるかもですね)。
音楽をブツとして所有し愛玩するという文化
2006年05月23日(火) 9:02:28
ちょっと欲しいもの。
レーザーで昔のLPを聴けるマシン。たくさんある古いLPを、針でこすらずに聴ける、ということだよね? むーん、音質がちょっと不安だけど、欲しいー。でも高いから手が出ないー。つか、レーザーディスクのコレクションも不安だ。製造終了になっちまったし。十年後とかにはCDプレーヤーも製造終了になるかもなぁ。音楽はネットからDLするのが常識、という時代はすぐそこな気がする。音楽をブツとして所有し愛玩する、という文化は廃れていくのだろうかなぁ。
話は変わるけど、こういうアート、好き。思わず無限に見続けてしまった。BGMはGreen Dayみたいのが合いました。
吉岡幸雄さん〜山本彩香さん
2005年11月29日(火) 8:26:14
昼休みを利用して「染織家 吉岡幸雄の仕事」展を見に日本橋高島屋に行ってきた。最終日。
テーマは「甦る王朝の美 源氏物語の色」。古い日本固有の色を染織で再現している。この微妙で美しい色合い…。日本の色の美しさに絶句することしばしば。あんまり美しかったので、父母へのX'masプレゼントを会場で選んだ。展示即売会やっていたのだ。母へは超微妙な色合いの二重織り透かしシルクのスカーフを奮発。父にはシルク織りのメガネ掛け。双方ともよしおか工房が染めたもの。(このサイトは父母ともに見てないので書いても大丈夫なのです)
と、ここまで書いて「あれ? X'masであってたっけ?」と気になって調べてみたら…。やっぱり「X'masは誤用」だそうだ。正しくは「Xmas」。「'」がいらないわけね。日本人だけが勘違いしているとか。ニュースや広告でも堂々と「X'mas」って書かれてるもんねぇ。
すぐ近くの日本橋三越では今日(11/29)から沖縄展がある。はるばる山本彩香さんも来られている。以前試作品を試食させていただいた「姫シャコ貝の豆腐よう漬け」をたぶん初売りするはず。絶品だから皆さん是非食べてみてください。
山本彩香さんと言えば、上京土産に彩香さん手作りのソーキの煮付けをいただいた。これが本当においしくて、なくなっちゃわないように毎晩ちびちびちびちび食べている。泡盛の香りがぷーんとして家の中をなにやらさわやかな風が吹く。食べ物でヒトの心をここまで豊かにさせることができるのだなぁ、と改めて感服。
MoMAとポロックとGoogle Map
2005年10月22日(土) 13:12:51
昼前まで寝たり起きたり。うわー本当に時差ボケだ。時差ボケにならないカラダだと思っていたのでちょっとショック。
昼は50丁目と6Aveの角近くに屋台を出している「Daisy May's BBQ USA」でボウルオ・レッドとポークサンドとチキンサンドを買い込み(ここはテイクアウト専門スタンドのくせにザガットで23点取っていたりする)、コロンビア大学まで地下鉄で上がって、キャンパス内でビジネスランチ。テックス・メックス系チリスープもサンドウィッチも相当うまかったが、途中から時差ボケもあって食欲がなくなる。このボクが食欲なくすなんて…。
みっちり打ち合わせ後、帰って寝るべきかと思いつつ、MoMA(近代美術館)へ行ってしまう。新しく建て替えたMoMAは初めて。日本人の設計家には悪いが前の方が好き。というか、グッゲンハイム美術館まで行かなくてもいいが、なにか近代美術を象徴するような建物にしてほしかったな…。とか思いながら早足でひと通り回る。特別展示の「SAFE」という特集が面白かった。
