フレンチ
おいしいけど、寂しい
2008年02月29日(金) 7:59:33
えらく久しぶりに「牛フィレ肉のロッシーニ風」を食べた。
ヌーベル・キュイジーヌという言葉がもてはやされた頃、つまり一般的フレンチはまだクラシックな味付けだった頃、この料理はわりとどの高級フレンチ・レストランのメニューにもあった気がする。ただし一番最後に載っていた。メイン料理の一番最後。つまり一番高い料理として。
1980年代とか、フォアグラもトリュフも今ほど流通していなかったので、牛フィレ肉のステーキの上にフォアグラとトリュフが盛大に乗っているこの料理は超高級料理だった。ボクが初めて食べたのは1990年前後だと思う。どっかのホテルのメインダイニングで、会社の先輩と一緒だった。でもあまりおいしいと思わなかった。なによりも肉がダメ。これならただのフォアグラのソテーの方がいいかも、とか生意気を思った記憶がある。まぁまともなレストランがまだ少なかった頃でもあるから仕方ないけど。
つまりあまりいい記憶がなかった料理である。でも最近クラシックな料理が食べたくて仕方ない。「メニューにはございませんが、ご用意できます。オススメです」とレストランで言われたときはなんだかうれしかった。
食べたのは、四の橋の「ラビラント」。
いや〜おいしかった。印象を180度変えてくれた。この店は焼き加減が完璧なので、料理としての完成度が抜群。というか、この料理、ちゃんと作ったら、まずくなりようがないズルイ料理なのではあるが。
まず牛フィレがうまかった。うまくてでかい。卓球のラケットくらいある。ペンホールドではなくシェイクハンドの方ね。そのくらいある牛フィレの分厚いステーキが完璧な焼き加減で焼いてあり、その上一面にこれまた分厚いフォアグラが敷き詰められている。超濃厚。そしてそこに表面が真っ黒になるほどトリュフのスライスが敷き詰められている。ステーキの熱でその香りが吹き上がり、テーブル上の男3人、思わず目を閉じて鼻に集中してしまう。端から見たら確実にキモイ。
そして口に含んだ時の味の重なり。肉もフォアグラもトリュフもどれもが主張しすぎずひとつに溶け込んでいる。みんながお互いに気を遣いながらアピールしている感じ。日本人シェフってこういう謙虚な主張しあいのバランスを取るのがフランス人よりずっと上手。お国柄!
と、まぁ至福の時だったのだけど、でも結果的には「オレも歳をとったな、ふっ」と黄昏れる結果に。
いや、量的には軽くクリアしたのだが、なんというか「うめ〜!」という喜びの手前に「身体に悪いぞ。数値が気になるぞ」というドス黒いフィルターが薄くかかっていて、無邪気に喜ぶ心を邪魔するのだ。こういう潜在意識による妨害行為はいままであまり感じたことなかっただけに、ちょっとショック(遅すぎ?)。
なるほど「おいしいものを無邪気においしいと楽しめる年代」が終わろうとしているのだな、と、なんだか実感した。こういうクラシックな料理もだんだん頼まなくなってくるんだろうなぁ。コレステロール多いものとか頼まなくなり、だんだんそのうち少食になるんだろうなぁ。まぁそれはそれで仕方ないんだけど、やっぱちょっとだけ寂しいかも。
誕生日ランチ
2008年02月02日(土) 8:54:18
昨日は伸び伸びになっていたツマの誕生日ランチ。
2月1日は中学受験のため、ムスメの通っている中学は休校。そんでは、と、3人で神楽坂「ラリアンス」に出かけた。
評判通りのいいレストラン。
でも基本はウェディング・レストランかも。まさにレストラン披露宴向けに作られたレストランなのだ。豪華なエントランス、広くお洒落なホール、高い天井、人数多いサービス陣…。ウェディング用に意識された花嫁花婿が降りてくる階段もあるし、プロジェクターやスクリーン、ピアノなどの準備も万端。ミシュランで一つ星とったレストランでの披露宴は列席者に喜ばれるだろう。そんなこんなもあって休日のウェディングの宣伝のために平日のランチを超お得にしている印象を受けた。ウェディングは儲かるし。
ウェディングにバッチシということは、記念日系にもわりとバッチシな環境ということ。
周りの席でもお誕生日会みたいのが多く、ケーキにろうそく、そして拍手と記念撮影みたいなテーブルが4つもあった(そのうちひとつがうち:笑)。
とにかくランチは超お得。
なんといっても3900円のコースがすごい。税込み・サービス料なし。ドリンクが2杯つく(食後のお茶以外に2杯。もちろんワインOK)。で、前菜・魚・肉・デザートのフルコースだ。味も盛りつけもなかなか良い。環境は抜群だしサービスもレベル高い。これでこの値段なら、そりゃ人気になるはずである。プラス550円すればデザートは「ワゴン取り放題」にもなる。プラス200円でハーブティ・ワゴンも来る。女性大喜び。
5000円のコースもお得。3900円のとの違いはアミューズとスープ、グラニテまでついて、最初からデザートがワゴンサービスなこと。もちろんドリンク2杯つきの税サ込み。ボクは食べたい料理が3900円の方にあったからそっちにしたが、この5000円もすごいお得感あるよなー。
あっという間にマダムたちの間で評判になったのだろう、広いホールはボクを除いて全員マダム系。男ひとり。まぁそういうレストランではある。ビジネス・ランチとかはあまり似合わないかも。
個人的には、この手の空間や環境にはあまり驚かないし、トキメキもない(男性だから、ということもあるだろう)。でも、料理はまぁまぁだったし、サービスはきちんとしていたし、気持ちのいいレストランだった。テーブルには「お誕生日おめでとうございます」のカードがあり、デザートに一品特別なケーキがついた(ろうそくつき)。それは退店時に箱に入れて持たせてくれた。卒がない。
あえて言うならパティシエが弱いかな。ここまで女性向き&記念日向きにしてあるなら、デザートにこそチカラを入れて驚かせて欲しいかも。おいしいのだが「こうなってくると、きっとデザートがすごいぜ」という期待はちょっと裏切られた。
その後ボクは会社へ。ツマとムスメは買い物へ。
そうそう、このレストラン、ワイン持ち込み4000円でオッケーらしいので、いいワインを持ち込んで友人たちと大勢で、という使い方も出来そうだ。その場合でも女性比率が多い方が雰囲気に馴染むけど。
年に一度のワイン会
2007年11月10日(土) 9:47:02
年に一回、11月くらいに岡山からお客さんを招いたワイン会がある。今年もその季節。昨晩は「ル・ジュー・ドゥ・ラシエット」にて。「オ・コション・ローズ」があったのと同じ場所なんだけど、改装してずいぶん感じが変わった。思い出がある店が跡形もないというのはやっぱり寂しい。自分の人生の大切な数時間が消しゴムで消されちゃった感じ。そういう意味でも「長く続ける志がある店」、そして「長く続いている店」がボクは好きなんだろうな。まぁいろんな事情があるだろうから責めるわけではないんだけど。
昔はワイン会って山ほど参加していて、ワイン日記もマメにつけていたのだけど、もうあまり造り手とかパーカーとかセパージュとかこの頃ほとんど興味なくなっちゃった。ワインを楽しむ最低限の知識はあると思うけど、それ以上くわしくなるつもりがあまりない。信頼できる酒屋さんやレストランに任せて楽しくおいしく飲めればそれでいい。その辺基本的に肩の力が抜けたなぁ。幸い奥さんがワインの資格を持っているので、何か困ったら彼女に聞けばいいし。
