国際
アル・ゴアにノーベル平和賞
2007年10月14日(日) 17:11:44
長くボクのこのメモを読んでくださっている方は、ボクの地球温暖化問題についてのスタンスは「ニュートラルよりも多少『そうでもないんじゃないの?』派に傾いている辺り」にあることはわかっていただいているかもしれない(こんなのとかこんなの)。
地球温暖化が問題であることにはまったく異を唱えない。でもそこまで優先順位が高いとは思っていない。ロンボルグや池田清彦には共感を覚える。
また、アル・ゴアのプロパガンダ(あえてそう言うが)も否定しない。アメリカ人は一般に環境問題に無関心すぎる。多少行きすぎた警告も必要かもしれない。人為的理由で温暖化が進んでいるという危機意識を世間一般に広めた功績もあるとは思う。
でも、プロパガンダにノーベル平和賞はあんまりな気がする。プロパガンダにお墨付きを与えると、またぞろ「オフィシャルな正論ざます!」と威張る人たちが大量発生しそうで怖い。
アル・ゴアのノーベル平和賞受賞について、ロンボルグがコメントを出した。日本語訳はこちらのブログにある。
ゴアの映画「不都合な真実」に科学的な誤りが9カ所あると英高等法院が指摘したことは数日前の新聞に書かれたので読んだ方も多いかもしれない。
ま、ロンボルグも正論すぎるかもしれないが、やっぱりボクはこっちのスタンスに近いかな。
地球温暖化について懐疑的に書くとすごい勢いで怒りのメールが来たりするんだけど、とりあえず上に上げた両者の本くらい読んでからにしてくださいませ。
Shared Space
2007年09月18日(火) 7:12:08
先週のニュースになるけど、気になったもの。
ドイツ西部のボームテという町の繁華街で、全ての信号・標識を撤廃した、というニュースである。理由は「交通の安全性を高める最良の策」とのこと。交通事故を減らし、歩行者が歩きやすい環境を実現するとも謳っている。
これはオランダの交通専門家ハンス・モンデルマンが考案した「Shared Space(共有空間)」という考え方で、交通安全の向上が目的だという。このSpace内ではみんなが自然と行動に責任を持つので、車もノロノロ運転となり、事故は減るらしい。いや、事故が起こることは起こるらしいが、死傷の程度が軽いらしい。逆に信号があると「青だから走ってよし」という判断が優先されスピードを出す。「歩行者が渡るかもしれない」という可能性はあまり考慮されなくなる。相手への意識がSharedされないわけだ。そして事故が起こりやすくなり、死傷の程度も重くなる、と。
日本でもテレビで見た記憶がある。どっかの五叉路だったか六叉路だったかに信号がないのだが、いままで事故ゼロらしい。番組では不思議なこととして報告されていた気がするが、結果的に「Shared Space」になっていたわけだ。みんな無意識に「相手のことを考えて」気をつけるもんね。
これって性善説みたいな空気が根本に流れていて気持ちがいい。
ボクは基本的に性善説論者なので、なんだかとってもしっくりくる。
ちょっと前に紹介した「平和省」の考え方も性善説っぽくて好き。ちなみに第三回平和省地球会議は日本で今週21日から開かれるらしい。
いまのマスコミは性悪説の塊だ。まぁそれが一概に悪いとは言わないが、行きすぎである。
人間の「志」「誇り」「信念」みたいなものを全く信じず、その裏に「私利私欲」「損得勘定」「権力欲望」があると決めつけ、暴こうとする。政治家や官僚、医療関係者、学者、企業トップなどに対して「どうせ裏に私利私欲あり」と重箱の隅をつつき、わずかな隙を見つけて「そら見たことか!」と叩きまくる。
もちろん悪いヤツはどの世界にもいる。マスコミの中にもいるように。それを暴くのは確かにマスコミの仕事だろう。でも、マスコミの中にも「志」で仕事をしている人がいるように、政治家にも官僚にも医療関係者にも「志」や「信念」を支えに毎日の激務をこなしている人はいるのだ。それも意外とたくさん。そこをまず信じることから始めて欲しいと願う。
って、話がやたらオーバーになってスイマセン(笑
天動説と大島保克
2007年04月23日(月) 8:01:25
ロシアの国民の28%が天動説を信じている、というニュースはなかなか衝撃的だった。
ロシアの153都市で1600人を対象に行われた調査らしく、他にも「『放射能に汚染された牛乳は煮沸すれば飲んでも安全』との回答が14%、『人類は恐竜時代に既に出現していた』との回答が30%に上った」らしい。この、彼我の情報格差はなんだろう。日本人が日々摂取している情報量と彼らロシア人が摂取している情報量の差は果てしない。同じ日本人の間でも情報格差の問題はこれからどんどん顕在化されていくと思うが、まさかあの大国の約3割がよりによって天動説を信じているとは…。
でも、切り口を「幸せかどうか」に変えると、どっちが幸せかは微妙なところ。天動説を信じ、少ない情報量の中で穏やかに生きている方がずっと幸せかもしれない。
そんなことを、大島保克の新譜「大島保克 with ジェフリー・キーザー」を聴きながら思った。
大島保克が、ジャズピアニスト、ジェフリー・キーザーとの競演で島唄を歌っている、とても「情報量の少ない」音楽である。シンプルかつ最小限な三線とピアノ、そして大島の声。最小限でなければ伝えられない空気がここにはある。
NY録音ということもあってか、島の土や海の匂いが(いい意味で)消え、普遍化され、どこでもない土地の懐かしい音楽に昇華されている。なんか(八重山の)海の風景と(ニュー・イングランドの)草原の風景が両方同時にまぶたに浮かんでくるような…。特に3曲目「くいぬばな」の浮遊感は例えようもない。
たとえばどこかの小さな島で「太陽は地球の周りを回っている」と当たり前のように信じてシンプルに生きている自分を想像してみる。大島保克を聴きながら東京の隅っこでそんな想像に身を任せる悦楽。こんなとき「わざわざ旅をしなくても旅はできるなぁ。人生も同じだなぁ」とか、にわかに悟ったりする。ただ、その悟りの持続は難しく、たった数十分でフワリと消えちゃうものなんだけど。
観なくては
2007年04月05日(木) 3:23:53
昨日は会社でもあまり眠くならず、夜もそこそこ遅くまで起きていたので「まぁこれで時差ボケも撲滅しただろう」と思い、安心して寝た。で、さっき快適に目覚めて枕元の小さなアナログ時計を見たら7時。家族がまだ起き出してないのを不思議に思いつつ「よしよし時差ボケ終了〜♪」と起きてリビングに行ったら時計はまだ3時をさしている。うそーん。そこでようやく気づいた。あの小さなアナログ時計はポルトガルに持っていったヤツだった。そう、ポルトガルでは夜7時なのだ。やられた!
ということで、またこんな時間に起きてしまいました。おはようございます。ここ数日、圧倒的に睡眠が足りてないけど大丈夫かな。
社会派系やドキュメンタリー系の映画で「観なくては!」と思っているのが溜まっている。
「それでもぼくはやってない」「六ヶ所村ラプソディ」「不都合な真実」「ひめゆり」などなど(他にもあったけど失念。そういえば「ヨコハマメリー」も見逃したなぁ…)。
この中で「不都合な真実」に関しては少し過激なプロパガンダを感じる部分があるので警戒してはいるのだが、でも観ないと何も言えないので観とかないとなぁ。環境問題を否定するわけではなくて、反対論者を含めて両陣営の意見を冷静に比べたいのに、映像の力で強烈に洗脳してくる気がしてちょい怖い。「これが正論なのだ〜!」という大声の叫びはちゃんと疑ってみないといけないと思っている。「あるある捏造問題」もそうだけど、疑うリテラシーが今後とても重要になってくるだろう。
たとえば「アル・ゴアに不都合な真実」みたいな意見もある(その前編のコレも)。反対論者たちは環境問題に反対しているというよりは「お金の使い方に反対している」。そして「都合の良い論理展開に警戒を抱いている」。「500億円の使い道で、一番世の中を良くする見込みがあるのはなんだろうか?」という視点を持つと、環境問題は one of them になる。もちろん取り返しの付かない環境破壊はストップしなければならない。そのために多少強めのプロパガンダも必要かもしれない。でもやりすぎは逆に怖い。ここに注目を集めて、他から目をそらさせられているのではないかとか思ってしまう。もしくは裏に営利企業がいる可能性を考えてしまう。いずれにしても正論っぽく見える意見の前での思考停止が一番やばいのは過去の戦争が証明している。
って、環境問題系に言及すると過激なメールが来がちなのでここまでにしよ。ボクは両陣営の意見を冷静に聞きたいだけ。「不都合な真実」は冷静さに欠けてる気がしてちょっと警戒している、というだけなのであしからず。
チェイニーのカモ狩り
2006年11月10日(金) 8:57:38
んー、なんちゅうか、いつも理解できないのはアメリカ(たぶん欧州も)の政治家の休暇意識だ。
ブッシュの長期夏休みも「国のトップがそこまで長く休んでいるってどうよ?」っていつも思うけど(まぁ激務は激務だろうけどそれにしても)、今回も不思議。共和党が敗北してラムズフェルドが更迭された当日、チェイニー副大統領はカモ狩りを楽しむためにサウスダコタ州にいたという。選挙の翌日だよね? まぁホワイトハウスは直接関係ないのかもしれないけど、今後の趨勢を決める日に副大統領が休暇かよ(まぁ更迭発表のためにあえて休暇をとらせて席をはずさせていた可能性はあるが、それにしても)。
昨日は夕方からある同期と広告コミュニケーションの議論で盛り上がり、気がついたら数時間経っていたのだけど、なんつうか「インターネットを触らずにインターネットのことを語る人が多すぎ」なのをこの頃特に感じる。評論家すか?(あ、この同期のことではなくて)
評論家ではない「制作者」は、生活者(消費者)としてもっともっとネットに触ってみるべき。そうしないと生活者のメディア接触行動を実感を持ってはわからないと思う。それがわからないとメディア・ニュートラルにキャンペーンを組み立てることなんて無理じゃないかな。距離置いて見ている方がわかる、と言う人もいるけど詭弁。一度はどっぷり浸かってみないとわからないことが多いし、毎日使ってないとすぐ古くなることも多い。先月流行ったある手法が今月にはもうとっくに古くなっていることもネットの世界では普通だし。
あー、それにしても天気がいいな。自転車通勤日和♪
ラムちゃんとぶっさん
2006年11月09日(木) 7:56:35
あまりに嫌いなので逆に「人をそんなに嫌いになってはいけない」と反省し、心の中でラムちゃんと愛称で呼ぶようにしているラムズフェルド米国防長官が、中間選挙での共和党の敗北を受けて、ついに、ついに、辞任! というか更迭! 思えば長い年月だった。あまりに長くて「うる星やつら」の印象まで悪くなりそうだった。だってラム親衛隊とか出てくるし「ラム・ザ・フォーエバー」なんて劇場版もあるし。
ちなみに同じくらい嫌いなあの人は、ボクの中で「ぶっさん」という愛称で呼ばれています。早く辞めてくれないと「木更津キャッツアイ」と岡田准一くんの印象が悪くなります。って、あと2年もあるからその可能性大。あーあ…。
ぶっさんと言えば、大統領選でのケリー候補との第一回公開討論で「まばたきしすぎ」を指摘された。1分間平均109回!(第二回では意識的にまばたきを平均23回まで減らして勝利)。まばたきをしすぎるのは自信のない印象をヒトに与えるということである。
昨日NY証券取引所に上場した「みずほ」の前田社長の会見でのまばたき数もすごかった気がする。本当に自信なさげに見えた。ボクもああなってるかもしれない。一度意識してみよっと。
核の射程距離にある街で
2006年10月10日(火) 20:37:33
ドドドと仕事が入ってきていきなり激動。
会議が多くて疲れる。5年遅れているアプローチを突き崩すことから始めないといけないのがナカナカつらい。短気を起こさずじわじわやろう。
短気といえば、北の隣人。
核実験をしたということは、核兵器を持つのも時間の問題なのだろう。そうなると、短気で感情的な隣人から核の射程距離にある街で生活する毎日が近々始まってしまう。なんということ。大地震はいつ来るかわからないし、なんともストレスの多い毎日になりそうだ。
核の射程距離にある街で毎日を過ごすのか…。
いかに平常心を保てるか。いかに行動し、いかに子供たちの模範になれるか。いろいろ脳内シミュレーション中。
ま、「今日なのかな? 今日かい?」と小鳥さんに話しかけるのと、根っこは一緒なのだけど。
肉と会話と板の間とピキキキ
2006年09月20日(水) 7:14:04
座っていて右手をデスクの上にふと伸ばすだけでピキッ!と痛みが走る。
イスから立ち上がるのに1分かかる。
電車の横揺れが我慢できず「あっ…あぁ」と、やらしい声を出してしまう。
腰は最悪の状態。
でも昨晩はYAKINIQUESTのメンバーと焼き肉の予定が前から入っており、楽しみにしていたので勇を鼓して出撃。でも焼き肉店って…。もしかしたら……。恐る恐る店内を覗いてみると………。ぎゃ〜〜! やっぱり「板の間に座布団」だった〜〜!
