酒
唇に沿って横へローリング
2010年06月16日(水) 12:09:34
昨日帰ってきた高知はお酒の飲み方が恐ろしいところである。
いわゆる「べく盃」と言って、一度手に持ったらテーブルに置けない尖ったお猪口や、底に穴が開いているので指で穴をふさがないと飲めないお猪口(これも飲み干すまでテーブルに置けない)、鼻が尖っているので同じくテーブルに置けない天狗のお猪口とか、なんとも異様な酒盃が揃っている。しかも返盃(返杯)の嵐。相手から注がれたら、自分の盃を飲み干して相手に差し出し、返盃しないといけない。それを最低でも宴会の人数分しないといけない。しかも何度もしないといけない。そりゃ潰れるわ(笑)
まぁなんというか、要するに「酒好きな県民性」ということではあるのだけど、酔わせるのが接待、みたいなところもあるかもね。とにかく客人を酔い潰さないといられないような文化。ツイッターでも「高知はとにかく飲ませられるので注意!」「変なお猪口があるので注意!」「特に高知新聞は異様に飲む社風です!」とかサジェスチョンされた。てなこともあって、一昨日の講演後、高知新聞との夜の宴会はちょっと怖かった。恐る恐るついていったワタクシ。
まぁでも県外の客人にそんなに飲ませることはないらしく、きわめて紳士的に終わったし「べく盃」も出なかった。あー良かった。でも、小さなお猪口で返盃返盃返盃と続くのは一応経験させていただいた。
5人で行ったのだが、次から次へと返盃が来る。ぐぃっぐぃっと飲んでいく。そしたら指摘された。
「いや、頭を後ろに傾けてはいかんのよ」
小さなお猪口から酒を飲むとき(高知での酒は基本的にお燗。夏でもお燗らしい)、思わずぐぃっと頭を仰け反らせるよね。ビールを飲む時みたいに。それは男としてあまり格好がよろしくない、というのが高知の美意識らしい。つまり頭を動かさず、盃を口に当ててぐぃっと盃だけを傾けるのである。そのとき少し盃を横へローリングさせると飲みやすいらしい。ある方に実演していただいた。なるほど格好いい。何度か練習したがどうしても少しこぼれるなぁ…。
唇に沿って横へローリングさせたお猪口を相手に返盃するもんだから、まぁ間接キス的に言うとそれはもうぶちゅっと濃い間接キスなわけで、それを複数人と繰り返すわけで、まぁ時間が経つともうぐっちゃぐちゃだ。でも、なんか、短時間で相手が身近にはなる。どんどん親しくなれるのである。あぁこういう無理矢理な触れあいから生まれる関係って最近薄れているよなぁ。
写真は「ときわ」という古い居酒屋でいただいた「カツオの酢〆」。
この食べ方は、カツオ好きな高知でも他の店では見たことない、と、同行者。うまかった。もう一枚、「くじらすき(鍋)」の鯨の薄造り。この鍋もとても良かった。いい店。二軒目は「ひょん」。高知市街でも一番古いのではないかと言われる建物を使った、地元の人でなければ店の存在すら気づかないようなお店。というか、中は普通の居間だった(笑)。おもしろし。
太田和彦さんと飲んだ話
2010年06月06日(日) 22:07:41
そうだ、太田和彦さんと飲んだ話を書かなければ。
この日、山本彩香さんとご飯をしたあとのことだった。
夜21時すぎくらいだったかな。同行した方から「友人が太田和彦さんと飲んでいるらしいので、一緒に行きますか?」と誘われた。
実は迷った。「まだ」なのではないか、と。
店とかはそこそこ巡って、経験値も積んで、自分なりの考えも出来てはいる。でも、「まだ」なんじゃないか、と思った。まだ、この居酒屋の大家と飲むのは早いのではないかと。それは、いつか、もっと自分が自分なりに完成したあとのほうがいいのではないかと。
でも、いつかなんて来ないんだよね。完成なんてするわけもない。それが人間というもの。いまの自分をそのまま晒すしかないんじゃないかな。そう考えなおして「ぜひ」と答えた。
もう時間も遅いので彩香さんたちは帰った。
山本彩香という日本の宝と飲んだあと、太田和彦という、居酒屋好きな人にとっての日本の宝と飲む。そのうえ同行者も実は日本の宝。なんという贅沢をしているのだろう、と、少しめまいを覚えつつ、太田さんたちが飲んでいるという西麻布の店へ向かった。
太田さんは寡黙で、言葉を選んで訥々と語る人だった。
とても丁寧で謙虚。でも、会話に少しだけ、気がつかない程度に毒を混ぜる。そしてそれが、素朴な地酒がひとつまみの珍味で輝くように、会話をピリリと引き締める。
「さとうさんは、たいへんたくさん店を知ってらっしゃるわけですが、そうやってたくさん知ったうえで、浮かび上がってきたものは何ですか?」
相手の目を見て、微笑みながら、低音でゆっくり、さりげなくこんな深いことを訊いてくる(笑)
まいったな…。
冷や汗かきつつ、誠心誠意こたえてみる。
でも、言葉は、口から出る端から重さと厚さをなくし、床に散らかる。
古い店の、長い年月の会話が染みこんだような、古い壁が好きだ、そういう壁がある店が好きだ、みたいなことを言った部分だけ、太田さんは深く頷いてくれたっけ。「合板の壁だとダメなんですよね。あれは会話が染みこまない。会話がはねかえってしまう」みたいなことをうれしそうに話してくれた。
別れ際にこう言われた。
「さとうさん、いつもそういう派手な格好しているんですか?」
その日はイタリアのデニムジャケットを着ていた。自分ではそんなに派手とは思わなかったが、彼には派手に見えたようだ。
「そういう派手な格好はしないほうがいいですよ」
店に溶け込み、店と同化するような飲み方をする太田さんから見ると、店から浮きあがるような格好をしているボクはまだまだだと見えたようである。聞く聞かぬは別にして、指摘してくれる先人はありがたいな。
飲んだのは土曜日の夜。
月曜に出社したらデスクに彼の著書がメッセージつきで届いていた。
冷や汗かいて万年筆で御礼のハガキ。
なんか、きちんと生きてないのがどんどんバレていくような感じである。
この歳になると、そういうことを気づかせてくれる方がどんどん少なくなってくる。
太田さん、どうもありがとうございました。
新年初酒
2010年01月07日(木) 8:24:07
昨晩、ひっさしぶりに酒を飲んだ。
元旦も三が日も、いや、晦日も大晦日も飲まなかったかな。
たぶん28日の仕事納めで「泰明庵」&「トニーズバー」で飲んで以来の酒である。つまり9日ぶり?
つまり、それくらい切羽詰まって仕事&執筆していたわけですね。酒を飲む余裕がこれっぽっちもなかった。大晦日と元旦に酒を飲まなかったことなんてほとんど記憶にないくらいである。喪中だからお屠蘇も飲まなかったし。
久しぶりだから軽くにしよう、と思って飲み始めたのだが、いつの間にかワインを2本ほど飲んでいた。うー酔ったー。でも「ストレスで縮こまっていた心」が徐々に開放されていくのがわかった。酒の効用だな。
とはいえ、やっぱり酒は夜をつぶしてしまうなぁ。昨晩は仕事も執筆もできなかった。
今年は(仕事量が巨大化しそうな予感があるので)、酒は週2回程度に減らそうと思っている。なかなかそうも行かないことが多いのだが(いろんな人との会合が入る)、でも、なるべくそうしよう。
毎年恒例のワイン会
2009年11月14日(土) 20:28:52
毎年11月になると岡山から友人の吉田さんが仕事で上京してくる。
で、彼を迎え撃って昔の飲み仲間で集まろうというワイン会が毎年恒例であるのである。昨晩はこの会。2003年から年一回やっているからもう6年目か。仕切りはジバラン時代の盟友、光弘さん。いまは千葉の奥地に引っ越して悠々自適な生活である。毎年この日は泊まりがけで東京まで出てくる。
ワイン会に参加するのももうこの会だけ。超ワイン好きばかりの集まりであるが、マニアックな中にも品の良さがあるのがこの仲間たちの特徴。最近ではマニアックな会とか面倒くさくて参加したくないんだけど、この会はみんな小理屈述べず「うまいものはうまい」系の感想でワハハと笑ってる感じがいい。とはいえサイト上の感想とかはやっぱりマニアック(たとえば安ワイン道場師範の昨日の感想)。この辺のギャップもいいね。
レストランに各人一本ずつワインを持ち込ませていただいて飲むのだが、各人それぞれ何を持ち込むかでセンスが問われる。ボクは決まって白ワインを持ち込むんだけど、今回はフランソワ・コタのサンセール "Les Culs de Beaujeu" 2001を持ち込んだ。前年まではGerard Schuellerのリースリングとかゲベルツとかピノブランとかを持ち込んでた。白ばかり。そう、なんつうか一周して白ワインが好きになったですね。赤より白がずっと好き。このままドイツ方面に突入しそうな予感がするくらい、白を飲んでると幸せだ。
利用させていただいた日本橋のレストラン「オーグードゥジュール・メルヴェイユ」は、数年ぶりに伺ったけど、なんだかとても印象が変わってたなぁ。
いや雰囲気はまったく変わらないしシェフも変わってないようなのだけど、なんだかとってもおいしくなっていた。メリハリがついたというか、とても印象の強い料理が続いた。以前2回ほど伺ったときは、全体にキレイだけど弱々しく印象に残らない料理が多かった気がするけど、今回は印象に残りまくり(隣に座った光弘さんの奥さんもそう言っていたから、きっとシェフがひとレベル成長したのだと思う)。ズワイガニとサーモンのロール仕立てなんか、カンパリとラ・フランスの泡ソースも上手に効いていて抜群。メインの蝦夷鹿のパイ包み焼きも火入れがとてもよく、強い印象。あーおいしかった。
満足して帰ったけど、翌日(つまり今日)の講義のパワポを作ってなかったので、夜中にしこしこ作業するはめに。せっかくのおいしい料理とワインの印象がなんだか消えていってしまうよ…。でもそれも杞憂だった。丸一日経った今でもズワイガニとサーモンのロール仕立ての味とか思い出せる。やっぱり強くなってるよ料理。さすが。また行きます。
松井秀喜の言葉
2009年11月06日(金) 12:11:13
松井秀喜のワールドシリーズMVPは会社でリアルタイムで見ていた。
ツイッターでホームランだ二塁打だと次々と活躍がつぶやかれるので「こりゃ見なければ!」と、オフィスのテレビがあるところまで見に行った。最近はどんなニュースもツイッターで知ることが多い。ソーシャルメディアを介してマスメディアに触れることが実に多くなった。そうなるとどうなるか。マスメディアと一般人の発信がほぼ同等な価値に感じられてくるようになる(ある程度その状態に馴れるとだが)。マスメディアが発信者として一般人と対等になる感覚。一般人というのが言い過ぎであれば、影響力ある発信者(インフルエンサー)とマスメディアが対等になった感じかな。
この「対等感」を理解せず、いつまでも「教えてあげる」的な「上から目線」で発信しているのが今のマスメディア。もうあなた方だけが情報強者ではない。そのあたりを心底理解しないと、一般人(特に若者)の感覚とどんどん乖離してしまい、揚げ句の果て「もうマスメディアはいらない」とか言われちゃったりする。そうならないためにも意識変革が必要。ただ、この意識変革、40代50代60代の「上から目線どっぷり型」のマスコミ人には実に難しいことなんだろうなぁ…。
って話がズレたけど、松井の話。
今朝のNHKで松井の単独インタビューを流していたが、インタビュー映像後、アナウンサーが「松井選手は『自分に対して、勘違いするなよ、と言いたい』ともおっしゃってました」と言っていた。松井の言葉で一番好きなのはこれだけど、今回のこの言葉もなかなか響いた。あそこまで行ってまだ引き締めるか。調子こいてしまいそうな自分を諌めるか。逆に言うとそういう態度だからこそあそこまで行けたわけなので、どっちが先かニワトリタマゴではあるのだけど、それにしても、そうか、まだ「勘違いするなよ」なんだなぁ。
でもさ、なんだか少しぐらい図に乗ってもいい気もするけどな。苦労してあそこまで行ったんだから。でも図に乗ったら島国の国民やマスコミが「いい気になるな!」とか叩くんだろうな。叩く人がいるから彼が気を引き締めるわけなので、叩くのも有効ではあるけれど、なんというか、この「出る杭を打つ感じ」や「目立ったヒトを引きずり下ろす感じ」が最近本当にイヤ。規格外の人間を規格外と認めてもっと許そうよ。一芸に秀でているヒトの多少非常識な言動くらい大目に見ようよ。
