人物・訃報など アーカイブ

デヴィッド・ボウイの「瞬間」をボクはきっと忘れない

2016年1月12日(火) 16:23:13

IMG_0101.jpgデヴィッド・ボウイ死去のニュースが流れた昨日の夕方(実際に亡くなったのは一昨日の1/10)。

ボクは新潟の名旅館『里山十帖』にいた。
302号室のベランダで、寒さに震えながらiPhoneで写真を撮っていた(上の写真)。
そのとき、「号外」としてiPhoneにアラートが流れてきたのであった。
部屋にいた妻に教える。

「デヴィッド・ボウイが死んだらしいよ」
「・・・え?」

安西水丸さんとの12ヶ月

2014年3月25日(火) 8:17:56

安西水丸さんが亡くなった。

最近、立て続けにいろいろな方が亡くなる。宇津井健、藤巻幸夫、安西マリア・・・でも、水丸さんはちょっと身近すぎるかなぁ。

身近といっても、お会いしたことはない。
ただ、もう10年くらい前になるが、婦人画報で連載したとき、なんとボクの連載原稿に安西水丸さんが挿絵を描いてくださるという光栄に浴したのである。

連載が決まったあと、副編集長から「挿絵は水丸さんとかどうですかねえ」と言われた時の驚き。

ボクみたいな泡沫ライターに果たして描いてくれるのだろうか? だって、ある時期「水丸ブーム」と言ってもいい時代(たぶん1980年代)が確実にあったくらい有名な人だし、当時は村上春樹の挿絵を描いていたし、彼の本名である渡辺昇なんて村上春樹の小説にたくさん出てくるし(このエピソードはマニアックかつ関係ないがw)

「さとなおさんのこと、知ってるっておっしゃってましたよ」と編集者。

えーーー!

そんなこんなで挿絵を描いてくださることが決まり、連載タイトルも「ごはんのはんりょ」と決まった。食べ物エッセイである。

婦人画報掲載までの流れはこうだ。

ボクが第一稿を書く。
それを編集部に送る。
水丸さんに送られ、それを水丸さんが読む。
で、その文章を元に彼が挿絵を描く。
同時並行でボクは最終稿を書き、入稿する。

mizumaru1.jpgで、毎回、初校時に、ボクは初めて、水丸さんの挿絵を見ることになる。

あー、この文章に、こういう絵かー。
さすがだなー、うれしいなー、文章が倍くらい引き立つなぁ・・・
というか、あの水丸さんが、ボクの原稿を読んだ上で、ひと考えして、筆を動かしてくれるという光栄。しびれるなぁ・・・

ボクは自然と、彼のために書くようになった。
だって、ボクの原稿の(編集者を除いた)第一番目の読者は安西水丸さんなのである。そりゃ彼のために書くでしょう。

彼に恥ずかしくないように、彼がおもしろく思ってくれるように。そして、彼が絵のインスピレーションが湧くように。

連載期間中、そんな1年をボクは送った。
毎月、毎月、安西水丸さんというひとりの読者のために、緊張して文章を書いた。

なんか、毎回、ラブレターを送るような気持ちで、送信ボタンをポチリと押した。
それは豊かで濃厚で、励ましてもらっているような12ヶ月だった。

水丸さん、ありがとうございました。
安らかにお眠りください。

今年もいろいろな方が亡くなった

2013年12月31日(火) 16:57:26

大晦日の今日。
窓ガラスを拭き、網戸を外して洗い、と、いそいそ働き、すべて終えてマック前に座ったら、なんと大瀧詠一の訃報。なんてこった。。。

はっぴいえんどの時代もファンだったけど(当時抜群に格好良かった)、なにより「A LONG VACATION」である。ボクの青春そのもののアルバム。もう18年近く前にこんな文章も書いている。ノリが若すぎてちょっと恥ずかしい文章だけど。