座って身体の位置を決めるのに3分かかった(笑)。焼き肉の網まで右手を伸ばすとピキッ! ビールを飲み干すために首をのけぞらすとピキキッ! おぉこりゃきれいなハラミだぁとお皿を覗き込むとピキキキッ! 盛り上がる会話で突発的に笑うとピキキキキッ!
もう仕方ないから開き直って肉と会話と板の間とピキキキを楽しんだ。
途中から胃袋の調子が上がり始め、一軒目を出るころには焼き肉ハシゴが出来る状態になったが、大事を取って帰宅。昨日はありがとうございました。 >YAKINIQUESTの方々。
朝起きたら腰は治っていた。なんてことはありえない。ピキッあっ!ピキィッあぁぁ!を繰り返しながらベッドから起き上がる。タイのクーデターのニュースを見て、マックの前に這いより、土日にやり取りしたばかりのバンコク在住の方々にメールを送るのが精一杯。そのまま動けん。イスから動けん。動けんままにこうしてメモを書いている。果たしてボクは朝飯のテーブルまで辿り着けるのだろうか。
外食を飽きさせるチカラ
2006年09月09日(土) 12:06:56
夜の打ち合わせまで時間が空いたので19時からプール。
6月ごろに比べると筋肉が落ちているのでまた絞り直しを決意。基礎代謝(BM)は落ちていないので黙っていても痩せては行くが(BMグラサンダイエット♪)、裸のカラダを姿見で見て、胸と腕の筋肉が落ちたのにちょっとガックリ。もう少し膨らまそう。
プールから上がって打ち合わせに行き、その後「かどわき」で遅めの夕食。
それにしても贅沢な店である。お金を使えば使うほど税理士さんに褒められるような生活をしている人が多く来店している感じ。そういうニーズにきっちりしっかり応えている店でもある。美味。だけど個人的には落ち着かない。なんでだろう。いい店なのだが、なんか外食を飽きさせるようなチカラを持っている(笑) しばらくは外食せず、家で玄米と味噌汁と目刺しと納豆とお新香を食べていたい気分になった。
あさっては911。
当日、CNNが、あの日に放映されたニュースを無編集で再放送するらしい。しかも事件が起こった日の実際の時刻に合わせての完全なライブ再中継。ネット上でとはいえ画期的な試みだが、喪失感の再共有で済まず、憎しみの再燃にまで広がりそうでちょっと怖い。
あぁそういえば911は我が愛犬の誕生日でもあった。丸4歳。特別食を用意してあげよう。
上川徹審判
2006年07月07日(金) 7:18:18
誠意を持って立ち向かっていたある仕事がいかんともしがたい状況で座礁してしまい、ちょっとむなしくなっている。あーあ。わりといいキャンペーン構築だったのだけどなぁ…。これに限らずいろんな作業が錯綜していてナニガナニヤラになっている。落ち着け、オレ。
北朝鮮のミサイル発射時、米国第7艦隊を率いる指揮艦ブルーリッジがちょうどミサイルの着弾海域に近いウラジオストクに寄港中だったらしい。以前艦内を見学させてもらったブルーリッジ。マイク君も乗っている(はず)。知りあいがミサイル着弾からすぐのところにいると知ると、このニュースもまた違って聞こえてくる。彼はあの狭くて小さいベッドの上で何を考えているだろう。
W杯3位決定戦であるドイツvsポルトガル戦の主審を日本人の上川徹氏が務めることになったらしい。副審も日本人で広嶋禎数氏。日本人審判が1次リーグ以降を受け持つのは初めてだという。すばらしい。3位決定戦。とても大きなゲームの主審と副審だ。日本のサッカー自体のレベルはまだまだ低いが、世界的にトップクラスの審判を持っていることはちゃんと誇っていいと思う。ある意味ヒーロー。彼らを見るために3位決定戦を観ようと思う。あ、フィーゴも観たい。日曜午前4時。まぁなんとか起きられそう。
姿勢よく。ひとりで。縦に。美しく。切り込む。
2006年07月05日(水) 7:19:31
プロジェクトが重なりすぎていてちょっくら鬱。
朝5時半に起きてニュースをつけたら、北朝鮮がミサイルを3発発射していた。日本海に着弾したらしい。ニュースを見ながら、もし寝ている時突然に東京に着弾したら日本はどう対応するか、ボクはそれをどう考えどうアタマを整理して物事に臨むのか、家族や友人が殺されたとしても非戦を主張するのかそれとも違う感情に支配されるのか、など、いろいろアタマの中でシミュレーションしてみる。ま、訓練みたいなものですね。一時の感情に引っ張られず冷静に対処できるかどうか。朝からやっかいな命題に悩まされる(笑)
中田英寿選手引退。もともとビジネス指向が強い人だったようなので、29歳での引退は計算づくだと思う(いい意味で)。ただ、彼は日本人離れしたコミュニケーションをするので、日本的社会での成功は難しいかもしれない。アメリカかユーロ圏の方が向いているな。
日本的社会では言っている内容の正しさよりもその言い方の方が問題視される。低レベルのようであるが、まぁこれはこれで高度で成熟した「和」の社会。西欧にはマネできないコミュニケーション手法だったりする。来るべき超高齢少子化の非成長社会ではわりと大事な概念かもしれない。非成長的豊かさ(心の豊かさみたいなもの)を第一義として追求するような国になる気があるのなら、ではあるが。
個人的には中田の姿勢の良さが好き。背筋がシャンと伸びている。彼を見るたびに「姿勢がよいことが格好よさの基本」との思いを新たにする。他の選手の足が止まっている中、彼があの姿勢で縦にドリブルして切り込んでいく姿の美しさ。あれが彼のすべてを表している気がする。
姿勢よく。ひとりで。縦に。美しく。切り込む。
ビジネスでも、そのスタイルが出せれば、きっと成功するだろう。
「トゥール・ダルジャン」が一つ星に
2006年02月23日(木) 17:37:21
フランスで2006年度版ミシュランが発売され、高級レストランの代名詞みたいな店「トゥール・ダルジャン」がついに一つ星に落ちたらしい。ミシュランの調査方法の問題などもあるだろうが、まだ相当影響力のあるメディアなので手痛い結果だろう。日本の同店は何度か出かけたが、影響あるんだろうなぁ。
とはいえ、もう「一権威が物を申して一般大衆がそれを信じる」という時代も終わりかけている。消費者はさらに賢くなり、様々な観点から情報を集め、比較検討する。特に嗜好性が強いレストランは権威の言うことより自分とセンスが近い人が言うことの方を信じる人が多くなってきている。ミシュランが「トゥール・ダルジャン」を一つ星と認定したとしても、ボクが信頼している人が「いや、そうはいってもさすがなものだよ。ボクは一つ星は違うと思うなぁ。いまなら空いてるから狙い目」とか言ったらそっちの方を信じて行ってしまうだろうなぁ。
消費者というナノメディアが、権威の発言や巨大なマスメディアと対等の価値を持つ時代。玉石混淆の情報が氾濫する時代でもあるが、情報リテラシーさえ鍛えておけば、相当楽しい時代でもある。しばらくはミシュランも強い影響力を持つと思うけど、何年か後には「ミシュランもひとつの意見」という利用され方をするのではないかな。もう盲目に信じる時代には戻らないと思うけど。
人に仕事を合わせる
2006年02月09日(木) 8:53:58
フィンランドの高齢者雇用促進政策の根底に流れる思想は「人に仕事を合わせる」だそうだ。
つまり、高齢勤労者の能力に仕事内容を合わせれば労働効率が上がるという考え方。結果的に高齢者の就労率が高まっているという。
まぁ平たく言えば、作業内容と人的能力のマッチングをより深く考える、ということだろう。マッチしてなければ業務変更や配置転換で対応する。その作業をこなす能力がない人がいても、その人間の能力を活かせない組織の方が悪い、と考える。この「人間重視」の視点が高齢者の雇用対策、ひいては身体障害者の雇用にも有効だということだ。
ただし、それを広く実行していくと全体の作業レベルは下がっていく。そのせいかフィンランドでは「従業員の作業能力向上を企業に義務づける」という世界でも例のない法改正が行われたらしい。それにより全体のレベルも保持され、高齢者対策にもなり、雇用も促進されるという流れ。
日本でももちろんマッチングは考慮される。アナタの経歴ならこういう職種、とかね。
でも根底にはフィンランドと逆の考え方「仕事に人を合わせる」が流れているのは確か。高度成長期には勤労者は「組織の一歯車」でしたからね。個性的であることは許されず、会社の無個性な一部品としてロボットのように効率的に仕事をこなすのが「善」とされた時代がほんの数十年前だから(もしかしたら今でも)。
いまの60代70代80代はその歯車世代。「人に仕事を合わせる」なんて聞いたら「甘えんな!」「仕事とはそういうものではない!」とか怒りそう。彼らは(政治家をはじめとして)まだまだ社会のトップに君臨している人も多い。
彼らの勤勉が戦後の日本の急成長を支えてきたわけで、いまのある意味豊かな生活はその世代のおかげである。深く感謝したい。でも将来の少子化高齢化社会では、もっともっと人間重視に方向転換していくのが主流の考え方になるんだろうな。
この方向転換に日本はわりと時間がかかりそうではあるが。
キミが生まれてきた偶然
2006年01月16日(月) 7:27:56
寡聞にして知らなかったが、日本の首都である東京の空は、未だアメリカ軍に管制コントロールされているらしい。自国機や民間機も自由には飛べないという。同じ敗戦国でもドイツの首都の空はとっくに返還されているらしい。首都の空が他国に管理されているというのは、考えてみたらものすごいことだな。