話はガラッと変わって昨日飲んだワイン。
どちらもかなり希少なものらしいので、一応記録。
1本目は、Domaine Laroche の シャブリ・グランクリュ "Les Blanchots" Reserve de l'Obediencerie 1993 。ラロッシュが「理想のシャブリ」を作るために、レ・ブランショの畑の限られた小さな一角で入念に丁寧に作り上げた逸品。ひと飲みで心底幸せになれるような白ワイン。古酒のようなひね香があるのにさわやかな後味。シャブリとは思えない味と香りだけど、シャブリのエッセンスはちゃんと入っている。すばらしかった。
2本目は、Domaine de La Part des Anges(パール・デザンジュ) 2005。サンテミリオンのグラン・クリュ。Catherine & Gregory Leymarie という造り手夫妻が「自分たちで飲むだけのために」年間120本(わずか0.12ヘクタール)のみ造っている赤ワイン(2005年のものは138本)。世の中にほとんど流通していないものらしい(日本に数本しか入ってこないと聞いた)。1957年に植えた葡萄で初収穫が2000年だとか。セパージュはカベルネ・フランがほとんどにメルロー少し。サンテミリオンっぽくないなぁ。ファーストアタックがむせるくらい若々しいのに、口に含むとあくまで優しく穏やか。そして余韻はさわやかにスーと消える。至福。
ワインが主役なのではなく、会話が主役なワイン会
2009年09月19日(土) 18:47:34
昨日は大阪から帰ってきて会社に出て仕事をしたあと、誘われてワイン会へ。
ワイン会は30代によく参加した。第一次ワインブームだったあの頃(1990年代)、毎週のようにワイン会があったし、物珍しかったことも手伝ってボクもよく参加した。覚え始めはなんでも楽しいからね。第三世界のワインもまだ入り始めで、ワインの世界もわりかし狭かった。フランスワイン全盛の時代で、イタリアワインですらまだ輸入されているワインの種類が少なく、スペインやチリやカリフォルニアのものがようやく輸入され始めた頃のことである。
覚えるのが楽しかったから、ワインのメーリングリストにも参加していたし、フランスの畑は暗記した。日本初(?)「ボージョレー解禁チャット祭り」を主催したりもした。
ただ、ワイン・マニアが苦手で、ワイン蘊蓄をたれる人が多くなるに従ってだんだん疎遠になっていった。ワイングラスをぐるぐる回しながら「この前飲んだロマコンがさぁ」とかねちっこくつぶやく輩が嫌いなんですね。90年代後半はだんだん家飲みが多くなり、「ワイン発展途上日記」なるものもつけていた。読み返すと毎晩毎晩よく飲んでいるな。「ワインの鼻」なんていうのを買い込んで楽しんでいたのもこの頃。そんな時期を経て、いまでは「知識はソムリエに任せて、ド素人として飲む」のが好き。酒は脇役。主役は会話。お酒ってその程度でいいと思う。
てな流れで、いまではワイン蘊蓄にほとんど興味がないので、ワイン会のお誘いがあってもほとんど参加しないボクなのだけど、昨晩は「ワイン蘊蓄などしない、ただ楽しく飲める方がメンバー」ということなので、いそいそと出かけることに。
というか、沖縄で奇跡的な夜を過ごしたメンバーである小山薫堂さん、飯島奈美さんも参加してるので、あの夜の再現的に。あとは有名女子アナやカメラマン、航空会社の方など、総勢10名の会だった。
主催はひとりのおじいさま。穏やかで上品でずっと笑顔を絶やさない。場所は彼の秘密のスペース。とある素朴なビルにさりげなくあるプライベートなスペースである。
彼は趣味でワインをセラーふたつ分買い込んでいる。見せていただいたが、1901年くらいの古酒から現在の超プレミアワインまで、少しでもワインをわかる方なら卒倒するようなコレクションが数千本、大きな特製ワインセラーにしまいこまれている。メンバーみんなで「うわーうわー」と叫びながら見ていたが、最後の方にはだんだん無言に。なんというか目の毒に近いからね(笑)
で、これらのワインを「惜しげもなく」ぽんぽん開けて飲むのである。
その方、カリフォルニアワインに特にくわしいこともあって、希少かつ美味しいカリフォルニアワインが多く出された。その「比較対象ワイン」としてフランスワインも開けられるのだが、前座的にラ・ミッション・オー・ブリオンやらムートン・ロートシルトやらの古酒が開けられる贅沢さ。いつもはトリを飾るクラスのワインが一本目とか二本目とかに「ま、比較として」と出てくるのである。なんだか麻痺する(笑)。
印象的だったワインは「Araujo "Eisele" Sauvignon Blanc 2002」「Amuse Bouche 2006」「Rock Syrah 2006」「Behrens & Hitchcock 2004」「Bond "Melbury" 1999」かな。特に「Araujo」のソーヴィニヨン・ブランは絶品だったなぁ。一番お高いのは「Amuse Bouche」だって言ってたっけ。もちろん初飲み。つか、いったい何本開けたのか定かではない。
でも、フランスより美味しいと断言されるだけあって、出されたカリフォルニアワインは本当に美味しいものばかり。アタックが強いのに上品で華やか。後味もいい。フランスワインの繊細な感じも捨てがたいけど、ナパの凄さを再発見した気分だった。
料理は彼自ら作ったおいしい前菜の数々(かなり絶品。お世辞抜きで)。そして近くのレストランから届けられた焼きたてのステーキ。その後の〆に銀座有名鮨店からの職人自らの持ち込み鮨。テーブルには栓の開いたワインが摩天楼のように乱立し、途中から何がなんだかわからない状況になった。ラストは会長さん手作り(&秘蔵)の20年梅酒。この出来がまた素晴らしく何杯もおかわりしてしまった。
メンバーはとても気楽で楽しく、なんだかとっても発散したなぁ。
たまたまラベルをiPhoneで写しておいたものだけ上に書いたけど、他のワインは名前もビンテージもあんまり覚えてないや。でもいいの。ワインが主役なのではなく、会話が主役なワイン会。うん、こういうのだったらまたぜひ参加したい。
今朝はワインの酔いもまったく残っておらず、というかむしろ元気で、朝起きて50分ほど軽くジョギングをした(散歩より遅いペースのジョグ)。
あとはマックの調子さえ直れば人生に暗雲なしなのだが、そうはうまく行かない。今日もマックと格闘中。つらすぎる。この連休で書かないといけない原稿がたくさんあるんだけど、いよいよ修理に出そうと決心したところ。
宮崎堪能
2009年09月11日(金) 6:54:10
昨日は講演と講演の間でぽっかり1日あいたので、まずは朝8時に自称弟子(宮崎在住)と待ち合わせて「おくのうどん」という朝からやっている地元人気店で朝ご飯。柔くて優しいうどんで胃をいたわる。で、そのまま、半休をとった彼のクルマで日南まで海岸沿いをドライブした。
宮崎って実はノーマークだったんだけど、ここまでキレイで快適なら住んでもいいなと思った。ボクの中での移住地候補急上昇。
南仏をひとりでドライブしたときの景色と酷似していて、海も山も抜群にキレイだし、点在する町や漁村もなんか貧相じゃなくていい感じ。太陽はサンサンと照りつけ、海にサーファーが遊び、花が咲き乱れている。どこにもゴミが落ちていない。人間はオープンで親切だし、海山川の幸がある。素晴らしい。
ものすごくいい天気の中、1時間半ほどかけてゆっくりドライブ。
日南市に着いて、日南在住の歯医者さん(この方も古い読者の方)と待ち合わせて、まずは飫肥(おび)の小玉醸造合同会社を訪問(昨晩ひょんな縁で訪問が決まった)。焼酎の「杜氏潤平」を出している蔵といえばわかるかな。この「杜氏潤平」、2年前にある方にいただいて飲んで以来、とても気に入っていた芋焼酎なのでうれしい。
ここで宮崎の有名高級スーパー「Foodaly」の宮田理恵さんたちと合流して、杜氏の金丸さんのお話を伺った。焼酎造りへの情熱がすごい。蔵もとても清潔で、従業員も丁寧に丁寧に作業している。ちょっとファンになったかも。
試飲は希少な「杜氏潤平 手造り紅芋 華どり 平成二十年作」。この「華どり」というのはいわゆる「ハナタレ」で、端(はな:一番最初)にタレてきた焼酎を熟成させたものだ。そして「ちょうど本当のハナタレがあるからそれも試飲して」と言われ、いまタレたばかりのも試飲して比べさせてもらった。タレたてのはバナナの香りとセメダインの香りが混ざった感じ。暴れ馬のように強く、まだ全くこなれていない。それが「華どり」として市販品になるとリンゴの香りが強く香り、セメダイン臭が消えている。めっちゃうまい。
一通りの工程を見させていただいたあと(2週間前に見た泡盛「春雨」の工程と比較できて面白かった)お土産ももらい、飫肥の町に出る。
飫肥って、これまたものすごくキレイな町でちょっと惚れた。この町の名物は厚焼き玉子。一番の老舗にして発祥が「間瀬田」ということで、その店のを食べた。「単なる玉子焼きだよね?」と油断していたが、プリンのような食感の、実においしいもの。うまひー。
自称弟子(宮崎在住)は仕事に帰ったので、歯医者さん(日南在住)のクルマに乗り換える。
BMW Z3ロードスター。「昼ごはんは富土(ふと)にある『いもと食堂』で食べましょう」というのでそこまでドライブしたのだが、なんつうか極楽だったな。空は晴れ渡り、透き通った海にはサーファーが遊ぶ。そこを二人乗りのオープンカーで走る。海沿いのカーブを曲がったところでカーステレオから「夏のクラクション」。いま口説かれたら落ちる(笑)
昼飯を食べた「いもと」がまたよかった。海の家風のシンプルな食堂なんだけど、2階の座敷からの景色が絶景。海岸の砂浜を見下ろし、窓をあけると海の音。料理は普通っぽい焼き魚定食なんかなんだけど、心底リラックスしてくつろげた。
宮崎市内の戻って、「わらべ」という店の「チーズ饅頭」を買い、ホテルにいったん帰ってからしばし仕事。
夕方、自称弟子(宮崎在住)が県庁関係に勤めているので、せっかくだから県庁見学に行ってみようということになった。今週か来週にはなんと「県庁見学者が100万人を突破」するらしい。東国原知事人気は相変わらず凄まじい。老若男女が見学している。すごいな。
ちょっとしたサプライズで河野俊嗣宮崎県副知事にもお会いできた。というか、このさなメモを読んでくださっているとのことでしばし歓談。照れくさし。
さて、夜ご飯。
自称弟子(宮崎在住)と歯医者さん(日南在住)につきあってもらったが、途中から、昼に「杜氏潤平」でお会いした宮田理恵さんも合流し、4人で遊んだ。彼女がとても明るい美人さんなので非常に盛り上がる。
まず、閉店時間が早い(17時45分)老舗の釜揚げうどん店「重乃井」で柔らかくて優しい釜揚げうどん。釜揚げうどんは宮崎名物なんだって。讃岐とはまったく違うタイプながら、これもうまいなぁ。うどんを食べ終わってから汁を丼に移して飲むとこれまたうまい。
次は割烹「ととや」で刺身やらメヒカリやら冷や汁。名物の冷や汁も今回食べたかったもののひとつ。うみゃ。焼き鳥「天祥」ではモモ焼き。天草の焼酎「池の露」と合わせるとまた抜群。バー「続人間」ではカクテルをいただいた。4人で一杯ずつ飲んで3800円(!)。安くていい店だぁ。
最後に通りがかった「にくまき本舗」で名物肉巻き(おにぎりを肉で巻いたもの)も食べ、解散。25時くらいだったろうか。どこもおいしくていい店だったな。メールでもたくさん「宮崎のオススメの店」をいただいたが、次回までとっておきます。ありがとうございます。
あー楽しかった。宮崎、とてもよい。今回でいろいろ人脈も出来たし、また是非来よう。お世話になった方々、本当にありがとうございました。
ということで熊本に向かう。高速バスで3時間。つらい…。
サラリーマンの連帯
2009年07月18日(土) 18:59:39