MoMAに来るといつでもポロックの前に数十分座り込んで楽しむのだが、今回もポロックを見つけるや否や「おひさ〜」と座り込む。マイ・フェバリット。見慣れた構図。で、なんとなく目を細めて見ていたら、なんとポロックの絵が「Google Map」の空撮地図に見えてきた(!)。黒い線が川で白い線が道。一見乱雑に絵の具を垂らしただけに見えるポロックだが、目を細めると本当にMapとして見え、Mapとして見るときちんと秩序とバランスが取れている。ある意味地球の縮図になっている感じ。それだけ普遍性がある構成ということか。ポロックの他の作品にも「これってどう見ても千葉県の空撮〜」というのがあり(緑色が効果的に使ってあるのだが、目を細めてみるとそれがゴルフ場の空撮に見えてくる)なんだか違ったポロックの楽しみを見つけた気分。
ポロックのおかげかだんだん元気になってきたので、チェルシー〜ミートマーケット地区(ミートパッキング地区)近辺を散策。ミートマーケットあたりってここ数年異様にオシャレになってきたのだが、それを実感できる散策だった。有意義。こりゃマンハッタンで一番面白い地区と言われるはずである。いろいろ見回った後、NY在住の友人たちと同じ地区内の「5Ninth」というレストランへ。エイジアン・フュージョンかな。パンチは足りないけどうまかった。なかなか良い。というか、店は看板もない一軒家。意外性がとてもいい。
勢いがついて、今最高にスノッブなホテル「Hotel Gansevoort」の最上階のバー、そして泊まっている「Bryant Park Hotel」の地下バーとハシゴ。双方ともに最先端のバーで、かつ金曜の夜ということもあり、オシャレな連中が列をなして入店してくる。マン・ウォッチをひとしきりしたあと、さすがにガソリン切れてきた。部屋に帰って寝る寝る。
激混みのゴッホ展
2005年05月16日(月) 7:36:42
東京国立近代美術館のゴッホ展に家族で行ってきた。日曜の夜という比較的空いていそうな時間を選んだのだが人人人。「立ち止まらずご覧ください〜」と係員の叫び声が響く。そんなんで絵の世界に浸れるかいな。「あっちに有名なのがある!」とか走り回るオバサンたちも凄まじい。それでもボクは背が高いから人々の後頭部越しに観られるからよいが、背が低い妻子は相当苦労した模様。あぁやっぱ有名な美術展って来てはいけない場所だ。意味がない。中途半端な体験は害だ。
ボクは端から観るのを諦め、家族と入口で待ち合わせることにしてサッサと常設展に移動。ガラガラ。川端龍子を再発見。いいなぁ。少し追ってみたい。
混雑の中、入口で無事落ちあう。響子が焼肉焼肉と言い、優子が「鶯谷園」に連れて行けというので鶯谷まで出て夜メシ。日曜夜のせいか混んでいた。ハラミや特上系のいくつかが売り切れ。それでも値段と味のバランスが真っ当だ。特上ヒレはやっぱりイイ。レバーもなかなか。牛刺しはもうひとつ。サンギョッサルはとても良かった。ラストにテグタンスープを頼んだが巨大であった。肉数皿とコレだけでもいいかも。もっと安くつく。ただ、スープは少し化学調味料が強く、それだけが残念。
土日が終わった。数行書いては直し数行書いては直し、で、どうにもドライブがかからない。少し原稿から離れてみるか。懊悩の先に急にトンネルが開けることを願って。
セントラルパークの「The Gates」
2005年02月20日(日) 16:53:15
復調宣言したわりには体調悪く、やるべきことがほとんどこなせていない。犬の散歩しただけでぐったり疲れる。この一週間で体力ガタ落ちの模様。地道に取り返さなければ。