でもこのワイン会は古い知り合いばかりで、みんな異様にくわしいしよく飲んでるけどひけらかさないタイプ。気楽に参加できて良い。「どうも〜、1年ぶり〜」って感じで自然に始まる。みんな一本ずつワインを持ち込むのもこの会の特徴。ボクは昨日は「Gewurztraminer 2001 Gerard Schueller」を持ち込んだのだけど、これが我ながら絶品だった。イケムの香りなのに味はすっきり辛口。「佐藤さん、3年前も同じ造り手のリースリング持ち込みましたよね」と安師範の指摘。うわ、さすがなご記憶! あのリースリングもしみじみ良かったっけ。
光弘さんとも田舎暮らしを始めて初めて会う。野良仕事で少し痩せて顔もツヤツヤ。健康そうで何より。
ステーキ・タルタル
2007年11月03日(土) 16:19:11
昨晩はひさびさの「モレスク」。
原稿を書くために家に向かって電車に乗っていたら、ボクなんかより数倍忙しい方から「疲れ切ったのでつきあってくれ」と電話があり、そこで見捨てるほど冷たくもないので、心を切り換えて救助に向かった。まぁ2時間それにつぶしたからって挽回できないこともない。というか、しょせん原稿なのだ(と言い聞かせる)。
で、店の前まで行ったのだが、まだ7時前だったせいもあり、開店前。仕方ないからふたりで近くのフレンチ「レカイエ」のカウンターでシャンパンを飲んだ。思いも寄らない展開での思いも寄らないシャンパンは素敵だ。疲れの原因についてのポジティブな話を聞きつつ、ボクはボクで原稿原稿と張りつめていた心を解していく。アンチョビがよく合っておいしい。
「モレスク」が開店したのでサッと入り、お目当てのステーキ・タルタル。
その方はいつも具体的に「○○が食べたい」と料理名を言う方で、昨日のリクエストはそれ。前は豚肉のTボーンだったし、その前は鴨のコンフィだったし、その前の前は立ち飲み屋の怪しいステーキだった。ほとんどそれ一品をワインと共に飲み下すと「じゃ、帰ろうか」となる。たまには食べたいものを数軒ハシゴするのだが、昨日は夜8時すぎには解散となった。
おかげで気持ちが楽になり、スムーズに土日に突入。右肘の痛みゆえ止めていたプールにも今から久々に行こうと思う。少し視野が狭くなっていたことに気づかされた感じ。原稿は相変わらず難所で四苦八苦しているが、気持ちが明るくなったのでたぶん抜けられるだろう。ロシアでアウェイで闘っている方からの応援メールもよく効いた。ありがとう。
イチボのステーキ
2007年10月05日(金) 9:28:59
昨晩は久しぶりの「北島亭」。
3ヶ月前にある先輩が突然「イチボのステーキが食べたい。ガッツリ食べたい。北島亭で食べたい。佐藤予約してくれ」と言い出して、「いいっすねぇ。ガッツリ行きましょう。で、いつが空いてます?」と聞いたら「最短で空いているのが10月4日」と(笑)。お忙しい人なのだ。だから3ヶ月前に4席予約して、食材も指定して、3ヶ月間ずっと楽しみにしていた夜だったのである。
久しぶりの「北島亭」は外装も内装も変わらなかったが、サービスの人がハキハキと明るい男性になっていた。武骨だが楽しいサービスをしてくれる人。やっぱりサービスで店の印象はガラリと変わるなぁ。
料理はメニューから自由に料理を選べるタイプのコース料理。
メインだけはイチボのステーキにして、あとは4人で自由に。昨日は超定番の「生ウニとコンソメゼリー カリフラワークリームソース」と「フォアグラとアカザエビのラビオリ セップ茸のクリームソース」が特に印象に残っている。んでもって3ヶ月待ったイチボのステーキはやっぱり絶品。香りがスゴイし、火加減も絶妙だ。
冷たい前菜が2品。温かい前菜が1品。魚料理が1品(立派なのどぐろと柳鰈)。そしてイチボのステーキにデザート、と、皿数が多いし、もともと「北島亭」は一皿の量がスゴイので有名なので、パンをなるべく食べずにお腹を調整しながら食べたのだが、意外と量が少なく、最後までフツーに食べられた。
聞いたら「いろんな種類を食べていただきたいので、1皿の量を少なめにするように方針を変えました」とのこと。んー、このボクが料理を残すくらいの量を出していたあの頃のインパクトが少し減ってしまったのは残念かも。でもこれで女性でも最後まで行き着ける量になったのは確か。
終了後、東京タワーが見える隠れ家バー。
そのバーのオーナーも合流してしばし歓談。風が心地よい最高の晩だった。至極ご機嫌で帰宅。なんか運気まで回復してきたような気持ちにさせる、いい晩であった。
おいしがり
2007年09月12日(水) 8:04:55
昨晩は関谷江里さんと会食。初対面。
ブログは読ませていただいていたので、こんな人かなーあんな人かなー、と、いろいろ想像はしていたものの、予想を超えるパワフルさで周囲を圧倒。なんというか、ここまで「おいしがり」な人を久しぶりに見て、新鮮アンド何かを思い出した。どちらかと言うとボクも関西時代はこういう「おいしがり」をしていた。なにしろ「うまひゃひゃひゃ〜」と叫んでた人なので(笑) 東京に来て妙に大人しくなってしまった自分を発見させていただいた感じ。やばいやばい。
あるフレンチに3人で食べに行ったのだが、とてもおいしかったせいもあって、江里さんひと口ごとに「踊っていい? 踊っていい?」「卒倒するー。倒れるー」「叫んでいい? もうだめ。叫ぶ」などとおいしがる。こっちもだんだんそのペースに巻き込まれていって、思わず笑顔で叫びたくなる。彼女と食べているとシェフが作った料理が倍おいしく感じられる。食べ方で人を幸せにするのは素晴らしいことだ。
彼女との共通点はいろいろあり、大きなところでは「赤が好き」「タバコがダメ」。そして一人っ子とか携帯が同じとか食事が好きとかサイトやってるとか。今後は「京都師匠」と呼ばせていただき、おいしいものをいろいろ教えていただく予定。「おいしがり」の感覚も思い出させていただく所存。よろしく。
懐かしい場所と人
2007年08月15日(水) 12:54:32
午前中はゆっくりして、午後から義父母と家族とで昼ご飯。鷲林寺を越えて逆瀬川の上流を抜けて「すじかま」へ。8年前までよく利用していた道だが、バイパスが出来ていて驚く。T字路の渋滞がなくなっていた。すばらしい。「すじかま」も久しぶり。すじと釜揚げを名物とするうどん屋さん。とても人気が出ているようで行列だった。うどんは前より良くなっていた。
それにしても、車で十数分走るといきなり緑豊かな田舎の風景になるのが阪神間の魅力だなぁ。東京ならこういう景色に出会うのに1時間以上走らないと無理である。それも住宅密集地の間のぽつりぽつりレベル。阪神間は数百倍豊かである。住環境はやっぱり日本トップだと再確認。都会的でお洒落ないい店もちょこちょこあり、民度も高い。
一度家に帰った後、15時から超久しぶりの岡田先生。
その昔、一発で頭痛を治してくれて以来のボクの「主治医」なのだが、年に数回しか関西に来なくなってからはほとんどご無沙汰していた。というか人気で混んでいてめったに予約が取れないのだ。お盆中なら意外と、と思って電話をしてみたらすんなり取れた。いや〜ご無沙汰しています。
以前は足裏マッサージ中心だったのだが、推掌中心に変わったようだ。「10年前だと珍しかった足裏も最近ではいろんな店が増えたので、もうわざわざ私がやらなくてもいいかなぁと思って」と笑う。そう、もともと全身をくまなく診る方が向いている方である。「佐藤さんめったに来ないし、じゃぁまた来週、とかって出来ないから徹底的に治しておきますね」と念入りに診てもらった。
10年前よりずっとカラダの状態がよい、と、お墨付き。やっぱあの頃の激務よりは多少はマシだもんね。右肘も念入りにしてもらった。だいぶ軽くなった。