昨日の「キッチン南海」は、何人かの方に「昔の何か」を思い出させたようで、エッセイのようなメールをいくつかいただいた。
ボクもまだなんとなく「昔の何か」から抜け出せず…。
なんだかモヤモヤするので、昨晩はいかにも「昭和」なサラリーマンが集まっている居酒屋、虎ノ門の「升本」で軽く飲んできた。飲むこと自体を減らしている昨今であるが(カラダに溜まった疲れを抜ききりたいため)、飲まないと決めちゃってストイックに生きるのもカラダに悪いと思う。いい加減に。適当に。
で、「升本」。
こういう、背広姿の中高年が大量に集まって赤い顔してるオヤジ居酒屋の効用は、「みんな、いろいろあるんだろうけど、毎日がんばってるんだよなぁ」みたいな、なんというか「サラリーマンの連帯」に浸れること。
自分だけが何かに苦しんでいるわけではない。自分だけが何かを喪失したわけではない。自分だけが「昔の何か」に申し訳なく思っているわけではない。みんな大なり小なりそんな辛さを引きずっている。そんな当たり前のことに、こういう大衆居酒屋は気づかせてくれる。
「升本」の2階は特に「連帯場」だね。
200人くらいのサラリーマンがわんわんしゃべって酔っている。昭和から平成へ、好況から不況へ、成長から停滞へ、年功序列から疑似実力主義へ、年長が敬われた時代からウザがられる時代へ……。いろんな変化をくぐり抜け、じっと耐えて働き続けている中高年たち。日本はこういう人たちが静かに支えている。
写真は「升本」のお酒メニュー。なんとなく可愛かったので携帯でパチリ。
可愛いというか、なんかハワイだのバリ島だのに行かずとも、こんな「飲んでる人にホッと楽しくなってもらいたい」という店員さんの小さな思いやりにこそ癒される。癒されるって言葉、嫌いなんだけど、でも、他にピッタリの言葉が見つからないな。思わず頬がゆるむ絵をありがとう。
うん、少しずつ「足元」が見えてきたかも。少しずつだけど。
酒抜きで酔う
2009年07月09日(木) 8:20:30
昨日の「ベーコンの香り」にツッコミ多数だったので、追記をしました。
でもさ、ベーコンの魅惑的な香りって、嗅げば嗅ぐほど食べたくなっちゃうと思うんだけどな。まぁいいや。
昨晩は夜の部会(つまり宴会)があったのだけど、最近疲れや頭痛がなかなか抜けない身として「酒抜き」で参加してみた。アルコールを抜いたからって疲れが取れるわけではないけど、内臓への負担は少なくなるはず。一次会、二次会ともに冷たいウーロン茶をガブガブ。これってカラダが冷えるね(←内臓に負担かけてるじゃん)。
でも、宴会で酒抜きって生まれて初めての経験だったせいもあって、終始慣れなかった。
歓送迎会も兼ねていたので、初めてしゃべる方も多く、その方達にとっては「この人、下戸なんだ」という印象なんだろうなぁ。もしくは「肝臓痛めてるのかな」って。 そういう立ち位置、自分的には新鮮ではあるけど、ちょっと複雑。体育会系性格のせいか「飲めない」ことをどこかで恥ずかしく思ってしまう。本当は大酒飲みなんです、とか言い訳したくなってしまう。でも、みんなが飲んでるビールとか焼酎とかハイボールとか赤ワインとかは全然うらやましくない。カラダが欲していない。
そんな昨晩の収穫は「飲まなくても酔える」という下戸の人の感覚を体感できたこと。
下戸の人で、「宴席で飲まないけど、酔った感じになる」っていう人がいるけど、それについて懐疑的だったんだよね。でもホント酔える(笑)。なんか雰囲気に引きずられて、ちょっと酔った気分になる。ふわーっとした気分になる。それがおもろかった。なんとなく滑舌まで悪くなるんだよ。呂律(ろれつ)が怪しくなる。
もしかして、下戸と違ってもともとは大酒飲みなボクは、酒を飲んできた長〜い経験から、脳味噌が「酒を飲む席での自分のカラダの反応」を勝手に演じてしまうのかもしれない。こういう席ではこうなるもの、と、脳味噌が勝手に命令を出すのではないかな。動きが緩慢になり、足元もちょっとだけフラフラした。完全に酔いの症状。
ということで、ウーロン茶だけで一次会・二次会をこなし、酒抜き宴会初体験、無事終了。
夜帰ってからも書き物できるし、翌朝もラク。意外といいかも。
ボクには「春雨」と呉屋さんのマンゴーがある
2009年05月04日(月) 12:38:52
さて、一日遅れで沖縄最終日(5/2)のことを簡単に書いておこう。
この日は連休中唯一のオフ。まず、昼過ぎに宮里酒造所に伺った。
ここは近年評判をどんどん上げている泡盛「春雨」を造っている酒造所。実際ボクは最近ではこの「春雨」が一番好きである。「山本彩香」でもこの泡盛を出している。というか彼女が作る絶品の「豆腐よう」も「春雨」を使用して仕込んであるようだ(だからあの豆腐ようには「春雨」が一番マリアージュする)。
小禄(おろく)の住宅街にさりげなくある赤瓦屋根の酒造所。こんなに有名なのに本当に小さいし看板もない。駐車場に大きな野生のキーツ・マンゴー。これが目印。これがなければ再訪できないくらいさりげない。こんなさりげない酒造所、初めてである。
後で宮里社長(ボクより2歳ほど若い)にお話しを聞いたら、「最近、小禄も住宅街になり、こういう工場に対しての規制が多くなって、建物を大きくも出来ないし建て替えも修理もできないんです。こちらの方がずっと古くからやっていて、住宅街になったのは最近なのに…」とのことだった。だから売れていても大きく出来ず、施設が古くなっても修理もできない。周辺に気を遣って看板も出していない。そんな風に身を潜めて沖縄を代表する泡盛が造られている…。
話をくわしく聞いていくと、ボクみたいな第三者が聞いても「それはどう考えても行政のイジメだろう」と思えるようなことが他にもザクザク。そのくせ「観光が一番大切!」と、こんな小さな酒造所に観光バスを入れろとゴリ押ししてくるとか。宮里さんは本当に(ほんとの本当に)真面目で真摯な方なので、それにも文句ひとつ言わず対応しているが、いろんな状況を聞けば聞くほど沖縄行政の問題は根深いな。昨晩も彩香さんとさんざんそんな話になった。それにしてもなぁ…。
まぁそれはともかく宮里酒造。
ボクは泡盛の酒造所は15ほど訪ねているが、この宮里酒造はダントツに清潔だ。
いや、もっと近代的で清潔な酒造所はある。ただ、設備がものすごく古く、修理もできないことを考えると、奇跡的に清潔。泡盛を造っている工場特有の匂いもほとんどしない。壁に黒麹も染みこんでいない(他の酒造所で壁が真っ黒なところは「これが黒麹が豊富な証拠」と言っていたりするが、単に管理が悪いだけなのは宮里酒造を見ればすぐわかる)。
試作途中の新酒を飲ませてもらったが、「泡盛が嫌いな人にもおいしいように」という目的で作ってあって、アタックが柔らかいわりに、手のひらでグラスを握って温めながら飲んでいるとだんだん花の香りが立ち上ってくる美しいお酒だった。「これ、ぬる燗にしてもいいかもですね」と言ったら「そうなんです!」と意を強くされて語る語る。泡盛のことを語り出すと宮里さんの口は止まらない。本当に真面目で真摯。これからもここの泡盛を飲み続けよう(あと、石垣島の請福酒造さんと)。
そして特筆すべきは従業員の感じ良さ。本当にすべての人(男性5人だったか)が異様に感じが良い。きっと宮里さんの薫陶が行き届いているのだろうなぁ。ひとりの若い従業員が「私、本当に宮里さんの下で働けて幸せなんです」とこっそり教えてくれた。いい会社だ。こういう酒造所がおいしくないお酒を造るわけがない。
すっかり感動して、いろんな泡盛をご馳走になって酔っぱらって、次は東風平(こちんだ)にあるマンゴー園へ。
今年、彩香さんの紹介で、マンゴーの木のオーナーになった。
完全無農薬自然農法のマンゴー。彼女の友達の呉屋さんという方が作られているマンゴーである。この方に会いがてら、ボクのマンゴーの木を見学に行くことにした。
東風平の景色のいい丘の上にその農園はあった。ちょっと見、荒れ放題。でも「奇跡のリンゴ」を読んだボクとしては、完全無農薬だと荒れ放題になることもありえることはわかっているつもり。しかし呉屋さん本人に会ったときはビックリしたな。「奇跡のリンゴ」の木村さんと同じく歯がないし、雰囲気も笑顔もまさに木村さん。で、話を聞くと、やっていることも木村さんと近い。儲け無視の情熱から手作りの液での木の消毒の仕方とかまで。
ひと通りマンゴーの成長具合を見せていただいてから(収穫は7月かな)、農園横の作業小屋みたいなとこで「ゆんたく」(おしゃべり)。ここでまた沖縄行政の話になった。「私ら最低限食べられればいいんです。何の欲も持ってない。いいフルーツ作って喜ばれれば満足。でも、行政のやってることは『生きていくな』と言っているに等しい。邪魔ばっかりする」と。
ここでもボクはなるべく客観的に聞こうと努力した。行政にも言い分はあるはずだし、こちらが一方的に憤っている場合もある。でも今回もドス黒い気分に。真面目に沖縄の未来を考えて地道に真摯に働いている人たちから「もう無理。辞めようかとも思う」みたいな話を昨晩から連続してずっと聞いている。あぁ沖縄はもう本当にダメかもなぁ…。
んー…、まぁそれはそれとして、呉屋さんの無欲さには呆れかえったな。
何にもいらない、というのが徹底している感じ。で、一時も手を休めない働き者なので、次から次へと新しいフルーツに挑戦していく。マンゴーだけでなく、バンペイユ(晩白柚)やフートー(ローズアップル)のこと、カニステル(エッグフルーツ)のくわしい話など、フルーツに関するいろんな情熱を次々と聞かせてもらった。楽しくて仕方がない感じ。でもそれがお金にはほとんど結びついていない。「ちゃんとお金に結びつけないと、ヒトも物も動かないし、現実が変わりません。儲けろって言ってるのではなくて、ちゃんとお金に結びつけた方がいいですよ」とお願いしたが、あまりピンと来なかった模様(笑)
つーか、「この敷地の一等地にログハウスを建てたらいいよー」と勧められた。タダですか(笑)。なんつうか、とことん無欲。ヒトが喜んでくれればいい、自分は食べていけるだけでいい、という感じ。あぁこんなヒトがまだいるんだなぁ。
帰りのヒコーキの時間が迫ってきたので、再会を誓って空港へ。
先ほど預け物をした宮里酒造に寄ってそれを受け取ってモノレールで空港へ行こうとしたら、宮里さん自らクルマで空港まで送ってくださった。
ビジネスの世界でビジネス・ライクにビジネスマンの常識に沿って生きていると、いろんなことを忘れていく。特に東京ではそれが顕著である。
でもボクは大切なことを思い出す方法をこの日ふたつ手に入れた。泡盛「春雨」と呉屋さんのマンゴー。東京で何かを忘れている気がしたとき、「春雨」飲んで呉屋さんのマンゴーを食べよう。きっとちゃんと思い出せる。そんなことを思いながらJAL機内へ。
今年はもう一回くらい、沖縄に行けるかな。
人生最高のシアワセのひとつ
2009年04月18日(土) 15:31:53
今週はスプマンテをよく飲んだ。毎日のように飲んだ。やっぱりこの季節、泡がおいしい。晩春もしくは初夏の薄暮にスパークリング・ワインを飲むことは、人生最高のシアワセのひとつかも。
今週泡をいっしょに飲んだ相手のひとりが、今度出版が決まった後輩。
入稿完了祝いで数人で飲んだのだが、人生初出版前後のブルーはもう他人事でなくよくわかるので、思いやり深く(笑)ゆっくり飲んだ。書いている間はハイテンションでも、書き終わって入稿してから「こんな本を世の中に出す意味なんてどこにもない」「誰も読まないし何の役にも立たない」「というか、恥」「いまからでも遅くないから出版を中止するよう出版社にお願いしてみようか」など、ぐじぐじぐじぐじ悩むものなのである(少なくともボクはそうだったし、そういう例をいくつも見ている)。
これは11冊出した後でも実はそんなには変わらない。いや、さすがに麻痺はしたけど、心のどこかで深く落ち込む。出版後数週間すると開き直ってくるのだが、出版までの数週間(場合によっては数ヶ月)、出版してからの数週間(場合によっては数ヶ月)は本当に辛い。処方箋は「飲んで乗り切れ!」くらい(笑)。ちょうど泡が似合う季節。泡飲んで乗り切れ!