小五の娘がいまちょうど塾で日本近代史を習っているらしく、第二次世界大戦前後〜冷戦のあたりの歴史を優子に質問したりしているのが聞こえてくる。塾の教科書や問題集に載っている史実をそのまま覚えようとしている。「いや、そこはいろんな解釈があって」と説明したくなるが、問題集の答えと違うことを教えると混乱するだろう。中学に入ってからじっくり向き合って一緒に考える時間を持たないと。
史実は客観的に正視すべし。いろんな解釈も出来れば知るべし。そして自分で考えるべし。
ただ、キミが生まれてきた偶然は、数千年に渡るこの国の長い長い人のつながりの結果である。祖先や先人、そしてその年月に敬意と誇りだけは持って欲しいと思う。それが自国史を学ぶということ。
まぁ、敬意と誇りを見失いがちなのは意外と社会の前線にいるボクたちなのかもしれないから、あまり偉そうなことは言えないのだけれど。
こういう夜は飲むしかない
2005年10月11日(火) 21:15:17
おお。あっという間に夜である。会議会議会議で夜である。今日は自分らしく生きたかと問われたら達成率ゼロである。
パキスタンの大地震(死者4万人に達する恐れ)のニュースを見て、阪神大震災直後の「生き残ったラッキーさ」みたいなものを肌感覚で思い出す。死と隣り合わせとはよく言うが、本当に数センチお隣にいらっしゃったのねというあの鳥肌が立つ感じは忘れられない。久しぶりにニュース映像であの肌感覚を思い出した。
災害にあった方を見て思うわけではないが、原稿にしろ仕事にしろこういう舞台を与えられているというシアワセを自覚せずに愚痴ばっかり言っていないか、と、猛省したりする夜。こういう夜は飲むしかない。ぐびぐび。
かわいいかわいい
2005年09月05日(月) 7:09:47
何度かハリケーン「カトリーナ」の大災害について書こうと思ったが、うまく感想が出てこない。貧富の差。人種差別。でかいのが来るとわかっていながら後手後手にまわった救助。いろんな問題が噴出しているのを遠くから眺めているだけ。しかしホテルの窓が全部割れ、傾いちゃうほどの風って…。
でかいのが来るとわかっている、という意味では大地震も一緒。来るのはわかっている。備えましょうね。
モスクワの岩田さんと用事があって頻繁にメールをやりとりしている。チャットのように。アメリカの人とかとこういう状態になってもそんなに不思議じゃないのだけど、これがロシアのモスクワだとなんだか不思議。来たメールを「おーよしよし、遠くから来たね」とかわいがってやりたくなる。シベリア通ってきたのかな。ヨーロッパ〜アメリカ経由かな。かわいいかわいい。全世界の無数なアドレスの中からボクを特定してけなげに迷わず来たあたりもかわいい。
マラソンを併走してくださる方が何人か。はは。サイト閉鎖(死)までつきあっていただけるわけですね。ありがとう。うれしいっす。まだ走り始めて10年(あ、今年の8/20で10周年だったんだ! 忘れてた!)。これからその数倍はやり続けたいし、先は長いっすね。どんな展開になるかなぁ。ちょっと楽しみ。
終戦60年。被害者なのか。加害者なのか。
2005年08月15日(月) 6:33:03
60年目の終戦記念日。終戦というか敗戦記念日かな。
国民の中で、戦争体験は確実に風化していて、遠い日の淡く悲しい出来事みたいになりつつある。
だからだろう、終戦・敗戦どちらの言葉を使っても、どこか「被害者」っぽいニュアンスが漂う。絶対的に悪い戦争に庶民まで巻き込まれて被害を受けたイメージ。ちょっと自己憐憫な感覚。あの悲惨を二度と繰り返すまい、という戦争放棄の姿勢にもどこか被害者っぽい匂いがする。広島長崎の平和への訴えがいまひとつ世界に通じないのも、そこに被害者ニュアンスが漂っているからではないか。
でも、中国から見ると「抗日戦争勝利60年」であり、韓国から見ると「日帝支配解放60年」なのだ。アメリカから見ても「対ファシズム勝利60年」なのである。今日はそういう日だ。自虐史観的に言っているのではない。客観的に外から見るとそういう日なのである。
日本は確実に「加害者」だった。あの戦争の意義・解釈はいろいろあるし、勝利者側の論理のみがまかり通るジレンマもあるが、加害者の面が確実に存在することを忘れてこの日を迎えるのは欺瞞というものだ。世界に冠たる平和憲法!と胸を張っても、加害者が何言ってる!と思う人たちがまだ世界にはたくさんいることを少しは考えないといけない。
謝罪が足りないイヤ日本はもう謝った、とか、靖国参拝がどうだこうだ、とか、そんな論に結びつけたいわけでは決してない。政治は政治でいろんな押し引きがあるものだ。
ただ、我々ひとりひとりの心がちょっと被害者方面に傾いてきていないか、加害者であった事実に目を背けがちではないか、と危惧するだけである。
平和は自分ひとりでは達成できない。相手があるものだからである。平和を願う今日この日。相手側に立ってめいっぱいの想像力を働かせてみるのも、家にいながらして出来る平和への大事な行動なのではないか。
ロンドン同時多発テロ
2005年07月08日(金) 10:40:32
ロンドンで同時多発テロ。
街角に監視カメラを置いて市民のプライバシーよりテロ対策を優先し、不審な外国人は問答無用で拘束していいっつうめちゃくちゃなテロ対策法すらあるロンドンでのテロ。テロとの闘い、という言葉の空しさを象徴するような出来事である。
オリンピック開催が決まり、ロンドンから「昨日はイギリスは大興奮でした。発表を聞いたとたんオリンピック工事にとりかかったそうです。今日もまだまだ興奮はおさまりません。イギリス人は何か一丸となってやるのが大好きなのでこれから7年間英国は元気一杯でしょう」というメールが届いたばっかりの出来事。彼らのショックを思いやる。
それにしてもブッシュの演説は相変わらず腹が立つ。ちょっと気持ちがダウン気味だったけど、ムカムカして元気が戻ってきた。ある意味ブッシュよありがとう。
プレゼン・スキル
2005年07月07日(木) 11:38:27
2012年のオリンピック開催地がロンドンに決まった。
前評判ではパリが最有力だったし、実際、提案自体はパリが優れていたようである。が、報道にもあるように、最後の演説でロンドン招致委員長のコー氏が相当感動的なスピーチをしたらしく、ずいぶんとIOC委員の心を打ったようだ。こんな大きな案件でもスピーチが決め手になるというのが面白い。結局決めるのは人間だからね。
プレゼンテーションの善し悪しが提案の中身を越えて人の心に届く場合がある。その最適な例だ。プレゼンって大事だなぁと再認識。プレゼンのプロに言わせると、プレゼンで一番大切なのは「声のトーン」らしい。声のトーンによって人の信頼度が大きく変化するという。自分の企画に酔って上ずった声でプレゼンしたときとか、きっと説得力なかったりするんだろうなぁ…。
次の時代を担う人材に必要なリテラシーはプレゼン・スキルだね。英語も大事だけど、日本語でプレゼンできない人は英語でもできない。子供や青少年をターゲットにしたプレゼン塾みたいのを作るのも意義あるかも(もうあるだろうけど)。
誇りを持って受け流そう
2005年04月18日(月) 8:05:24
続々と1000万アクセスおめでとうメール、ありがとうございます。
ボクは本を9冊出させてもらったけど、全部足しても10万部程度。やっぱりサイトをもっと大事に更新しないとなと今更ながら。ええ、一生続けますから。末永くよろしくです。
話は変わって中国の反日デモ。そろそろ日本の世論もむかついてきつつありますが、ぜひとも冷静に。やりかえすのだけは避けたいところ。
我々もたった60年前には「鬼畜米英」って騒いでましたからね。竹槍持ってね。集団で盛り上がるとその域にすぐ行くし、聞く耳も持ちません。ましてや鬱憤溜まっている中国。教育も「鬼畜日本」系だし娯楽も少ない。ほとんどピクニック気分で爽快なイジメをしているわけです。誇りを持って受け流しましょう。モンゴルやチベットに中国がやったことに比して、戦後日本は平和を堅持し、莫大な援助もアジア平和のためにつぎ込んでいます。謝罪もしているし過去の非道についての認識もお隣が思ってるより行き渡っている。もうとっくに鬼畜日本ではない。良識ある大人として胸張ってサラリと受け流すべきとボクは思います。イジメに涙の抗議をしてもイジメッ子は爽快になるだけっすからね。
日本叩きは中国人の娯楽
2004年12月10日(金) 8:51:22
ニューヨーク・タイムズ(12/6)に、上海で中国人の教育関係者多数から取材したとしてこんな記事が載っているらしい。
「中国では日本を叩くことが国民的な娯楽で、正しい歴史を教えないと日本を叱るが、中国の歴史教科書こそ近年の歴史をきわめて選別的に教え、ゆがんだ見解を提供している」。
ゆがみの実例としては、(1)中国軍はチベットやベトナムに侵攻したのに自衛以外の戦争はしたことがない、と教えている(2)第二次大戦で日本は米国ではなく中国共産党軍により敗北させられた、と教えている(3)1950年代に毛沢東主席が断行した「大躍進」の政策失敗で3000万人も餓死した事実は教えない(4)朝鮮戦争は米国と韓国が北朝鮮を侵略したことで始まった、と教える、など。
まぁ義務教育は国策の一部なので、あの政権なら仕方ないかなとも思うけど、日本叩きが国民的娯楽とは知らなかった。
確かにそう考えるともろもろスッキリする。好意から譲歩してもまた違うネタで叩きにくるということだ。さしずめキャラとしては上田馬之介あたりか(いや出川哲朗という線もあるか)。
大事な娯楽を取り上げてしまうのもなんだし、嫌われキャラで突き進むのもアリかもね。
投票不正?