揉んで固結を解いてもらいながらいろんな話を。なんだか苦楽園や夙川に住んでいた時の気分まで思い出す。このままあの頃のマンションに帰っていくような気分。この街ではいろんな人との繋がりがしっかり出来ていたな。助けてくれる人もいっぱいいる。みんな「帰ってこい」と言ってくれる。心が揺れる。
夜ご飯は「ビストロ・ボンボン」にて家族3人で。この旅の目的のひとつでもある。
開店当初から14年のおつきあいのこの店も、この19日で閉店を迎える。この寂しさは尋常ではない。優子の初めてのチーズ会もこの店で催した。昼下がりの休憩時間を利用させていただいたのだ。フランスで長く修行し、銀座の店でフレンチ懐石を提唱して流行らせた由良さんの料理は相変わらず素晴らしい。スー・シェフがいないので手が足りてないと思うのだが、相変わらず完璧な火加減。惜しいな、このまま終わってしまうのは…(半年後には御影で小さなカフェをやる、とのことだけど)。
この店は開店直後もよく来たし、震災の直後にも伺った。響子が生まれてからも子連れで何度も伺った。マダムとカエちゃんも家族的サービスももう受けられなくなるのかな。寂しい。
噂では「大天寿司」も移転するという。「ビストロ・ボンボン」もなくなるし「エノテカ」や「瀬田亭」「モリシタ」ももうない。苦楽園もずいぶん変わってしまった。まぁ初めてこの街に住んだころはまだ畑とかが普通にあった状態だったので、ここ15年の繁華を経て、ゆっくり元に戻るだけかもしれないけど。
かじきまぐろ、フォアグラ、鱧、イベリコ豚などの渾身のフルコースをシャトー・ジスクールと共にいただき、「ビストロ・ボンボン」のみなさんとお別れする。
ものすごく腹一杯になったのだが、ボクには二次会が待っていた。
札幌で知りあったNさんと会うために門戸厄神のある店へ。Nさんはボクの悪影響を受けてポルトガルに行ったり、東京のいろんな店に行ったりしている方。その流れで森崎くんとも親しくなっていて、なんだか不思議な縁なのだ。大学生の美人な娘さんとボクを待ってくれていた。
で、実に偶然なのだが、指定された店に行ってみたら、カウンターの中に立っていたのは関西勤務時代に二度ほど飲んだことのあるMさん。門戸厄神の「遊楽」という串揚げ&ワインの店で店長をしていたのであった。「あ、あ、あ、えーと、Mさん!」「そう! お久しぶり!」みたいな会話をして握手。Nさんも偶然を喜んでいる。しかし、なんつうか……これで食べざるを得なくなった(笑) あまりにお腹一杯だったのでお酒だけ飲もうと思ってきたのだが、Mさんが作るのなら少しは食べたいし、食べないのは失礼だ。
ということで、最初は野菜系をほんの少し。だんだん調子が出てきたので肉や餃子やイチジクまで揚げてもらって、最後はご飯に味噌汁までもらってしまった。普通の食事じゃん! フルコースの後にはさすがに食べすぎ。過食が悪いことはわかっているが、ではこういう時間を大事にせずに何の人生かという思いもある。無茶できるうちはある程度仕方がないと腹をくくっている。
結局24時すぎまで飲んだり喰ったり。
アリゴテで乳酸の匂いが素晴らしくきついのを飲んでなかなか面白かったのだけど、造り手の名前を失念した。Mさんに聞いておこう。
CHATEAU HAUT BRION 1978
2007年07月10日(火) 9:18:18
もともと五大シャトーの中でもオー・ブリオンは特に好きなのだが、昨晩飲んだ1978年のそれは別格だった。
満開。朗々とした明るさを感じさせる開き方。完璧な状態だった。同行者(男)と目を合わせて大笑いするくらいうまいワインも久しぶり。
土っぽい湿りや長い年月閉じこもった暗さも奥の方にあるんだけど、「オレ、いま、ハイテンションだからっ!」みたいな底抜けの明るさの陰影としてバランスよく作用している。オー・ブリオンってこんなに明るいヒトだったっけ、みたいな。いろんな苦労を経た上で安定して明るくなっているヒトっているけど、そんな人格者の趣き。ひと口で飲み手の気分を明るくさせる赤ワイン。キミはすごいよ。「ちょうど今、完璧に飲み頃です」と勧めてくれたソムリエも素晴らしい。
最初は疲れた中年同士の会話だったのに、ワインのハイテンションにつられて会話も異様に盛り上がり、ふと気がつくと店に誰もいない。男ふたりで深夜1時まで5時間近くも話し続けてしまった。個室だったこともあったけど、それにしても周りの静けさに気がつけよ、という感じ。
行ったのは白金の「カンテサンス」。
「こういう食感、初めてでしょ」「こんな組み合わせ、経験したことないでしょ」「この焼き具合、すごいでしょ」みたいにヒトを驚かせて喜ぶのが好きなシェフなんだろうな。シェフのほくそ笑みを想像しながらニコニコ食べる。火の入れ具合が繊細で面白し。
NY観劇旅行6日目
2007年05月30日(水) 9:00:00
朝8時起床。快晴。今回も天気に恵まれた(晴れ男!)。ちょっと前までNYは荒天で寒かったらしい。ラッキー。でもちょっと暑すぎかも。
昨晩28時まで遊んだので朝はわりとダウン気味。フェルメールは諦めて12時すぎまで部屋でダラダラ。で、13時から「Aureole」で森崎夫妻と昼ご飯。
この「オリオール」は以前から行きたかった店。ZAGATでも27点、NYミシュランでもひとつ星がついており、NYトップクラス。なかなか期待が持てる。
昼のコースは38ドル。とても落ち着いたハイソな店で、ジャケットと襟つきシャツは着ているとはいえジーンズと合わせているボクはちょっと浮き気味だったかも(それなりにお洒落な格好なのだけど)。
肝心の料理はちょっとガッカリめ。あっさり味なんだけど、単に味を薄めた感じで、すべてに焦点がぼやけている。サーモンのローストが火加減完璧だったことと、デザートの一口目がうま〜と思ったこと以外は普通。もうちょいがんばって欲しかったなぁ。でも雰囲気が良かったので許す。
その後3人で5番街のアップル・ショップへ。超オシャレ! 透明なオベリスクみたいな外観で、そこから地下に螺旋を降りていく。なんか神聖な気分になる(笑) 聖地だなぁ。ちょっと見た後、5番街を少し見て、地下鉄でチェルシーの22丁目のギャラリー街へ。
まずはチェルシー・アート・ミュージアム。
ここで、友人の知り合いである「やなぎみわ」さんの展示があるのでそれを目当てに。
これが実に良かった。Miwa Yanagiという名前、脳みそに深く深く刻まれたよ。というか今まで知らなかったのが不思議。なんだか感性が近い印象を受けた。うわー、うわー、同じこと考えてるー、とか思って、作品の前から動けなくなったり。
2フロアに渡って特集が組まれているんだけど、日本人として誇らしい気分。
思いがけない刺激を受け、ちょいと呆然としながら、他のギャラリーへ。
とはいえちょっと時間切れで、2,3まわった後ボクだけソーホーへ。3年前に地獄の撮影&編集をNYでしたときに一緒に仕事したminaさんに会いに行く。
旦那さんとソーホーにオフィスを構えていて、そこでまずはご挨拶。日本での結婚披露パーティに出席して以来。久しぶり〜。
その後「Antique Garage」というMercerにあるターキッシュ・カフェでお茶。お互い話が合うのでわっと盛り上がりあっという間に時間が経つ。「あ、やばい! そろそろ出ないとミュージカルに間に合わない!」と急いで別れたけど、ゆっくりご飯でも食べたかったね(今回は彼女のご両親がNYに来られていてボクとは予定が合わなかった)。次回はいつ会えるかなぁ。お互い元気で。
さて。今日の観劇は今年のトニー賞作品賞候補にもなっている「Curtains」。
「スパマロット」のロビン役を見てから大ファンになったデヴィット・ハイド・ピアースの主演。それだけで心が踊る。彼とまた会える!