一緒に飲んでいる時、その出版する後輩(女性)の同期(女性:仮にM)の話になった。
Mとは彼女が新人のころ仕事をした。もう10年以上前に会社を辞め、ある音楽家と結婚。あるときボクにメールをくれ、それ以来なんとなく連絡を取りあっている(サイトを続けていると、昔の友人からふいに連絡がくるみたいなことがよくある)。というか彼女は今夙川に住んでいて、先々週に桜を見に行ったとき、一緒に散歩しないかと電話で誘ったくらいは親しい(急に電話したので散歩は叶わなかったが)。
でも、今度出版するその後輩は、昔はとても親しかったというMと、もう10年以上話してもいないとのこと。同期の間でも行方不明ということになっているらしい。へぇー、じゃあ今から電話しよう、とその場で電話し、ふたりの同期女子(ただしアラフォー)は十数年の時を越え、いきなりガールズトークへ。
もうね、「人と人を思ってもみなく結びつける」ということも、ボクにとっては人生最高のシアワセのひとつ。好きなんです。うれしいんです。おせっかいな性格なんです。横で盛り上がるガールズトークを聴きながら、なんだかボクまでニコニコニコニコ。泡はうまいし、人と人は結びつくし、シアワセな夜だったな。こういう夜がたまに訪れるから、人生はやっぱり捨てたもんじゃない。
8日ぶり
2009年02月06日(金) 7:49:10
先週の水曜日に飲んでから、昨日まで8日間、お酒を飲んでいない。
特に禁酒を誓ったわけではないが、仕事に追われていて飲む機会を失ったのと、体調も悪かった。風邪をひくかひかないかの境目をうろちょろしているような体調で、そういえばネズミーシーでは頭痛も酷かったっけ。
もともと家ではお酒を飲まない方である。ビールも飲まない。
20代30代は家でもたくさん飲んだ。酒棚の充実は人生の豊かさにつながると錯覚していた時期すらある。ハードリカーからリキュールまでズラ〜ッと自宅の酒棚に並べて悦に入っていたあの頃。その後ワインに凝ってワインセラーも持ったりしているが、最近は家では飲まないなぁ…。家では「常に頭をクリアにしておきたい」とか貧乏性なことを思ってしまう感じ。酔わずにいろいろやりたいことがある。
外食は相変わらずしているが、外食後に仕事や書き物をしようと思うと、どうしてもお酒を控えるようになる。そしていったん「お酒を飲まない外食」に馴れると、意外とこれはこれで快適。もちろん日本酒やワインの香りが味を倍にしてくれる料理もあるが、お茶やお水で食べることによってより鮮烈に味を感じられる料理も多い。翌朝のカラダも楽だしね。
まぁ今晩わりと飲む予定なので禁酒生活も8日止まりなのだが、副産物として8日で2キロ痩せた(笑)。
飲まないと食事量も少し減る(ボクの場合)。脂っぽいものもあまり取らなくなる。食事時間も短くなるので「もう一品食べようか!」みたいな「酔った勢いでの追加」も減ったりする。このまま飲まずに5キロくらい痩せてみたい気もするが、もう適正体重なのでこれ以上痩せなくてもいいや。ちょっと小太りの方が長生きするってどっかの研究所が発表していたし。
あぁでも8日ぶりに飲むってものすごく酔っちゃいそうだな。最近異様に忙しかったので疲れもたまっている。醜態をさらさないようにゆっくり飲もう。
アナニアシヴィリの赤ワイン
2008年11月25日(火) 7:55:11
ただの赤ワインではない。バレエ好き垂涎の赤ワインである。
逆に言えばバレエ好きでなければ何の興味もないかもしれない。かの大御所プリマドンナ、ニーナ・アナニアシヴィリの旦那さんが作っているグルジアの赤ワインなのである。日本では売っていない代物。というか、カベルネ・ソーヴィニヨンのスペルも普通ではない(普通はCabernet Sauvignonと書くが、これはCabernet Souvinionと書いてある)。アルコール度数も11.4%とカベルネにしては低い。珍品か!?
アナニアシヴィリは地元マスコミに「活力の源泉は?」と聞かれて「円満な家庭。正しい食生活。そしていいワインを飲むこと」と答えたらしい。そのワインは旦那が作ったもの、とも言ったとか。たぶんそれがコレだ。うーん稀少。岩田さんありがとう。
これはしかし……いつ飲もう?
地酒天国 秋田
2008年11月09日(日) 23:19:17
秋田には川反(かわばた)という繁華街があって、昼は寂しいが、夜になると一変して賑やかになる。昨晩はそこでいくつかハシゴ。「ちゃわん屋」「比内や」「酒盃」。あ、「酒盃」は山王か。山王は秋田のもうひとつの繁華街。この店は再訪である。前回はもう少し肩が凝る感じの印象だったが、今回はガラリとかわって楽しい楽しい。夜おそいと店主にもずいぶん酒が入り、話がいろいろ弾んだ。
秋田の人はびっくりするくらい酒が好き、とはよく聞くところ。
さもありなん。なぜなら酒が異様にうまい。
今回も「刈穂 六舟」「酔楽天」「まんさくの花」「飛良泉」「雪の茅舎ひやおろし」「やまとしずく」「出羽の雫」「天の戸 Land of Water」「天の戸 黒」など、いろんな銘酒を知った。途中、川反の素晴らしい酒販店「酒屋まるひこ」でもいろいろ教えてもらった。しばらくは秋田の酒に凝ってみたいと思わせるくらいうまい。うまいなぁ。
秋田で飲むからうまい、というのももちろんあるだろう。それが作られた土地で飲むのが一番うまい。でも東京でもしばらくは秋田の地酒を飲むことに決めた(置いてあれば)。秋田の地酒を飲むと川反や山王の夜を思い出す。頭でなくカラダで覚えた。そこがポイント。
ババヘラとトサカ酒
2008年10月20日(月) 6:52:34
秋田に行く前日にモリと東京で飲んだのだが、モリも秋田に行ったことがあって、「秋田に行くなら、ババヘラとトサカ酒を是非!」と大きな顔で勧められた。
ババヘラ?
トサカ酒?
ババヘラは秋田駅に着いてすぐ出会った。
正確に言うと「ババヘラ・アイス」。
まぁ例によって晴れ男で、半袖で汗かいたくらい温かかったのだが、10月の秋田にアイスの屋台が出ていたのだ。で、ババァ(失礼!)がひとりでカラフルなパラソルの屋台を守っている。ひとつ頼むと銀色のヘラでアイスをこそげてコーンにバラの花型に乗せてくれた。ババがヘラでアイスかよ!(笑) 秋田名物だそうで、なんだかとても微笑ましい。
バラの花の形が美しい。バナナ味の中心部(黄色)。その周りにイチゴ味の花びら(ピンク)。味は懐かしい粉末ジュース系。塩が少しきついが、まぁこれは味がどうのというよりも縁起物に近い。おババの笑顔がすべて。なんだか買ってうれしくなる一品だった。
トサカ酒には比内地鶏の店「味の蔵」で出会った。
正式名称は「比内地鶏の骨酒」。
要するに「比内地鶏の頭の部分をちょっと炙って、そこに日本酒の熱燗を注ぎ込み、ラップで蒸したもの」である。片口の器がラップされて出てきて「少し蒸らしといてください」と言われる。ラップが蒸気で曇って最初は何かが浮いていることしかわからない。飲んだら実に香ばしくてうまいのだが、そろそろいいかとラップを外すと、比内地鶏が中で笑っていた…。そう、要するに比内地鶏の頭が正面からタテに半分に割られてふたつ浮いているのである。頭の中身はとって骨と皮のみになっている。目も取ってあり、まぶたが締まってはいるが、それが妙に笑っているように見える。うー。目がないけど目が合っちゃった気分…。
ボクのは雌だったのかトサカっぽいのは見えなかったが、なかなかグロい。でもうまい。実にうまい。クセになる一品だった。
「秋田行くなら!」と大きな顔で勧めてくれた2品。
秋田県民のみなさん、そういうことでよろしいでしょうか?(笑)
前祝い的にシャサーニュ・モンラッシェ
2008年10月15日(水) 8:12:32
札幌はいい天気。
夕方に着いたが、ジャケットを着ていてちょうどいいくらい温かい。コートを着てこようかどうか迷ったのだが、着てこなくて良かった。
夜遅めからモリこと森崎博之くんと待ち合わせてフレンチへ。
一応明日の本番前なので生魚は避けようと思ったのと(一応ね)、いまモリが異様にワインに凝っているので「じゃ、ワインを飲もうか」となったのだった。
以前の札幌は「素材は新鮮でいいけど調理がダメ」という感じで、どちらかというと「美味しくない街」と思っていたのだが、ここ5年くらい、なんだか異様に美味しくなった印象。東京とかで修業した料理人が地元に帰ってきて、北海道のいい素材を使って基本のしっかりした料理をつくりはじめた感じ。おしゃれな店も増えたし。和食洋食問わず、来るたびに驚かされるレベルに出会う。
昨日の店「ル・プルコア・パ…」も若いシェフが高いレベルで料理を作っていて楽しかった。
野菜がうまかったな。さすが北海道。それと「穴子のピラフ詰めスープ・ド・ポワソン」が印象的。うまうま。
モリも昨日の昼間にフードマイスターの試験があり、どうやらいい点とれたらしい(自己申告)ので、ボクの本番前と合わせて、前祝い的にシャサーニュ・モンラッシェなどを飲んだ。知らない造り手だったけど。
モリと遊ぶようになってちょうど2年だろうか。
約1年前、ワインのワの字も知らなかった彼。恵比寿の「レスプリ・ド・ミタニ」で2人で飲んでいたとき、ボクのワイン知識(たいしたことないです)をうらやんだので、「キミね、10年あれば何でもできるのだよ。どんな自分にもなれるのだよ」と、10年年上の酔っぱらいとして諭したのである。キミも努力次第では10年後にいまのボクなんかのレベルをずぅっと越えたワイン強者になってることも充分可能だよ、みたいな(まぁ3年もあれば抜けるけど)。というか、つまり「やりゃーいいじゃん!」ということですね(笑)
どうやらそのひと言がキッカケになったらしく、彼はワインの世界にいきなり深く突入。
なんだか深すぎて怖いと思っていたらしいワインの深海をずぶずぶ潜っている最中だ。あれから1年、すでになかなかのワイン通である。彼とワインの話を濃くできるようになるとは思わなかったな。というか、ワイン・アドバイザーまで取っちゃいそうな勢い。んー、あと半年くらいで越されそうだ……。
ワインはちょっとだけ勉強するとものすごく面白くなるからなぁ。ボクは食事や酒系の資格を取ることはしないけど(食べものなんて素人でいた方が楽しい)、見てるとモリは本当に好きらしいから応援したい。来年の今頃は抜かれてるかなぁ…。抜かれちゃうのにうれしいのはなぜかな。
さて、今日は新聞大会本番。雲ひとつない晴天。
モリに「どんだけ晴れ男ですか」と言われるくらいの晴天。つまり流れはボクにある(と思いこむ)。
冒頭の数分をいかにゆっくり落ち着いて話せるかにかかっている気がする。あとは成り行きでなんとかなるだろう。
ゆっくりな。ゆっくり。
ワインのガソリン買い
2008年10月04日(土) 13:14:37
8月末にイタリアに行ったときの写真を友人に見せると、意外なものがウケる。今日はそれをここでご紹介しよう。※クリックすると大きくなります※
ボクはどこかで聞いたことがあったのでそんなに意外に思わなかったのだけど、見せるとたいてい「えええ〜!」とビックリされる。