2004年11月08日(月) 8:09:45
電子投票した激戦州で異様なことが起きているという。
フロリダ州カルホーン郡は登録有権者8350人の82.4%が民主党員で、投票率71.4%なのに、結果はブッシュ3780票、ケリー2116票だったという。また、オハイオ州フランクリン郡ガハナ地区では、638人しか投票しなかったのにブッシュ4258票ケリー260票という大笑いな数字。有権者約4000人の選挙区でブッシュに6200票も入ったところもあるという。
もともとディーボルド社の投票機はプログラムに欠陥があり、簡単に不正ができるとアメリカのいくつかのマスコミが報じているらしい。最激戦のオハイオ州では、共和党が仕切る州政府が選挙前に「投票所前で出口調査することを禁じる」というお触れを出したという。すげーな。不正やる気まんまん。
出口調査ではケリーの勝ちだった。でも「実際」は違った。あのフロリダでもあまりにあっけなくブッシュが勝った。臭う。臭いまくる。
不正はあくまでも憶測だし、すでに負け犬の遠吠えだが、アメリカという国は民主主義の根本である投票すらまともにできないということは確か。こうなったら「第三者である日本に受注させる」というのはどうだ? 日本人こういうのキチッとやるよ。あんな大行列もさせないよ? あ、でも属国だし、ブッシュの手が伸びないとも限らんか。ダメだこりゃ。
ナイーブと思われてもいい
2004年11月04日(木) 21:03:55
ブッシュ再選。
まぁどっちに決まってもあまりかわらないよ、とか、結局こうなると思っていたよ、とか、あの国は壮大な田舎だからさとかの冷めた意見を言う方も多いけど、ボクはそういうのあまり好きではありません。人の命がかかっているからです。ブッシュになった方が死人が確実に増える。神を後ろ盾にして自分の価値観と安全のために平気で他国に大量破壊兵器を使う。ナイーブだとわかっていてもその辺について冷めることはできません。死人をウソで増やした張本人をアメリカは圧倒的に支持した。なんだあの国。ええ、極東でどう叫んでも無力ですよ。でも冷めてはいけない問題もある。ボクはカッカとしつづけます。
理屈や正論がすべてとはボクもさすがに思いません。現実とは汚く歪んでいるものです。頭でっかちにならないよう気をつけています。でも最低限の正論はキープしつづけたいです。あの国民をそれなりに信用し尊敬していたのですが、しばらくはアメリカ人と会いたくない気分。まぁ日本も他国のことを言えないので、足下をしっかり見つつ、カッカカッカ。
Anyone but Bush !(祈)
2004年11月03日(水) 10:21:55
今日の夜、順調にいけば大統領選の結果が判明する。歴史的な日だ。ドキドキドキドキ。海外のサイトを苦労して巡回し続ける。仕事がいっぱいあるのだが…。
ケリーがいいとは少しも思わない。日本のためには悪いとすら言える。が、ブッシュだけは再選させてはならない。先制攻撃ドクトリンは人類の叡智への冒涜であり、民主主義の拙速なる押しつけはファッショに通じる。仮に再選されてブッシュが比較的穏健になったとしても、ああいう一連をやった人、を支持する結果になるのは人類の恥。頼む。なんとか。Anyone but Bush !
ボクはネット上のライブドアはあまり好きではない。でも新球団はライブドアの方が面白かったと思う。つか、12球団制が残ったのはライブドアのおかげ。あそこで彼が声を上げなかったら1リーグになっていた可能性も高い。仙台を最初に選んだのも彼。経営能力がない既存球団オーナーに面接審査される屈辱など受けなくてもまずは先着順で当選させるべきだ。経営状態が拮抗しているんだから先着順。まぁ出来レースだったのだろうけど。
でもライブドアは結局得をしたよね。知名度アップは計り知れず、赤字球団を運営しなくて済み、その上「もしライブドアだったら」というポジティブな「if」も獲得した。東北にファンも増えた。良かったね、堀江社長。
田臥、NBA入り。173cmか。応援にチカラが入りそうだ。「スラムダンク」を全巻読んでバスケ・ファンになっている娘といっしょにNBAを見よう。でも放映が少ないんだよな。
決まってほしくないような
2004年11月02日(火) 0:22:04
ああ。11月2日になってしまった(日本時間)。これを書いている時点ではまだ大統領は決まっていない。後々、この状態を懐かしく思うかもしれない。
代沢の「タケハーナ」で夕食。いったい何年ぶりにきたのかなと思うくらい久しぶり。でもまったく変わっていなかった。いい意味でも悪い意味でも。井上雄彦さんと深い打ち合わせ。毎回深くなる。希有。
歳を重ねると感覚は鈍くなるのか。年下たちと飲むとそんな被害妄想ともつきあわないといけない。いや、感性では絶対負けない、とハッキリ言い切れればいいのだが。
ブッシュの愛嬌について
2004年10月19日(火) 10:34:41
朝、犬といっしょに速歩散歩を40分し、玄関まで帰り着いたと思ったら雨。あぶないあぶない。
秋冬物を買いにイッセイやヨージを見にいったが、今年のイッセイはいまひとつ。結局ヨージを買った。つか、痩せた上に短髪にしメガネも変えたのでファッションも少し変えた方がいいかも。ワードローブの方向性を少しずつ変えていこう。「渋め」「シック」が良いかもしれない。
ブッシュの「愛嬌」についてつらつら考える。あまり問題意識のない人や悪い意味で田舎の人は、正論よりわかりやすい単純さ、そして愛嬌がある方を取る。「なんとなくその人物が好き」程度のことが大事なのだ。ブッシュには愛嬌がある。わかりやすいシンプルさ(普通に見たらおバカに見えるが)がある。議論でやりこめられても「そこが彼のかわいいトコロ」とまで評価する人がいる。そういうシンプルなところで物事が決まる例は歴史上にゴマンとある。結局人間、愛嬌なのだ。民主党はそこを見誤った。ケリーではダメかもしれない。ジョン・エドワーズだったら圧勝できたかもしれない。うぅ。頼むよ。
プーチン
2004年09月06日(月) 6:29:26
ロシアで続くテロのおかげで、せっかくマネージャー役として仕込めた雑誌社のモスクワ取材(というか岩田守弘さん取材)がなくなってしまった。あぁ残念。
ボクはわりとプーチンは好きだし、モスクワに住んでいる岩田さんに至っては「彼になってから格段に暮らしやすくなった」「マフィアが一掃された」「プーチンは本当にすごい!」などとプーチン大絶賛なのだが、プーチンがブッシュと同じようにテロとの闘いを前面に押し出していくのは国際政治的に怖い。
テロの根は武力では絶対に絶てない。というか、一方的に巨大な力で抑えつけたあげく、ゲリラ抵抗されたらなんでも「テロ」呼ばわりするのはあまりに安易だ。プーチンよ、ブッシュにならないでくれ。
自衛軍
2004年06月23日(水) 8:19:27
イラクで人質になっていた金鮮一さん殺される。殺される前の恐怖が生々しく想像される。朝からヘビー。
書かなかったが、自衛隊の多国籍軍参加もかなりヘビー。ずしんと来た。もう自衛隊ではなく自衛軍、いや日本軍なわけで。でかい一歩を踏み出してしまった。
「人生のキャッシュフロー表」を作ってみて驚くのは、家の維持費が年間相当かかっていること。ローンが終われば住居関係の出費は終わると考えがちだがとんでもない。同じように、貴重な年金財源で作った無駄施設群も毎年維持費がかかり続けるわけだ。くそー、あの無駄施設群め! これまたヘビー。
だって「がんばれベアーズ」なんだぜ
2004年05月23日(日) 13:24:31
ボクは拉致被害者家族でもその関係でもないから客観的な物言いしかできないし、客観的になるべきだとも思う。今回の小泉訪朝は最低限の前進はしているし、いまの日本では最大限の外交だろうとボクは思う。確かに手持ちのカードをフルに使って最大限有利な条件を引き出すようなハードネゴシエイトには遠く及ばなかったが、そんな外交ができる政治家、日本にはひとりもいないのだ。だってボクたちの国会代表メンバーはヤンキースではなくて「がんばれベアーズ」なんだから。被害者家族の焦りは理解するが、ひとつずつ塁を埋めて行っているだけでかなりのがんばりなのだ。違う総理だったら失敗をおそれて動きすらしない。動いて少しずつでも結果を出して行っていることは評価せねば。拉致被害者の救助のためにもテーブルを蹴れない立場にいるのだし。
なに! カンヌ映画祭の最高賞にマイケル・ムーアの「華氏911」だと! んでもって最優秀男優賞に14歳の日本の少年だと!! いや〜〜めでたすぎて腰抜けた。腰抜けたついでにトップページを少しリニューアル。勉強のためにスタイルシートを手書き(笑)。15インチ画面でスクロールなし、を意識して、色味も足してみました。いかが?
ボクが訓練された軍人だったら
2004年05月10日(月) 8:29:42
昨日は1年に1回の「花火師免許更新講習会」であった。打ち上げ花火免許(煙火打揚従事者証)の更新日。これで花火師人生も2年目に突入。車の免許更新と同じように「おそろしい事故事例」みたいなのを散々聞かされ「う〜怖いよ〜花火師なんかやめようかな〜」などと一瞬思ったが、あの打ち上げ時の快感や観客の拍手の気持ちよさを思い出すと「やっぱ、やろっと」になってしまう。慎重の上にも慎重を重ねて準備して、今年も楽しく花火を上げよう。
グアンタナモの話を書いた翌日に、あそこでも虐待していたことが発表された。もっともっと事例はあるはず。
しかし、捕虜や収容者への虐待問題って、自分に当てはめて考えてみるとなかなか難しいものがあるのも確か。ボクが敵国人を殺すために訓練された軍人だとしたら、敵国人を憎むことで心の中の葛藤を封じるわけで、そしてその憎しみを持ったまま収容者に接するわけで。 相手の人権を現場できちんと考えられるものか、心の中でシミュレーションしてみると自信がなかったりもする。
つか、根本的なことであるが、軍人が収容所を運営してはいけないのではないか。客観的になれる民間機関にやらせた方がいいのではないか。そんなことをつらつら。
そう、憎しみがないと敵国人など殺せない。もしくはゲーム感覚か狩り感覚か、はたまた強い差別意識がないと殺せない。敵国に平和を与えるために敵国人を殺すなんてことはアリエナイのだ。
アメリカ軍人は「イラクを平和にしたいんだ! 民主国家設立のためなんだ!」と叫びながら機関銃を連射してイラク人を殺しているわけではない。憎しみと強い差別、殺さなければ殺されるという恐怖心、母国への愛国心などで心にフタをしてイラク人を殺し、その延長線上で捕虜たちに接するのだ。殺された同僚の気持ちまで捕虜にぶつけるのだ。こう考えてくると、ジュネーブ条約自体が偽善の産物だからして、こういう虐待問題が将来にわたってなくなることはないだろう。戦争がなくならない限り。
グアンタナモはこの瞬間も地獄であり続ける
2004年05月08日(土) 9:38:57
相手がテロリストであれば何をしてもいいと思っているアメリカ。情報を喉から手が出るほど欲しがっているアメリカ。そりゃイラク人捕虜虐待ぐらいするのである。日常茶飯事だっただろう。というか、ブッシュが「テロとの戦争」を強調しすぎたせいで、軍の現場は戦争捕虜とテロリストの区別がつかなくなっているな。イラク人はみんなテロリストなのだ。というか、イラクではもともとテロなんか少なかったのだ。彼らはゲリラ的反抗をしているだけ。「テロリスト」と呼んでおけば何やっても支持を得られると考えているブッシュのせいだ。
「テロリストと呼んでおけばなんでもあり」作戦の顕著たるものがグアンタナモに収容されている捕虜たち。アフガン攻撃で捕らえられた「テロリスト」と呼ばれる人々はいまもまだキューバのグアンタナモ米海軍基地に何の人権も与えられずに収容されている。彼らが受けている虐待はいかに悲惨なものだろう。
なにせ、グアンタナモはキューバ管轄であるだけに、アメリカ国内では法的に問題のある行動も容易に行える。アメリカの司法の手が届かないのだ。つまり起訴も立件も必要なく、軍の判断で無期限に収容できる。釈放もする必要ない。その上ブッシュの解釈によると「彼らは戦争捕虜ですらない」。だからジュネーブ条約も適用されない上に「必要なだけ拘束できる」というのだ。 虐待しても誰からも責められない。し放題。され放題。
訴えることも出来ず、拘束期限も示されず、虐待三昧。この世の地獄。自殺者が多数でているのも当たり前。というか自殺なのか虐待死なのかも定かではない。
グアンタナモ米軍基地の件は何度もこのメモで取り上げているが、ブッシュが行った数々の愚行の中でも最大級の愚行なのに、あまりに知名度が低く、知らない人が多すぎる。つか、グアンタナモって地名が覚えにくいのが問題かも……。んー……。ブッシュを指さして「愚アンタなも!」と叫ぶ岐阜県人(なも、は代表的な岐阜方言)、というのはいかが?