新作なので予習もままならず、ストーリーもほとんど知らずに見たのだが、劇中劇(ミュージカル)の中で殺人がいくつも起こり、刑事役のピアースが自らミュージカルに出たりしながら事件を解決していくコメディ。わりとおバカなギャグ満載といった印象。でも歌と踊りがなかなか派手で素晴らしく、わりと満足。なんというか「古き良きミュージカル」を味わいつつ、謎解きやコメディも楽しめるお得作なのだ。日本人が考える「ザッツ・ミュージカル」に近いイメージ。明るく楽しく、何も考えずに楽しめる。
ただ、英語がわからないと謎解きのキーポイントが読み取れないので少し苦労する(ボクはいまだに謎解きがわからない:笑)。ピアースは相変わらず最高に味がある演技で魅力的。脇役もとても個性的で、どうもアメリカで有名なひとが何人も出ているみたい(拍手万雷だったし)。音楽もよく、古典的な踊りも好ましい。作品賞としては弱いと思うけど、愛すべき佳作。
終演後、22時に待ち合わせてトライベッカの「Bouley」へ。森崎夫妻と里見さんの4人。
言わずと知れたブーレー・グループの本拠地だが(以前の本拠地は一昨年行ったイタリアン「Scalini Fedeli」に居抜きでなっている)、こんだけNYに来ていて、まだ「ブーレー」本店には行ったことがなかった。これでやっと行ける。
店に入ってすぐ横の壁一面に本物のリンゴがディスプレイしてあり、その芳香が出迎えてくれる。
内装もビッグアップルを意識して、赤の天井と壁。Rがついたデザイン。照明はリンゴの種のところをデザインされている(そうですよね?と店の人に聞いたら、最初の人は違うと言って、あとでもう少し中枢的な人がでてきて「ブーレーの弟がリンゴを意識してデザインした。照明は種のデザインだ」と認めた)。
料理はモダンで美しく、なかなか満足。テイスティング・メニューというプリフィクス・コースを頼み、ワインをペアリングしてもらったが(95ドル+75ドル)、ワインのマリアージュも意表をついた選択なのに完璧でさすがだった。ケイプコッドの新イカをソテーした海の香りのする前菜からして完成度高し。うめ〜。メインの鳩はフォアグラと一緒にキャベツで包んだ一品。まぁまずいわけなし。ただこれは前菜のもう一品とともにインパクト強くはなかった。
印象に残ったのはデザート。完璧な極楽味のチョコレート・スフレ。あ、それと、温かいラズベリーのメレンゲに山羊のヨーグルトソースをかけたデザートには「米米酒」という日本酒が合わされていたのには驚いた。これがマジで完璧なるマリアージュ。それにしてもこの米米酒(こめこめしゅ)、面白い。すっきり飲める。
超期待の「ブーレー」だったが、どちらかというとバターリの「DEL POSTO」の方が印象強かったかも。皿上の美しさは「ブーレー」の方が数レベル上だけど、ちょいメインが弱い。
食べ終わって24時半。お腹一杯で二軒目に行くチカラもなく、みんなでタクシーで帰る。
そうそう、帰りに昨晩行った「Upstairs」の山田さんからお土産をもらってしまった。申し訳ない。でもありがとうございました。新しい店、がんばってください。
帰ってから会社に電話したりして仕事を少し。「Curtains」の一曲が耳について離れない。26時ころ就寝。
夙川・苦楽園そぞろ
2007年04月29日(日) 10:01:06
義父のお見舞いに関西へ。
仕事がある妻とは別行動で、娘と一緒に新幹線。新大阪から各駅停車に乗って初めての「さくら夙川駅」に降りてみる。情緒的な駅名は嫌いだが、この周辺はとてもきれいで気持ちいい。ふたりで川沿いをゆっくり上がり苦楽園口まで散歩。この辺さぁ、来るたびに思うけど、やっぱり日本一のきれいさかも。この辺に住んでいたら海外旅行とかに行く必要ないんじゃない?とかまで思いつつ。天気はよく、人も少なく気持ちいい。
義父の家で挨拶したあと、娘を置いてひとり夜の街へ。
いや、お見舞いの会食は日曜にして、土曜の夜は「懐かしい店にも行きたいだろう」と開放していただいたのだ。
夙川・苦楽園あたりをひとり散歩。「モリシタ」も「瀬田亭」も「エノテカ」も「出鬼心」もなくなっている。店の移り変わりが激しいな。
後輩がたまたま暇だったようなので呼び出して「ビストロ・ボンボン」。昔住んでいた頃いっぱいお世話になったこの店もどうやら閉店の決心を固められた模様。あぁ由良さんの料理ももう食べられなくなるのかなぁ。相変わらず完璧な火加減。フレンチ懐石を銀座で初めて出したシェフである。惜しいなぁ。
一緒に行った後輩はいま学生に戻っている。その人生を聞いていろいろ思うところあり。
その後いつもの「THE BARNS」へ。昔の常連たちも数人来てくれて深夜まで。東京とは別人のようによく話しよく笑う自分へ。あぁラクチン。ストレス霧散。ぐだぐだに酔っぱらった。
ラシェリール
2007年02月28日(水) 7:43:54
昨晩は白金(五の橋近く)にできた新しいフレンチ「ラシェリール」へ。
娘の受験お疲れさんと妻の誕生日(1ヶ月半前だけど)をやろう、と友人が段取りしてくれたのだが、ボクら家族としては、その友人の「あるお祝い」もメインの趣旨のひとつ。いやぁ、おめでとうございます。家に帰って妻が「素晴らしい人を選んだわね!」って喜んでましたよ(笑)
「ラシェリール」は、「モナリザ」で働いていたシェフが料理を作り、「ひらまつ」で働いていたマダムがサービスをする、という、なんというかそれだけでどういう方向性かわかる人にはわかる店。双方のイイトコロを上手に受け継いでいる印象。清潔で感じの良い、大人な店内。きれいだけどきちんと主張がある華やかな料理。優雅で温かい笑顔のサービス。なかなか良いかも。
仔鳩にワイルドライスを詰めてローストしたメインがうまかったなぁ。
最近では先々週だったかに「リストランテ濱崎」で食べたウズラのローストがベストに近い味だったが、ここの仔鳩もとっても印象的。焼き具合もよく、付け合わせも美味。盛りつけもとても美しい。クラシックな中に若々しさがあるいい料理だった。
場所的には焼肉「金竜山」のすぐ近く。ちょっと不便な立地が今っぽくていいけど、目の前がコンビニなのが可哀想。コンビニの蛍光灯で店内の雰囲気が壊れちゃうよなぁ。アル・ゴアが「温暖化防止のため、照明は蛍光灯に替えていこう」と提唱しているようだが、あの寂しくも不粋な灯りが地球中に広がるのだけは勘弁してくれないか。
媚竈のご夫妻と
2007年02月19日(月) 8:09:13
第一回東京マラソンで3万人が走っているのを尻目に「ラビラント」で昼フレンチ。
ブルゴーニュはボーヌ村にある和食レストラン「媚竈(びそう)」のご夫妻(シェフとマダム)が来日されているので、我々夫婦とご一緒しましょう、ということになったのであった。お会いするのは二回目。去年の一昨日以来。毎年恒例になりそうな予感。いや〜今年も楽しかった。
「ラビラント」は特にランチコースというのはなく、昼も夜も同じメニューなので、アラカルトでばんばん食べた。12時すぎに入って17時前まで。今日も料理が良かったなぁ。うずらの黒米詰めが特に印象に残っている。ツガニのスープも良かった。白レバーも良かったなぁ。
この店は年中無休な上に昼から夜までの通し営業、そのうえ丸の内に支店だしたりしていて、普通ならレベル落ちそうなものなのだけど、逆に料理レベル・サービスレベルは上がっているんじゃないかと思わせるところがある。東京の名店のひとつになりつつあるかも。
「媚竈」のお二人はムルソー村に住んでボーヌ村の店に通っているという、ワイン好きが聞いたらぶっ飛びそうな環境。休日はブルゴーニュ中のドメーヌを歩き回っていることもあって、様々な話が聞けて楽しい。毎年、冬のこの時期は店を閉めて東南アジアから日本へと旅をされるようだが、今回も京都「なかひがし」とか浜松「弁いち」とか浅草「鷹匠寿」とか西麻布「霞町すゑとみ」とか渋谷「竹慈庵なかだ」とか、素晴らしい店選択で食べ歩いておられ(よく予約が取れたなぁ)、その話もまた面白かった。年に一回の日本なので和食ばかりを選んだみたいだけど、だんだん和食にも飽きてきて「フレンチが食べたい!」と、最終日の昨日、フレンチでの〆に我々と。今日には帰仏の途につく。
前菜もメインもチーズもデザートもがっつり食べて、ワインもソーテルヌまで飲んで、満腹満足。休日の昼としては極楽に近い。でも昼に飲むとそこから夜まで使いものにならないのが問題ではあるけどな…。昨晩もいろいろさぼってしまった。
熊の穴
2007年02月07日(水) 12:44:36
昨晩はすっかり恒例となった男4人の会。4人の名前の頭文字をとって「熊の穴」という名前になりそうな会である。4人とも熊っぽいしいいかも。
昨晩のテーマは「西麻布」。
1軒目フレンチ(トリュフピザが実にうまし)。2軒目バー(ちぢみが絶品)。3軒目鮨(意外と量食べた)。4軒目4人のうちのひとりのご自宅(目が眩んだ)。
家に帰ったら深夜3時。いやぁ数ヶ月ぶりに外食遊びをしたという感じ。楽しかったしよく飲んだ。
途中でボクのNYブロードウェイ行きの話になり、なぜか俺も行く僕も行く私も行くという話になり、なんだか知らないうちに4人ともNYに行く話になっていた。というかもともとボクと一緒に行く人との調整も必要なのだけど…。でももしかしたら次の「熊の穴」はNYででかもしれない(笑)
それにしても、ここ数ヶ月あまり飲まなかったせいか、てきめんに酒に弱くなっていた。また飲み始めたら戻るのかな。それとも年齢的にこんなもんなのか。
お腹一杯になりました?