イタリアのバッサーノ・デル・グラッパという街の郊外のワイン屋でのこと。
向こうの人はもちろんボトルでも買うんだけど、日常飲みのワインはこうしてガソリンスタンドみたいなシステムでドボドボ買っていくのだ。
品種ごとにわかれていて、これはメルローですね。
あー、本当にこうやって毎日ガブガブと水のように飲んでるんだぁ、と笑っちゃったのだけど、人々の間にワインがどれだけ浸透し愛されているかがよくわかる写真。もちろんたいしておいしくないテーブル・ワインなのだろうし、しかもガロン買いすると酸化とかの問題もあると思うんだけど、こういうので充分シアワセなんだよな、と思った。高いワインをくるくるとスワリングして飲んだりするより、ガハハと笑いながらこういうワインをがぶがぶ飲んでる人生の方がずっと楽しそうだ。
札幌大通公園のビアガーデン
2008年08月05日(火) 10:25:01
昨日から出張で札幌に来ている。
とにかく涼しいし乾いているし気持ちいい。超酷暑の東京から来るとマジで天国。夜に待ち合わせて飲みに行ったモリは「何言ってんですかー。今日は暑いですよー」と言う。札幌では暑い方らしい。いや、これ以上涼しかったら「寒い」という言葉すら出てきますから(ま、そこまではいかんが)。でもそのくらい涼しいの。少なくとも夜は。
この時期、大通公園は大規模なビアガーデンになっている。それも4大ビールメーカーの競演。テレビ塔方面から、サントリー、アサヒ、キリン、サッポロの順番で、それぞれ大きくスペースをとって営業している。どのスペースも満員。すごいなぁ。仕事帰りの人たちがそれぞれに集って楽しんでいる。ここらへんも札幌の素晴らしい部分。大通公園の使い方がとてもいいのだ。市民生活に密着してて、札幌市民がうらやましくなる。
「このビアガーデン、本当に気持ちいいから、ここでビールを一杯飲みましょう!」と、そのビアガーデンに向かうモリ。
いや、キミ、北海道では大スターなんだから(いやホントに)、こんな人混みは無理じゃない? と心配するも、「いやー大丈夫でしょう。たぶん」とか言って先に行く。大丈夫かなぁ…。ただ、モリの(およびチーム・ナックスの)北海道での愛され方は独特で、なんかファミリー関係みたいな親密感があるのでまぁ大丈夫か。でもそんな帽子もサングラスもしない素顔でビアガーデンに入っていくのはさすがにどうよ。
でも、大丈夫でした(笑)
みんなモリに気づくと「あー、リーダー!」と声をかける(彼の愛称はリーダー)。で、「がんばってー」」「応援してますー」「大ファンですー」とか手を振って、そこでオシマイ。みんな酔っぱらいなのに必要以上に近寄ってこず、ビールをもらって席にふたりで座ってからも隣の女性連と少し話しただけでみんな遠巻きにニコニコ見ている。愛されてるなぁ。その愛され加減がヒシヒシと伝わってくる。この関係性はちょっとやそっとではなかなか築けない。積み重ねてきたものだ。さすが。
一杯だけそこで飲んでから和食「みえ田」へ。
ここ、とてもおいしかった。ツボを心得た料理群。いい店だなぁ。その次に行った隠れ家っぽいワインバー「jose」も良かった。札幌ってここ5年でぐんと美味しくなった。どんどんいい街になる。
昨晩はボクたち仲間にとってとてもうれしいサプライズも。
あぁ、こういうのはうれしいものだな。生きていて良かったよ。と、老師的感想。おめでとう。んでもってありがとう。
すっかり病気持ち年寄り軍団
2008年07月20日(日) 18:50:47
神戸の義理の父母の家に2泊。70歳のお祝いとお見舞い(闘病中なので)。
夜はひとり抜け出させてもらって、関西在住時代の行きつけバー「ザ・バーンズ」へ。
5時間くらい飲んだかな。155本目のキープボトル「オールド・グランダッド」が残り少なくなった。1/4飲んでわりと酔う。昔はひと晩で1本あけたことも多々あったくらい強かったのにな。歳をとった。
ボクが通っていた頃の常連さんたち(もう20年近いつきあい)も、当たり前だけどボクとともに歳を取り、ガンで闘病しているヒトや、脳卒中でリハビリしているヒト、首や腰を致命的に痛めているヒトや、蕎麦・海老・ニンニクなどのアレルギーに苦しんでいるヒトなど、もうボロボロ(笑)。以前はみんなで元気に飲みつぶれたのにねぇ…。すっかり病気持ち年寄り軍団である。
それにしても昨日も今日も超猛暑で暑かった。
京都で37.4℃。神戸でも35℃を越え、さすがに堪える。いくつか仕事も持ってきたのだが、さすがにする気にならずグッタリしていた。
明日は早々に東京に帰って、仕事しよう。お休みだけど。
GRUAUD-LAROSE 1967
2008年04月13日(日) 21:05:40
昨晩は対談ブログを一緒にやっている伊藤さんたちを家に招いて食事。
というのも、伊藤さんがあるワインショップで「GRUAUD-LAROSE 1967」を見つけて、それを飲もうということになったのだった。1967は妻の優子の誕生年。それを覚えていてくれて、一緒に飲もうと買ってくれたわけ。優しすぎる。遠慮せずありがたくいただいた。
41年間寝続けたこの赤ワインは、開け立てはさすがに寝ぼけていて頼りないくらいだったが、だんだん若さを取り戻し、最後は十分力強いものとなった。うまいなぁ、1967年にボルドー地方に降った雨(笑)。
伊藤さんが「ちりとてちん」のCDを持ってきてくれたので、それを聞いたりしながら。
なんかさんざん盛り上がったんだけど、最近は飲んでから記憶がなくなることが多く、なんだかよく覚えてないや。でもワインの味だけはしっかり覚えている。ちゃっかりしてる。
喜久酔 純米大吟醸 松下米40
2008年01月02日(水) 10:58:16
ある方にいただいた日本酒「喜久酔(きくよい)」。
静岡県藤枝市の青島酒造が作っているお酒で、ボクはまだ飲んだことなかったのだが、元日の夜、家族+父母で開けて飲んでみた。
ひと口目は「んん?」。なんか鋭利な香りが鼻に抜け、キレ味ばかりが強調された。
思い直してふた口目。急にフルーティさが広がり甘みも感じられる。キレ味はそのまま。「おぉ!なんだこれ」と優子と目を見合わせる。うまっ。優しく大らかなのにスキッとキレる。理想的な美味だ。
三口目、四口目、あぁほんのりした甘さとキレ味がバランスとれてきてさりげない味になってきた。わざとらしさがまるでない自然体の素晴らしさ。
一本空ける頃には、酔い心地に合わせていろんな顔を見せ、水のような柔軟さに収束していった。参ったな。傑作かもしれない。
この「喜久酔 純米大吟醸 松下米40」は、静岡の稲作農家松下明弘さんが、田んぼの土つくりから始めて農薬の代わりに特製の肥料を使用して育て上げた山田錦(松下米と呼んでいるみたい)を40%まで磨き上げた純米大吟醸。なんだか違う次元の酒だった。キクヨイかぁ。ちょっと他のも飲んでみよう。素晴らしい。
食事は「弁いち」さんから買ったお節。これも今年初めての注文だけど、丁寧で誠意溢れる仕事が感じられるもので、どれをとってもおいしい。だし巻き卵とか栗きんとんとか黒豆とかお煮しめとか、そういう基本的な料理に驚きがある。鳥団子やカラスミなんかにも発見がある。父母を含めた5人で一品一品に「へー」とか「ほー」とか言いながら大騒ぎで食べた。
敢えて言えば全体に色合いが乏しいのだけど、逆に発色剤とか着色剤とか全く使っていない証明でもある。作っている人の顔が見える料理はいいなぁ。工場で作っているような有名料亭のお節の数倍おいしいし安心だ。
おかげさまで元日の夜はとても充実していた。酒がうまくて食事がうまくて家族が健康なら何も言うことなし。食後の正月恒例の花札大会はムスメと父母に任せて、ほろ酔いで先に就寝。あぁ満足。とても良い第一日目であった。
年に一度のワイン会
2007年11月10日(土) 9:47:02
年に一回、11月くらいに岡山からお客さんを招いたワイン会がある。今年もその季節。昨晩は「ル・ジュー・ドゥ・ラシエット」にて。「オ・コション・ローズ」があったのと同じ場所なんだけど、改装してずいぶん感じが変わった。思い出がある店が跡形もないというのはやっぱり寂しい。自分の人生の大切な数時間が消しゴムで消されちゃった感じ。そういう意味でも「長く続ける志がある店」、そして「長く続いている店」がボクは好きなんだろうな。まぁいろんな事情があるだろうから責めるわけではないんだけど。
昔はワイン会って山ほど参加していて、ワイン日記もマメにつけていたのだけど、もうあまり造り手とかパーカーとかセパージュとかこの頃ほとんど興味なくなっちゃった。ワインを楽しむ最低限の知識はあると思うけど、それ以上くわしくなるつもりがあまりない。信頼できる酒屋さんやレストランに任せて楽しくおいしく飲めればそれでいい。その辺基本的に肩の力が抜けたなぁ。幸い奥さんがワインの資格を持っているので、何か困ったら彼女に聞けばいいし。
でもこのワイン会は古い知り合いばかりで、みんな異様にくわしいしよく飲んでるけどひけらかさないタイプ。気楽に参加できて良い。「どうも〜、1年ぶり〜」って感じで自然に始まる。みんな一本ずつワインを持ち込むのもこの会の特徴。ボクは昨日は「Gewurztraminer 2001 Gerard Schueller」を持ち込んだのだけど、これが我ながら絶品だった。イケムの香りなのに味はすっきり辛口。「佐藤さん、3年前も同じ造り手のリースリング持ち込みましたよね」と安師範の指摘。うわ、さすがなご記憶! あのリースリングもしみじみ良かったっけ。
光弘さんとも田舎暮らしを始めて初めて会う。野良仕事で少し痩せて顔もツヤツヤ。健康そうで何より。
おごられ酒
2007年10月04日(木) 9:25:58
昨晩は会社の後輩がおごってくれるというのでトコトコと小滝橋「多幸兵衛」まで。高田馬場周辺は久しぶりなので馬場からずっと歩いた。途中「真菜板」を通り過ぎる。行きたい店のひとつ。それにしても後輩がおごってくれるって意外とうれしいもんだ。高い店じゃないけど、気持ちがうれしい。
3人で会社の話とかいろいろ。社外の人と飲むことが多いので(なるべくそうしている)、仕事の話とか逆に新鮮だったりして。愚痴酒ではなかったが、若い人たちも閉塞感いっぱいで大変そうだ。そういえばおとといは若者雑誌の編集長と2人でランチしたが、やっぱりそういう話になった。半径5メートル以内のシアワセに向かわざるを得ない人たち。成り上がってやろうとかいうギトギトとは無縁。それは大人が作った現在の環境から来るんだろう。ま、大人たちは大人たちで閉塞感で参っているのだけど。
3人でチラリと「Amoh's Bar」によって、バカ話で盛り上がって帰宅。時計の針がてっぺん指す頃だったかな。そんな遅い時間じゃなかったしあまり酔ってもいなかったんだけど、いつの間にかリビングで床寝していいてビックリした。いや、床寝というか床座り寝。ソファを背にして床に座って寝てたからケツいてぇ。朝6時までそんな状態。あぁケツいてぇ。起きてきた妻に笑われながら寝室に退散して二度寝。あぁ二度寝ほどのシアワセは他にない。