セントラルパークの「The Gates」の模様が、NY在住の方からメール(写真入り)で届く。いいなぁ…。これはご存じクリストとジャンヌ・クロードのアートプロジェクト。パーク内の遊歩道37Ɠに渡って7500ものゲートを建て、それぞれのゲートにサフラン色の布を垂らすという「アンブレラ」系空間再定義アートだ。1979年に構想し、市の許可を得るまでに24年、制作期間を含めて実に26年もの歳月をかけ、そのうえ約21億円の全制作費用は自己調達したという。この粘り。信念。そして自腹で自分のアートをする潔さ。言葉もない。というか、ゲートを並べるだけ、という、価値観が違う人から見たら噴飯もののアートを揺るぎない意志の力で26年21億円かけてやる気力に打ちのめされる。
クリスト夫妻のアートなんてめったに体感出来ないので、噂を聞いてこのためだけにNY行きたいと思っていたのだが、先週「え、もう始まったの!」とニュースに驚き、期間確認したら27日まで…。うー、無理。
「マティス展」〜shinoさんと再会
2004年09月25日(土) 18:03:23
今日は一家3人で「マティス展」。国立西洋美術館。マティスは断トツにマイ・フェバリット。何度見ても何か発見がある。ボクも彼みたいに煮詰めて煮詰めて自分と豊かな対話がしたいもの。ある意味遠い目標のひとつ。生き方において。
マティスの後は上野から恵比寿に移動。今年1月にプラハでお世話になったshinoさんが個展を開いているのだ(27日まで)。どこかで腹ごしらえしてから行こう、となり、優子が「筑紫楼」のフカヒレ煮込みそばを食べたことがないというのでそこで昼飯。相変わらず独特に濃厚。うまし。化学調味料が舌に残ったが、前からそうだったかなぁ。
満腹後、ギャラリーでshinoさんと懐かしい再会。優子が彼女のビーズアート(ネックレス)をとても気に入り3つも購入。予定外出費(泣)。ボクもビーズの派手なブレスレットを気に入っていたのだが諦めることに。つか、アレをして街を歩く勇気がないというのが本音かな。オッサンやし。 ←いや、勇気を出さないからオッサン化するのだ。 ←わかってはいるらしい。←買えば良かった……いまごろ後悔。
shinoさんはチェコ在住なのだが11月まで日本にいるということで今度うちにお招きすることに。というか、彼女はチェコ料理のプロでもあるので、家でチェコ料理を作ってもらう。やたー自家製クネドリキ! うひゃひゃ。楽しみ。
shinoさんと別れて恵比寿アトレを冷やかし、歩き疲れて駅近くの備屋珈琲店に入ったら小雪さんがいた。極寒の軽井沢を覚えているかな?と挨拶しかけたが、プライベートタイムっぽかったのでさっさとコーヒーを飲みさっさと帰る。
響子はマティスやフカヒレソバやビーズアートなんかをどう感じたかな。あとでいろいろ話してみよう。
森美術館でMoMA展
2004年05月28日(金) 8:02:52
夕方、六本木でぽかりと時間が空いたので、六本木ヒルズ53Fの森美術館に飛び込んでみた。ちょうどMoMA展やってたし。
思ったより広くて展示はなかなか充実。多様なるモダンアートを時代ごとにざっくり4つのテーマに分けて、現代にスムーズに結びつけている。観客はこれらのアートを過去のものとして鑑賞するのではなく、現代に連なるものとして体感できる。よく考えられた展示であった。
ビデオを見たりしてたら2時間くらいつぶせた。しかもスタバ形式のカフェがあるので、東京タワーを下に見ながら1日でも粘れる。刻々と夜景に変わっていく東京を見ながら小説読んだりして充実なる時間つぶし。週末は24時まで美術館やってるし、また利用しよう。ただ、数々のショップを通らざるを得ないルート作りが興ざめだし、異様にオペレーションの人たちが多いのもなんだか落ち着かない。いろんな強制をされる。手取り足取り、子どもじゃないっつうの。つか、この膨大な人件費はどこへ行く(そりゃもちろん我々に)。
あ、そういえば展示の音声案内にiPodを貸し出ししてた。この使い方はなかなかセンスよし。