2006年12月22日(金) 8:50:43
昨晩は講演。丸ビルの東京21Cクラブ内にて。
みっちり2時間半、「消費者が変化した。広告も変化しないと!」という演題で話をさせてもらった。ここ数年の流れの総括、消費者の変化、必然としての新広告手法、広告とコンテンツのシームレス化などを、キーワードとともにご紹介。コレデモカ!と思うくらいたくさんの面白事例(映像)をご紹介したので飽きなかったとは思うが、ちょっと盛りだくさんすぎたかも(笑)。沖縄のおばあと一緒で「お腹一杯になってもらわないと、もてなしてる気がしない」のです。聴いてくださった方々、お疲れ様でした。長時間ありがとうございました。
講演後の懇親会が終わってから、エレベーターで35Fに上がって「オザミ・トーキョー」でセミナー主宰者の方とふたりでお疲れ様ワイン。さすがに一人で2時間半話したのはあまり経験なかったのでわりと疲れていたみたい。ワインが回る。でも話題はいろんなところに飛び、とても楽しい食事。ありがとうございました。
盛り上がって飲んでいるうちに24時を過ぎ、小走りでなんとか終電に間に合った。年末の木曜の終電ってすごいのね。朝のラッシュよりすごい。酒臭くもあるし(お前が言うな)。
もみくちゃくちゃになりながらグッタリ帰宅。深夜にここまで大ラッシュになるのなんて世界でも東京だけだろうなぁ。
見島牛のヒレ肉
2006年11月15日(水) 8:24:30
以前食べて大変感心した「見島牛(みしまうし)」をまた食べる機会を得た。「見島牛をいただく会」とは別で。
見島牛は、孤島に純血のままで残された天然記念物の牛で、和牛のルーツと言われている。月に約1頭だけ去勢牛が食肉として市場に出る貴重なもの。その見島牛のヒレ肉となればものすごく希少なのは想像に難くない。1頭あたり少ししか取れないし。
そのヒレ肉をほぼ独占的に仕入れているレストランが都内にあって、昨晩はそこでディナー。つまり普通の人でもそのレストランに行ってオーダーすれば食べられるわけである。ふーん、もっと宣伝すればいいのに、と思いつつ、まぁ需要が増えすぎると困る部分もあるのだろう。
フレンチのコースで、見島牛はメインで出てきた。
以前にも書いたが、見島牛は農耕などに使役している牛なので、筋間線維に脂肪が霜降り状に入り込むらしい。厳しい環境と粗末な食事ゆえに細かく脂肪を溜め込むのだとか。作った霜降りではなく自然の霜降りなわけ。うまそうだよなー。
まぁそんな能書きなど関係なく、一口食べれば「何かが違う」のがすぐわかる。厚切りのステーキだったが、上品で穏やかな中にきっちりと強い香りが隠れていてうみゃい。上顎と舌で挟んでむにゅぅ〜と潰すと肉汁と香りがぶわぁ〜と口中に広がるのである。むにゅぅ〜と潰れつつ押し返してくる感じがなんともはや。柔らかいだけの肉は嫌いだが、この肉はレッドミートの強さを保持しつつとろけちゃう。あぁすまんすまん。
実際にはロースとかの方が香りも旨みも強いとは思うが、このヒレ肉のむにゅぅ〜ぶわぁ〜も捨てがたい。うぅ。書きながら腹減ってきた。見島牛の(今の良さを失わない)増産発展を祈念します。
※ちなみに、見島牛の雄とホルスタインの雌を交配した見蘭牛(けんらんぎゅう)はわりと出回っているそうです。
若い人たちとフレンチ
2006年07月19日(水) 9:27:35
喉の痛みで寝られないほど。ネットを見るとプール熱(アデノウイルス)が大流行しているようで、これか?と疑う。だって「感染源:汚いプール」とか書いてあるし。潜伏期間も5〜7日と長い。この7日間でボクは違う2つのプールに行っている。ううむ、アソコが臭いな。ってアソコが臭いのではなくて、あのプールがどうも怪しいな。
とはいえ、高熱を発してないのでプール熱ではないのかも。結膜炎も出てないし。とりあえず喉が痛くて寝られないので「中国行きのスロウ・ボート」など読んでいた。最初期の短編集。ムラがある。相変わらず「午後の最後の芝生」と「土の中の彼女の小さな犬」は良い。
喉の痛みと微熱をおして、夜は西麻布「アルモニ」で7人の食事会。普段フレンチを食べ慣れない若者も多く参加。それぞれに感銘を受けていたようである。まぁやっぱフレンチは圧倒的にうまいもんね。連れていった甲斐があった。みんなイタリアンはよく行くようだけどフレンチはあまり行かないという。値段も変わらないのになぁ。
あらかじめ予算を言ってその金額内で料理とワインを仕切ってもらったのだが、こういう頼み方も大事。知った店では、こうやって店側に任せてしまうと少々安い予算でも上手に仕切ってくれる。食べ終わったあと若者たちは「○万○千円くらいですか?」と予算の倍を予想していた。「いやいやその半分以下」と予算を言うと愕然。そして喜ぶ。そう、そこらの居酒屋に払うくらいの値段でこれだけの料理とワインが楽しめるのである。しかも3時間以上ちゃんとしたサービスを受けながらゆっくりくつろげるし。この頃ではジャケットもネクタイもいらない店多いし。ね、フレンチっていいでしょ? と、ジバラン時代みたいに久しぶりにフレンチ啓蒙してしまった。
タテル・ヨシノ
2006年06月02日(金) 6:55:36
誕生日の一日は朝プールから(笑)
というか、飲んだ翌朝にプールする快感を知ってしまい、このところよっぽどの二日酔いでなければ出社前にプールすることが増えてきた。軽〜く中毒かな。でも反動で飽きてしまったらモッタイナイのでいい加減にやろう。
出社して午前中にバタバタと仕事を終えてサッと午後半休。昼は優子のおごりで「レストラン・タテル・ヨシノ」へ。芝パークホテルの本店の方ね。6/1は響子の小学校も創立記念日で休みなので家族3人で行けた。
昼とはいえアラカルトで組み立てて3時間弱ガッツリ食べる。楽しいアミューズ2品から始まり、仔ヤギのカルパッチョ、松木一浩さんの季節野菜のエチュベ・グリーンソース、鳩のトゥールト。松木さんというのは「タイユバン・ロブション」で総給仕長を務めた人。40歳を機に農民になり、レストランを深く知る立場で有機野菜の提供をしているらしい。その人が作る野菜をエチュベしたものを、アラカルト・メニューにはないソースでさわやかに和えてもらったものなのだが、これが実にうまかった。本日の白眉。「コート・ドール」のエチュベの印象をボクの中では越えたかも。
仔ヤギは喜界島産(シェフの出身地)。ヤギ好きのボクとしてはもう少し臭みがあってもいいくらい。でもちゃんとまとまっている。メインの鳩はフォアグラとトリュフを胸肉で挟み、その周りを手羽などのミンチで包んだものをパイ包み焼きしてあり、モダンなバランスを持っていた。あと少し深入りするとクラシカルでしつこいぞというギリギリの線。うまい。
途中、吉野建シェフが客席挨拶に出てきてビックリ。日本にいるんだ…。いつもいるのかどうかは寡聞にして知らないけど、とりあえず彼がいる日にアラカルトをガッツリ食べられたのはうれしい。