実は限りなく奇跡に近い出来事なのだと思う
2004年05月01日(土) 19:35:30
EUに旧共産圏諸国が加盟。今年の頭に長期滞在したチェコも今日からEUだ。あの人この人、親しく話したチェコ人たちの顔が目に浮かぶ。みんなきっと喜んでいるのだろう。複雑な問題ははらんでいるが、経済的にも政治的にも平和を目指した新たなる歴史の始まりなのだ。嗚呼、西側と東側がいっしょになるなんて…。30年前の人が聞いたら一笑に付するような出来事だもんなぁ。みんなわりと冷静に新聞とか読んでたりするけど、実は限りなく奇跡に近い出来事なのだと思う。この奇跡に至るまで一体どれだけの血が流されたことか。んでもってアジアにもそんな日が来るのであろうか。
戸川幸夫、死去。「高安犬物語」「土佐犬物語」「秋田犬物語」、たしか「紀州犬物語」もあったっけか。記憶が定かではないが、中学の時に何度も何度も繰り返し読んだ覚えがある。そんでもってとにかく日本犬が飼いたくて黒柴犬を飼ったんだ。あぁあの頃は日本犬派だったなぁ。それがいまでは、どこか軟派なトイプードル(ジロリ)。おおそうか、散歩に行きたいか。よしよし。
若い志と無謀さは評価しよう
2004年04月26日(月) 18:26:26
イラクで人質にされた3人が解放されたあと、パウエル国務長官が「誰かが危険を冒さなければ、社会は前進しない」「彼らを誇るべきだ」というような意味のことを言っていて、それがずっと心に引っかかっている。
もちろん彼の立場からの政治的な発言だ。くそくらえ。でも、若い心を持った人たちがある志を持って無謀な行動をしなければ、世界は何にも変わらない。それは事実。底の浅い「自己責任論」に影響されて「無謀」を思いとどまる若者たちがたくさん出るのはイヤだなぁ。
もちろん3人のあの行動は軽率だ。でもさ、紙一重なんだよな。「そういう行動は自己責任でやってくれ!」と騒ぐ人に限って、きっとリスクを冒して成功し世界的に評価された場合、自分の手柄のように褒めるだろう。
「この時期にあの行動はあまりに軽率だったが、その若い志と無謀さは評価しよう。反省してひと休みしたらまたがんばりなはれ」というおおらかな意見ではいけないのだろうか。
我々の税金で人殺しするのは避けたい
2004年04月12日(月) 7:57:29
休みたいけど今日は休めないなぁ。明日は休めるように手を打とう。会社に行ける体調じゃないし。
非現実的な自衛隊即時撤退を訴えているわけではないですよ。社会人としてそこそこリアリストですから。ただ、イラク情勢がこれ以上悪化して泥沼の内戦状態になった場合、自衛隊はとても危険な状態に陥り、日本は実質的に(大義名分もない)戦争に参加してしまう。我々の税金で(イラクの)誰かを殺すことになる。あげく、いろんなことがなし崩しに進行する。それらを避けられれば、と願っています。
つか、たった50年そこら前に大量虐殺され敗戦したばかりなのに、その経験が生かせない我々って何なのでしょう。
今回の事件は3人の狂言だというメールが数通。どうなんでしょうね。フリーとはいえジャーナリストが混じっているからなぁ。それをした後の問題巨大化・物笑いと軽蔑・社会的抹殺くらいは理解していると思うけど。思いたいけど。
アメリカならある意味ヒーローではある
2004年04月11日(日) 23:43:53
息すると胸からピープーと音がする。気管支が痛い。抗生物質飲んで寝るのみ。
人質は解放の見通しだそうでまずはホッ。ただ、これで安心せず、自衛隊が大きな人質にならぬよう、一時撤退もしくは移動を早急に考えた方がいいと思う。いまのイラク国内は危険すぎる。とにかく戦争に巻き込まれないで欲しいのだ。いろんな意味で。
それにしても、ボクが親なら子供たちの(国家危機を招くほどの)軽率さを詰め腹切る勢いで恥じると思うのだが、なかなか勇ましかったっすね、ご家族たち。アメリカならある意味ヒーローだもんな、あの3人。こういう精神的な部分でも日本はひたすらアメリカ追従なわけで、なにも政府ばかりが追従しているわけではないのだな、といまさらながら。
いったい誰のための復興なのか
2004年04月10日(土) 21:26:14
咳ゴホゴホがあっという間に気管支炎に。声が出ない。カラダだるすぎ。倒れられない長い仕事が終わって、カラダも休息を求めている感じ。
「復興支援というイイコトをしに行っているのだから撤退しろと言われる筋合いはない」という政治家たちの論理は、それが本当に相手にとってイイコトなのかという視点に欠けすぎていて笑える。いまどきそんな善意の押し売り、お見合い斡旋オバサンでもしないぞ。いったい誰のための復興なのか。復興とは治安が不安定で人心が荒廃しているときに文化も習慣も違う他人がマイペースに進められるものなのか。しかも勝手にめちゃくちゃ壊した側が。
とりあえず一番怖いのはこのまま駐屯し続けて、イラク内戦(もしくは再開戦)に巻き込まれ、日本の軍隊が名実ともに戦争に参加すること。一度実質的に参加してしまい、戦死者でも出てしまったら、いろんなことがなし崩しに進行しそうである。どんな理由でもいいから早く撤退してくれ、というのが本音だったり。
反対を押し切ってでも靖国神社に詣でて戦死者を弔う気持ちがあるなら、新しい戦死者が出るあらゆる可能性を消し去る努力も最大限していただきたい。人質3人の命も危ないが、自衛隊隊員の命もいま相当に危ないのである。
国民として誇りが持てる一貫したスタンスが欲しい
2004年04月09日(金) 9:17:41
イラクで日本人3人人質。犯行グループは自衛隊撤退を要求。
原点に戻ってみれば、まずこの戦争に大義名分はなかった。そして国際社会(国連)に認められていない戦争であった。その戦争に賛同し、武器を持った団体を派遣した日本は、占領軍の一部と相手から思われても何の不思議もない。
そのうえこの占領軍(日本を含む)は、復興という名の下で、民族状況や宗教を無視して拙速に民主主義を押しつけようとした。これは復興などではなくほとんどレイプに近い。挙げ句の果てモスクまで攻撃対象にした。
客観的に見て、わが国はそういうことをやっている国である。個人的に反対であろうと、多数決の民主会議で決定し、税金で海外派兵している。
その国民が敵国でNPOとして人道支援して何の説得力があろうか。無辜の民間人ではない。日本のパスポートを持って旅行している限り、イラクから見たら理不尽なる敵なのだ。いかなる善意や志があろうとも、まずは軽率である。
さて。起こってしまったことは仕方がないとして。
理屈だけで言うのなら、もし自衛隊が復興団体であるなら、人質救出に全力であたったうえでそれがかなわなければ脅しに屈服して引き上げるべきである。世界から笑われようとも。他国の復興のために自国民の命を見捨てる国がどこにあろうか。
逆に自衛隊が占領軍であるなら、絶対に屈服してはならない。戦時中であるのなら人質が取られることなど日常茶飯事である。屈服しないことを前提にタフネゴシエートすべきである。卑劣な脅しに屈服などすると悪しき前例になる。
一番中途半端なのは、自衛隊は復興団体だけど人質の命より派遣継続が大事、というスタンス。わけわからんぞ。復興団体なのにそんなことされたボクちゃん被害者ちゃん、ジャイアン助けて〜ってか?
国際問題は様々な要因が絡み合うのでシンプルに割り切れるものではない。犯行グループも大きな組織ではないようなので意外と拍子抜けな結末もあるかもしれない。ただ、国民として誇りが持てる一貫したスタンスはきちんと提示してほしい。
これはレイプなのだ
2004年04月08日(木) 7:48:09
イラクでついにモスクを狙った攻撃。
あぁ……。アメリカはイラクに敬意をもって平和をもたらそうとしているのではなく、深い差別意識をもってレイプしようとしている、という事実が歴史的にあからさまになってしまった。みんなわかっていたけどさ。
イラクという国を滅ぼそうというのならまだしも、独裁者追放・武装解除・民主的国家導入などの目的を掲げているのなら、相手国の人民・宗教・文化などに対する最低限の敬意は必要だ。相手の聖地を踏みにじっておいて何が復興か。
モスク攻撃は、テロを自ら呼び寄せる行為である。
ブッシュは、大統領選挙前にもう一度大規模テロされることによってアメリカ国民の心をひとつにし、選挙圧勝を狙っているのだな。そうとしか思えない。
Anyone but Bush!