あー、それにしても大瀧詠一。。。

私が我が運命の支配者  私が我が魂の指揮官

2013年12月 7日(土) 6:48:15

イーストウッドがネルソン・マンデラを描いた名作「インビクタス」の中で、マンデラが繰り返し繰り返しつぶやく言葉。


  私は あらゆる神に感謝する
  我が魂が征服されぬことを

  私が我が運命の支配者
  私が我が魂の指揮官

2012年もいろんな方が亡くなった

2012年12月30日(日) 23:00:46

今年もいろんな方が亡くなった。

個人的に書き留めておきたい方をここに挙げておこうと思う(亡くなった順に)。

林由郎、林光、二谷英明、アレクシス・ワイセンベルク、田井中邦彦、グスタフ・レオンハルト、石岡瑛子、大平シロー、三崎千恵子、田子ノ浦親方(久島海)、ホイットニー・ヒューストン、淡島千景、北公次、米田一典、泉大助、山口美江、駒沢敏器、吉本隆明、アントニオ・タブッキ、中川幸夫、安岡力也、日暮修一、三重野康、土田世紀、ヴィダル・サスーン、邱永漢、小林すすむ、ドナ・サマー、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、ロビン・ギブ、吉田秀和、新藤兼人、尾崎紀世彦、レイ・ブラッドベリ、寛仁親王、深瀬昌久、アン・ラザフォード、畑中純、伊藤エミ、ロドニー・キング、塚越孝、小野ヤスシ、地井武男、アーネスト・ボーグナイン、山田五十鈴、松下正治、中川志郎、ハーブ・ヴォーゲル、西尾忠久、三木睦子、津島恵子、浜田幸一、山本美香、内藤武敏、ニール・アームストロング、横森良造、春日野八千代、文鮮明、樋口廣太郎、アンディ・ウィリアムス、大滝秀治、金子哲雄、馬渕晴子、岩浪洋三、丸谷才一、山田吾一、成田一徹、若松孝二、シルビア・クリステル、桑名正博、藤本義一、橋本文雄、石上三登志、森光子、桜井センリ、三宅久之、宮史郎、デイヴ・ブルーベック、中村勘三郎、小沢昭一、米長邦雄、中沢啓治、。

中村勘三郎さんを失ったことは喪失というより “災害” に近い

2012年12月 9日(日) 23:28:39

今週の12月5日に57歳で亡くなった十八代目中村勘三郎さん。

今日の日曜日、なぜかNHK系が力を入れた特集をいくつもやっていた。

昼間のNHKの3時間特集は、過去の「こんぴら歌舞伎特集」や彼主演の大河ドラマ「元禄繚乱」をノーカットで流したりして圧巻だった。その後、BSプレミアムでは「中村勘三郎と仲間たち」、Eテレでは「一八世中村勘三郎の至芸」として「梅雨小袖昔八丈」「春興鏡獅子」をたった今やっている。

岩田守弘くんがついにロシアのバレエ団の芸術監督に!

2012年9月 5日(水) 8:09:42

このメモを読んでくださっている方にはお馴染みの岩田守弘くん。

ボクがいつも手放しで絶賛する親友なのだけど、みなさん、彼がついに「芸術監督」になったですよ!

7月にモスクワに彼のボリショイ退団記念ステージを見に行ったが(当日のさなメモ)、その後、いろいろな話の中から、前からやりたかった芸術監督を選んだ模様。すばらしい「キャリアの始まり」だ。日本人がロシアのバレエ団の芸術監督になるのはもちろん初めて。彼はなんでも初めて尽くしだなぁ。アウェイな場所での毎回毎回の快挙である。

映画「ハーブ&ドロシー」のハーブが亡くなってしまった

2012年7月25日(水) 16:10:03

映画「ハーブ&ドロシー」の主人公、ハーブが亡くなってしまった。

震災前の2010年、このブログでしょっちゅうプッシュしていたので、覚えてくださっている方も多いかもしれない。

プッシュしていたというか、日本公開が不可能(スターも出ていないドキュメンタリー映画で、しかも主人公が老夫婦)と言われたこの映画を、監督(佐々木芽生さん)のプライベート試写会で観て惚れ込んで、仲間達とプロジェクトを組んだのである。

悲しくてやりきれない @沖縄

2012年3月 9日(金) 14:44:09

ちょっと理由があって沖縄に急に来た。

その理由については、詳細がわかり次第、また書きたい。人の死が関係したことなので不正確には書きたくない。まだ情報が不足している。でも、とにかく、朝そのことを知り、予定を放り出して昼前の便に乗った。その死んだ人とボクを実の息子のように思ってくれている大切な人の横にいないといけない。

京都でお通夜、そして宮崎で講演

2012年1月13日(金) 15:46:07

宮崎に来ている。

今晩、講演がある。
宮崎で「Foodaly」という素晴らしいスーパーを展開している宮田理恵さんの「理恵塾」という会に呼ばれて2時間弱の講演と懇親会。

塾といっても130人くらい集まるそうで、なんと県知事も聴きにいらっしゃるそうだ。稚内やら東京やらからも来る。フランスからもひとり来ている。うぅ、いったいボクに何を求められているのか、ちょっと戸惑うが、たぶんお目当てはボクではなく、理恵さんなのだろうと思う。文字通りスーパーウーマンだからねw

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター
(株)ツナグ代表。(株)4th代表。独立行政法人「国際交流基金」理事。復興庁政策参与。公益社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。東京大学大学院非常勤講師。上智大学非常勤講師。
朝日広告賞審査員。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。
現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。
本名での著書に「明日の広告」「明日のコミュニケーション」(ともにアスキー新書)。「明日のプランニング」(講談社現代新書)
“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(光文社文庫)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。
花火師免許所持。
東京出身。東京在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園夙川芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao[a]satonao.com まで(←スパムメール防止のため、@を[a]にしてあります)。