デザートは「シュプリーズ」。英語で言えばサプライズ。「きっと驚いていただけます」とのことでオーダーしたが、確かに驚いた。これは印象的なデザート(内容は秘す)。ワインは82年のペルナン・ベルジュレス。この地域、穴場的にわりと好き。でも20年以上の古酒としてはどうかなと思いつつ若林ソムリエの言葉を信じてオーダーしたらアタリ(でもドメーヌは忘れた)。レンガ色に熟成しており、酸味の引っ込み具合がいい感じ。時間が経っても緩まない。
2004年にメートル・ド・セルヴィス杯で優勝した田中氏のサービスも秀逸だったし、若林ソムリエ(総支配人)のサービスも気持ちいいもの。優子はパリの「ステラマリス」にも行ったことあるらしいが(いつの間に!)、パリの店よりもずっと良いと言っていた。実は少し先入観を持っていたのだが、なかなかたいしたものだったなぁ。いい誕生日をどうもありがとう >家族
カーリング、やりたいなぁ
2006年02月21日(火) 8:14:26
あーあ、カーリング予選敗退。惜しかったなぁ。ちなみに本橋ファンです。ヨーダの物まね見てまた惚れました。
というか、氷上の詰め将棋とも言われる(?)カーリング、やりたいなぁ。絶対向いている。つか日本人に向いている。あんな繊細なの日本人絶対得意。ボーリング場の一部を改造してカーリング場にしたら絶対はやると思われ。
昨晩は六本木の隠れ家フレンチ。いやぁこりゃ隠れ家だ。暖炉が燃える暗い店内は雰囲気も最高。
ブラウザがモザイクの頃から(つまり10年前ですね)このサイトを読んでくださっている方と初対面。頭痛が酷かったのだが、おいしいジビエ(シェフが撃ってくる。昨晩はひよどり)とワインでだんだん癒され、最後までなんとか完走。二軒目は無理だったが楽しかった。お土産にツォップのパンまでいただいてしまった。すっごい人気で手に入りにくいパンらしいですね(帰ってから優子が大喜びしていた)。Tさんありがとうございました。
それにしてもおもしろい造りの店。奥に隠れカウンター席があったりする。手書きメニューの字が美しく、美しい字が好きなボクはそれだけで惚れちまった。
フランスで鳥インフルエンザが見つかったので、フォアグラもそのうち品薄になるかもなぁ。フランス産の野禽類も日本に入ってこなくなるかもしれない。うーむ。
10時間飲み続け
2006年01月28日(土) 14:41:59
出だしは北千住の「大はし」。知らぬ間に新装してて趣がなくなったが相変わらず美味。ビール。牛にこみ。いわしのフライ。にこごり。そして梅割り。ここの焼酎梅割りは独特でうますぎ。「縄のれん」のハイボールと「泰明庵」のそば湯割りアルギン並べとココの梅割りで「東京三大怪しい飲み物」と命名。がぶがぶ。
蔵前に流れて「ビストロ・モンペリエ」で牛すじのテリーヌと鴨のコンフィ・シュークルートたっぷり添え。「もうすでに二軒目でこの料理だけ食べて次に行く」と話したら「そういう使い方をされたかった。ビストロとはそういうもんです」と妙に喜ばれる。白ワインと赤ワイン。がぶがぶ。
大森まで足を延ばして「テンダリー」のレセプションに再びちらりと顔を出す。シャンパーニュとアブサンを飲んでさっと帰る。ココにある方を連れてくる、というのが当初の目的だったのだが、その前に幸せな飲み歩きをしようとなって上記のようなことになったのだった。
ある方とはココで別れ、ボクは大事なパーティへ遅れて参加。銀座の「あらじんデュオ」。30人くらい集まっている。みんなはココが飲み始めだろうが、こちとらすでに4軒目でベロベロ。いろんなヒトと話したが足下ふらふらですまんこって。最後にスピーチさせられたが何を話したかよく覚えていない。危険。カレー。ケーキ。赤ワインがぶがぶ。
なんだか久しぶりに盛り上がったパーティで、二次会へゴー。銀座「竹富島」。うはは。5軒目に至って泡盛で〆とは泣ける。この辺になると逆に元気復活。泡盛のおかげかな。席をどんどん移っていろんなヒトと話す。とてもいい会だった。言い出しっぺのシューさん、ありがとうございます。またやりましょうね。
ふと気がつくと飲み始めてから10時間強。がっつり飲み続け。家にたどり着いて思わず床寝しそうになったがイカンイカンと這いずってベッドに到着。瞬殺。
誕生年ワイン
2006年01月17日(火) 7:22:17
今日で阪神大震災から11年。
ということは、あの時お腹の中にいた娘は今年で11歳ということだし、前日である昨日は優子の誕生日ということになる。そう、我が家はあの大地震を一生忘れられないことになっている。
みなさんも忘れないでね。大地震への備え。とりあえず「地震が起こる前に、これだけはしておけ!」を再度お読みください。ボクの実体験からの教訓が書いてあります。コレやコレも是非。
ということで、昨晩は優子の誕生祝い。娘は用事があったので、ふたりでレストランへ。こういう経緯もあり、優子の誕生年1967年のムートンを飲んだ。予約して半年強。折に触れ楽しみにしてきたムートンは39年ものとは思えない若々しさでびっくり。まぁまだキミも若いということだよ。
小山薫堂さんのドラマで、出演者が古いワインを飲みながら「キミはいま○○年に降った雨を飲んでいるんだ」というキザな台詞を言う場面があるが、古酒を飲むとまさにそんな感じになる。1967年にポイヤックに降った雨が我が身に染み入る。
ちなみに西麻布の「アルモニ」というレストラン。料理も最高。シェフ自ら捕ってきたエゾジカが異様なうまさ。死んですぐシェフ自ら料理用に丁寧に解体したおかげで臭みもクセも全くなく、ブラインドで食べたら質のいい牛としか思えないような繊細さ。ビックリする。あの地獄の臭さの山羊も、実は解体時に膀胱などを破らず丁寧にやると臭みがなくなる。解体作業って大事なのだ。
とにかくいままで食べたエゾジカで一番うまい。ムートンにもピッタシ。来年もジビエの時季に食べに行きたい。
三人メシ
2005年09月27日(火) 7:16:37
昨晩は対談ブログの伊藤さんとラーメンの大崎さんと三人メシ。たまにやってるメシ会である。六本木の「まっくろう」出身のシェフがやっている西麻布のレストランに行ったのだが、そこで「まっくろう」自体が今月一杯で閉店と聞く。あらら。東京の夜の、ある意味「伝説の店」がまた一軒消えていく。もう一度行きたかったな。残念。
いい加減飲んだ後三人でふらふらと「霞町 嵐」に流れる。伊藤さんのリアル知り合いでありボクもメールを何度か交わした人とカウンターでバッタリ(ちょっとは予期したけど)。マスターが大崎さんにラーメン談義を仕掛けるのをヒヤヒヤ眺めつつ、二日酔いになると困るので一杯でストップしておく。酒をストップできる意志を出せるなんて、よっぽど原稿が進んでないようですねそうですね。
それにしても、このふたりと食べてると、ふたりとも食べてきた経験量が尋常でないこともあって、すごく楽な気持ちになれる。ボクが一番レストラン経験が浅いのだもの。いろんなことを彼らに頼っていればよく、すごい楽チン。ディープな話も楽しいし。
サイトの「おいしい店リスト」のリニューアルについて「全部直すの?」とか「間に合うの?」とかいろいろ聞かれた。ええと、大変ですが少しずつ進んでます。なんとか10月いっぱいで出したいし。
ムツゴロウさんと「シェ・イノ」