2004年03月03日(水) 14:46:17
スーパーチューズデイの予備選により民主党の大統領候補がジョン・ケリーに決まった。反戦を前面に掲げたディーンが急失速したあたりで「こりゃダメかも」と一端失望したが、まぁでもディーンがあのまま行っていてもブッシュには勝てなかっただろうからちょうどいいバランスなのかも。反戦だけでは大国は回らない。ケリーも「ブッシュ政権の外交は近年まれにみる無能で無謀、傲慢なものだ」と言い切っているし、素直に応援したい。というか、本音を言うと、ブッシュ以外だったら誰でもいいの、アタシ。
モスクワの地下鉄のキレイさ
2004年02月07日(土) 9:51:31
モスクワの地下鉄でテロ。以前なら「ありゃ…」であるが今は「え、うそ!マジ?」である。この前行った街。知り合いが住んでいる街。いろんな路地や建物を知っている街。ちょっと好きな街。それだけでいきなり深い当事者意識がでる。やっぱり体験は大事だ。大統領になる前にたった2回しか外国旅行をしてないブッシュ(テキサスのお隣のメキシコと、パパの外遊についていった中国)が偏狭になるのはある意味仕方がないか。
ちなみに「モスクワの地下鉄」と聞いても大半の日本人は「なんだか古びてて汚くて旧時代っぽそう」と思うだろうが実はその逆なんですよ。日本より進んでいると言ってもよい。自動改札で、時間に正確で、とても清潔で、新型車両が多い。モスクワ市内を網羅しており乗降客数は世界最多。治安もとてもいいから安心して乗れるし、たいていの駅舎は美術館のように美しい。モスクワに比べると日本の地下鉄周辺の汚さを嘆きたくなるほどである。こういう実感も旅をしないとわからないね。
ま、あの地下鉄に欠点があるとすると、エスカレーターが超高速で怖いのと(プラハも超高速だったな。スラブ系の特質?)、核爆弾に備えたのかと思うくらいすごく深いところを走っていること。今回みたいな爆発があるととても逃げられないだろうなぁ…。
スコット・リッター証言ほぼ裏付け
2004年01月25日(日) 13:19:02
犬の散歩コースでボクたちが梅道と呼んでいる道がある。200mくらい梅並木になっているのだが、いまそれがほぼ満開。老夫婦のように犬連れでゆっくり散歩。かぐわしい。
イラクの大量破壊兵器捜索をしていたアメリカの調査団長(CIA顧問)が「イラクは湾岸戦争の後、生物科学兵器の生産を再開せず、大量破壊兵器の備蓄はなかった」と発表し辞任した。生産計画自体あったと思えないと語り、発見されるべきものの大半はすでに発見されている、と。大量破壊兵器の存在を捜索責任者が公に否定したことになる。これでスコット・リッターの勇気ある証言もほぼ裏付けされたことになる。イラクで殺された大量の人々の無念に想いを馳せる。
日本初の社立中学校が岡山に。国立でも区立でも私立でもなく株式会社立。利益はすべて自治体に寄付するという非営利経営。そうか、その手があったか。
一貫性がないではないか
2003年12月27日(土) 8:46:55
イランで大地震。死者は少なくとも5000人以上(一部報道では4万人)、負傷者5万人以上という。起った時間が午前5時半というのが阪神大震災と同じパターン。寝ているところに屋根や壁が落ちて圧死した人が多かったのだと思う。
さて、地震で大被害を受け続け、わがことのように彼らの痛みがよくわかる地震国日本はこのニュースを受けて何をしたか。なんと国際緊急援助隊(JICA)を5人(!)派遣するだけだという(朝7時のニュースより)。イラク復興のためには憲法をねじまげてでも自衛隊を派遣するお偉い日本。であるなら、こういう時こそ迅速に自衛隊を派遣すべきではないか。一貫性がないではないか。
日本は戦争を永久に放棄する、そのかわり災害救助などの国際貢献では世界一を目指す、というようなわかりやすい国是&行動はないものか。それだけでいきなり誇り高い国になり、国も活性化すると思うのだが。
ブッシュよ、恥を知れ
2003年12月26日(金) 8:41:24
グアンタナモ米海軍基地に650人のテロ容疑者が容疑も示されず面会も許されずに2年間も拘束されているのだが、その中のひとり(オーストラリア人)がようやく弁護士と接見できたらしい。初接見。
グアンタナモの件は一連のテロ関連でアメリカがやったもっとも愚劣な行動のひとつだ。「テロリストかもしれない外国人」というだけで問答無用で国外基地(キューバ)に拘束し、国外ゆえにアメリカの司法の手を届かなくし、訴訟や開廷の見通しもなくし、人権もまるで無視(戦争捕虜ではないのでジュネーブ条約も適用されない)。捕虜たちがどういう状態におかれているか、世界中誰一人伺い知れない状況なのだ。
基地内では32件の自殺未遂が起きており、捕虜たちの絶望は計り知れない。冤罪もかなり多いだろう。われわれがたまたま旅行中にテロリストの近くにいて捕まっていたとしたら、そのままずっと弁護士にも家族にも連絡とれず容疑すら示されずグアンタナモの檻の中なのだ。死を考えても仕方あるまい。
オーストラリアの白人だからまだしも道が開けたのだろう。数多いであろうアラブ人たちは絶望的だ。それにしても……ブッシュよ、恥を知れ。
サダム・フセイン拘束
2003年12月15日(月) 0:40:40
日曜の夜から深夜まで仕事していると、さすがに一週間が長そうでイヤである。残業もつかないし休日出勤も出ない。なのに7時間も深夜まで。ぐちぐち。
でも、夜、サダム・フセイン拘束の速報を仕事仲間たちと会議室で「えっ!」と驚けたのがカタルシスではあったな。「フセインねぇ」などと話しつつ、あれ?フセインって何の罪? 大量破壊兵器保有? まだ見つかってないけど…。残虐な独裁者だから? 化学兵器を過去に使ったから? それとも民主的ではないから? んー、そういう独裁者がいる国なんて他にもいっぱいあるんだけど、えーと、サダムって……と、マジでよくわからなくなってきてしまった。寝よう。
※こっそりコラムのオサニチと犬を更新してます。
実質的参戦
2003年12月10日(水) 15:38:07
イラクへ自分の子供が赴くと想像してみる。玄関や空港で彼(彼女)をどう見送るか。これが永久の別れかもしれないと胸張り裂ける気持ちだろう。復興支援という言葉は砂糖菓子のように甘美だが、実際は戦地に兵を送るのだ。相手が襲ってきたら、殺されるか、殺すのだ。
イラクを壊してしまった愚は別にして、イラク復興は必要だと理屈では理解する。が、復興という言葉を使うのであれば、壊し終わっていること、つまり終戦が前提だろう。本当にイラク戦争は終戦したのか。大量破壊兵器が見つかっていないということは、建前上、大量破壊兵器を隠している勢力が少数でもまだイラクにいるということではないのか(そうだろ?ブッシュ)。
大量破壊兵器を保持してるとオフィシャルに認識し、いまだに日々戦闘が行われている国に、日本は兵隊を送るのだ。実質的に日本は参戦するのだ。そのことを、自分の子供を送り出すようなリアルさと当事者意識をもって、ヒリヒリ感じ続けよう。せめて。
戦後初の戦死
2003年12月01日(月) 8:48:20
イラクのティクリートで日本人外交官ふたり殺される。
テロの可能性が高いとコメントされているが、これって「戦死」ではないのか。戦闘に参加してないから、非戦闘員だから、戦死じゃないのか。でもまだ戦争中と認識しているイラク人が多い戦地におもむいた「敵国人」である。非戦闘員かどうかの区別なく、戦争の一環として敵国人として殺されたのではないか。だったらテロという言葉は適切ではないだろう。日本はイラク戦争参加国である。戦後初の戦死と捉えてもいいと思う。
グルジアはGeorgiaと書きジョージアと発音する
2003年11月24日(月) 11:01:54
何も見てないときはCNNを流しっぱなしにして、耳で聞くともなしに聞いているのだが、昨日からやたらと「Georgiaでparliamentがcrisisでどうの」と報じている。ふーん、ジョージア州で議会が危機なわけね、とか漠然と思っていたが、そのうちシュワルナゼがどうのとも聞こえてきた。ジョージア州でなぜシュワルナゼ? と語呂を楽しみながら画面を見に行くと、議会が混乱し民衆が騒いでいる。うーむ、ジョージア州で何が…?
しばらくして地図が出てやっとわかった。英語でグルジアはGeorgiaと書きジョージアと発音するのだった。ほげー。「ジョージアで行きましょう」は「グルジアで行きましょう」でもあったのね。缶コーヒーも読み方が違うだけでずいぶん印象変わるなぁ。
グアンタナモ米軍基地
2003年10月21日(火) 9:52:13
夜は甲子園で日本シリーズ。品川に止まるようになったばかりののぞみに乗って。うはは。ナウい(死)。でも関西は雨模様。やるかなぁ…。
ダイエーは甲子園の阪神ファンを前に試合をしたことがない。これだけが阪神の勝ち目だ。今日は声を出すぞ!
アフガンで捕らえられた700人にも上る捕虜がグアンタナモ米軍基地で2年近くも監禁されつづけているのだが、許されないのは、戦争捕虜への人道的処遇を決めたジュネーブ条約が適応されていないこと。ブッシュたちの論理は「国家の安全を脅かすテロリストにジュネーブ条約は必要ない。アメリカの司法の権限も届かせる必要はない」である。捕虜たちは狭い部屋で劣悪な環境に置かれ、拘束期限も示されず、異議申し立てどころか面会も許されない。問答無用で収容され、そこで拷問が行われようが何が行われようが、監視の目もないのである。しかも、グアンタナモはキューバ島にあるため、アメリカの活動家たちの助けの手も届かない(国外だから収容所のことを知る権利がない)。
知らんぷりしていたが、数日前、ブッシュがニコニコと日本の地を踏んだかと思うと吐き気がする。
幼稚なマスコミュニケーション
2003年09月17日(水) 8:06:54
今日は917。日朝会談から1年。
この1年は(結果的に)マスコミがいかに国民を操作できるか、の証明みたいな1年だったなと思う。どんどん国民感情を煽り、理を情で流し、物事の本質を見えなくした。あのまま小さな事件でも起こっていたら、この国は戦争に突入したのではないかとすら思う。
もちろん拉致被害者の気持ちを考えるとやりきれない。でもみんながその気持ちに寄り添ってどうする。まだ残されているかもしれない人々を助け再発を防止するために冷静な手を打たないといけないのに、みんな必要以上に感情的になってしまった。というか、マスコミはそういう情報ばかり流した。
「なにをするかわからない国」というような漠然とした子供のような捉え方で終始したり、独裁者がいるからって国民すべてロボットのように描いて笑ったり、そんな幼稚なマスコミュニケーション。というか、立派な煽動。怖くて鳥肌たった時すらあった。
あれから2年
2003年09月11日(木) 7:36:10
911。あれからたった2年。たった2年でアフガンもイラクも廃墟と化した。子供を含めて死者多数。ビンラディンもフセインも未だ捕まっていない。先制攻撃していなかったらどうなっていたかは誰も予測できない。でも他にやり方があったであろうことは、すでに歴史的共通認識になりつつあると思う。戦争を止められなかった当事者(ボクだ)は、これを貴重な教訓として語り継がなければいけない。せめて、わが子に、きちんと。
今日は愛犬の誕生日でもある。満1歳おめでとう。今日はいつもの倍の距離を歩いてあげよう。家族3人でいろいろ話し合いながら。
賛同メールも少ないながらいくつか
2003年05月07日(水) 21:39:01
この話題終了、と書きつつ…。なんだか北朝鮮について書いたときより批判メールが続く印象。うーむ。どうしてそこまで…。ちょっと不思議な気分になってきたよ。
賛同メールも少ないながらいくつかいただいている。ありがとう。その中で心強い情報をいただいた。好きなジャーナリストのひとりである鳥越俊太郎氏も同じような趣旨のことを書いていると教えてもらったのである。
http://www.1101.com/torigoe/2003-05-06.html
ま、彼もたっくさん批判メールを受け取ったようだけどね(笑)。彼は毎日新聞出身だし、説得力ないんだろうな、批判する人には。
あ、ひとつだけ。ボクは同業ではありませんよ。新聞社勤めでは全然ありません。誤解している方がいるので念のため。
不発弾とわかっていたら20日間も持ち歩かない
2003年05月07日(水) 8:51:19
アンマン爆発事件の、メールをくれる方々との根本的すれ違いがだんだんわかってきた。