佐藤家の4球
2007年09月17日(月) 21:24:21
週末は友人夫妻が来宅。
新婚さんなので結婚のお祝いをしようという趣旨。ほんでは、と、ちゃんとしたワインを開けることに。ワイン・セラーは妻の管理なので何が置いてあるかボクもほとんど知らない。何が出てくるのかなー。
まずは「Salon 1988」。いきなり贅沢だ。
これはある方からいただいたもの。インパクトがあったのでよく覚えている。大切なお客さんのときに開けようと取っておいたもの。うむうむ。濃くて複雑な味わい。当たり前であるがこりゃいい出だしである。ど真ん中のストレート。素晴らしく印象的な球筋。
2本目は、元ピアニストのフランソワ・グリナンが有機栽培で作った「セレーヌ・ブランシュ」。
ルセットという品種。面白い。ソーヴィニヨン・ブランをちょい甘くしてクセをつけた感じ。「Salon」と張りあわず、違う方向で攻めてきた。内角高め、ボールになるシュート。これを投げておくと次の外角直球が効く。
そしてその外角直球は、ジョルジュ・ミュヌレの「リュショット・シャンベルタン 1998」。
これは数年前のボクから妻への誕生日プレゼントだ。なぜ誕生日プレゼントのワインをこういうタイミングで開けるかって? それは「ふたりだと勿体ながって開けないから」ですね。こういうときでもないと一生開けない(笑) さすがの美味。酸味がいいなぁ。ズドンッとキャッチャーミットへ。バッターは呆然と見送るしかない。美しい。
ということで、ここまでの投球内容は完璧。ツーストライク・ワンボール。押せ押せ。
で、4本目はウィニング・ショットになるはずなのだが……。1998の「バーン・オーブリオン」はちょっとその役をこなしきれなかった。惜しいなぁ。開けるのが早かったのか、外角に力弱く逃げていくカーブになっちゃったよ。残念。やっぱシュート回転の直球で内角を抉って欲しかった。でもまぁ最後の最後に逃げるカーブを投げちゃう江川卓みたいで微笑ましかったけど。詰めが甘い佐藤家らしい。
ま、それにしても、相手夫妻が完璧にワインをわかっている人たちだったので、ワインも幸せであった。また是非。
CHATEAU HAUT BRION 1978
2007年07月10日(火) 9:18:18
もともと五大シャトーの中でもオー・ブリオンは特に好きなのだが、昨晩飲んだ1978年のそれは別格だった。
満開。朗々とした明るさを感じさせる開き方。完璧な状態だった。同行者(男)と目を合わせて大笑いするくらいうまいワインも久しぶり。
土っぽい湿りや長い年月閉じこもった暗さも奥の方にあるんだけど、「オレ、いま、ハイテンションだからっ!」みたいな底抜けの明るさの陰影としてバランスよく作用している。オー・ブリオンってこんなに明るいヒトだったっけ、みたいな。いろんな苦労を経た上で安定して明るくなっているヒトっているけど、そんな人格者の趣き。ひと口で飲み手の気分を明るくさせる赤ワイン。キミはすごいよ。「ちょうど今、完璧に飲み頃です」と勧めてくれたソムリエも素晴らしい。
最初は疲れた中年同士の会話だったのに、ワインのハイテンションにつられて会話も異様に盛り上がり、ふと気がつくと店に誰もいない。男ふたりで深夜1時まで5時間近くも話し続けてしまった。個室だったこともあったけど、それにしても周りの静けさに気がつけよ、という感じ。
行ったのは白金の「カンテサンス」。
「こういう食感、初めてでしょ」「こんな組み合わせ、経験したことないでしょ」「この焼き具合、すごいでしょ」みたいにヒトを驚かせて喜ぶのが好きなシェフなんだろうな。シェフのほくそ笑みを想像しながらニコニコ食べる。火の入れ具合が繊細で面白し。
深夜飲み
2007年06月28日(木) 9:19:35
昨日も昨日で分秒刻みのバタバタ。でも夜はしっかり遊んだ。つか、飲み過ぎた。ちょっとグロッキー。
前々から決まっていた打ち上げ会でわりと飲んだあと、気まぐれでひとり流れた「Amoh's Bar」で結局5時間近く。原因はモリ。NYで一緒にミュージカル地獄(天国?)を行った彼である。先々週札幌で会ったばかりなのだが、お互いに「久しぶり感」が強く、飲み始めたらあっという間に午前3時前。あー、今日もバタバタなのに…。結局最後は店を閉めた天羽と3人でタクシー帰宅。ふと気がついたらマックの前でメールを読みながら寝ていた。ずるずると寝室に這っていったのがいつも起きる時間である朝5時すぎ。うーむ。今日は昼から天ぷらコースだし、夜は夜で深夜まで。きびしー。
ちなみに、モリこと森崎博之くんは日テレ系の「受験の神様」というドラマの収録で東京にいる。7/14からの土曜ドラマらしい。見てあげてください。
酒が悪いんじゃねぇ〜
2007年05月10日(木) 8:02:34
「カラダに触らない整体」に行った効果かな、とも思うのだが、酒が欲しいという気持ちがパタッとなくなった。おとといまであんなに「あぁ飲まないとやってられん!」とか思っていたのに。でも今日も明日も飲む予定が入っているのであっさり戻っちゃう予感。どうなるかな。
というか、ここ1年、めっきり「酒を飲んだ翌日」がダメになった。
45歳ってそういう境目なのかも。二日酔いになるほど飲んでなくても、なんとなくスッキリしない。そういえば先輩が「25歳、35歳、45歳と、酒がガクンガクンガクンと弱くなる」と言っていたっけ。実感としてわかるな。以前は一晩にバーボンを1本半とか普通に飲んでいたけど、いまは3/4本飲めればいいほうだろう。いや、そんなに飲むと翌日だるい。1/3本くらいでやめとかないと翌日に響く。んー、調子によってはそれでも翌日ダウンかも。
困ったことに、妻の優子は年々酒に強くなっている。
13年前(結婚前後)は少し飲んだら真っ赤になってダウンしていた。チーズを深掘りするに従ってワインにのめり込み、ワイン講座をカルチャーセンターで持つようになるに至って、今ではずいぶん飲めるし毎晩のように飲んでいる。ボクが飲まない日でもひとりでワイン飲んでいる。下り坂の夫と上り坂の妻。あと8年したら娘も参入してくる。そのころ一番弱くなってたらイヤだな。
まぁ酒が滅法強かった時代にはわからなかった「酒が弱い人の気持ち」がわかるようになって「思いやりが増えた」と考えることもできるし、弱いなりに質の違う酒とのつきあい方も出てくるのかもしれない。それを楽しもう。
関係ないけど、ある先輩が言った好きな言葉。
「酒が悪いんじゃねぇ〜。俺が悪いんだぁ〜」
ゴードンのティンキャップ
2007年03月02日(金) 9:00:22
去年やった講演でお知り合いになったクライアントとのご飯のあと、ひとりで「テンダリー」へ。久しぶりだ。
宮崎さんに「なんかウンダーベルク系で」とお願いした。
札幌の「バー山崎」(切り絵をしてくれるとこだ!)のオリジナル「フライハイト」を作っていただく。スロージンも好きなので大満足。そういえば「バー山崎」の出身で湯島の「EST!」の息子さんがやっている「アトリウム」が新しく移転したので先々週に行ったなぁ、とか思いながらゆっくり飲んだ。
一杯でサッと帰ろうと思ったボクに、宮崎さんがニコニコ寄ってきて悪魔の言葉。
なんとティンキャップの「ゴードン」が手に入ったという。んー正確には知らないけど1950年代? それはすごいなぁ。ではもう一杯、と居座る。オールド・タイプの「ゴードン」は本当においしいし。
ストレートでいただいたそのまろやかさに参った。舌や鼻を刺してくる要素がひとつもない。ジンは古いからって熟成するわけではないと思うので、これはもう作り方の違いなのだろう。なんでオールド・タイプの作り方を捨てるのだろう(やっぱり経済効率かな)。効率といえば、ゴードンは新ボトルを細長いタイプに変えたようだ。これは輸送効率なんだろうなぁ。前のボトルの方が100倍いいなぁ。
そういえば、「スミノフ」が韓国製になっているんだって? ボトルの裏を見たら確かに「製造元:韓国」と書いてあった。蒸留の仕方をちょっと端折っているようで、「冷凍庫に入れたら凍るのもあるらしいです」と。凍ってしまうウオトカ…。ううむ。これも効率重視の結果なのだろうなぁ…。
フランシス・アルバート
2007年02月16日(金) 12:20:47
不定期日記を始めたのはサイト開設して2年目くらいの1997年7月。
一番初めの日記は「愛しのフランシス」と題して、妙にキザっぽく書いている。今読むと文章がとても若くてイヤなのだが、でもその「フランシス・アルバート」というカクテルはあれからも折に触れ作っているし、飲んでいる。
で、先日、「バー・ラジオ」に久しぶりに行き、そのカクテルを作り出した尾崎さんの前に座る機会を得た。
「あぁ、そうですか。何十回と作ってくださったんですか。とてもシンプルなレシピですけどね、人が直線を書いてもそれぞれに違うように、やはり作る人によって違います。わたしが作るとまた全然違うと思いますよ」
なるほど。
フランク・シナトラ(本名:フランシス・アルバート)が好きだった二つの銘柄、ワイルド・ターキーとタンカレーを1:1でステアする、ただそれだけのカクテルがどの程度違ってくるのかぜひ知りたいと思い、尾崎さんにお願いした。彼はニヤッと笑い、ボクのために作り始めてくれた。なかなか光栄な瞬間である。
尾崎さんは意外と饒舌だった。
作りながら工程を一部始終教えてくれる。
「はい、ここがポイントです。ステアするときに左手をこういうカタチにするんです。そして『気』を送り込みます。そうするとおいしくなるんです」
…気ですか。
ジョークなのかマジなのか、お顔からは判断つかないが、でもそういえば「マジック・スパイス」の下村泰山さんも同じようなことを言っていたな。物を作り出す達人は共通してそのようなことを言う人が多い。わかる気もする。
さて、そんなことよりステアが止まらない。
「え、あぁ、多いでしょう。100回ではきかないくらいステアしますよ。そうすると味がまったく変わります」
とても時間をかけて作っていただいたフランシス・アルバート。
いよいよ飲ませていただく。
あぁ…こんな味になるのか…。これが本物のフランシス・アルバートなのか…。
確かにボクがいつも作っていたり、他のバーで飲んだりしたものとは「別モノ」だった。ターキーの田舎臭さとタンカレーのおしゃまさが完全に溶けあって見事にフランク・シナトラの放埒さに辿り着いている。でもどこかに孤独っぽさもあって、それが彼の本名でネーミングした由来なのかもしれない。あぁ、うまい。とってもうまい。
ワイルド・ターキーとタンカレーを1:1でステアする、ただそれだけのカクテル。
それがここまでうまくなる。ここまで深く表現できる。
きっと超シンプルな料理ほどそういうことっていっぱいあるんだろうなぁ。味って奥が深いなぁ。というか、グラスの中である人物をそのまま表現しきっちゃうってスゴイよなぁ。とか、ちょっと鳥肌立ちながら、ゆっくりゆっくり飲んだ夜だったのでした。