2005年08月17日(水) 8:51:11
4ヶ月ぶりにムツゴロウさんと食事。紹介する必要もあり、女性スタッフをふたり連れて行ったのだが、ふたりとも一気にムツファンに。女性はお会いするとたいていその魅力やセクシーさに一発でやられるんだよね。相変わらずただ者ではないパワーを感じ、自分を振りかえさせられる。自戒。発憤。というか、ボクはあんな魅力的で大らかな老人になれるだろうか。
食事は7年ぶりくらいの「シェ・イノ」。ムツさんの行きつけ。だってメニューも見ずに「ボクはいつもので」っていうんだもん。グランドメゾン系でそういうこと言う人、初めて見たよ。店の場所を移って新装開店して半年。インテリアはサロンからグランドメゾン系になり、クラシックな料理は味に磨きがかかり、酷かったサービスは改善され(まだちょっと余所余所しいが)、社用族ばかりだった客層も変わり、全体にとても良くなっていた。たまにはクラシックな料理のグランドメゾンもいいなぁ。世界中を食べ歩いたムツさんであるが、「フォアグラのテリーヌはこの店が世界一です」と公言して憚らない。納得。
彼は気に入ると何十回何百回と通う。「ラ・トゥール・ダルジャン」も、最初行ったときはその名物料理「フォアグラ三皇帝風」を「こんなもんか」と思ったそうだが、「でもこんなもんであるはずがない」とその後数回通い、ある時からその奥深さに驚嘆しはまってしまったらしい。で、それ以来「200回は行ってます」とか。行きたい気持ちもお財布も、出し惜しみしない人だなぁ(笑)
古い友人夫婦とラビラント
2005年08月16日(火) 16:46:11
昨晩は古い友人夫婦と四の橋「ラビラント」で夜メシ。
古いと言っても、サイトにメールをもらって始まったつきあいなので、7.8年しか経っていない。でもすごく古く感じる。なぜだろう。税理士と銀行家のカップルで、ボクたちと文化や視点がまるで違うのもまた面白い。バリバリの関西弁なのもね。昨日はオシャレなビストロを関西弁で染めてしまった。周りのおされなカップルたちよ、ごめんなさい。
3時間近く。フェレットの話や女子高生の制服の話(笑)や郵政民営化の話やガンの精密検査の話や高層マンションでの地震話や。他にも、森前総理の「ひからびたチーズ」は、やっぱりミモレット、それも24ヶ月の上物に見えたよなぁ、など。
なんか珍しく胃にもたれた。胃が弱ってるのかな。暑いし。でも今日もフレンチなんだよなぁ…。今日はムツさんとお久しぶりに。
サイト・リニューアル 〜 ナリサワ 〜 スラダン
2005年06月02日(木) 10:30:48
誕生日おめでとうメール、たくさんありがとうございます。ちょっと感激する数いただきました。とてもパワーをいただきました。うっし。
誕生日でキリもいいので、サイトのトップデザイン、新しくしました。MT化第一歩。過去ログも04年までは読み込み済み。01年までのデータは読み込む予定です。まだリンクなどガタガタしてますが、直して行きますので、もう少しお待ちを。
また、各ページのデザインや使い勝手がめちゃ古いので、それらも順次変えていきます。とくに「おもしろ本」と「おいしい店リスト」。後者はここ数年いじってもいない…。ガラッと変える予定です。いろんな部分を。あと50年続ける視点で(マジ?)
誕生日ということで、妻の奢りで「レ・クレアシヨン・ド・ナリサワ」へランチに。娘も開校記念日で休みなので3人で。昼からワインを開け、3時間ほどゆっくり楽しむ。なんとなく縁がなくてこの店に来れてなかったのだけど、ランチ(とはいえ7000円)でも十二分にわかるその実力。華やかながら焦点がキリッと来ている料理群。サービスも出過ぎず引きすぎず。客を喜ばせるツボも心得ていて、特にデザートから充実のプチフールへの流れなんか〆を豊かにしてくれる最高の演出。ワゴンのプチフールってこんなに楽しいんだな…。ということでご馳走様でした。
本当は有休なのだが、どうしても出ないといけない会議があり出社。わりと酔っていたので水を2L飲み干しつつ切り抜ける。その後、「スラムダンク・ファイナルDVD発売打ち上げパーティ」に出席。バガボンドの〆切でヒーヒー言っている井上雄彦さんも途中から参加。番組を流したフジテレビから巨でかいケーキも届き、盛り上がる。ワインをがぶがぶ飲みつつ井上さんと次回の仕事を約す。必ず。是非。
見島牛をいただく会
2005年03月27日(日) 7:55:10
以前、ムツゴロウさんに「佐藤さん、本の中で石垣牛に触れているでしょ。多くのブランド牛の元になっているって。そういう意味では見島牛を食べなきゃダメですね。和牛のルーツですからね。うしゃしゃしゃしゃ〜」と言われたことがある。見島(みしま)って山口県沖にある小さな島だ。朝鮮半島から牛が渡ってきたルートに当たるわけですね。しかも孤島ゆえ外国種と交配しておらず、純血在来和牛(黒毛和種)が残ったらしいのだ。ただし稀少ゆえ国の昭和3年より天然記念物。ムツさんよ、天然記念物をいったいどうやって食べればいいのだよ。
と、悔しがっていたら、昨日ひょんなことから「見島牛をいただく会」というのに参加させていただいた。月に一頭のみ食用として島外への出荷が認められているようで、それを食べる会を定期的に催しているグループなんつうのがあるのだなぁ。世は広い。
手に入れた方にお聞きすると、農耕などに使役している牛なので筋間線維に脂肪が霜降り状に入り込むという。細かく脂肪を溜め込むのだとか。作った霜降りではなく自然の霜降りなわけね。しかも融点が低く脂が30度台で溶けるという。人間の口の中の温度でとろけるわけか。そのうえ合成飼料は一切使用してないということで、まぁなんつうか、もう脳みその中ですらウマイ。
「ランスYANAGIDATE」のシェフにより、まずはカルパッチョ。赤身は実にしっかりしていて、柔らかいのにしっかり歯を押し返してくる。思ったより繊細で上品だ。香りも素晴らしい。メインはステーキ。塩だけつけて食べてみる。なるほどこれが昔ながらの和牛の風味か。そこらのブランド牛との味の違いは明らか。とろけるだけで香りがない肉とは大違い。濃厚で強い味。きちんと赤身の香りと食感があり、霜降りの下品さに引っ張られていない。石垣牛より獣臭く、純血種の迫力を感じた。鼻にぶわっと香りが立ち上る牛肉というのもそんなにない。
久々の「ビストロ・ド・ラ・シテ」
2004年12月22日(水) 17:09:24
昨晩は久々の「ビストロ・ド・ラ・シテ」。
その後、夜11時だというのにメンバーが次々3人も増えて「マダレナ」で緑ワイン飲みながら1時まで騒ぐ。最終的にはめちゃめちゃユニークなメンバーがひとテーブルに。IT系有名社長、ベンチャー(?)社長、店オーナー、出版社編集、広告系ふたり。ヘンテコに人脈が広がって行く感じが心地よかったな。
さてと(と、わざと声に出して自分を励ましてみる)。
これで年内の夜外食は(たぶん)打ち止め。テンション上げて文庫用原稿を一気にまとめる背水の陣。どうせ籠もるなら筋肉もつけちゃおう、あと数キロ痩せちゃおう、という目論見もある。がんばるけんね!