みなさんは「不発弾とわかって持ち出した or それがわからなかったとしたら記者として失格&最悪」というスタンス。ボクは最初から「不発弾とわからなかった and わからない記者がいても仕方ない」というスタンス。
不発弾とわかっていたら20日間持ち歩かないしそれで遊んだりしない。わざわざそんな命の危険を冒す人はいないからそれは本当なのだろう。また、不発弾情報が少なく見分けが難しいのは、中東駐在経験があるこの記者がそれを残骸と思ったことが如実に表している。自分の命に関わることゆえ一応きちんと見分けようとしたはず。軍事評論家も「軍事専門家じゃない人が見分けられなくても仕方ない」と書いている。
ボクは裏読みせず、素直にそれらを読んで「あぁ、だったら拾うかも。ボクが記者でもやりかねん」と肌感覚で思った。モラルは別にして、記者がいろいろ持ち帰るのはごくごく一般的だし、アメリカでは美術品を持ち帰った記者が多数出て問題になっているのが現実だから。(←持ち帰っていい、と言っているのではもちろんなく、記者はある種そういう職業習性であるということ)
正論はいくらでも言えるけど、現実には、残骸 or 使用済み弾と認識したら拾うかもなぁ、と。拾うのが軽率なのはわかっているし、他人の命を奪った愚は責められるべきだけど、全体的にボクはちょっと同情的ではある、と。で、記者をそこまで口汚く非難するわりには、民間人を多数殺傷する可能性が高い子爆弾やら不発弾が散らばった原因への非難がほとんどないのが腑に落ちない、と。
まぁ今回はやけに批判メールが多かったので、ボクがずれているのかもしれないな。も少し考えます。とりあえずこの話題はこの辺で終了。
同胞としてちょっとは同情的な人がいてもいい
2003年05月06日(火) 15:07:57
何通か批判は来るな、と思いながらエイヤと出しちゃった朝のメモ。来ました来ました。ご意見も含めて多数、どうもありがとう。すいませんね、気まで遣わせてしまって。
まず、自分もやりそうだから穏便にすませてやれ、という趣旨ではありません。厳しく糾弾するのは当然。ただ、ネットなどで、一般人の彼への批判がわりと手厳しいので、へ〜〜と思って書いた。爆弾で人を殺しまくり不発弾もばらまき事後処理もしていないアメリカはそこまで責められていないのに、同胞がああいうことをすると一気に正義感が燃え上がり世論が動くあたりがなんか納得がいかない。順序が違う気がしてならない。軽率で不勉強な記者は責めやすいから一気に責める。もともとの原因を作った巨大で強力なアメリカはそこまで厳しく責めない。別に弱い者いじめとまでは言わないけど、お手軽な人身御供にされたイメージ。そこらへんに本音の部分で違和感があるのです。それだけ。書き方下手でスイマセン。
そのうえで、遠きヨルダンで身柄拘束されている彼の四面楚歌な孤独を思い、同胞としてちょっとは同情的な人がいてもいいではないか、と思って書いた。不発弾を拾うのは彼が悪い。でも順序的には、アメリカがまず不発弾対策をするべき。せめて不発弾の形状と危険を知らせる警告文書を広くまわすべき。そういう無策を誰も責めない。うーむ。みなさんが言うことももちろんわかるけど、違和感が抜けないのよ。
鬼の首をとったように
2003年05月06日(火) 9:34:29
毎日新聞記者のアンマン空港爆発事件が世の怒りを強く買っている。結果的にタイミングも悪いし人も殺したし世界の笑い物とも思うが、個人的には同情の余地がある。つか、ボクもやりそう(笑)。
その軽率さもアマアマさもわかった上で言うが、ボクが彼だったらやらないか、と言われるとちょっと躊躇する。戦時下のイラクを取材するというめったにないこと&勇気がいる仕事を終えて、危険性がないと思えた残骸を人生の記念として絶対持って帰らないかと言われると自信がなかったりする。責めて怒っている人たちは絶対にしないのか?
彼はその残骸を記事に使って、もっと大きな悪を弾劾しようとしたのかもしれない。単なる記念品以上の意味をその残骸に見たのかもしれない。彼は確かに日本の恥かもしれないが、もっと恥ずかしいことを日本は今回の戦争でいっぱいしていると個人的に思っている。
いやまぁ軽率なんですけどね。でも、みんな自分でもやりそうなことを鬼の首とったようによくそんなに責めるなぁ、などと。賭けてもいいが、日本人の8割がなにやら記念品を持ち帰る心性をしていると思うな。
子供にきちんと説明できないことが次々起こる
2003年04月24日(木) 8:12:11
バグダッド陥落から2週間。
不思議だ。大量破壊兵器というのはそんなに小さく、秘密が保たれるくらい少人数で作れるものなのか? つか、本気で調べるつもりがあったら、略奪し放題の無政府状態にせず、完全な情報統制下において厳しく査察する必要があったろう。殺人だけでは飽きたらず文化まで破壊したこの野蛮さ。ジ・アメリカ「ジョン・ウェイン保安官」ならそんな野蛮は誇りをかけて絶対しないぞ、世界の保安官を夢見るテキサス主義者くん。
子供にきちんと説明できないことが次々起こる。なんでもありなんだな、と今回感じた若者も多かっただろう。社会をなめたり、社会に出るのを嫌がったりする子供たちをだれが責められよう。なんだか申し訳なく思っている。
わかりやすすぎ
2003年04月17日(木) 8:15:53
アルジャジーラテレビによると、バグダッドの国立博物館や政府系の建物がつぎつぎと暴徒に略奪された同じ日、石油省だけは被害にあわなかったという。アメリカ軍が警備兵を配置していたのだ。すさまじいな、アメリカ。わかりやすくてうれしいぞ。
新聞グラデーション
2003年04月15日(火) 10:04:52
各新聞を注意深く読み比べると、イラク戦争について全然スタンスが違うのに驚かされる。戦争容認、戦争必要悪、戦争反対、戦争絶対反対、ときれいにグラデーション。ほとんどの人が一紙しか読んでないとすると、その偏りがちょっと怖い。
新聞は次々に新しいニュースを追うのが仕事だから、過去の戦争(たとえばアフガン)とかをウォッチするのには限界がある。事件・紛争・戦地がその後どうなっているかをちゃんと伝える「その後新聞」みたいのがほしい。当事者として、アフガン、イラクを日常的にきちんとウォッチしていきたい。
アメリカが得た権利
2003年04月11日(金) 8:46:20
まだ最後の最後があるかもしれないが、とりあえずイラクは大量破壊兵器・化学生物兵器を使わなかった。あるかどうかもはっきりしない。そして全地球人の目の前で目的が「民主化」にすり替わり、侵略が正当化される。
アメリカは、アメリカが悪だと決めた外国政権を武力で制圧し親米政権を樹立できる権利を実質上得た。巨額補正予算を軍事産業にまわしたくなったらまたぞろ敵を作り上げるだろう。他人事ではない。アメリカに嫌われたら何が起こっても不思議ではない。
イラクはアラブ社会における国家改造のテストケースとなり、壮大な人体実験に使われる。それで得をするイラク人からアメリカ礼賛の声がいっぱい届くだろう。それ以外の声は封印されるだろう。
親イスラエル派の統治により中東のバランスはより悪くなり、またしても紛争多発になるかもしれない。でもいいの。アメリカにとってアラブ人はあんまり人間ではないの。まぁ東洋人もそうなんだけど。
つか、ブッシュ共和党が終われば事態は改善されるかもしれない。ボクたちがすべきは民主党応援か(笑)
とりあえず、TVから流れるイラク人の歓呼の声を聞いて「戦争もありなのね」と娘が思わないようにするので精一杯。あれはどちらが勝ってもああいう風にする一部のお調子者たちなのだ、と教えるが、笑顔の力は強いから。
自分なりの「リンゴの木の植え方」
2003年04月10日(木) 8:52:46
バグダッド陥落。まだ予断を許さないが、戦争が終結するなら喜ばしい。ただ、どう考えても侵略戦争だと思えるので、イラク国民解放という言葉は違うだろう。これからは特に情報が一方的になるので気をつけて接したい。
今回の戦争は、自分の考えをより前に出すことで反発も受けたし面倒なこともいろいろ起こった。サイトで不特定多数を相手に政治や宗教や戦争の話を書いたらこうなるとわかっているからいままで7年間慎重に避けてきた。でも今回はさすがにそれでは済まない事態だと思ったので(過激さを最大限そぎ落として)少しアピールした。稚拙とはいえ何か書いたり行動したりすることで、ほんの少しでも「反戦・非戦の流れ」の力になればと思った。戦争体験本を読んだり沖縄戦のことを調べたりしたボクが、著者たちの想いに少しでも応えなくてどうするとも思った。非力と知っていながら。
結果的には毎朝「よし今日も生きよう」と自分を励まさないとやっていられないくらい口汚い非難や陰険なメールに悩まされた。人に伝わる言葉を書けていない不明さを恥じる。でも、こういう経験を通して、自分なりの「リンゴの木の植え方」を理解した気はする。
明日世界が滅びるとしても、
今日君はリンゴの木を植える。
世界はリンゴの木を植えるに足るし、リンゴの木を植え続ければ少しずつよくなると信じる。何が起こっても、どう責められても、絶望だけは絶対したくない。こんな小さなリンゴの木を植えても世界は何も変わらないよと諦めちゃいたくない。
戦争体験者が伝えようとしているたったひとつのこと
2003年04月02日(水) 8:30:12
なんかだんだん戦争報道に麻痺してきたので、沖縄戦の自伝的読み物や「読み聞かせる戦争」など、実際に戦争を経験した人が書いた本を読み返した。
冷静に戦争を語れ、国益を考えろ、感情論からの戦争反対など甘い、などの主張も理解するが、そう言っている人はちゃんと戦争体験者の言葉を読んでいるのだろうか。ほんのちょっと前の実話。ボクたちのおじいちゃん・おばあちゃんの世代が実際に経験したことだ。
生き残った戦争体験者が必死に伝えようとしているのはその悲惨さのみ。いかに地獄だったかのみ。どれだけ理不尽に命が奪われたかのみ。
その言葉をたった60年ほどで風化させてなるものかいっ!とあらためてテンションを上げた上で、ゆっくり冷静モードに落としていく。そんな調整が自分流(笑)。
アメリカの偏向報道と反戦デモ
2003年04月01日(火) 7:56:37
戦時であるアメリカに(兵士を出している家庭を中心に)愛国意識が強まるのは仕方ないとは思う。でも、アメリカ在住のいろんな方から毎日のようにメールをもらうが、報道はあまりに一方的・偏向的のようだ。
「毎日のようにTVでアメリカ軍はこんなに頑張っているんだというプロパガンダを見せられ、アメリカ兵の死傷者が増えるにつれ、一般アメリカ人の『核を落とせ』だの『イラク人を皆殺しにしろ』といった過激な発言が目立ち始め、何日で終わるか、イラク人は何人死ぬかといった賭けが流行るという現状」「毎日、いろいろな解説を聞いていると、時々自分も洗脳されてるような気かするときがあります。プロパガンダ、こわいです。なにが正しいのかよく分からなくなってきます」「フェアなスタンスに自信があった私ですが、毎日TVを見ていると知らぬうちに戦争容認気分・イラク憎し気分に大きく傾いていて時折ハッとします」などなど。
NBCの有名記者アーネット氏が「アメリカの戦争計画は失敗」と発言し解雇されたらしい。イラク国営TVのインタビューに答えたもので、さすがに敵のTVにそう語るのは賢くないと思うが、アメリカの「この非国民!」的雰囲気がよくわかる。
一方で反戦デモもより活発化しているという。過去最大の25万人デモになったNYでは、若者ばかりだった60年代デモに比べ人種も世代も様々な人が参加している。プラカードには「われわれの9月11日の悲劇を戦争の理由にするな」「イラク人はアルカイダではない」「戦争はテロ行為だ」などと掲げられているという。
「この街に住んでいると誰が戦争賛成なのか首をかしげたくなる」とNY在住の青木冨貴子氏。「もはや合衆国とは思えない深刻な分裂状態にあることを痛感する」と。
外務省の現場の実感
2003年03月30日(日) 7:21:11
外務省の親しい友人と久しぶりに会った。バリバリの最前線である。「フランスとドイツは完全に平和ボケ!」とわりと激しい口調。理想・理念だけでは進まない最前線の緊張に少しだけ触れた気がする。反論もあるが、日々日本を代表して事に当たっている彼の緊張から来る現実論も貴重。後方から安全かつ客観的に眺めているボクとは視座が違う。違う見方を知るのはやっぱり好き。
なんだかんだで結局ワインを飲み過ぎた。〆切前のくせに(←すこーし〆切を延ばしてもらった模様)。
パール辞任!