札幌、シャトーディケムな夜
2007年01月13日(土) 6:15:16
ドさむうございます。
でも、覚悟してきたせいか札幌自体は思ったよりそんなに寒くない。それでもマイナスだろうけど。札幌人もみんな意外と薄着だし。完全防備(スキー場仕様)のボクは浮きまくっている。でもしょうがないの。だって今日から旭川なんだもん。その次は旭川より寒いかもと言われている帯広。完全防備するしかない。
札幌に11時すぎに着いてホテルに入り、すぐに「ベンベラ・ネットワーク・カンパニー」へスープカレーを食べに。収束するというよりは拡散する美味。なるほどいいかも。これで札幌で食べたいスープカレーの店はひと通り行った感じ。で、「マジック・スパイス」にハシゴ。札幌本店は2回目。ちょうど店長というか創始者というか教祖というかの下村泰山さんもいらっしゃってしばらくお話できて良かった。さらりと言う内容が結構でかかったりするのでとても刺激を受ける。楽しかった。いろいろ食べてお腹一杯。
店を出たあと、某所での打ち合わせを経て、ホテルに帰って明日からの講演の構成を再考。パワポ大幅修正。門外漢的テーマなのでいろいろ迷う。でも門外漢だからこそ言えることをちゃんと言おうと決める。下村さんとのお話でそう心が決まった。
夜は「Le Clos」へ。
「焼鳥しろ」や「BLANC」にそのうち行きたいと思っていたのだが、縁あってその系列新規店であるココの2階で焼肉&ワインを。あぁそういえば前日も四谷「名門」で焼肉の絶倫コースを食べたのだった(YAKINIQUESTのgypsyさんとかと。それにしてもすごかった!)。連日の焼肉。しかも16時までマジスパで食っててお腹は一杯。
うぅぅ…厳しいなぁ、と思いつつ食べ始めたら、これがうまい! どんどん食欲が湧いてくるうまさ。細かく技を利かせたマニアックな構成。小さいポーションで少しずついろんな部位をいただく。牛に限らず、豚も地鶏も鴨とかもいろいろ。
というか、楽しいメンバー(7人)で、なんだかんだみんなで盛り上がっちゃって、すごいワインをいろいろ飲んだ。77ヴィンテージの人がいたので、77のヒューゲル、77のラトゥールといき(とてもよかった)、66のタルボ(66ヴィンテージの人もいた。これはすごかった)と来て、最後に71のイケム(71ヴィンテージの人もいた)。あぁどれもすごかったけど、特に71のイケムの凄さよ。前のワインの印象が全部飛んでしまう出来。しかも東京の1/2以下の値段。安いなぁ。すばらしい。店を出てからも、口の中にずぅっっっっとイケムがいる。もったいないので歯磨きせずに寝た(笑)
今日は朝8時に発って旭川へ。
熱燗専用
2006年12月19日(火) 7:56:35
以前瑞浪に行ったときに作陶した美濃焼を、日曜の宴会時に手渡しでいただいた。
瑞浪市には陶磁器会館「美濃焼プラザ」というのがあり、美濃焼、瑞浪焼を売っていたりする(わりと陶器で有名な街でもあるのだ)。そこで陶芸教室もやっていて、作陶体験教室に入れるのである。正味1時間程度の作業。ロクロを回して茶碗とか湯呑みとかを作っていく。ボクはぐい呑みを作った。広口の大きめのぐい呑み。ロクロを回すのは初めてだったので緊張しつつなんとか完成。それが焼き上がってきたわけである(写真1、写真2)。
どうすか! 初めてにしてはなかなかっしょ!(自己完結)
「おぉ〜!」と喜び、さっそくその場で酒をもらって飲んでみる(呑み初めは「三千盛純米大吟しぼりたて」)。
当然「ぅ、ぅ、ぅうまいっ!」と叫びたいところだが、唇に当たる部分が少し肉厚すぎて、せっかくの銘酒の切れがにぶって感じられるのが難。この飲み口の部分って本当に味に影響を与えるなぁと実感させる出来(笑)。リーデルとかここの薄さで勝負してたりするもんなぁ…。でもここを薄くするのって初心者にはハードルが高いしな…。
ただ、逆に冬の熱燗とかならこの肉厚さもホッコリ感じられていいかも。熱燗専用にしよう!
自分で作った自分専用のおちょこ。大事にしなくちゃ(震災が来ても割れないように仕舞い方を気をつけなくては!)。瑞浪のみなさん、ありがとうございました。
大スズメバチの焼酎漬け
2006年11月28日(火) 6:55:40
岐阜県は瑞浪市の、とっても悪い人たちから贈り物が届いた。
過日、瑞浪市での夜、大スズメバチ(しんこ蜂)酒にやられて3日も死んだワタシに対しての挑戦状である。生まれて初めて「何も食べられない。水すらも飲めない」という状態に陥ったあの日々…。
しかもオリジナル・ラベルだよ。うぅ。悪夢が蘇る…。
ボトル全体像の写真がコレ。ラベルはコレとコレを見ると全体がわかる。3つめの写真で沈んでいる大スズメバチが少し見えますね。大スズメバチを生きたまま焼酎に漬けるそうである。つまり猛毒成分が溶け出しているわけ。うぎゃ〜。精力増強に抜群に効くと言われてるらしいが、そんな精力いりませんから。というか、ボク、絶対、ハチ毒アレルギーですから! もう二度と大スズメバチ酒は飲みませんから!
うちで袋から出した瞬間、そのグロさに響子が「きゃ〜〜〜!」と叫び、集中力をなくした。勉強進まないのもアナタ方のせいですから!
とはいえ、ありがとうございました(泣)。定期的にうちに来る「隊長たち」に飲ませて生体反応を見ることにします。
ペトリュスのコーラ割り
2006年11月03日(金) 15:04:14
昨日の話を書いていて思い出したあるエピソード(実話です)。
ある友人が仕事で上海に行き、中国人のド金持ちと親しくなったんだって。
で、ぜひウチに遊びに来い、と言われ、そのまま彼の家にお邪魔することとなったらしい。上海の富豪は桁が違う。ものすごい豪邸の応接間に座って待っていると、彼は「一緒にワインを飲みましょう」と言ってボトルとグラスとコーラを持って来た。ボトルを見るとペトリュスじゃん(世界トップクラスに高い赤ワイン)。友人はワインにくわしいので、さっとヴィンテージを見て「お、いい年じゃん、ラッキー♪」と喜んだら、ペトリュスを注いだグラスを前に中国人はこう言ったという。
「この赤ワイン、いっぱい買ったんだけど失敗したネ。渋すぎるヨ。おいしくない。でも大丈夫ネ。こうやって飲むとうまいんダ」
その中国人はコーラの栓をシュポンッと抜き、「よせ〜!」と心の中で叫ぶ友人を前に、ペトリュスを入れたグラスにとぷとぷシュワ〜ッとコーラを注ぎ、くるりと混ぜて彼の前に置いたという。
友人は言ったものである。
「いや〜、久々に参ったよ。最低の夜だった。痛んだペトなのかとも思ったけど、頼んでペトだけ飲ませてもらったらちゃんとうまいの。つーかさ、あれで渋いんだったらまずボージョレーヌーボーあたりから飲み始めて、ある程度味がわかってから高級ワインを買って欲しいよな。ワインは有限なんだから…。でもさー、日本人も20年前とかは金にモノ言わせて高級ワインをいっぱい買って無駄飲みしてたのかもなーと思ったらさー…」
いま、上海や香港で高級ワインが買いあさられていて、その余波を受けて日本でもワイン価格が異様に高騰して顰蹙をかっているのだけど、20年前とかに価値も分からず日本が高級ワインを買いあさっていたころ、こうやってヨーロッパあたりから笑われ、顰蹙をかっていたのかもしれないなー、これもいつか通った道だなぁ、とか思ったです。
ジャック・ローズの季節
2006年10月07日(土) 22:59:36
今日は土曜だが、表参道で講演というか講義というか。
大人しい聴衆だったが、んー少しは伝わったかなぁ。相当アジってみたのだが(アジるって死語?)。というか、ボクってネットを愛しているなぁと再確認した。そう、ネット系の表現と志の話をしたのでした。
2時間みっちりしゃべって、わりと疲れて帰途につく。
地下鉄に乗って地上に出た途端にブブブと電話。断れない方から「メシ行かないか」とのお誘い。土曜だったので一瞬焦ったが、疲れていてちょっと飲みたい気分だったので渡りに船。蒲田まで流れて先週行ったお好み焼きの「福竹」へ。その方が行きたがったのでなんとなく。でも今日はまたオバチャンの切れ味が鋭く、相当うまかった。この人はやっぱり名人だなぁ。好き嫌いが分かれる店だし、ボクも決して手放しで好きな店でもないのだが、やはりうまいものはうまい。んー、そのうち家族も連れて行こう。
二軒目は「テンダリー」へ。
入ってすぐ「グレナディン・シロップ作りました!」とにこやかに言われる。おお、もうそんな季節だなぁ。この店は自家製のそれでジャック・ローズを作ってくれるのだ。考えてみたら毎年いいタイミングで訪問する。ジャック・ローズと縁があるのかも。
なんと桃もあったので(同時期には珍しい)、ベリーニ、ジャック・ローズと続けていただく。ジャック・ローズは特に美味。口の中をグレナディンの香りでいっぱいにしつつ家に帰る。しあわせ。
燃える人さし指
2006年07月27日(木) 9:13:14
昨晩は岩田守弘さんの実家にお呼ばれ。一緒に来日してる奥さん(オリガさん)のロシア家庭料理をいただいた。オリガさんの手料理はモスクワも含めると4回目かな。ロシアの食材をわざわざ持ってきて料理してくれるという本格ぶり。味もそうだが色が違うの。ボルシチとか金赤だし。マジで毎回びっくりするほどうまい。
食後、今日のメインイベントである70度のお酒「PASSOVER SLIVOVITZ」の一気飲み。
パッソーヴァ・スリヴォヴィッツ。プラム・ブランデーともプラム・ウォトカとも言われるスリヴォヴィッツァの中でも最高クラスの度数を誇る。樽熟の甘い香り。これを一緒に飲みたいとロシアからわざわざ持参してくれたのだった。
「このお酒はね、ポーランドのお酒なんですけどね、飲み方があるんですよ」と岩田さん。
「まず人さし指を口に入れて舐める。その後、お酒の入ったグラスに指を突っ込んで浸す。んでもってライターでその人さし指に火をつけて燃やします」
「ひえ〜〜!」
「ボクがあっちで飲んだのはもうちょっと度数高かったんで燃えたけど、コレは70度だからなぁ。燃えるかなぁ」
「も、燃やさないとダメっすか?」
「ダメです! 味が違います!」
「……(ほんまかいな)」
「でね、佐藤さん、ライターで火をつけて、指が燃えたらすぐ火ごと口に入れてしゃぶるの。それからすぐにグラスを一気飲みするんです。そうするとうまいの!」
……な、なんちゅう飲み方や。
ポーランドでポピュラーな飲み方かどうか知らんが、とにかくそれが正式だ!と岩田さんは主張する。それではまず岩田さんから。岩田家族、佐藤家族の目が集まる。
「こうでしょ。グラスの酒に人さし指を浸して…ライターで………アチッ!」
爆笑。でも、青い火が人さし指から確かに立ち上り、それを急いで口に入れ、そのままグラスを一気飲みする岩田さん。カンッと乾いた音を立ててテーブルにグラスを置く。「プハーッ、うまい! はい、次、佐藤さん!」
ううむ…。
でも肚を決めてトライ。花火師だしな(関係ない)。
指を舐め、酒につけ、いざライターで点火。
……どわアッチィ!