「オー・グー・ドゥ・ジュール・メルヴェイユ」
2004年11月13日(土) 7:49:14
昨晩は中村さんやへんさんや安ワイン道場師範やがぶ飲み主や磯子さんらと日本橋の「オー・グー・ドゥ・ジュール・メルヴェイユ」でフレンチ。一年に一回くらい会うメンツだけど、マニア度がいい意味で極端に深いので、普通の世界から久しぶりに潜りにいくと最初は酸欠になる感じ。だんだん慣れてきて、あぁこういう世界だったなぁそうだそうだ、と泳ぎ出す頃にはもうデザートになっている。そこらへんで緊急の仕事が電話で入り、途中で抜けてしまったが、なんだかこのごろ酒への情熱が減っているボクとしてはちょっと複雑な感じ。酔っているときより素面のときの方がいまは好きだからなぁ。いままでの酒量が多すぎたのもあるかもしれないが、あの頃の酒イノチなメンタリティはいまはない。
ということで、いまから極寒ソウルへ行ってきます。昨日のメンツのある人からは「佐藤さんは絶対好きだし、はまると思うよ」と言われ、ある人からは「加害者意識は簡単には抜けませんよ」と釘をさされた。うん、素直に胸襟開いていろいろ感じてこようと思います。
深夜に「ラビラント」
2004年07月08日(木) 7:17:25
四の橋で夜11時前に仕事が終わり、夜メシをまだ食べてなかったので思わず3人で「ラビラント」に入ってしまった。深夜にフレンチ喰うなよ〜。アンドゥイエットやら羊の真空調理やらひな鶏のローストやらがぶがぶむしゃむしゃ。チーズもデザートもしっかり胃袋におさめてゲフー。体重じわじわ減ってたのに何やってるんだか。ちょっと後悔。でもたまには不健康なことしないとバランス悪いよな。よな?
レコルタン・マニュピュランうまし
2004年04月23日(金) 19:45:56
昨晩は、ダイエット中にも関わらず、前からの予定でフランス料理にシャンパーニュ。シャンパーニュに強いレストランで、近頃流行のレコルタン・マニュピュランも数多く取り揃えている。少々暑いくらいの4月の晴れた蒼い夜。こんなにシャンパーニュが似合う夜もなかなかないのではないか(日本では)。
その後青山の最上階の景色のいいバーに移り軽く一杯飲んでからタクシーに乗り、家から歩いて20分くらいのところで降り、ウォーキングして帰る。腰が再発するかなぁとおっかなびっくり歩いたがなんとか持っている模様。前菜分のカロリーくらいは消費したかしら。
行った店は「ランス YANAGIDATE」。再訪。繊細さと力強さを兼ね備えた料理。まとまって小さくなってしまうギリギリの線での見事な攻防。お皿の上でいろんな表情を見せてくれる料理が楽しかった。ずいぶん怖い顔だったシェフがちょっと優しげないい顔になっていた。
「S」
2003年09月26日(金) 21:18:00
昨晩行ったのは話題の「S」。いや、立派でした。3800円のコースのみ。目を疑う量と味。ワインもすべて3800円。目を疑う品揃え。サービスもいいし、ナプキンもクロスも紙じゃない。すげー。これやられてしまうと、他のレストラン、言い訳できないなぁ。
今日あたりは「来週火曜から再来週木曜まで休みですー。会議でられませんー。先進めといてくださいー」などと頭下げまくり。頭下げて済むならいくらでも下げますわ♪ あー頭下げるのがこんなに楽しいとは。
「エレーヌ・ダローズ」が二つ星?
2003年03月01日(土) 23:18:04
ちょっと早いが家族でひな祭りパーティ。セルフ手巻き寿司と日本酒。ゆるり。
ずいぶん前に書いたフランス(去年6月のコートダジュール、プロバンスの旅)のおいしい店リストを更新するのを忘れていた。ちょいと手直ししつつアップ。アップ前に最新ミシュラン調べてみたら、「エレーヌ・ダローズ」は二つ星に上がったのね。二つ星とは思えないレベルだったけどなぁ…‥。
奇遇にも同じレストランにて
2003年02月09日(日) 9:14:01
昨晩は前からの約束で会食に出かけた。優子・響子は優子の同窓会ディナー。ボクは海外転勤してた友達の一時帰国ディナー。全く別々の会食だったのだが、その会場が奇遇にも同じフレンチ・レストランだったのである(!)
というわけで、お互いにお互いの夜を嫉妬することなく、平和な佐藤家キープ。良きかな。つか、病気の身にワインとフレンチは厳しい。最後の方はフラフラで家に帰ってすぐダウン。かなり堪えた。
アンドゥイエット
2002年10月06日(日) 22:58:45
表紙を秋バージョンに変えてみた。これはアンドゥイエットという内臓ソーセージ。豚の腸や胃を細切れにして羊の腸に詰め、時間をかけて茹で上げるフランスはシャンパーニュ地方の名物惣菜。口に入れるとその強い香りが耳まで届くかと思われるほど広がり、脳みそまでとろけそうになる。舌の上にしばらく乗っけ、目を閉じてうっとりしちゃうこと請け合いの個性強き名品である。
つか、もっと秋にふさわしい写真あった気がするけど、急にこれを食べたくなったので、これにしちゃった。
ジバラン会食
2002年02月14日(木) 9:06:43
昨晩はジバランの会食でフレンチ。
メイン料理のウサギを食べている途中でいきなり腹が下る。それからは続けざまにトイレ行き(デザートの4種類のソルベはしっかり食べたが)
食べている途中で下るのは久しぶり。ボクだけのようなので食あたりというよりは風邪かしら。とりあえず腹痛いので朝食はうどん。うひうひ。朝からうどん♪ ケガの功名?(違
「マッシュルーム」
2001年10月14日(日) 7:36:23
昨晩は宮崎のカルノさんを迎えて、家族と恵比寿「マッシュルーム」できのこ三昧。まっっっったく知らないきのこ、多かったなぁ。
今日は、家を一歩も出ず(いい天気なのにー!)、ジバランの最終校正と沖縄本文庫化の校正作業にいそしむ予定。いい天気だからせめて公園くらい子供と行きたいけどなーーー。よし、午前中思いっきりはかどったら、行こう!
どうした「コートドール」!?
2001年09月16日(日) 18:54:06
うーむ。ちょっと思い立って「コートドール」で食べてきたのだが・・・
あの、外れがないので有名な「コートドール」が・・・いったいどうしたんだ!!!
このまえの「アピシウス」といい、今回の「コートドール」といい、この楽しくなさは何だろう? もう期待むんむんで出かけているのに。ものすごく積極的に楽しもうとしているのに…。
あぁ、こんなに店にはずれている場合ではないのだ、財布の事情的に。
また貧乏生活がはじまる予感ぶりぶりな残暑の週末。