2003年03月29日(土) 8:40:33
や、やったーー!パールが辞めた。パール米国防政策委員長が27日「アラブの武器商人との関係」疑惑で辞任したのだ。彼はイラク戦争計画立案者でありネオコンの中心にいる人物。彼の発言は新聞とかによく載っていたが、まさに目を疑うものばかり。「ボ、ボクの目、どうかした? あれ?この言葉って本当にこういう意味だっけ?」と、マジ目を疑ったし、読むたびに胸がドキドキした。
委員長を辞任しても委員には残るらしいし、これからも影の影響は与え続けるだろうが、小さいようでいて意外と大きな事件かもしれない。こんなことで未来の歴史が大きく変わったり数百人の命が助かったりするものだ。…と、信じたい。
劣化ウラン弾
2003年03月27日(木) 8:55:47
またしても米英軍は劣化ウラン弾を使用した(米ブルックス作戦副部長発表)。原爆より地味だが放射能兵器である。つか核兵器と言ってもいい。「人体に害を及ぼす可能性があるのは攻撃対象の極めて近くにいる場合だけ」と言っているらしいが、極めて近くってどのくらい? 50m? 500m? 1km? 5km? そこにいったい何人住んでるの?
12年前の湾岸戦争で米英は95万個もの劣化ウラン弾を使った。以来、戦場になったイラクの軍人、退役米英軍人やその家族、なにより多くの市民の間に放射線被爆による健康障害が広がっている。白血病、ガン、先天性奇形などが多発の現実。まだ学ばずに使うのか、と、目の前が暗くなる。
せめて劣化ウラン弾などの極悪大量破壊兵器の不使用だけでも日本はアメリカに申し入れられないのか。唯一の被爆国としてそのくらい言えないのか。ヒロシマ、ナガサキの人たちにどう説明するのか。
テンでおつむをテンテンテン。
パイでお胸をパイパイパイ
ポンでお腹をポンポンポン。
チンでおまたをチンチンチン。
テンパイポンチン、テンパイポンチン。
踊って歌って現実から目を背けよう。
テンパイポンチン、テンパイポンチン…‥・・・
おそいよ、ヨハネ
2003年03月24日(月) 8:08:16
ローマ法王ヨハネ・パウロ2世が「暴力行為と兵器は問題を解決しない」「戦争が人間の尊厳を脅かすとき、声を大にして『平和のみが解決方法だ』と言うべきだ」と発表。
おそいよ、ヨハネ。そう思うなら、なぜもっと早く言わない。あなたが出来ることはいっぱいあった。アフガンのときも、イラクのときも。
自分の出来ることをするのみ
2003年03月22日(土) 18:54:16
昨日ピースウォークに行ってきた。ちょっと冷静になって帰ってきた。
ここのところ感情的だった。戦争の経緯を考えれば考えるほど感情的になった。感情が勝つと思考停止になってしまう。反対のための反対になってしまう。坊主憎けりゃ袈裟まで憎いになってどうする。さなメモは少し感情で書き殴っていたかもしれない。少し頭を冷やそう。
評論家・傍観者になるつもりはないし(だって当事者だもん)、どんなにアマアマと思われようと「正しい戦争などない」と主張し続けるが、言った言葉に縛られて思考停止になるのは避けたい。現実に戦争は起こる。起こるならばどう対処するかを考えつつ理想を語らないと。
東京大空襲でいっぱい死んだ人たちの上に住みながら、バグダッドの火をTVで見ているのはつらいが、いまはひとりでも多く助かることを願うのみ。そして少しでもいい世界になるように自分の出来ることをするのみ。
結果論を語るのはたやすいし賢い
2003年03月21日(金) 10:00:33
テロの脅威→大量破壊兵器装備解除→独裁者フセイン打倒→イラク国民解放・民主化、と、論理のすり替えだらけの今回の戦争。すごいなぁ。力を持つ者がする限り、世界が見ている白日の下でここまで論理を変えてきてもなんとなく認められてしまうんだな。「だから力を持ちなさい。世の中は勝てば官軍なのだよ。官軍は人を殺しても認められちゃうんだよ。勝ち組に回らないとなんにもできないのだよ」と子供に教えるか。人生には得な人生と損な人生があって、理念より利益(人生益・国益)が大事なのだよ、と教えるか。
利にさとい人たち(国たち)はもう戦争を既存のものとして直感的・戦略的に勝ち組のスタンスに合わせようとしている。戦争には反対、と理念を語るふりをしながら積極的には反対せず空気を読んで上手に生きようとしている。ボクは子供に上手に生きてほしいのかどうか。ただでさえ厳しい世の中で、場合によっては下手に生きろと言えるか。下手に生きて世の中から置いていかれても誇りをもって子供を褒められるか。正直わからない。
生きるのが下手なのかも、と、このごろ自信がないボクは、今日も「ピースウォーク」(http://www.worldpeacenow.jp/)に行こうと思う。うはは。もう遅いと笑われるか。日本で歩いたって何の解決にもならんとバカにされるか。でも、戦争による解決は反対!とか思っていても行動に移さないのは「消極的賛成」なのだ。積極的に反対している人がここにもいる、と主張するためにボクは歩こう。おとといから発熱しているのが不安だが。
イラク国民が歓呼の声を持って米軍を迎える結末がきっと待つ。アメリカは重大なルール違反をしたけど結果的にイラクは民主化されたし良かったんじゃない?という国際世論もたぶん待つ。その空気に乗じて「オレもそう思っていたよ」と結果論を語るのはたやすいし賢い。客観的な知識人ぽくてカッコよくもある。でも、賢く生きるだけでいいのか。自分を(父として)問いつめながら、ボクは歩く。
想像力を鈍らせまい
2003年03月20日(木) 16:45:44
911があり、1007があり、そしてついに320も記憶される日になったようだ。
国連無視&先制攻撃&内政干渉&大量破壊兵器使用&虐殺。言葉面だけ眺めると極悪だな。しかも国際刑事裁判所を一方的に離脱してるし。
テレビのバグダッド中継で火が上がるたびに人が死んでいることを毎回想像したい。ずっと麻痺せず想像しつづけられるだろうか。
不謹慎かもだが、今日のストーンズ大阪公演はどんな曲をやるのだろう。開戦のこの日に彼らの音楽は何を伝えるか。
開戦前夜の月
2003年03月20日(木) 1:08:58
開戦前夜。酔って帰る。月きれい。
同じ月があそこからも見えるだろうか。明日死ぬかもしれないと脅えて見る月はどんなだろう。
War, children, it's just a shot away, it's just a shot away.
しっかりこの目で見る
2003年03月18日(火) 7:38:48
アメリカ、イギリス、スペインの、戦争への断固とした動きを止められないのならば。
ボクたちが出来ること、しないといけないことは、きっと「しっかりこの目で見ること」だ。どうやって戦争が起こり、どのように人が死に、どういう理屈で収められてしまうか…。あやまちがきっちり繰り返される様を、花粉症でかゆい目をおっぴろげてしっかり見よう。男や女や子供が殺されるさまを想像力をもって細かに見よう。ボクたちが払っている税金がその殺しに使われるさまをこの目に焼きつけよう。
デイジーカッターの1.4倍の威力
2003年03月13日(木) 11:19:41
アメリカは大型衝撃波弾(MOAB)の投下実験に成功したらしい。開発者はイラク戦に間に合っていまごろ乾杯でもしているだろう。
この爆弾、米軍が保有している最凶爆弾「デイジーカッター」の1.4倍の威力らしい。デイジーカッターってどんな爆弾か知ってる? 核兵器の次に威力があると言われていて、半径1キロ以内は瞬時に焼き尽くされる。で、瞬時に焼き尽くすゆえ瞬時に酸素が消滅し、超低気圧状態になってそこら辺にいる人たちの眼球や内臓などが飛び出すらしい。地上は火炎地獄。たとえ建物や塹壕に隠れていても無駄。すごいねぇ。
アメリカは、ピンポイント爆撃とか言っておいて、アフガンにこれを使った。周辺一般市民をすべて殺す、という目的があったと思わざるを得ない。アフガン戦はビン・ラディン捕獲が大義名分ではなかったっけ?
それにしてもすごいな。核兵器以外では最強の誉れ高きデイジーカッターの1.4倍の威力。ラムズフェルドはイラクに使うかどうか言明を避けているらしいが、フセインからイラク国民を救い出すためになぜこのMOABを使うのか説明して欲しい。周辺にいる大人も子供もすべて死ぬ。なぜ殺す? 戦意喪失させるために必要? ヒロシマ・ナガサキに原爆落としたように? で、過去にそれをされた日本はやっぱりアメリカに盲従するの? ほとんどギャグだな。
ピースウォークの感想は不定期日記に
2003年03月09日(日) 23:15:10
ピース・ウォーク、参加。なんとか40000人集まり、夫婦ふたりとはいえ人数貢献できたなぁと。妻は「思っても見なかった参加」らしかったけど、非常に楽しんだ模様。
感想は不定期日記に。短時間の書き殴りだけどとりあえず後ほどアップ予定。戦争問題って、考え続ければ続けるほど、シンプルかつ青臭くなって行くのね。ボクだけか?
ちょっとお洒落してピースウォーク
2003年03月08日(土) 12:25:36
ということで、ピースウォークに行ってきます。
団体で何かを訴えるって苦手だし、ああいう集会系嫌いだし、ボク自身は他の手段で訴えていこうとしているのだけど、もうそんなこと言っている場合ではない気がして。
隅っこでいっしょに歩くだけの参加だけど、参加人数をひとり増やすのに貢献できる。傍観者じ