指の先はあまり熱くないが、指の根元、つまり酒がついているとことついてないとこの境目あたりの皮膚がチリチリ燃える(あぁなるほど。この境目がヤケドしないように先に指を入念に舐めて唾液で囲っておくのだな)。
観衆に言わせると「人さし指の青い火をしばらくボーッと見てた。そりゃ熱いわ」らしい。だってキレイなんだもん。とはいえ見てたのはほんの0.8秒。急いで口でしゃぶる。焦ってるから味なんてわからん。その後すぐに一気すると、なんだか焦げ臭い味と混ざって妙に香ばしい。ん? こ、焦げ臭い? あ! 数本しかない指の毛が全部燃え、キレイに脱毛されてます!
「ね、味が違うでしょ? ほら、次、優子さん!」と、嫌がる優子もオリガさんもやらされ、みんなでキャーキャー盛り上がる。いやぁこんな飲み方聞いたことない。ポーランドでは4本指でやる強者もいるらしい。燃えた指を順々に口に入れていくので小指は相当時間燃え続ける。うひょひょひょ。
70度の酒なので調子に乗って飲んでるとボーッとしてくる。
あぁ楽しいなぁ。こういうおバカな時間って人生そのものだよなぁ。明日のことを考えずにこのまま70度の世界におぼれちゃうのが筋だよなぁ。とか思いつつ、明日の仕事を考えて適当なところで切り上げちゃう小市民なワタクシ。でも本当に楽しかった。岩田さん、ありがとう! また!
士の心と書いて、こころざし
2006年03月16日(木) 7:40:46
「木の剪定は、かなり思い切って枝を刈り込むことがありますよ」とのメールをいただき、改めて木をじっくり見に行く。
ううむ…。でもね、ホントに「♪この木なんの木気になる木」みたいに大きな円を描いた枝ぶりだったのに、今は一本の棒になってしまっているの。これで大丈夫なのかなぁ。とりあえずクレーム、じゃなかった電話で聞いてみよう。思ってるだけじゃなくて相手に伝えるのが大事なのだ(ちょっと違う 笑)
昨晩は広島に行ったときに現地の人にお土産としていただいた「賀茂輝」という小さな蔵のお酒を家で飲んだが、とてもおいしかった。フルーティでさわやかな後味。どっしりした腰も持つ。
浜松の割烹「弁いち」さんのところで板前さんが日記をつけていて、ずいぶん昔から愛読しているのだが、3/7から「酒造りの迷信」と題して飛び飛びでその1からその4までシリーズが続いている(昨日はその4)。この一連を読むと日本酒に対する思い込みが相当なくなる。もう古い常識や資料を捨てて新たな情報収集をし始めないといけない時代だなぁ。もしくは偏見なく自分の舌だけで判断して飲み進めることだ。まぁ当たり前のことなのだけれども。
お酒も料理もお店の経営も、いや仕事だってスポーツだって政治だって、結局「高い志」が一番大切かも。高い志さえあれば一見不利と思われる状況も打破できるし、それをする人の心も受け取る人の心も豊かにする。大工よ、屋根の梁を高く上げよ。このところ忙しさにかまけて志が低め設定になっていないか自問しつつ。
六本木「さだ吉」
2006年03月04日(土) 12:55:05
久世光彦の向田邦子系のウェットな著作を少し読み返す。「昭和恋々」も読み返しかけて「あぁこれはダメだったのだ」と思い出す。自分が書いた当時の感想を読み返してもその月の最下位になっていた。
昨晩は六本木「さだ吉」。一見さんお断りの居酒屋。久々の訪問。
「佐藤ですが…」と予約電話したら「あ、お久しぶりです」と。そんな年に一度くらいのお客でしかも佐藤なんつう超ありふれた名前の人を覚えとらんだろうと思ったが、どうも本当に覚えてくれていたようである。たまたま佐藤という名前の客が少ないとか。これからもずっと少ないといいなぁ(笑)。
昨晩飲ませてもらった日本酒の中では「七本槍」が印象的。賎ケ岳の七本槍から取っているのだろう。検索したらブログもあった。この頃では造り手の方の生の声がこうして読めるようになった。とてもシアワセなことだ。どういう方がどういう情熱でその製品を作っているかを知ると、日々の生活がとても「丁寧」になる。手にするもの口にするものを大切にする気持ちがより強くなる。
3人で行ったのだが、話はたいへん盛り上がり楽しい宴席。初めてご一緒した方の奥さんがボクの自宅から歩いて数秒のところに住んでいたことが判明。日常使いのスーパーまで一緒。あららと親近感。〆にうどん食べて帰宅。英語を二週間さぼったのでそろそろ再開しようと誓いつつ原書読みして就寝。
トリュフの「味」
2006年02月25日(土) 22:09:02
昨晩、生まれてはじめてトリュフを囓った。
もちろん香りをかいだことはいっぱいあるし、スライスを食べたこともたくさんある。でも、舌がちゃんと味として認識するには極薄スライスではやはり足りない。ある程度のカタマリをもしゃもしゃ食べないとわからない。※トリュフのパイ包み焼は食べたことがあるが、あれはソースの味が強くトリュフそのものの味はわかりにくい。
シェフがこぶし大ぐらいの黒トリュフを出してきて、生のままトンットンットンッと三等分し「ハイ」とお皿で出してくれる。岩塩も横に出してくれるがそんなものいらない。あぁ切り口から立ち上るこの香り…。おもむろにガリリと囓る。うおお。こういう「味」だったのか。このくらいの分量を食べるとなんとか味がわかる。まぁ無味に近いのだけどちょっとナッツぽいエッチな味が濃厚な香りの向こうにある。へぇ〜。
その店では肉のいろんなパターンを次々出してもらった。生レバー、生姜焼き、ステーキ、ハンバーグ、牛丼、カレー。その上、あわびも牡蛎フライも食べた。食べ過ぎ。でもきわめてキレイで雑味のない肉なので、胃にまったくもたれない。すごい肉だった。ハンバーグは石垣島の「パポイヤ」のA-5石垣牛100%ハンバーグと同等かそれ以上。牛丼は牛丼観がかわる味。牛の生姜焼きも目鱗だった。うー、まいった。
残りでステーキサンドとハンバーグサンドを作ってもらって、今朝家族で食べたが、優子も響子も「こ、これなに?」と驚いていた。一晩たっても柔らかすぎて口の先で溶ける。柔らかいのがいいとは思わないが、ここまでキレイだと驚かざるを得ない。香りも高い。
合わせたデュニ・モルテのジュブレ・シャンベルタン2003もこれまたキレイで雑味のないワインで「キレイだなぁ」と嘆息しながら食べ、飲んだ。そういえば造り手デュニ・モルテは去年12月に自殺してしまったとか。この死に関してはいろんな噂もあるようだけど、どちらにせよすごい造り手を失ったのだなぁ。
テンダリー、無事
2005年11月25日(金) 8:50:33
大森のバー「テンダリー」が実は閉店の危機だった。11月頭に「店をリニューアルするので休みます」とメールが来て、あぁ年末は宮崎さんのカクテルが飲めないのかとがっかりしていたら、今度は「申し訳ありませんが、店を閉めることにしました」とメール。「ええ〜!」と激しく慰留したのだが、宮崎さんにも事情があった。ううむ。しつこく慰留しつつ、仕方ないかなと諦め始めた頃、元気に「店を再開することに決めました。来年1月下旬にリニューアルオープンします」と9回裏大逆転メール!
あぁ良かった。言うほど通っていない不真面目な常連客ではあるが、なにより名人・宮崎優子さんのカクテルがこの世から消滅することだけは避けたいと思っていた。良かった良かった。
何度かさなメモに「テンダリー閉店」と書いてしまいそうだった。これを書いたら本当に閉店してしまいそうで最後の最後で躊躇して書かなかった。書かなくて良かったよ。
昨晩は秘密プロジェクトが大幅な進展!
わりとウキウキ帰ってきたが、今朝起きたらしっかり風邪をひいていた。頭ガンガン。喉も痛い。午前中は休ませてもらおう(午後はどうしても出ないといけない)。
DENIS MORTETという造り手
2005年02月11日(金) 10:03:58
昨晩友人たちとワインバーに行き、そこで初めて「DENIS MORTET」という造り手を飲んだ。デニ・モルテ。知らなかったよ。しばらくワイン系知識から遠ざかっていたからなぁ。ワイン日記をつけていたころがウソのようだ。あの頃はいっぱい飲んだ。ちなみに昨晩飲んだのは2000年のクロ・ド・ヴージョ。華やかだけど、奥に芯が一本通った華やかさで姿勢を正される感じ。美しいワインだった。西麻布「harmonie」にて。
徹夜の最中にボジョレーヌーボー
2003年11月20日(木) 12:08:34
仕事で徹夜。
でも、ただでは起きないこの性格。深夜0時すぎに解禁されたボジョレーヌーボーだけはしっかり飲みに行った。一杯軽くバーで飲んで、仕事に帰り、家に持ち帰って、徹夜。昨日は「クール」とヌーボーで、一見楽しそうな1日に見えるけど、仕事的にはさまざまに地獄的であったなぁ。つ か れ た……。
さて。今日はあまいかすっぱいか。
オーパスワンの85と98。そのうえジャイエ・ジル。
2003年01月05日(日) 20:58:46
友達夫婦が二組来宅。オーパスワンの85と98を飲んだ。85はまだまだ若く色気たっぷり。ゴンッとアタックがあるのに、やわらかーく喉に消えていく。うめーー! うーむ、久しぶりに良いワイン飲んだ感じ。ジャイエ・ジルの87もとっても色っぽかった。春の野草の下土のように、すえた香りの中に青いすがすがしさが広がる。
腰も無痛状態で、ワインが思う存分飲める幸せ。久しぶりのワインだが良いワインはやっぱり良いね(当たり前)。
甘過ぎ、かな
2002年03月12日(火) 11:28:38
おお、そうだった。「梅乃宿」20年古酒の報告を忘れていた。えーとね、糖度がものすごく上がっていて、まるでデザートワインでした。シャトー・イケムみたい(ちょっとしか飲んだことないけど)。で、ウォッシュチーズと合わせても負けない感じ。きっとフォアグラのソテーにも合う。それでいてキレはとてもいいので、ボクは気に入りました。ちびちび飲みます。でも普段の食事で合う食材は少ないかも。
妻はうーむと複雑な表情。彼女は日本酒の魅力がわかりはじめたばかりなので、こういうのはまだ早いのかも。つか甘過ぎではあるが。
奈良「梅の宿」20年古酒
2002年03月02日(土) 17:11:45
奈良「梅の宿」の20年古酒が手に入った。
日本酒の古酒をボトルでゆっくり飲むのは初めて。きれいな琥珀色になったこの地酒は、泡盛やワイン、ウィスキーなどの古酒と、きっと違う魅力を見せてくれるに違いない。うーむ、いつ開けようか。
@satonao310




